おばあちゃん、かっこいいね。
と言われていた祖母が、目の前で失敗する。
でも責任は即座に取る。自分自身で。
そういうことよね。
舞(浅田芭路)は、祥子が瀬渡しの仕事で乗っている船の名前がめぐみ丸という母の名前がつけられていることを知り、なぜ母と祥子が14年間も音信不通になっていたのかを祥子から聞き出す。そして祥子は本当はずっとめぐみと会いたかったこと。舞や悠人と会いたかったこと。そして今、舞と一緒に暮らせて嬉しいことを語る。そんな祥子は、磯釣りの客を船で連れていく。舞は生き生きと船を操縦するおばあちゃんの姿に感心する…
(Yahoo!テレビより引用)
連続テレビ小説「舞いあがれ!」第2週「ばらもん凧(だこ)、あがれ!」第8話
感想
船に長女の名前ば付けると縁起がよか。おかげで、あん船ず~っと大きか事故なく働いてくれとっとさ。
これが五島の伝統なのか、「めぐみ」を船の名前にしていたのが舞に対して恥ずかしかったのか……。
それは分からない。
分からないけれど、祥子さん、毎日「めぐみ」と仕事に出かけていたんだよね。
寂しかっただろうさ……。
嫌いなわけがなか
船に女性の名前を付けると縁起が良い。
それは知らなかったけれど、そういえば外国船は女性の名前が多い。
たぶん、船乗りが長い航海の間寂しくないように、船を女性に見立てたのでは……勝手に解釈する。「女性=愛する人」
祥子ばんばは愛する娘に呼びかけながら日々を過ごした。
何で今までおばあちゃんと会われへんかったんやろ。おばあちゃんとお母ちゃんケンカしたん?
おばあちゃんは、ず~っと待ってたん?お母ちゃんが帰ってくんの。
それかお母ちゃんのこと嫌い?
嫌いなわけがなか。
待っとったとよ。
めぐみに会いたかった。
舞と悠人の顔ば見たかった。
じゃけん、今、舞と一緒におって嬉しか。
悠人にも聞かせたいわ。
さすがに、このばんばに憎まれ口はきかないだろう。
会える日が来るといいねぇ……。
ばんばだって失敗する
悠人が生まれた時。そして、めぐみが生まれた時。
その健康を祈って、ばらもん凧を作ってくれていた祥子さん。
悠人と舞が産まれたっち聞いた時じいちゃんの代わりに作ろうとしてさそのままんなっとった。
そっちがお兄ちゃんのんで、こっちが私のん?
およさ。今日からまたこん続きば作っかね。
自分の家で当主が作るものなのかねぇ。器用なもんだと思う。凄いなぁ。
めぐみに凧作りを手伝わせて、本当に楽しそうな祥子さん。
送っていった釣り客を迎えに行く時間を忘れていた。
お客には飛行機の時間が控えている。当然、激怒。
どうしてくれんだよ!せっかくの楽しい気分が台なしだよ!
これはまぁ……怒られても仕方ないことではある。
飛行機代も宿泊代も、ばんばが自分で出すらしい。フリーランスの大変さよ~~……。
おばあちゃん、大丈夫?
しゅんとする祥子さんの手を握る舞ちゃん。
おばあちゃん、失敗は悪いことやないんやろ?
およ。
小さな手に癒され、救われる……。
祥子さん、これは……
すっかり舞ちゃんが元気になって大阪に戻る時、辛いわ。
別れを考えると今から泣けちゃう。
高畑さんの表情を見ているだけで、優しさや寂しさや喜びを感じられて、15分が豊か。
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舞いあがれ! キャストとスタッフ
キャスト
岩倉舞 – 福原遥(子役期:浅⽥芭路)
岩倉浩太 – 高橋克典
岩倉めぐみ – 永作博美
岩倉悠人 – 横山裕(子役期:海老塚幸穏)
才津祥子 – 高畑淳子
梅津貴司 – 赤楚衛二(子役期:齋藤絢永)
梅津勝 – 山口智充
梅津雪乃 – くわばたりえ
望月久留美 – 山下美月(子役期:大野さき)
望月佳晴 – 松尾諭
笠巻久之 – 古舘寛治
八木巌 – 又吉直樹
津田道子 – たくませいこ
木戸豪 – 哀川翔
浦信吾 – 鈴木浩介
山中さくら – 長濱ねる
刈谷博文 – 高杉真宙
由良冬子 – 吉谷彩子
鶴田葵- 足立英
柏木弘明 – 目黒蓮
矢野倫子 – 山崎紘菜
中澤真一 – 濱正悟
吉田大誠 – 醍醐虎汰朗
水島祐樹 – 佐野弘樹
大河内守 – 吉川晃司
語り – さだまさし
舞いあがれ! スタッフ
◆制作統括 : 熊野律時、管原浩
◆プロデューサー : 上杉忠嗣
◆演出 : 田中正、野田雄介、小谷高義、松木健祐
◆脚本 : 桑原亮子、嶋田うれ葉、佃良太
◆音楽 : 富貴晴美
◆主題歌 : back number「アイラブユー」
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