NHK朝ドラ【おかえりモネ】第39回 (第8週 木曜日) 感想

それをしゃべる相手が…。
話す相手がいないんだ。

本当だったら、一杯飲みながら一緒に親バガだなって言い合える美波がいないから……。

何だろうな……それで気付いだら家があったどご戻ってた。

子どもの成長を喜び合う相手がいないとか。

まだ20歳じゃないから飲めないとか。

とことん対比する。

失った家と、失っていない家。

ひとまず永浦家に連れられてきた新次(浅野忠信)は、耕治(内野聖陽)や亜哉子(鈴木京香)、龍己(藤竜也)の前で、長い間抱えてきたどうにもならない苦しさを吐露する。離れてその姿を見ていた百音(清原果耶)や未知(蒔田彩珠)。すると、そこに、突然亮(永瀬廉)が現れ、父の苦悩を聞いたことで、ある行動をおこす………

(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
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連続テレビ小説「おかえりモネ」第8週「それでも海は」第39話

NHK朝ドラ『おかえりモネ』感想

感想

俺は立ぢ直らねえよ。
絶対に立ぢ直らねえ!


それでもね、いいと思うんだ。

忘れる必要はない。
留守録も消さなくてもいいじゃない。

時間が解決しないこともある。

メカジキ50本


いや 、そういう中でね、うれしいごどがあったんです。

昨日、病院から帰ったら連絡があってね。

船に乗ってる亮がらメカジキ50本揚げだって。もう、それがすんげえいい声で。

明日港に戻っから、おやじ見に来てよって。何だよ、ガギじゃあるめえしって思ったけど…。

その、言ってるこどガギなのに、その声がもう子供じゃながったのが俺はものすごぐうれしくて…。

もしかしたら、俺に似で筋がいいんじゃねえがなと思って……。

それをしゃべる相手が……。
話す相手がいないんだ。



息子の成長すら苦しみの対象になる。

何を勝手なこと言ってるんだよ。とか、いい加減立ち直れよ!とか、絶対に言えない状況なの、ずるい。

だって、亮くんが聞いてしまっている。


母がいない寂しさを慰めるために、一生懸命生きている亮にも報われることは何もない。


だから、父が大事にしている、母の声が遺る携帯を握りしめて壊そうと……

できるわけがないよね。

誰も悪くない。
何度も言うけれど。

生きている者は生きるしかない。


永浦家では、娘の一人は就職し、新しい道を見つけて歩き出している。

下の娘は学業優秀に育ち、地元の水産試験場に高卒で入職する。

女の子二人だから、振袖も買ってやりたくて。

家業もそれなりに立ち直りつつある。

二十歳の娘の祝いには酒を送った。

愛情あふれる家族。


まだ二十歳にならない亮は酒も飲めないという。

何もかも失った家。

対比が辛い。

仲間


新次……亜哉子以外の誰が言っても病院なんか行こうとしながったと思う。

俺の言うごどは絶対に聞がないだろうし。

だがら本当に助かった。


と、亜哉子さんに礼を言う耕治。

幼なじみ3人だけの問題にしないでよ。
私は仲間外れ?



ああそうか……

だから亜哉子さんだったのか。

地元の人が何を言っても、やろうとしても、新次は受け入れることはなかった。それは「意地」や「卑屈」。

そして、亜哉子さんもここでどうしても世話したかったんだな。

幼馴染に加わるために。

人間関係は、複雑な方がよく回る。

 

 

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※朝ドラレビューは基本的に簡単感想で。
※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。
…テンプレだす…。

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キャスト

永浦百音 – 清原果耶

永浦耕治 – 内野聖陽
永浦亜哉子 – 鈴木京香
永浦未知 – 蒔田彩珠
永浦龍己 – 藤竜也
永浦雅代 – 竹下景子

及川亮 – 永瀬廉
野村明日美 – 恒松祐里
後藤三生 – 前田航基
早坂悠人 – 髙田彪我

及川新次 – 浅野忠信

新田サヤカ – 夏木マリ
菅波光太朗 – 坂口健太郎
佐々木翔洋 – 浜野謙太
川久保博史 – でんでん
田中和久 – 塚本晋也
中村信弘 – 平山祐介

朝岡覚 – 西島秀俊
神野マリアンナ莉子 – 今田美桜
内田衛 – 清水尋也
野坂碧 – 森田望智
安西和将 – 井上順

沢渡公平 – 玉置玲央
高村沙都子 – 高岡早紀
井上菜津 – マイコ
鮫島祐希 – 菅原小春

 

語り… 竹下景子

スタッフ

◆制作統括 : 吉永証、須崎岳
◆プロデューサー : 上田明子
◆演出 : 一木正恵、梶原登城、桑野智宏、津田温子
◆脚本 : 安達奈緒子
◆音楽 : 高木正勝
◆主題歌 : BUMP OF CHICKEN「なないろ」

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