109話で父を、110話で母を、この2日間で描く。嵩の生い立ち集大成。
エピソードはともかく……良い企画だったのでは。
ある日、嵩(北村匠海)にファンレターをくれた小学生の佳保が、祖父の砂男(浅野和之)と柳井家にやってくる。笑顔で迎えるのぶ(今田美桜)と嵩だったが、ニコリともせずに辛辣な言葉を投げる佳保に、2人はタジタジに。佳保が映画の話などで蘭子(河合優実)と意気投合する中、砂男はのぶと嵩に佳保のつらい出来事を話し、嵩の詩集に救われたと感謝を伝える…(109話)
のぶ(今田美桜)と嵩(北村匠海)は引っ越しをして羽多子(江口のりこ)と同居生活を始める。そんな中、電話に出た羽多子が、嵩に来たラジオドラマの脚本の大至急の依頼を受けてしまう。焦る嵩にのぶが謝ると、嵩は何かを思い出し、ある絵を取り出す。嵩が語るストーリーに引き込まれたのぶは、子どもとお母さんの話だからと書くことをためらう嵩の背中を押す。翌日、嵩が書き上げた『やさしいライオン』がラジオから流れる(110話)
あらすじ は 公式サイトより引用
連続テレビ小説「あんぱん」第22週「愛するカタチ」第109・110話感想

感想
仕事が忙しくて書かずに週をまたいでしまって、待っていてくださった方は申し訳ありません!
でも簡単感想で。
のぶ、父を語る
「やないたかし先生、はじめまして。私は小学四年生の中里佳保です。やない先生の詩の一言一言にとてもとても感動しました」
という小学生女子からのファンレターを受けて、文通を始めた嵩。
その佳保ちゃんが突然、嵩の家に訪ねてくるという……いや、アポは取ってね?というぶしつけ案件。
その上、この佳保ちゃん(連れてきたお祖父ちゃんも)、すこぶる失礼な性格だった。
佳保ちゃん、来てくれたんだ。さあ入って。そんなに硬くならないで。
いや…家があんまりボロだから固まってただけ。
佳保ちゃん役は、のぶ子役時代の永瀬ゆずなちゃん。
何か、のぶの子役時代の時より大きくなったよね……。
『カナカナ』の時はあんなに小さかったのに……子役の成長、早い。
私、テレビに出てる人は御殿みたいなおうちに住んでると思ってた。やない先生はたくさんお仕事してテレビにも出てるのに何で?
驚いた?嵩さんはね、ここで詩を描いて漫画も描くの。狭いながらも楽しい我が家よ。
ふ~ん。
いえ、引っ越しを検討しております。
たった今そういう気分になったので。
佳保ちゃんのおかげで、あっちゅー間に引越しが決まった。
実は、あの子は最近つらいことがあったんです。
あの子の大好きな父親が少し前に亡くなりましてね。
しばらくは泣いてばかりおりましたが、ある日偶然あなたの詩集を読んで、少しずつ元気になって…。
父親を亡くして以来、外に出かけたいとあの子から言いだしたのはこれが初めてなんです。
と、お祖父さんから聞かされるのぶ。
嵩さんも私も佳保ちゃんの気持ち、分かります。
嵩さんも私も佳保ちゃんくらいの時に父親を亡くしてるんです。
私もあの時、嵩さんの絵に救われました。
嵩さんの絵や言葉は不器用に見えるけどあったかくて。
いつも心のどこかに寄り添ってくれて…。
嵩さんの作るものにはいろんな人との出会いや別れが詰まっているからなのかもしれません。
何か少しでもお役に立てたのならあの詩集を出してよかったです。
そうね……。
佳保ちゃんがのぶだった頃、のぶのお父さんが亡くなったんだよね(ややこしい)。
嵩はあの頃から傷ついた人に寄り添ってきた……という話だった。
(でも、どんなに悲しいことがあっても失礼な態度は良くないぞ)
嵩、母を語る
佳保ちゃんのボロ屋発言に思う所があったのか、金曜にはもう引っ越している嵩。
一軒家ではなく、マンションにしたらしい。
羽多子さんも呼び寄せているのに、マンションにした狙いはよく分からない。
時代的に「マンション」というものの出始め?
さて、同居した羽多子さんが電話で急ぎの仕事を受けてしまい(嵩に聞きもしないで受けるなんてことある?!)、慌てて取り組むことになった嵩。
心配する のぶに嵩は言うのだった。
前に短いラジオドラマを書いたんだ。
それをアレンジしたらいいんじゃないかなと思ったんだけど…。
ちょっとのぶちゃん、聞いてくれる?
あ、うん。
タイトルは「やさしいライオン」。
母親を失った赤ちゃんのライオンと、子供を失ったお母さん犬の話なんだ。
「ライオンの名前はブルブル。いつも震えていたから。
犬の名前はムクムク。むくむく太っていたから。
ムクムクはブルブルを大事に育てたんだ。
ブルブルは見た目はライオンだけど、まるで犬のように鳴いて犬のように跳びはねるんだ。」
しかしブルブルはライオンなのでムクムクよりも大きくなり、やがてサーカスに売られてムクムクのことを忘れてしまう。
ある夜、ムクムクの子守唄を聞いてお母さんを思い出したブルブルは、折から抜け出して撃たれてしまう……。
そんな話。
残酷な結末だよね。
いつかこのドラマの続きを書きたいと思っていたんだ。
でも…書いていいのかな…。
ためらってるの?
子供とお母さんの話だから?
うん。
僕には2人母さんがいるだろ?
育ててくれた伯母さんと…。
本当のお母さん。
あの2人がこのドラマを聴いたらどう思うかな…。
傷つくんじゃないかな…。
えっ……。
嵩は千代子さんのことを「もう一人のお母さん」だと思っていたの?
そう思えるシーンが一度もなかったけど。
そして、今現在も千代子さんはどういう扱いなの。連絡くらいはしているの?
千尋を失くしても千代子さんは一人。
嵩と仲良く暮らしていた時代が存在していたとは思えない。
ラジオドラマは、ブルブルが一人で死ぬシーンではなく、ムクムクと抱き合って死んだというシーンに書き換えられていた。
「雪の丘の上にブルブルの足跡がつづいていました。でも不思議なことに丘のなかほどで足跡はぷっつりと見えなくなっていました。その夜のこと、年寄りの犬を乗せたライオンが飛んで行くのを見たという人が何人もいました」
パトラッシュ……。
この話を千代子さんが泣きながら聞いているシーンは印象的。
嵩、羽多子さんだけじゃなくて、千代子さんも呼び寄せた方がいいのでは……。
ところで「みるはち」では、あなたのベスト朝ドラ投票所 をリニューアル。よろしければぜひ。
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あんぱん キャストとスタッフ
キャスト
若松(朝田)のぶ – 今田美桜(子役期 : 永瀬ゆずな)
柳井嵩 – 北村匠海(子役期 : 木村優来)
朝田結太郎 – 加瀬亮
朝田羽多子 – 江口のりこ
朝田蘭子- 河合優実
朝田メイコ – 原菜乃華
朝田釜次 – 吉田鋼太郎
朝田くら – 浅田美代子
原豪- 細田佳央太
柳井登美子 – 松嶋菜々子
柳井清 – 二宮和也
柳井千尋 – 中沢元紀
宇戸しん – 瞳水ひまり
柳井千代子 – 戸田菜穂
柳井寛 – 竹野内豊
若松次郎 – 中島歩
若松節子 – 神野三鈴
辛島健太郎 – 高橋文哉
小川うさ子 – 志田彩良
田川岩男 – 濱尾ノリタカ(子役期:笹本旭)
今野康太 – 櫻井健人(子役期:中村羽叶)
山下実美 – ソニン
黒井雪子 – 瀧内公美
座間晴斗 – 山寺宏一
貴島勝夫 – 市川知宏
屋村草吉 – 阿部サダヲ
八木信之介 – 妻夫木聡
神野万蔵- 奥野瑛太
馬場力 – 板橋駿谷
目黒新 – 日高由起刀
島仙吉 – 横田栄司
粕谷将暉 – 田中俊介
東海林明 – 津田健次郎
小田琴子 – 鳴海唯
岩清水信司 – 倉悠貴
薪鉄子 – 戸田恵子
世良則雄 – 木原勝利
いせたくや – 大森元貴
手嶌治虫 – 眞栄田郷敦
白鳥玉恵 – 久保史緒里
語り – 林田理沙
あんぱん スタッフ
◆放送期間 : 2025年3月31日 ~ 2025年9月 日(予定)(全130回)
◆制作 : NHK(AK)
◆平均視聴率 : %
- 脚本 – 中園ミホ
- 音楽 – 井筒昭雄
- 主題歌 – RADWIMPS「賜物」
- 制作統括 – 倉崎憲
- プロデューサー – 中村周祐、舩田遼介、川口俊介
- 演出 – 柳川強、橋爪紳一朗、野口雄大、佐原裕貴、尾崎達哉
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