航一さんは、寅子と「のようなもの婚」する時には「うちの子はもう大きいし」のようなドライな感じだったのに、娘のことでとてもうろたえるよね。
これは猪爪家という家族を得て意識が変わったということなのか……。
のどか(尾碕真花)の婚約者・誠也(松澤匠)が星家にやってくる。しかし、星家では航一(岡田将生)と優未(川床明日香)が優未の進路をめぐって口論をしていた。大学院で寄生虫の研究をしていた優未は研究職を目指すことを辞め、大学院も中退すると言い出す。昭和44年、日米安保改定を翌年に控え、全国で若者たちによる騒乱事件が多発。少年法を改正して厳罰化すべきだという声が、ますます高まっていく…
あらすじ は 公式サイトより引用
連続テレビ小説「虎に翼」第24週「女三人あれば身代が潰れる?」第119話
感想
今日も簡単感想で。
閉ざすのかあきらめるのか
優未もさ、のどかが彼氏を連れてくるという日にわざわざケンカになるような相談をしなくてもいいと思うんだよね。何だかあざとく見えてしまう。
大学、修士課程、博士課程と進んでいく度に周りから遠回しに言われてきた…。この先にお前の椅子はないって。
私ね、初めて心から勉強が楽しいと思えたからここまで来ちゃっただけ。
博士課程を終えた先の椅子は男女関係なくとても少ないの。
なぜ寄生虫研究の道へ入って行ったのかの切っ掛けはよく分からないけれど、先に椅子がない研究だということは始める前から分かっていたのでは……。
やめてどうするんですか?
と、とりあえず博士課程を修了すれば?という航一さんの言う事は親として真っ当だと思うけれど。(理系で学費も高そう……)
そこに「理解のある親」寅子の登場である。
航一さん、黙って!
優未の道を閉ざそうとしないで。
黙ってって、ひどくない?この家に「のような」妻子を迎えてから、ずっと父のように接してきたのに。
閉ざす?僕は彼女に諦めるなと伝えているんですよ?
それが優未の進む道を妨げているの。
どの道をどの地獄を進むか諦めるかは優未の自由です。
私は努力した末に何も手に入らなかったとしても立派に生きている人たちを知っています。
寅子さんは現実を見ていない。甘すぎる!
この年齢で何者でもない彼女に社会は優しくない!
私は優未が自分で選んだ道を生きてほしい。
辞めたいと言っているだけで、別に何の道も選んでないけど……今のところ。
まぁ……
朝ドラ世界でこういうネタが出てきた時は、全てはお金持ちのたわ言なので私には理解できない世界だから、と思うことにしている。
この時代、大抵の家では女性は大学院まで行けないし(学力的にではなく、世間的に)、たぶんこんなことになったら、翌日から見合い写真がガンガンやってくると思う。
航一さんが珍しく、昭和みたいな反対の仕方をしていてビックリした。
僕はかわいい娘が傷つくのは見たくないんだ!
のどかの相手
吉川誠也という、のどかの彼氏は芸術方面の人らしい。
父と優未のやり取りを聞いていた のどかは、
お父さん、あのね…。たとえ傷ついたとしてもやっぱり自分の一番で生きた方がいいんだよ。
本当は誠也さんと結婚するつもりだって話そうと思ってた。
でも私、誠也が好きだけど普通になるならばやっぱり一緒にいられない。
私、たとえワガママと言われようと普通の家庭も子供もいらない。
自分の人生を自分のためにだけ使いたい。
誠也にも私と一緒になるために芸術の道を諦めてほしくないの。
と言い出した。
お義父さん…。
お義父さん?
お義母さん。
はい。
のどかさんはきっと苦労するし、自分の幸せは自分で見つけてもらうことになるし、人が当たり前に持ってるものはほぼ持っていないような人生になるかと思いますが…。僕たち結婚します。
んっ?えっ?
大人の僕らが親の承諾を得るものじゃないかなと。
星家は元々「のような」家ですので、大丈夫ですね。
でも、あなたの家は本当に大丈夫?(笑)結婚って、令和でも割と家同士のものだよね。それは親が老いて来れば来るほど。
少年法の改正
昭和45年3月。
学生運動や、凶悪化する少年犯罪を憂い、少年法改正についての検討が始まる。
刑罰を強化すれば非行少年は生まれない?
まったくもってナンセンスだと思わない?
と、ライアンは言っていたけれど、刑罰をゆるくしても犯罪は止まらない。
と個人的には思うのだった。
いつの時代でも「少年」がどの範囲で罰せられ許されるべきなのか分からなくなる。
令和も同じだものね。
ところで「みるはち」では、あなたのベスト朝ドラ投票所 をリニューアル。よろしければぜひ。
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広告虎に翼 キャストとスタッフ
キャスト
佐田(猪爪)寅子 – 伊藤沙莉
星航一 – 岡田将生
猪爪直明 – 三山凌輝
猪爪(米谷)花江 – 森田望智
猪爪直人 – 琉人
猪爪直治 – 楠楓
佐田優未 – 毎田暖乃 ← 竹澤咲子(子役期 : 山中天喜→三上ひめな→斎藤羽結→金井晶)
佐田優三 – 仲野太賀
猪爪直道 – 上川周作
猪爪はる – 石田ゆり子
猪爪直言 – 岡部たかし
山田よね – 土居志央梨
桜川涼子 – 桜井ユキ
大庭梅子 – 平岩紙
崔香淑(汐見香子) – ハ・ヨンス
轟太一 – 戸塚純貴
花岡悟 – 岩田剛典
小橋浩之 – 名村辰
稲垣雄二 – 松川尚瑠輝
玉 – 羽瀬川なぎ
桂場等一郎 – 松山ケンイチ
汐見圭 – 平埜生成
久藤頼安 – 沢村一樹
多岐川幸四郎 – 滝藤賢一
杉田太郎 – 高橋克実
杉田次郎 – 田口浩正
高瀬雄三郎 – 望月歩
深田仁助 – 遠山俊也
小野知子 – 堺小春
入倉 – 岡部ひろき
森口美佐江 – 片岡凜
穂高重親 – 小林薫
星朋彦 – 平田満
星百合 – 余貴美子
桜川寿子 – 筒井真理子
桜川侑次郎 – 中村育二
笹山 – 田中要次
竹中次郎 – 高橋努
久保田聡子 – 小林涼子
中山千春 – 安藤輪子
雲野六郎 – 塚地武雅
増野 – 平山祐介
大庭徹男 – 飯田基祐
稲 – 田中真弓
壇 – ドンペイ
浦野 – 野添義弘
語り – 尾野真千子
虎に翼 スタッフ
◆放送期間 : 2024年4月1日 ~ 2024年9月 日(予定)(全120回)
◆制作 : NHK(AK)
◆平均視聴率 : %
◆制作統括 : 尾崎裕和
◆プロデューサー : 石澤かおる,舟橋哲男,徳田祥子
◆演出 : 梛川善郎,安藤大佑,橋本万葉
◆脚本 : 吉田恵里香
◆音楽 : 森優太
◆主題歌 : 米津玄師「さよーならまたいつか!」
『虎に翼』各回リンク
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