でも先生。これは……。
自分が救われたから?
いや、もう……まさにソレじゃ……。
全部、計画通り。
俺たちの菅波の恋愛成就をこんな複雑な気持ちで見ることになるとは。
耕治(内野聖陽)の帰りを待つ間、百音(清原果耶)は菅波(坂口健太郎)に、未知(蒔田彩珠)の研究スペースを案内する。そこで2人の仕事について語り合っていると、泥酔した耕治が帰ってきた。「将来を誓い合う2人がする会話か」と文句を言いながらも、いつの間にか百音・菅波・耕治の3人でこれからの仕事について話し合う。そして菅波は改めて自分たちの将来について話す。それを聞いた耕治と亜哉子(鈴木京香)は……
(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
連続テレビ小説「おかえりモネ」第24週「あなたが思う未来へ」第117話
感想
そして、おかえりモネ界についにコロナがやってきた。春にまた 、こっちに来る。
そしたら一緒に行きましょう。
フラグですか?
もう来れないよ。
閉鎖された半島に送り込まれた菅波がゾンビに囲まれて逃げ場がなくなるSeason2の予告待ち。(いや、それは違うドラマ…)
親父
あ、インフォメに書くのを忘れてしまいましたが。
俺はよ、ただモネちゃんが幸せならそれでいいんだよ。
じいちゃんが孫娘に思うごどなんてそれだげだ。
と龍己さんは言う。
そうだよね。
祖父母はそうだよ。
親だって。
菅波先生だったら、全く引っかかるところは無いと思うよ。
今のスガナミは対人能力もあって穏やかだし。
ドラマ的には職業に拘らないご両親だろうけれど、一般的に考えたって「お医者様」だし。
来ることを知っていて逃げている耕治は、ちょっと大人気なくて無礼。
ここは銀行員らしさで頑張ってほしかった。
まぁ……
亜哉子さんに「帰ってたの!?」って言われた時の「帰った」って、怒られた子どものような顔は可愛かったけれど(笑)
「仕事」の話
地域医療の新しい形を考えたい。
地域か、都市部か、どっちかを選ぶんじゃなくて、その2つは両立するはずで。
という菅波先生を
じゃあ、いつか登米の診療所にいた時みたいにこっちにもそんな場所が見つけられたらいいですね!うちの会社とも連携して、災害時の避難とか気候に合わせた体調管理なんかも先生と協力してできたら……。
と、ガンガン自分の仕事計画に巻き込んでいくモネである。
そこには、菅波先生自身の研究や将来の話は全く考慮されていないのだった。
菅波先生が「生きる土地」についても……・。
それでも、牡蠣の仕事にこれから携わろうという耕治の意見を
いいですね。
業種を超えて力を借りるっていうのはいい方法だと僕も思います。
違う分野をつなげることでできることも広がったりしますしね。
と、明るく推していく菅波。
みんな、それぞれの場所で持でる力を発揮すれば案外全体がうまぐいぐ。
……ということで、
では、お父さんがそういう考え方なら、僕らの……百音さんと僕の、このそれぞれが違う場所で違う仕事をしながら、いずれ一つの目標に向かうっていうイメージを共有してもらえませんか?
まで持って行くことができた菅波先生。
ん?つまり……
リモート結婚ではなく、とりあえずはリモート婚約?
簡単じゃないだからやるんだっていうのがとても響いて。
仕事もそうですが、百音さんとのことも2人で乗り越えていきたいと思っています。
見守ってもらえないでしょうか?
モネの涙
みーちゃんから、りょーちんの話を聞いて喜びに震えるモネである。
でも先生。これは……。
自分が救われたから?
だと思いますよ。
妹のために喜んでいる……というより、悪いけれど私には、妹からの拒絶が解けたから。のように思えてしまう。
全ては、あの16週、みーちゃん東京来襲編のせいである。
みーちゃんには菅波先生にあんなこと言ってほしくなかったし。(謝罪はしたのかな??あれ。)
りょーちんはモネに告白のような事はしてほしくなかった。(そんな設定要らなかった。)
モネは一体、なぜ島に帰って来たのだろう。
それは「ここに居づらくなった自分」の過去を回収して、良いヒロイン位置を獲得するため。
……のように私には見えてしまっているのね。あの時から。
そこにもう「復興」や「地域の分断」などのイメージはなく。
ヒロイン個人のトラウマ回収のようにしか見えないのだった。
別に、ドラマとは個人の物語なのだから、それでいい。
でも、菅波先生は?
このリモート婚約は、本当に菅波先生の本意なのだろうか。
私は先生じゃないと駄目だから。
が、ヒロインの良いように使われているように見えてしまう。怖さ。
感染症
そして、お天気……とは無関係なパンデミックに襲われる日本。
これが最後の方に来るんだろうな、とは予測していたものの、こんな形で来るなんて。
モネさまは、この禍で、地元からのリモートワーク先駆けとなるわけである。それは知っていた。
けれども、このリモートカップルに関してはどう片付くのだろう。
離れて生きること。
無事を確かめる術がリモートであること。
相手が医療従事者であること。
これをヒロインが後悔する展開は……
何だか来なそう。
リモートだったら人間、いくらでも装えるし。
何なら、死んだことにすら気づかずに過ごせてしまう。
それでも、私は地元に貢献する。
……って言えるほどの何かがあるわけでもなさそうだ。
どうまとめるのだろう。
本当に「きれいごと」になっちゃいそう……。
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【おかえりモネ】
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※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。
↑…テンプレだす…。
キャスト
永浦百音 – 清原果耶
永浦耕治 – 内野聖陽
永浦亜哉子 – 鈴木京香
永浦未知 – 蒔田彩珠
永浦龍己 – 藤竜也
永浦雅代 – 竹下景子
及川亮 – 永瀬廉
野村明日美 – 恒松祐里
後藤三生 – 前田航基
早坂悠人 – 髙田彪我
及川新次 – 浅野忠信
新田サヤカ – 夏木マリ
菅波光太朗 – 坂口健太郎
佐々木翔洋 – 浜野謙太
川久保博史 – でんでん
田中和久 – 塚本晋也
中村信弘 – 平山祐介
朝岡覚 – 西島秀俊
神野マリアンナ莉子 – 今田美桜
内田衛 – 清水尋也
野坂碧 – 森田望智
安西和将 – 井上順
沢渡公平 – 玉置玲央
高村沙都子 – 高岡早紀
井上菜津 – マイコ
鮫島祐希 – 菅原小春
語り… 竹下景子
スタッフ
◆制作統括 : 吉永証、須崎岳
◆プロデューサー : 上田明子
◆演出 : 一木正恵、梶原登城、桑野智宏、津田温子
◆脚本 : 安達奈緒子
◆音楽 : 高木正勝
◆主題歌 : BUMP OF CHICKEN「なないろ」