あかりちゃんは家族も家も失って島を出ていたわけではなかった。
思えばモネの幼馴染みたちも、りょーちん以外はあの時負った被害のほどは知れない。
失った「心の問題」に特化する。
そういう話なのだなと、ここに来て改めて思う。
百音(清原果耶)が仕事をしていると、再びあかりがやってきた。実は、あかり(伊東蒼)は亜哉子(鈴木京香)の元生徒なのだと言う。そこで、百音はあかりを永浦家に連れて行く。6年ぶりの再会を喜ぶ亜哉子とあかりは、思い出話に花を咲かせる。そしてその夜、亜哉子と百音が夕食の準備をしていると、亜哉子が今まで心に秘めていたことを話し出す…
(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
連続テレビ小説「おかえりモネ」第21週「胸に秘めた思い」第104話
感想
いきなりの菅波電話、「龍己さん」呼びにビックリする朝。「龍己さん、(ヤ〇〇)家業を整理しようとしてるんですね」(違う) #おかえりモネ
— くう (@kukucoo) October 7, 2021
婚約もしていない相手の(してても)(なんなら結婚してても(笑))祖父の名前なんて、なかなか覚えられないよね。
……でも、菅波先生のことだから持ち前の研究心で「永浦水産」のこともガッツリ調べ、もう頭の中は立派な龍己さんファンなのだろう。さすがや……。
永浦水産
朝の描写を見ていて、これでは家族の誰も、モネ以外も「永浦水産」に口出しは出来ないだろうと思ってしまった。
おじいちゃん、一人で重そうにカゴを持っていたけれど、もうあんなにしんどそうなのに畳むことに異を唱えられても~~。
「永浦水産」は人は雇っていないのだろうか。
龍己さん、家族じゃなくてもいいじゃないですか!俺が継ぎますよ!
と申し出る気骨のある若者が気仙沼編の始めの方から登場していても良かった気がする……。
みーちゃんとどうなろうが、りょーちんが継いでくれるという手もあるよね(勝手に脳内後継)。
「家業」じゃなくてもいいじゃないか。「島業」にしよう。
過疎っていく地域の産業はそうしないと生き残れない。
永浦さんはテレビに出てた人でしょう?
あかりちゃんについては、正直、意外な方向。
あかりちゃん自身には、住みづらかったり、現在イジメに遭っていたりという問題は無かった。
語られたのは、地震の後、島を離れ(その事情は、家族の精神的な問題なのか、家が倒壊したなどの物理的問題なのか説明は無かった)、住んでいた北海道で楽しくて戻って来たくなかったのに大人の事情でまた転校になったということ。
「永浦さんは テレビに出てた人でしょう」
の続きは、モネに対する質問でも希望でも文句でもなかった。
ってことは永浦先生の娘さんですよね?
先生に会いたい。
あかりちゃんの存在は、亜哉子さんのエピソードに繋がるものだったのね。
教師をやめた理由
あかりちゃんと話をした後、亜哉子さんは大きくため息をつく。
本当に小っちゃかったのよ。
かわいかった。
1年生だもんね。
あの時、あの子たち。
あの時、学校で私、子供たちを守ろうと必死だった。
でも、あの長い夜の一瞬……。
ううん……一瞬っていうのは都合のいい言い方かな。
どれぐらいだろう…10分ぐらいかな。
私…。
あなたたちのこと考えてたのよ。
小さい可愛い教え子たちわ忘れて、自分の家族を、子どもたちを心配し、家に帰りたいと願った。
願ってしまった。
それが亜哉子さんのトラウマだった。
モネ仙台でお父さんとはぐれてたら……。
未知は、あの子、大丈夫?
モネも未知も泣いてたら……。
そんな当たり前の事に罪悪感を抱いてしまう。
責任感の強さ。
この人もまた、モネとみーちゃんの血が繋がった母だったなぁと。
しみじみ思う。
難儀だ……。
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【おかえりモネ】
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※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。
↑…テンプレだす…。
キャスト
永浦百音 – 清原果耶
永浦耕治 – 内野聖陽
永浦亜哉子 – 鈴木京香
永浦未知 – 蒔田彩珠
永浦龍己 – 藤竜也
永浦雅代 – 竹下景子
及川亮 – 永瀬廉
野村明日美 – 恒松祐里
後藤三生 – 前田航基
早坂悠人 – 髙田彪我
及川新次 – 浅野忠信
新田サヤカ – 夏木マリ
菅波光太朗 – 坂口健太郎
佐々木翔洋 – 浜野謙太
川久保博史 – でんでん
田中和久 – 塚本晋也
中村信弘 – 平山祐介
朝岡覚 – 西島秀俊
神野マリアンナ莉子 – 今田美桜
内田衛 – 清水尋也
野坂碧 – 森田望智
安西和将 – 井上順
沢渡公平 – 玉置玲央
高村沙都子 – 高岡早紀
井上菜津 – マイコ
鮫島祐希 – 菅原小春
語り… 竹下景子
スタッフ
◆制作統括 : 吉永証、須崎岳
◆プロデューサー : 上田明子
◆演出 : 一木正恵、梶原登城、桑野智宏、津田温子
◆脚本 : 安達奈緒子
◆音楽 : 高木正勝
◆主題歌 : BUMP OF CHICKEN「なないろ」