お前に何が分かる!
と、言われても、誰にも人の気持ちなんて分かりません。
特にドラマの中では主人公の気持ちは比較的分かりやすく進行されますが、その他の人々は端折られながら語られるので、分かるように描かれていない部分は想像するしかないのです。
本日は、無事に帰還された及川亮さんのお気持ちを独白していただきました。
未明、漁協に亮(永瀬廉)の船から無事との知らせが入った。滋郎(菅原大吉)から連絡を受けた百音(清原果耶)は、未知(蒔田彩珠)たちと一緒に安堵(ど)する。耕治(内野聖陽)は、新次(浅野忠信)と電話で亮の無事を喜ぶ。亮の船が港に戻り、百音は、未知に亮を迎えに行くよう背中を押す。そして、2人は話し合うが、すれ違ったままの状態が続く。その様子を見た百音は……
(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
連続テレビ小説「おかえりモネ」第22週「嵐の気仙沼」第110話
感想
こんにちは。及川亮です。
本日はあの姉妹について、少し自分の気持ちを語らせていただきます。
(※独白の内容は一部(?)編集部の手で改ざん……いぇ、編集されています)
りょーちん無事帰還
昨日は俺の船のことで全国の視聴者に心配させてしまい、申しわけありませんでした。
みんなの祈りが通じ、無事帰還できました!
と言っても、別にあれは俺の船ではないし船長も俺ではないのですが、漁に出たいと言ったのは俺でみんなが行かせてくれたのは確かなので、一生懸命謝りました。
(みんなが俺以外の乗組員を心配しておらず、俺一人が遭難したようになっていたので少し気まずかったです。)
でも、親父が俺のために無線で船に指示を出してくれたのは本当に嬉しかったなあ。
そして組合に顔を出してくれたのも嬉しかったです。
だから帰ってきたら真っ先に親父と抱き合いたかったし、親父と今後の話をしたいと思ってワクワクしていました。
なのに……。
待っていたのはあの姉妹だったのです。
俺の気持ちなんて誰にも分かるわけありません……。
大丈夫だよ
組合の人たちはとても優しいです。
一刻も早く身体を温めて休むようにと気遣ってくれました。
しかし俺は組合の外で待ち受けていた みーちゃんに人気のない場所に拉致されました。
しかも、着いてみると姉も待機していました。
みーちゃん、このまま俺といても多分ずっとしんどいだけだよ。
いや、今更、そんなのひきょうだって分かってる。ひどいごどしてる。
俺が甘えてた。
ごめん。
みーちゃん、俺、大丈夫だからもう縛られなくていいよ。
そう言って逃れようとしましたが、
亮君は「大丈夫」しか言わない。
優しい顔で笑って大丈夫って言われる度にね、ああ私じゃ駄目なんだ、やっぱり何もできないんだって思い知らされる。
と食いつかれました。
そして、妹が「もういい」と去ってくれようとしたら姉の登場です……。
妹が一旦引いて行ったのは作戦です。姉にとっては、妹=島のようなものなので、ここを救うのは義務なのです。
傷つけたらしい
分かってる?
お互いにすごく大事って言い合ってんだよ?
(えっ、そんな風に見えたのかな。まぁいいけど…)
りょーちんに「大丈夫」って言われる度に、私もみーちゃんもちょっとずつ傷ついてきた。でも、そう言わせてきたのは私たちだし、りょーちんはそう言い続けるしかなかったよね。
みーちゃんは、いつも待っていてくれるので話もしてきましたが、モネは卒業してすぐに島を出て行ってしまったし、それほど「大丈夫」という機会はありませんでした。
「私も みーちゃんも」と言うのは妹と同化してしまっているのでしょうか。
東京で、大丈夫じゃなかった時に拒否されたのはこっちですが、その件は忘れているようです。
大丈夫って言いながら本当は何て思ってたの?
どうしてここまで言われなくてはならないのでしょうか。疲れてるのに。
お前に何が分かる!そう思ってきたよ、ずっと!
思わず言ってしまいました。
そもそも、この部屋に入ってからずっと俺は立ちっぱなしで向こうは座ってるんです。
久しぶりに学生時代、職員室に呼び出された時の事を思い出しました。
もっとも、俺は真面目なので、ほとんど呼び出された経験はないんですけどね。
寒い中を疲れて帰ってきて、どんよりした話で泣かれて、イラっとしてしまうのは普通じゃないでしょうか。
それでもね、それでも一緒に生きていきたいって、そばを離れなかった人がいる。りょーちんを絶対に一人にしなかった人がいる。
大丈夫なんて突き放さないで。
このままじゃ、みんな寂しい。
どうしてモネは、こんなに「みんな」に入りたいんでしょうか。
俺がこごまで頑張ってこられたのは、みーちゃんがいてくれたからだって思ってる。
とりあえず、みーちゃんには礼を言っておきます。
でも、俺、結局おやじとおんなじだから。
うまくいってるように見えても、きっと。
どっかで崩れる。
そんな人間と生きてくって、しなくていい苦労させんだろ。
その度に大事な人につらい顔させんのは、やだよ。
本当に……
このドラマの中で一番何もかも無くして来たのは及川家だと思うんですよ。
でも、俺、頑張ってきました。
別に海は嫌いではないし、親父に依存しているから島に縛り付けられているわけではないし、船も欲しいし、漁師の仕事を尊敬しています。
どうして、俺はこんな言われ方しなくてはいけないのでしょうか。
俺だけが傷を広げられなくてはいけないのでしょうか。
泣けてきます。
俺、幸せになってもいいのかな。
感想
りょーちんを早く休ませてあげて欲しいですね。見ているだけで疲れてしまいました。
以前から言っておりますが、みーちゃんは 三生のようにテンション上げてくれる人と、りょーちんはスーちゃんのような明るい人と、一緒になった方が幸せなのではないでしょうか。
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【おかえりモネ】
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※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。
↑…テンプレだす…。
キャスト
永浦百音 – 清原果耶
永浦耕治 – 内野聖陽
永浦亜哉子 – 鈴木京香
永浦未知 – 蒔田彩珠
永浦龍己 – 藤竜也
永浦雅代 – 竹下景子
及川亮 – 永瀬廉
野村明日美 – 恒松祐里
後藤三生 – 前田航基
早坂悠人 – 髙田彪我
及川新次 – 浅野忠信
新田サヤカ – 夏木マリ
菅波光太朗 – 坂口健太郎
佐々木翔洋 – 浜野謙太
川久保博史 – でんでん
田中和久 – 塚本晋也
中村信弘 – 平山祐介
朝岡覚 – 西島秀俊
神野マリアンナ莉子 – 今田美桜
内田衛 – 清水尋也
野坂碧 – 森田望智
安西和将 – 井上順
沢渡公平 – 玉置玲央
高村沙都子 – 高岡早紀
井上菜津 – マイコ
鮫島祐希 – 菅原小春
語り… 竹下景子
スタッフ
◆制作統括 : 吉永証、須崎岳
◆プロデューサー : 上田明子
◆演出 : 一木正恵、梶原登城、桑野智宏、津田温子
◆脚本 : 安達奈緒子
◆音楽 : 高木正勝
◆主題歌 : BUMP OF CHICKEN「なないろ」