わざわざ道頓堀の灯を消すなと最期に言いに来た社長。
夫婦のための情けだろうか。
いや、この社長だもの。たぶん、大事なのは天海天海の血……。
千代(杉咲花)が劇団を辞めないように説得するも、聞く耳を持たない灯子(小西はる)。夜、寬治が顔に痣をつくって、家に帰ってくる。灯子が劇団を辞めるのは、一平(成田凌)と何かがあり、居づらくなったからだと言い張る劇団員とのけんかが原因だった。千代は、そんなことはあるはずがないと信じなかったが、一平の様子が何やらおかしい。しまいには寛治が聞いたことは事実だと認める始末。千代は冷静さを失い、修羅場と化す……
(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
連続テレビ小説「おちょやん」第20週「何でうちやあれへんの」第97話
感想
まぁ、そうなるよね。自分の気持ちよりも、灯子を傷つけたことが許せないと言ったからには……。
御寮さんの母心
寛治) 信じられへん。僕、何のために殴られたんや。
だよね。
昨日からそう思ってた(笑)本日、唯一の笑いどころ。頑張った寛治。
この段階では、一平の土下座は「許してくれ」の土下座である。
しかし許さず、出て行った千代。
娘同然の千代、泣かせるようなことされてこのまま黙ってたら女が廃ります。
千代、あんたがその気なんやったらずっとここいててもええんやで。
どないしても許されへんいうねやったら、離縁しなはれ!
相変わらず千代推しの御寮さんだが……こういう時、実家がいつでも帰って来いと言ってくれるのは心強いよね。
稽古はちゃんとやるのかと…
夫婦仲の悪い夫婦役の芝居は散々で、団員みんなも巻き込まれる。
ここは意外だった。
私生活がどうだろうと、芝居は芝居でちゃんとやるのかと思っていた。
やはり、「立派な座長の女将」っぽさはここに至る伏線だったのか。
嫌や。あないな女の代わりなんかやりともない。
さんざん千代に世話になったくせに裏切るやなんて。
と、香里さんがかなり千代に感情移入しているのは意外だった。
この人が一平の相手になるのでは…とか思っていてごめんね。
社長の遺言
体調の悪い中、わざわざ、岡福までやってきて、千代と話をしてくれた社長。
今の新喜劇あんのはあんたのおかげや。
ほんまにおおきに。
と、千代に言い、一平に「道頓堀の灯を消すな」と言って去っていく。
なんと、情のある、夫婦を心配したお言葉か……。
と、この時は思っていたのだけれど。
まぁ、社長が灯子の妊娠を知っていたはずもないけれど。
ここはもう戦後。
跡継ぎに悩むような時代ではないとはいえ、天海家は大事な鶴亀喜劇の要。
こういう家は、現代でも血を絶やさないように頑張っているわけで……。
社長の言葉も、「千代のため」ではないかもしれないな。
最期までビジネスの鬼。
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【おちょやん】
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※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。
↑…テンプレだす…。
キャスト
竹井千代 – 杉咲花(子役期:毎田暖乃)
竹井テルヲ – トータス松本
竹井栗子 – 宮澤エマ
竹井ヨシヲ – 倉悠貴(子役期 : 荒田陽向)
岡田シズ – 篠原涼子
岡田宗助 – 名倉潤
岡田みつえ – 東野絢香(子役期:岸田結光)
岡田ハナ – 宮田圭子
富川菊 – いしのようこ
富川福松 – 岡嶋秀昭
富川福助 – 井上拓哉(子役期:松本和真)
かめ – 楠見薫
富士子 – 土居志央梨
節子 – 仁村紗和
玉 – 古谷ちさ
椿 – 丹下真寿美
ぼたん – 沢暉蓮
あやめ – 藤本くるみ
天海一平 – 成田凌(子役期:中須翔真)
初代 天海天海 – 茂山宗彦
須賀廼家千之助 – 星田英利
須賀廼家万太郎 – 板尾創路
熊田 – 西川忠志
大山鶴蔵 – 中村鴈治郎
高城百合子 – 井川遥
山村千鳥 – 若村麻由美
高峰ルリ子 – 明日海りお
小山田正憲 – 曽我廼家寛太郎
須賀廼家天晴 – 渋谷天笑
須賀廼家徳利 – 大塚宣幸
漆原要二郎 – 大川良太郎
石田香里 – 松本妃代
須賀廼家百久利 – 坂口涼太郎
宮元潔 – 西村和彦
宇野真理 – 吉川愛
若崎洋子 – 阿部純子
薮内清子 – 映美くらら
小暮真治 – 若葉竜也
片金平八 – 六角精児
守屋 – 渋谷天外
語り(黒衣)… 桂吉弥
スタッフ
◆制作統括 : 櫻井壮一、熊野律時
◆プロデューサー : 村山峻平
◆演出 : 梛川善郎、盆子原誠
◆脚本 : 八津弘幸
◆音楽 : サキタハヂメ
◆主題歌 : 秦基博「泣き笑いのエピソード」