まあ、そやな……。
それだけの人員削減じゃ、全く救われないでしょう。
大丈夫かな、IWAKURA……
退院した浩太(高橋克典)は、会社の朝礼で心配をかけたことを従業員たちに謝り、皆と元気にラジオ体操をする。そして職場の自席に座り喜ぶ浩太。めぐみ(永作博美)もその様子に喜ぶ。そこへ経理の古川(中村靖日)がやって来る。古川は経費削減のために人員整理をして欲しいと言うが、浩太は頑なにそれを拒もうとする…
(Yahoo!テレビより引用)
連続テレビ小説「舞いあがれ!」第13週「向かい風の中で」第62話
感想
売ったらええがな。
あんたが工場継いだ時、あんな立派な機械なかったやんか。
ずっと会社を見て来たベテラン職人の言葉は重い。
リストラ
企業の再建計画といったら、まずは経費削減……人員整理である。
そして一番に切られるのは末端の末端。正規雇用ではないパートや派遣。
そして「誰にでも出来そうな業務を持っている部署」。
IWAKURAでは、ここに「商品こん包のパートさん」を設定。
長年働いていた女性パート3人を切り、給料を払わない前提で娘の舞を入れる。
商品のこん包やったら私でもできるんちゃうかな?お母ちゃんやってんの見てきたし。
そう考えていた舞も、パートさんたちに仕事を教えてもらって、自分の甘さを悟る。
こないなお嬢ちゃんにうちらの後釜が務まんねやろか?素人でもできる仕事や思われてるから真っ先に切られんねやろ。
うちらがどないな思いで働いてきたかも知らんと。
新人いびりなどではなく、心から会社を心配しているし、心から悔しいのだろう。
社長、頼むで。この工場潰さんといてな。
と去って行くパートさんたちを玄関まで見送る社長。
はい。必ず立て直します。
その時はまたお願いします。
ありがとうございました。
ほんとうに。
戻ってもらえるほど立ち直れればいいなぁ……。
売ったらええがな
信金で言われたんや。
人も機械も減らして、工場小さしたら、継続支援も考えるて。
けど機械売るっちゅうことはやで、夢を売るっちゅうことやろ。
いろんな新しいもん作る夢……。
肩を落とす浩太さんに笠やんは言うのだった。
売ったらええがな。
あんたが工場継いだ時あんな立派な機械なかったやんか。
俺はな、あのころも悪なかったと思うで。
あのちっちゃい工場にかて、でっかい夢があったんやから。
人員と機械を減らして、そうすれば何とか会社を残せるなら、そうやってやり直せばいい。
お金、お金……
人間はお金に翻弄されて生きている。
夢は今は無くなっても死なない。でも、お金を取りたてられたら心も体も死んでしまう。
金のニセビリケンの価値に気づくのよ、早く……。
舞いあがれ! キャストとスタッフ
キャスト
岩倉舞 – 福原遥(子役期:浅⽥芭路)
岩倉浩太 – 高橋克典
岩倉めぐみ – 永作博美
岩倉悠人 – 横山裕(子役期:海老塚幸穏)
才津祥子 – 高畑淳子
梅津貴司 – 赤楚衛二(子役期:齋藤絢永)
梅津勝 – 山口智充
梅津雪乃 – くわばたりえ
望月久留美 – 山下美月(子役期:大野さき)
望月佳晴 – 松尾諭
笠巻久之 – 古舘寛治
結城章 – 葵揚
八木巌 – 又吉直樹
津田道子 – たくませいこ
木戸豪 – 哀川翔
浦信吾 – 鈴木浩介
山中さくら – 長濱ねる
刈谷博文 – 高杉真宙
由良冬子 – 吉谷彩子
鶴田葵- 足立英
柏木弘明 – 目黒蓮
矢野倫子 – 山崎紘菜
中澤真一 – 濱正悟
吉田大誠 – 醍醐虎汰朗
水島祐樹 – 佐野弘樹
大河内守 – 吉川晃司
語り – さだまさし
舞いあがれ! スタッフ
◆制作統括 : 熊野律時、管原浩
◆プロデューサー : 上杉忠嗣
◆演出 : 田中正、野田雄介、小谷高義、松木健祐
◆脚本 : 桑原亮子、嶋田うれ葉、佃良太
◆音楽 : 富貴晴美
◆主題歌 : back number「アイラブユー」
『舞いあがれ!』各回リンク
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