妹が置いていった「合格」けん玉。
妻と娘が乗ったタクシーを手を振って見送る父。
そこだけで泣けてしまった……。
浩太は「東大阪のことは自分がちゃんとやるから」と舞(浅田芭路)とめぐみを五島列島へ送り出す。めぐみにとっては15年ぶり。フェリーを降りると、そこには母・祥子が迎えに来ていた。舞にとっては初めての祖母との出会いだが、しかし言葉少ない祥子を、何か怒っていると感じてしまう。祥子の家、めぐみの生まれ育った家で、舞は知らなかった母親の一面を垣間見る。そこへ、めぐみの幼なじみ・信吾(鈴木浩介)が現れる…
(Yahoo!テレビより引用)
連続テレビ小説「舞いあがれ!」第1週「お母ちゃんとわたし」第3話
感想
およ。「あなたの孫です」とも「おばあちゃんよ」とも言わない初対面。
過去によほどの確執があったのか……。
それでも、ちゃんと迎えに来てくれる。優しさ。
五島へ
舞は全く抵抗しないまま、母子は五島へ。
めぐみさんの様子から実家と確執があったことは分かる。
それでも、帰らなくてはと考えるほど、疲れ果てていたんだね。
「血が繋がらない母なのか?」と思うほど素っ気ない再会だけれど、事情はめぐみさんの幼馴染み信吾さん(すずこうさんっ!)から明かされる。
大学ん中退して駆け落ちばしたって聞いた時やびっくりしたとぞ。めぐちゃんが!?ちゅうて。
子どもの前でこんなこと言っちゃうの??
と、思ったけれど、後ろに舞は乗っていなかった。
田舎町ではね、めぐみさんも本当に本当は帰りたくなかったかもね。
でも……
一生このままで良かったはずもなく。
お父ちゃんは、お母ちゃんに黙って毎年家族の写真付きの年賀状を出してくれていた。
繋がりは作ってくれていた。
これから「飛ぶもの」がピックアップされていくだろうこのドラマだけれど、「お手紙」もその1つなのね。
「望月さん。いっしょにし育係をやれなくてごめんなさい。わたしは長さき県の五島に行くことになりました。元気になったら東大さかに帰れるっておかあさんが言ってます。そやからそれまでスミちゃんのことよろしくおねがいします」
クルミちゃんへのお手紙はちゃんと残してきた。
これも繋がり。
「合格」けん玉
まだまだ母に甘えたい年頃の悠人兄ちゃんの屈折はよく分かる。
けれど、優しいのよね。
妹の置き土産を叩きつけたり絶対にしない。どころか、ちょっと嬉しそう。
思いやりのある家族。父と母の優しさは伝わっている。
今はただ「合格」を目指せ。
憎まれ口ばかりのお兄ちゃんだと思っていたら…
— 朝ドラ「舞いあがれ!」 (@asadora_bk_nhk) October 5, 2022
「はよ元気になれよ」
って、本当は妹のこと、心配していたんですね?
そんな悠人(はると)くんに、舞ちゃんからのプレゼント!
うーん、すてきなきょうだいです!
お昼もぜひ、ご覧くださいね!#海老塚幸穏 #朝ドラ #舞いあがれ pic.twitter.com/x60blkb0g3
ただなぁ……。
視聴者のほとんどは事前番組で、この兄ちゃんが横山になってから、ちょっとクズっぽい感じに変貌していることも知っているから(笑)
せめて中学には「合格」できるといいなぁ。
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舞いあがれ! キャストとスタッフ
キャスト
岩倉舞 – 福原遥(子役期:浅⽥芭路)
岩倉浩太 – 高橋克典
岩倉めぐみ – 永作博美
岩倉悠人 – 横山裕(子役期:海老塚幸穏)
才津祥子 – 高畑淳子
梅津貴司 – 赤楚衛二(子役期:齋藤絢永)
梅津勝 – 山口智充
梅津雪乃 – くわばたりえ
望月久留美 – 山下美月(子役期:大野さき)
望月佳晴 – 松尾諭
笠巻久之 – 古舘寛治
八木巌 – 又吉直樹
津田道子 – たくませいこ
木戸豪 – 哀川翔
浦信吾 – 鈴木浩介
山中さくら – 長濱ねる
刈谷博文 – 高杉真宙
由良冬子 – 吉谷彩子
鶴田葵- 足立英
柏木弘明 – 目黒蓮
矢野倫子 – 山崎紘菜
中澤真一 – 濱正悟
吉田大誠 – 醍醐虎汰朗
水島祐樹 – 佐野弘樹
大河内守 – 吉川晃司
語り – さだまさし
舞いあがれ! スタッフ
◆制作統括 : 熊野律時、管原浩
◆プロデューサー : 上杉忠嗣
◆演出 : 田中正、野田雄介、小谷高義、松木健祐
◆脚本 : 桑原亮子、嶋田うれ葉、佃良太
◆音楽 : 富貴晴美
◆主題歌 : back number「アイラブユー」
『舞いあがれ!』各回リンク