この下の
Yahoo!テレビの「あらすじ」をだいぶ前に見て、何だかものすごくイヤな気分になったのだった。
一瞬、姫の跡継ぎと期待させた身で、登米には「おかえり」しないのに、「サヤカさんのように みーちゃんを受け入れる」ってなんなん?
(怒)…ってなったわけだけれど。
そこまでの話ではなかった(笑)。
ある日、気仙沼にサヤカ(夏木マリ)がやってきた。百音(清原果耶)は、登米でサヤカと過ごせたことへの感謝の気持ちを改めて伝える。サヤカは、誰が来ても受け入れて、いつでも行っておいでと送り出す人。百音は、未知(蒔田彩珠)にとってのサヤカのような存在になれないかと考えていた。翌日、百音は未知を誘って浜へ行く。そののち、百音は、幼なじみと久しぶりに再会する…
(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
連続テレビ小説「おかえりモネ」第24週「あなたが思う未来へ」第119話
感想
明日は最終回。で、たぶん、また夜落ち着くまでレビューは書けないと思うのだけれど、今日の分も書けていないので、とりあえず、一番率直な感想として昼間のツイートを貼っておきますね。(ツイートは生もの)
自ツイートのまとめ
結局、相手がどうとか地域がどうとかの問題よりも、このドラマは姉妹の物語だったのだなとよく分かった。最終回一個前。それと同時に、みーちゃんの苦しみを知った今、「母親」について考える。 #おかえりモネ
— くう (@kukucoo) October 28, 2021
認知症のおばあちゃんを中学生の娘1人に任せていたのか……と思ったけれど、お祖母ちゃんの認知症は津波を見たことで一気に進んだのだろうな。と推測(そうでなければ大人が悪い以外の何ものでもない話だし) #おかえりモネ
— くう (@kukucoo) October 28, 2021
亜哉子さんのトラウマでは生徒を残して一瞬帰ろうと考えたことが挙げられていたけれど、次女がこんなことでずっと動けず闇落ちしていたと知ったら、生徒のことどころじゃないわけで…これを知らずにここまで来れたのは、みーちゃんの優しさ以外の何でもない #おかえりモネ
— くう (@kukucoo) October 28, 2021
亜哉子さんのトラウマでは生徒を残して一瞬帰ろうと考えたことが挙げられていたけれど、次女がこんなことでずっと動けず闇落ちしていたと知ったら、生徒のことどころじゃないわけで…これを知らずにここまで来れたのは、みーちゃんの優しさ以外の何でもない #おかえりモネ
— くう (@kukucoo) October 28, 2021
いいとか悪いとかではなく、やはり朝ドラでは「破天荒な父さん」と「ちょっと毒気味な母さん」は健在なんだな、と思った #おかえりモネ
— くう (@kukucoo) October 28, 2021
永浦姉妹の物語であり永浦家の物語
朝ドラでは「いつもニコニコしていて優しげなのに、蓋を開けると結構無神経だったり依存症だったりする母」は多く(かか、とか、かか、とか、……)、亜哉子さんはそういう類ではないように見えるものの、家族の協力なしでは難しい「民宿」をやりたいと考えたり、「えっ」という部分はあった。
なにより、娘たちがちっとも母を頼っていなさそうな様子は、不思議ですらあった。
そして、最終的には長女は言うのである。
私、サヤカさんみたいになりたい。
誰が来ても受け入れて、いつでも「行っといで」って送り出す。
で、帰ってきたら「おかえり」って言ってあげる。
それって、本来は娘にとってはとても母親的な役割ですよね。
モネは母にそれを求めていないし、自分自身は妹にとっての母親的存在になりたいと思っている。
永浦家にとって、母とは一体どういう存在だったのだろうか。
とても薄いなぁ……と考えたところ、自らを「よそ者」と言っていた亜哉子さんが、とても「よそ者」に見えてきた。
あの日、この家に居たのは ばあちゃんだけだった。
それは、みーちゃんだけが背負う問題ではなかったのに、なぜかそうなってしまっている。
みーちゃんがここまで、永浦家の牡蠣のために尽くしてきた回想を見ていたら。
ばあちゃんが牡蠣であったことを思うと、本当に……呪いのようにすら見えてくる。
悲しくて、ちょっと泣いた。
永浦家とは、家族として決して一個体だったわけではなく、それは震災のせいでバラバラになったっわけでもなく、元からバラバラの集合体だったのだ。
けれども、では、家族って何なのかと考えると、どの家だって子供が成長すればそんなものだろうし。
震災は、中学生だった みーちゃんを無理やり家族から引き離した。
長い孤独。
「おかえり」するのは一体誰?
昨日も書いたけれど。
結局、これはモネがどこかへ「おかえり」されるわけではなくて、モネ自身が「おかえり」される場所になるという意味なのだろう。
それは島であっても、東京であっても。
そういう存在として認められるかどうかは、きっと個人の感想に寄るのだろうけれど。
私には、そういう存在になるにはまだまだ遠い気がしてしまうけれど。
明日はコロナ禍は迎えず、みんなそれぞれの場所で同じ空を見る。…で終わりそう。 #おかえりモネ
— くう (@kukucoo) October 28, 2021
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※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。
↑…テンプレだす…。
キャスト
永浦百音 – 清原果耶
永浦耕治 – 内野聖陽
永浦亜哉子 – 鈴木京香
永浦未知 – 蒔田彩珠
永浦龍己 – 藤竜也
永浦雅代 – 竹下景子
及川亮 – 永瀬廉
野村明日美 – 恒松祐里
後藤三生 – 前田航基
早坂悠人 – 髙田彪我
及川新次 – 浅野忠信
新田サヤカ – 夏木マリ
菅波光太朗 – 坂口健太郎
佐々木翔洋 – 浜野謙太
川久保博史 – でんでん
田中和久 – 塚本晋也
中村信弘 – 平山祐介
朝岡覚 – 西島秀俊
神野マリアンナ莉子 – 今田美桜
内田衛 – 清水尋也
野坂碧 – 森田望智
安西和将 – 井上順
沢渡公平 – 玉置玲央
高村沙都子 – 高岡早紀
井上菜津 – マイコ
鮫島祐希 – 菅原小春
語り… 竹下景子
スタッフ
◆制作統括 : 吉永証、須崎岳
◆プロデューサー : 上田明子
◆演出 : 一木正恵、梶原登城、桑野智宏、津田温子
◆脚本 : 安達奈緒子
◆音楽 : 高木正勝
◆主題歌 : BUMP OF CHICKEN「なないろ」