高杉真宙くん、月9では連絡取れず病院に運び込まれ、朝ドラでは なにわバードマンと連絡取らず、今期心配だらけなので……。
やっと、ちょっとホッとする(笑)
舞(福原遥)がパイロットになることを、スワン号を設計した刈谷(高杉真宙)は認めず、なにわバードマンに戻ろうとしない。部員たちは舞の体格に見合った操縦席を作ろうと模索するが、それはスワン号の設計全体に影響することだった。スワン号の設計を部員たちが変えようとしていることを舞から聞いた刈谷は、怒り心頭で部室へ乗り込み、ほかの部員たちと口論になる。…
(Yahoo!テレビより引用)
連続テレビ小説「舞いあがれ!」第5週「空を飛びたい!」第22話
感想
帰ってこなかった理由。
帰って来た理由。
いつも制作と外れたところで頑張っていた由良先輩が、みんなの中心に居たという描き方が愛しい。
そして、由良先輩だけではなく、なにわバードマンの先輩たちそれぞれに、ここまで来るための思い出があることが愛しい。
みんなのための なにわバードマン!
チャレンジ
人工衛星打ち上げ計画に関わってる会社見せてもらえることになってな。チャレンジしてる会社がどないなもんか、しっかり目に焼き付けてくるわ。
スワン号パイロットへのチャレンジで毎日ロードバイク通学している舞ちゃん。
娘が頑張っていれば、親も頑張らねばと思う。
親が頑張っていれば子どもも見習わなければと思う。
岩倉家には良い合わせ鏡が出来ている。
刈谷先輩が戻ってこないので、設計に立候補する玉本先輩。
みんながチャレンジへ向かっている。
しかし「やせ型の女性」だから体格が同じというわけではないのは当たり前のこと。
身長も違う。体形も違う。細かい採寸が必要になる。
思い通りに行かないことは、場の空気も悪くする。
岩倉、トレーニング行っといで。
と、さりげなくその場から出してくれる先輩。
人工衛星に関わる工場の見学から戻って来たお父ちゃんは興奮気味に語る。
部品に要求される精度が高いから工場の環境も全然レベルが違ててな。大学の先生と一緒に研究したり、従業員も新しいもん作ろいうエネルギーが凄いねん。
うちなんかまだまだや。
けど負けへんで。
一歩ずつ登っていったら、いつかは山の頂上にたどりつける。
そうやんな。一歩ずつ進んだらええんやんな。
そうやで。
その「一歩ずつ」がとても丁寧なドラマやな。
工程も。人の心の運び方も丁寧。
大事な仲間たち
みんなが由良先輩のためだけに……。
という話ではなく。
先輩たちみんながみんなを思いやっている話だった。
舞が由良先輩のお見舞いに行くと、刈谷先輩が来ていた。
事故は俺のせいたい。
俺が尾翼を大きくしすぎたけん。
違います。
もっと操縦がうまい人やったら十分対応できたはずです。急に風吹いて、頭ん中真っ白なって……。操縦かん、強く引き過ぎたんです。
事故の責任を強く感じている刈谷先輩。
お前は待ち伏せが趣味なんか?
病室の外でツッコまれる舞。(待ち伏せと立ち聞きは朝ドラ仕様や……)
事故が自分のせいやと思てはるんですか?
そやから怖なったんですか?
確かに怖くなったとかもな。
人力飛行機っていうのは人間を乗せる飛行機たい。
責任の重か。
そして なにわバードマンに入った切っ掛けを教えてくれた。
鶴田のせいたい。
入学してすぐ、授業であいつと一緒になったとよ。飛行機の設計がしたかって言った途端、なにわバードマンに引っ張っていかれたと。
部室に行ったら吹けば飛ぶような飛行機作っとって。……俺が作りたかとは180トンの旅客機やのに……。
その後、刈谷先輩はすぐになにわバードマンを辞めたのだという。
それなのに鶴田は俺の下宿まで来て頼みよると。「俺が飛ばす飛行機はお前に設計してほしい」って。
それが去年の飛行機たい。
あいつをケガさせるわけにはいかんやろ。
神経遣って設計して……丸1年かかったとよ。
安全な飛行機作ろうと思ったらそんぐらいかかると。
たった2か月でスワン号を修理しながらパイロットも代えるとか、俺は嫌たい。
別に「トラウマが何とか」とか「いじけ」でも何でも無く、もっともな話。
これを聞いていたら、確かに丸1年でやる事を2ヵ月で済まそうというのは無謀よね。
(もっとも、だったら本気で「危険さ」を訴えて止める必要があると思うが……)
自分が去った後の「空気の悪さ」の原因が、設計を変えようとしているためだと知った刈谷先輩は、ちゃんと忠告しに戻ってきてくれた。
何で設計いじりようとや!
素人の設計で大事な仲間乗して飛ばすつもりとや?
大事な仲間やからやろ!
は?
窮屈な飛行機で飛んでほしくないんや。
お前から見たら素人やろうけど、1回生の時から勉強してたんや。お前がいつやめるか分からへんからな。
急に設計担当がおらんようなっても、なにわバードマンが困らんように時間見つけて勉強しとったんじゃ!
ほら……こういう人物設定の思いやりが好きだ。
玉本先輩にも、ちゃんと なにわバードマンでの歴史があるし。「仲間」への思いがある。
このサークルはずっと存在していて、みんながそれぞれチャレンジして、それぞれ考えてきたことがあって、今がある。ちゃんとそう描かれている。
すまん。
俺の設計でも岩倉は飛べるはずや。
けど、それは理論上のことや。
実際飛んで確実に記録狙うんやったらお前の設計やないとあかん。
刈谷、戻ってきてくれ。
お前は……何回俺を連れ戻せば気が済むとや。
こうやって、ずっと、意見をぶつけてはここに戻って来たんだろうなぁ……。
仲間のために。
今は、仲間である舞のために。刈谷先輩は戻ってきてくれた。
1日たい!
1日で描き直すけん。
スワン号をど素人のパイロットでも記録作れる飛行機にしちゃる。
そして、舞には……
5キロ体重を落とすことと、190ワットで50分こげる体力をつけることが課せられたのだった……。
走り出したら止まらない。
元々細い人に5キロはキツそう~~。
舞いあがれ! キャストとスタッフ
キャスト
岩倉舞 – 福原遥(子役期:浅⽥芭路)
岩倉浩太 – 高橋克典
岩倉めぐみ – 永作博美
岩倉悠人 – 横山裕(子役期:海老塚幸穏)
才津祥子 – 高畑淳子
梅津貴司 – 赤楚衛二(子役期:齋藤絢永)
梅津勝 – 山口智充
梅津雪乃 – くわばたりえ
望月久留美 – 山下美月(子役期:大野さき)
望月佳晴 – 松尾諭
笠巻久之 – 古舘寛治
結城章 – 葵揚
八木巌 – 又吉直樹
津田道子 – たくませいこ
木戸豪 – 哀川翔
浦信吾 – 鈴木浩介
山中さくら – 長濱ねる
刈谷博文 – 高杉真宙
由良冬子 – 吉谷彩子
鶴田葵- 足立英
柏木弘明 – 目黒蓮
矢野倫子 – 山崎紘菜
中澤真一 – 濱正悟
吉田大誠 – 醍醐虎汰朗
水島祐樹 – 佐野弘樹
大河内守 – 吉川晃司
語り – さだまさし
舞いあがれ! スタッフ
◆制作統括 : 熊野律時、管原浩
◆プロデューサー : 上杉忠嗣
◆演出 : 田中正、野田雄介、小谷高義、松木健祐
◆脚本 : 桑原亮子、嶋田うれ葉、佃良太
◆音楽 : 富貴晴美
◆主題歌 : back number「アイラブユー」
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