「私な、貴司君にとって何でも話せる幼なじみのままでおりたいねん」
舞ちゃん、そんなこと言っていて大丈夫?
この彼女、妻にでもなったら「私の先生」と幼馴染みの接触なんて許してくれへんで……。
物産展の景気づけで酔いつぶれ、岩倉家に泊まった五島のさくら(長濱ねる)。舞(福原遥)、めぐみ(永作博美)に翌日、朝食までごちそうになり、3杯目のお代わりをする。舞が仕事を終わらせ、物産展へ貴司(赤楚衛二)と行こうとデラシネを訪ねると、貴司は出版社の編集者・リュー北條(川島潤哉)に新作の短歌を見せていた。しかし北條は、それらにダメ出しをする…
Yahoo!テレビ より引用
連続テレビ小説「舞いあがれ!」第19週「告白」第91話
感想
社会への燃えたぎるような怒りとか?
は、貴司くんにはなさそうだよな。
実際は……燃えたぎる何かはあるのかも知れないけれど。
ドロドロしたやつね。
梅津さんはさ、そこらの人とは違う人生を歩んできたわけでしょ?会社辞めちゃって放浪してさ。
その時の絶望とか社会への燃えたぎるような怒りとか?そういうのも書いてよ。
燃えたぎるような怒りは……ないです。
あるでしょうよ。
なくても書けばいいんだよ。フィクションで。
芸術ってのは虚構だから。
社会からドロップアウトした若者の心の叫び!
ね?みんなそういうの読みたいんだよ。
ドロドロしたやつね。
会社を辞めて、家族にも黙ってスナフキンになっていたことは、世間的に見れば「そこらの人とは違う人生」だろうけれど。
だからと言って、燃えたぎるような怒りを持っているとは限らないよな……。
そもそもドロップアウトして燃えたぎるような怒りを持っていたら、静かに短歌を書いたりしてないんじゃないのかな。……もっと、危ない方向に行きそう……。
それに、ドロドロした怒りがなくて美しく静かだから受賞したんじゃないの?
このリュー北條は貴司くんの歌のどこが気に入って担当になったのだろう。
歌集を世に出すということは、賞にチャレンジする以上に苦しいことなのですね。
— 朝ドラ「舞いあがれ!」 (@asadora_bk_nhk) February 10, 2023
リュー北條さんからの難しい宿題、貴司くん…こなせるやろか…#赤楚衛二 #川島潤哉 #朝ドラ #舞いあがれ pic.twitter.com/jf5ReeRY7h
お言葉ですが……。
梅津先生の短歌は淡いところが素晴らしいんです。
世の中の醜さにあえて背を向け、小さな美しいものに希望を見いだしておられるんです!
この秋月さんの解釈を貴司くんがどう思うのか。
「淡いところが素晴らしい」は的確なのかもしれないけれど、「世の中の醜さにあえて背を向け、小さな美しいものに希望を見いだして」……に関しては、どうなのかしらね。
「あえて背を向け」ているのではなくて、逃げているのかもしれないね。
明日までに10首と言われて、舞ちゃんとの物産展デートに行けなくなった貴司くん。
お土産買うてくるな。
と笑顔で出かける舞ちゃんを秋月さんが睨んでいます。恐ぇわ……。
ホンマの気持ちに向き合った方がええ
物産展は大成功。
一太の告白は百花さんの気持ちを掴んで、スルスルと成功。
自分の気持ちを正直にぶつけた一太。
それに引き換え……ということなのかしら。
久留美ちゃんは言うのだった。
ホンマの気持ちに向き合った方がええ。
貴司くんのこと好きなんやろ?
ここで、ちょっと驚きの事実が発覚するのよね。
私な、貴司君とは友達でおりたいねん。
もし告白してしもたら今の関係には戻られへんやんか。
柏木さんのこと覚えてる?
もしつきあってなかったら……柏木さんと今でも友達やったと思う。
けどつきあって。
もう二度と大事な友達には戻られへんようになってしもた。
私な、貴司君にとって何でも話せる幼なじみのままでおりたいねん。
舞ちゃんが貴司くんに対して引いた姿勢でいたのは「鈍感」でも「ヒロインらしい遠慮」でも、あざとさでも何でもなく……
臆病だったんだね。
自分の気持ちは、ちゃんと分かっていた。
でも、言えない。
ただの女の子だったのねぇ……。
という切なさはあった。
舞いあがれ! キャストとスタッフ
キャスト
岩倉舞 – 福原遥(子役期:浅⽥芭路)
岩倉浩太 – 高橋克典
岩倉めぐみ – 永作博美
岩倉悠人 – 横山裕(子役期:海老塚幸穏)
才津祥子 – 高畑淳子
梅津貴司 – 赤楚衛二(子役期:齋藤絢永)
梅津勝 – 山口智充
梅津雪乃 – くわばたりえ
望月久留美 – 山下美月(子役期:大野さき)
望月佳晴 – 松尾諭
笠巻久之 – 古舘寛治
結城章 – 葵揚
古川輝海 – 中村靖日
山田紗江 – 大浦千佳
藤沢哲 – 榎田貴斗
相良康光 – 平田理
小森富雄 – 吉井基師
土屋景子 – 二宮星
八木巌 – 又吉直樹
津田道子 – たくませいこ
木戸豪 – 哀川翔
浦信吾 – 鈴木浩介
浦一太 – 若林元太(子役期:野原壱太)
森重朝陽 – 又野暁仁
森重美知留 – 辻本みず希
山中さくら – 長濱ねる
八神蓮太郎 – 中川大輔
八神圭子 – 羽野晶紀
秋月史子 – 八木莉可子
御園純 – 山口紗弥加
荒金正人 – 鶴見辰吾
テレビ司会者 – 浅越ゴエ
刈谷博文 – 高杉真宙
由良冬子 – 吉谷彩子
鶴田葵- 足立英
柏木弘明 – 目黒蓮
矢野倫子 – 山崎紘菜
中澤真一 – 濱正悟
吉田大誠 – 醍醐虎汰朗
水島祐樹 – 佐野弘樹
都築英二 – 阿南健治
大河内守 – 吉川晃司
語り – さだまさし
舞いあがれ! スタッフ
◆制作統括 : 熊野律時、管原浩
◆プロデューサー : 上杉忠嗣
◆演出 : 田中正、野田雄介、小谷高義、松木健祐
◆脚本 : 桑原亮子、嶋田うれ葉、佃良太
◆音楽 : 富貴晴美
◆主題歌 : back number「アイラブユー」
『舞いあがれ!』各回リンク
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