人は自分の好きな人や何となく信用できそうな人の話しか聞かないってことです。
大量の似顔絵やファンレター。
マモちゃん、やるな。
人は信頼できる人の言葉しか聞かない。
すごく分かる。
それを失うと、取り返すのはものすごく大変……。
弱音を吐く莉子（今田美桜）に、菜津（マイコ）は「人は、傷つく必要なんてない。どんな人でもいるだけでいい…」と伝える。その言葉に何か気づかされた莉子は、前向きな気持ちで、気象キャスターの仕事に取り組みはじめる。そんな莉子の変化を見て、百音（清原果耶）も安堵（ど）する。気づけば、菅波（坂口健太郎）が登米へ行く日が近づいていた。百音は自分が抱えてきた気持ちを電話で菅波にぶつけてしまい………
(上記あらすじは「Yahoo！TV」より引用)
連続テレビ小説「おかえりモネ」第17週「わたしたちに出来ること」第85話
感想
個人的には……莉子ちゃんに大きな欠点があるとすれば、それは「負け知らずの向こう見ずと失言」だな。
私も震災に遭えばもっと上手く出来るのに。とか、私も大失恋すればモテない人の気持ちが分かるのに。とか、私も貧乏だったらもっとみんなに寄り添えるのに。とか……
本人はそんなこと言ったつもりもなくてもそう聞こえてしまう。
そんな強気と無神経が溢れてしまうのかもしれない。
それは、莉子ちゃんの今なら「若さゆえの経験不足と無神経さ」で済む。もっと年取ったら誰も相手にもしてくれなくなる。
その前に……
朝岡さんは考えたのかも。
「人の痛みが分かる人……とは」
人は傷つく必要なんかない
神野さんもモネちゃんも私から見たら十分すごい。
でも、そういうところにいない人もいるって時々思い出してくれるといいな。
「傷ついて本当に動けなくなってしまう人」
が、まさに宇田川さんなんだよね。
いや。
体験的には、人間だ誰でも何かしら傷ついて生きていると思う。
しかし莉子ちゃんはそういったことに鈍感なタチなよう。
朝岡さんはそれにも気づいている。
そして、莉子ちゃんはやはり賢かった。ちゃんと気づいた。
反省できる人は成長できる人だよ。
私、ちょっと分かってきた。
何もないなら…、何もないなりに考えるわ。
世の中にはどういう人がいるのか。
ものすごくつらい経験をしている人がいるのかもしれない。
何か事情があって動けなくなっている人がいるのかもしれない。
そういう人たちが私を見てるんだって。
一生懸命考える。
私の強みは考えることだと思う。
マモちゃんエキスパート
情報は正確でなければならない。
それはもはや基本です。
ではその次は？
どう伝えるかです。
私たちは全員伝えるエキスパートを目指すべきだ。
それはウェザーエキスパーツの主義なのか……朝岡さんの主義なのか。
まぁ、研究だけではなく、テレビカメラの前に立てということでもなく。
ただ「伝えて」という意味だとは思うけれど。
でもね、人間の情報処理能力には限界があるんで、どうしても受け取り側の経験や価値観に左右される。
人は自分の好きな人や何となく信用できそうな人の話しか聞かないってことです。
と言ってマモちゃんファンレター出してきたのは最高の演出だったな。
だから、信用される人になってください。
大事なことだよね……。
その結果の莉子ちゃん
その結果、その日の莉子ちゃんの放送は……
「皆様のお住まいの地域はどうでしょうか？九州南部では菜種梅雨といって長雨が続いてお花見どころではないですね」
「また東北地方は朝晩の冷え込みから霜の被害も出ているようです。葉物野菜を育てていらっしゃる農家の方は気落ちされているかもしれません。少しでも収穫できるといいんですが。」
「来週には九州は晴れて東北の冷え込みも緩みそうです。」「そして季節の変わり目は寒暖差が大きいので体調管理、難しいですよね。調節しやすい服装でお過ごしください。」
モネはこれを絶賛していたけれど、個人的には、ちょっとナーバスな気持ちになった……朝から……。
朝から全国各地の悲しいお知らせを箇条書きで聞かされ続けた気分(笑)
モネがここに入ったばかりの頃、水遊びの楽しさを伝えるか水の事故の多さについて伝えるかという下りがあったはず。
今日はまさに、その暗い堅いネガティブな方ばかり聞かされた感じ。
お天気コーナー……人が帰ってくるといいね……。
ぶっちゃけ、何度も書くけれど、朝岡さんが去って莉子ちゃんの視聴率が悪く、内田くんにはファンがつくというのはね、やっぱり主婦時間だからだと思う………(身も蓋もない意見ですいません……)
ちなみに、私、個人的には、変な演出はなくリポーターの俺語りもなく、淡々とお天気を伝えるNHKの5分間くらいの天気予報が一番好きです。予報士は別に見ない。知りたいのは洗濯もの出したまま仕事に行けるかどうかだけ。
僕は全部取ります
そして今日のハイライトである。(そこな)
来月から登米に行ってしまうのに、今日はもう26日らしい。
あと4日。
でも、
怒ってません。
仕事で忙しい人に、頑張ってる人にそんなことしたくないです。
と言う所がものすごく偉い。
そうなのよね。
仕事と私とどっちが大事？とか思っているわけではないんだよね。
もっと大きな、どうしようもないことに怒っている。いや……モヤモヤしている。
私、やっぱりいつか地元にね島に帰って何か自分にできることがしたいんです。
菅波先生にはもう、それが出来る。キャリアと経験と信用がある。だから行ってしまう。
でも、自分はまだそこに追いつけない。ここで修業と信頼を積むしかない。
一緒に行けない……何もできない。そういうこと。
それをきちんと受け止めてくれる #俺たちの菅波 である。
取れたし。
結論から言うと、大丈夫です。
今後何を投げられても。
あなたが投げるものなら、僕は全部 取ります。
はい……唱和しますよ。
……。
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※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。
↑…テンプレだす…。
キャスト
永浦百音 – 清原果耶
永浦耕治 – 内野聖陽
永浦亜哉子 – 鈴木京香
永浦未知 – 蒔田彩珠
永浦龍己 – 藤竜也
永浦雅代 – 竹下景子
及川亮 – 永瀬廉
野村明日美 – 恒松祐里
後藤三生 – 前田航基
早坂悠人 – 髙田彪我
及川新次 – 浅野忠信
新田サヤカ – 夏木マリ
菅波光太朗 – 坂口健太郎
佐々木翔洋 – 浜野謙太
川久保博史 – でんでん
田中和久 – 塚本晋也
中村信弘 – 平山祐介
朝岡覚 – 西島秀俊
神野マリアンナ莉子 – 今田美桜
内田衛 – 清水尋也
野坂碧 – 森田望智
安西和将 – 井上順
沢渡公平 – 玉置玲央
高村沙都子 – 高岡早紀
井上菜津 – マイコ
鮫島祐希 – 菅原小春
語り… 竹下景子
スタッフ
◆制作統括 : 吉永証、須崎岳
◆プロデューサー : 上田明子
◆演出 : 一木正恵、梶原登城、桑野智宏、津田温子
◆脚本 : 安達奈緒子
◆音楽 : 高木正勝
◆主題歌 : BUMP OF CHICKEN「なないろ」
