みーちゃんは島でずっと生きるのだと思っていた。
東京に縁はあった。
モネの地元へのこだわりが強すぎると思っていたけれど、みーちゃんが出ていくという選択肢もあったのか。
地方と東京の垣根をなくす。そういう仕掛け。
２０１９年１１月、水産関係の交流会で未知（蒔田彩珠）が、大勢の前で研究発表をしていた。そんな姿を、百音（清原果耶）は誇らしく見つめる。交流会後、大学教授の金子（遠山俊也）から百音は、未知に大学で一緒に研究をしないかと誘っていることを聞く。同じころ、永浦家では龍己（藤竜也）と耕治（内野聖陽）が、今後のかき養殖について話していた。そんなある日、百音の前に、一人の中学生の女の子（伊東蒼）が現れて………
(上記あらすじは「Yahoo！TV」より引用)
連続テレビ小説「おかえりモネ」第21週「胸に秘めた思い」第101話
感想
以前から、みーちゃんは研究したいなら大学へは行くべきだと思っていた。今の環境も十分に研究できそうではあるけれど、大学へ行けばもっと視野が広がる。研究のための設備は万全。
この人の場合は、院まで出て博士にもなれそう。
しかし……
そういうのを全て心から捨てて、島への思いでここに居るんだよね。
東京、苦手だし
あーー。「東京」を知らない人ほどイメージでそういうこと言うんだ。
田舎から義両親が出て来た時も、「東京は疲れる」と言っていた。(我が家は東京ではない。一応首都圏だけれど周りは畑と倉庫だらけ。)
彼らにとっては電車の中から見る風景や乗り換え駅の混雑っぷりが「東京」のイメージなのだ。歩いているだけで疲れる混雑……それは分かる……。
……という話だけではなく。
みーちゃんにとっては「東京」は、菅波という初対面の人物に向かって失態をしてしまった場所。
それだけで、もうトラウマよね。
そして、当然、「自分が守る」気持ちでいた実家からも島からも、そして、りょーちんからも離れたくない……。
でも。
そっと東京国際海洋大学のAO入試を確認したりしている。
やる気は、ある。
姉は東京から故郷へ。妹は島から東京へ。その垣根を外してフラットにしていく役割。
来るべきコロナに備えて。
何で帰って来たのか
俺、今日、出先で困っちゃったよ。
モネのごどで。
「お宅のお嬢さん、せっかぐ東京でテレビ出でだのに何で帰ってきたんですか？東京で何かあったんですか？」とか何とかしつこぐ聞がれちゃってさ……。
親である耕治が「なんで帰って来たの」を今さら言うのか……。と思ったけれど、結局、モネの方が親には何も言わずにここに居続け、親の方は戸惑っている部分はあったということなのね。
以前、私が親だったら「東京で何かあったのか」と心配するけどな、と書いたけれど、耕治・亜哉子夫妻も実はそうだったわけだ。
平気そうに装いながら、ここまでは様子見していたわけなのね。
何も語らず受け入れる系、みたいな綺麗ごとではなかった。
やっぱり安達脚本に不安は無しだったな…。
耕治も転機かな……
じいちゃんは牡蠣棚を減らすという。
その話を聞いた時の耕治の顔。
本店営業部の部長として、4月から栄転で仙台単身赴任が決まった耕治。
銀行を辞めるとしたら、それも今。
継ぐ気なのか……。
そして繰り返す
伊東蒼ちゃんのいでたちに『空白』観た人にしか分からない悲しみがある….｡oO #おかえりモネ
— くう (@kukucoo) October 4, 2021
ラジオ局を覗いていた中学生・あかりは学校をサボっているらしい。
あの……。
永浦さんは、どうして気象予報士になろうと思ったんですか？
この子もきっと、何かしら「何もできなかった」思いを抱えているのかも。
そして今度はモネが あかりの家庭教師をするのかな。
親から子へ、先輩から後輩へ、年寄りから若者へ……
繰り返していくのもまた命と同じ。
そして、コロナ禍が近づいてくるこの時期。2019年。
地方の分断はどう描かれるのか。
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【おかえりモネ】
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※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。
↑…テンプレだす…。
キャスト
永浦百音 – 清原果耶
永浦耕治 – 内野聖陽
永浦亜哉子 – 鈴木京香
永浦未知 – 蒔田彩珠
永浦龍己 – 藤竜也
永浦雅代 – 竹下景子
及川亮 – 永瀬廉
野村明日美 – 恒松祐里
後藤三生 – 前田航基
早坂悠人 – 髙田彪我
及川新次 – 浅野忠信
新田サヤカ – 夏木マリ
菅波光太朗 – 坂口健太郎
佐々木翔洋 – 浜野謙太
川久保博史 – でんでん
田中和久 – 塚本晋也
中村信弘 – 平山祐介
朝岡覚 – 西島秀俊
神野マリアンナ莉子 – 今田美桜
内田衛 – 清水尋也
野坂碧 – 森田望智
安西和将 – 井上順
沢渡公平 – 玉置玲央
高村沙都子 – 高岡早紀
井上菜津 – マイコ
鮫島祐希 – 菅原小春
語り… 竹下景子
スタッフ
◆制作統括 : 吉永証、須崎岳
◆プロデューサー : 上田明子
◆演出 : 一木正恵、梶原登城、桑野智宏、津田温子
◆脚本 : 安達奈緒子
◆音楽 : 高木正勝
◆主題歌 : BUMP OF CHICKEN「なないろ」
