物事の終わりはいつだって寂しい……。
始めるのも勇気が必要だけれど、
閉めるのもまた勇気。
お疲れさま。芝居茶屋「岡安」。
昭和19年2月、福助(井上拓哉)の出征の日がやってきた。妻のみつえ(東野絢香)と息子の一福、両親、そして幼なじみの一平(成田凌)と千代(杉咲花)に見送られながら、福助は前に向かって歩きだすのだった。その数日後、芝居茶屋「岡安」にとっても、特別な日がやってくる。道頓堀60年の歴史に幕をおろす日である。女将の岡田シズ(篠原涼子)と宗助(名倉潤)は、岡安を支えたお茶子たちに労いの言葉をかけるのだった。…
(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
連続テレビ小説「おちょやん」第17週「うちの守りたかった家庭劇」第83話
感想
福助が本当にキリっとして美しく。見送るみつえちゃんの決意を込めた表情も良かった。
……これを「美しい」なんて言うのは嫌いだけれど。
こんな人たちが本当に居たんだよね。
出征する人送る人
今回は福助だけではなく、百久利さんも送られた。
福助は「福富」「岡安」という自分の家族に送られての出征。
百久利さんを送るのは百久利さんの家族である鶴亀家庭劇。
今度こそ皇国のために命をささげ戦うてまいります!
必ず戻ってきとくなはれな。
うちら、ここでずっと待ってますさかい。
おふくろである千代が声を掛ける。
百久利さんの親父だあっただろう千之助は、手で払うような格好をするばかり。
その表情には、息子を送り出す父の苦悩が見て取れる。
だよね。
一番つらいのは誰よりも千之助のはず。
泣かされてしまったわ。
岡安の廃業
こっちは戦争のためだけではなく、ようやく見切りが付いた体でもあるのだけれど。
60年余りの歴史に幕を引くのはやはり勇気が行っただろう。
若者を失ったら国は滅びる。
若者が行ってしまったら家業は滅びる……。
一平の決心
様々な見送りを体験し、様々な閉店を目の前にし、一平も決心する。
すまん……あかんのや。
家庭劇は、解散する。
これは正しい判断だと思うけれど。
ここは千代にとっての「家」。
すんなり納得できるかどうか……。
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【おちょやん】
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※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。
↑…テンプレだす…。
キャスト
竹井千代 – 杉咲花(子役期:毎田暖乃)
竹井テルヲ – トータス松本
竹井栗子 – 宮澤エマ
竹井ヨシヲ – 倉悠貴(子役期 : 荒田陽向)
岡田シズ – 篠原涼子
岡田宗助 – 名倉潤
岡田みつえ – 東野絢香(子役期:岸田結光)
岡田ハナ – 宮田圭子
富川菊 – いしのようこ
富川福松 – 岡嶋秀昭
富川福助 – 井上拓哉(子役期:松本和真)
かめ – 楠見薫
富士子 – 土居志央梨
節子 – 仁村紗和
玉 – 古谷ちさ
椿 – 丹下真寿美
ぼたん – 沢暉蓮
あやめ – 藤本くるみ
天海一平 – 成田凌(子役期:中須翔真)
初代 天海天海 – 茂山宗彦
須賀廼家千之助 – 星田英利
須賀廼家万太郎 – 板尾創路
熊田 – 西川忠志
大山鶴蔵 – 中村鴈治郎
高城百合子 – 井川遥
山村千鳥 – 若村麻由美
高峰ルリ子 – 明日海りお
小山田正憲 – 曽我廼家寛太郎
須賀廼家天晴 – 渋谷天笑
須賀廼家徳利 – 大塚宣幸
漆原要二郎 – 大川良太郎
石田香里 – 松本妃代
須賀廼家百久利 – 坂口涼太郎
宮元潔 – 西村和彦
宇野真理 – 吉川愛
若崎洋子 – 阿部純子
薮内清子 – 映美くらら
小暮真治 – 若葉竜也
片金平八 – 六角精児
守屋 – 渋谷天外
語り(黒衣)… 桂吉弥
スタッフ
◆制作統括 : 櫻井壮一、熊野律時
◆プロデューサー : 村山峻平
◆演出 : 梛川善郎、盆子原誠
◆脚本 : 八津弘幸
◆音楽 : サキタハヂメ
◆主題歌 : 秦基博「泣き笑いのエピソード」