寅子のお仕事が順調そうなのはいいけれど、優未ちゃんや花江ちゃんの表情を見ていると、何ともね……。
もちろん。寅子は猪爪家唯一の稼ぎ手で、日本で一番有名な判事なのだから仕方ない。仕方ないけれど、桂場さんもね……。
ひょんなことから有名人になった寅子(伊藤沙莉)はますます仕事に追われるように。家庭のことを花江(森田望智)に任せきりになっていることが気になるが、最高裁長官・星朋彦(平田満)の本の改稿作業の手伝いを依頼され、休日返上で引き受けてしまう。長官室を訪ねた寅子は星の息子で横浜地裁の判事である航一(岡田将生)と出会う…
あらすじ は 公式サイトより引用
連続テレビ小説「虎に翼」第14週「女房百日 馬二十日?」第66話
![NHK朝ドラ『虎に翼』感想](https://i0.wp.com/dramablog.cinemarev.net/entry/wp-content/uploads/2024/04/toranitsubasa-L1.jpg?resize=1150%2C487&ssl=1)
感想
朝ドラに岡田将生が、キターーー……(すいません、盛り上がってます)
印象的な登場の仕方で(ドアを閉めたら白い廊下の向こうに立っているの、ホラーなの?)、性格も癖強め。
いいですね……素晴らしいでしょう。
多忙極める
茨田りつ子さんがラジオで
東京在住の困ったご婦人方は、是非、佐田寅子さんをお訪ねになって。
と言ったとか言わなかったとか……。
寅子は取材など引っ張りだこで、サインまで求められる「時の人」になってしまった。
家のことを花江ちゃんに全て任せるのはもちろん悪いと思っている。
しかし仕事があるので仕方ない。
花江ちゃんが、ちょっと考えこむ表情を見せるのは、家事が負担だからではない。
花江ちゃんが心配しているのは優未ちゃんのことだよね。
久しぶりに竹もとで 団子を食べる桂場さん。
ライアンの、
好きなんだよ。桂場君がおだんごを食べてるところを見るのが。
に視聴者大きく頷く。
その桂場さんだって心配している。
星長官が大正15年に書かれた本を新民法に合わせて改稿する仕事を頼まれた寅子に、
断ってくれていい。
目が回るような忙しさだろ。無理をしてまた…。
……と言う桂場さん。
![NHK朝ドラ『虎に翼』感想 第66回 (第14週:月曜日)](https://i0.wp.com/dramablog.cinemarev.net/entry/wp-content/uploads/2024/07/toratsuba66-1.jpg?resize=864%2C578&ssl=1)
また?
心が折れて逃げ出すんじゃないかと?
でも桂場さんなら引き受けますよね?
と笑顔で引き受ける寅子。
桂場さんは、心よりも体も心配してくれているのでは。
あの講演会の時、倒れたところに桂場さんも居たわけだし。
ドラマでは「寅子はあの時逃げた」という方向に語られているけれど、妊娠していたのだから仕方ないと思うのだが。
何よりも母体を第一にするのは当然のことで、あの時はむしろ意地を張ってつづけるよりも退職するべきだった。
今だって、もしも子育てのために退職するようなことになったとしても、それは「逃げ」ではない。
むしろ、家計さえ何とかなるのならば、ちょっと優未ちゃんを振り返ってあげて欲しい……。
「いい子を演じている」優未ちゃん
えっ、優未ちゃんが「いい子を演じている」?
それは、あんたの妄想だろうが!
と言われそうだけれど、違うもん……公式がそう書いてるんだもん。
![NHK朝ドラ『虎に翼』感想 第66回 (第14週:月曜日)](https://i0.wp.com/dramablog.cinemarev.net/entry/wp-content/uploads/2024/07/toratsuba66-4.jpg?resize=500%2C592&ssl=1)
忙しい母に負担をかけないよう、いい子を演じている。
忙しい母に負担をかけないよう、いい子を演じている。
いい子を 演じている
これは、何かがこれから起こるというネタバレでしょうか?
そりゃねぇ……。
「優しいお母さん」ぽい接し方は全くされず、
宿題が終わったあとね、花江さんと お漬物を切ったの。
と言えば、
うん。お手伝いしてお利口ね。
と言われ、(並んで台所に立つ楽しさとか、そういう報告だと気づいてくれ……)
学校のお勉強も頑張ること。
と、教育的指導のみ言い聞かされる。
朝ドラの娘って、母に反抗しすぎ! と、各作品でよく思うけれど、うん、優未ちゃんはね、そろそろ反抗してもいいよ。応援する。
しばらくの間、お休みの日にお手伝いに行くことになってしまいました。
と報告する寅子に見せる背中が、なかなか………。
![NHK朝ドラ『虎に翼』感想 第66回 (第14週:月曜日)](https://i0.wp.com/dramablog.cinemarev.net/entry/wp-content/uploads/2024/07/toratsuba66-2.jpg?resize=864%2C584&ssl=1)
長官の息子
さて……。
岡田将生、星長官の息子だった。
初対面の一言は、
なるほど。
不審がる寅子に、
ごめんなさい。「びっくりする人が手伝ってくれる」としか父から聞いていなかったもので。
「びっくりする人」に対する「なるほど」らしい。
息子の航一です。横浜地裁で判事をしています。
あっ、初めまして。
私は……ご存じのようですね。
もちろん。今日本で一番有名な裁判官でしょう。
これは嫌味なのか、心からなのか……。
しかし驚いた。「あの」佐田寅子さんが手伝ってくださるとは……。お忙しいのにありがとうございます。
あっ、いえ、そんな…。
……ちなみに……「あの」とは?
あっ、やだ、ごめんなさい。
「あの」っていろいろ含みを持つ言葉でしょ?
だからつい。
笑っているのか微笑んでいるのか、あきれているのか……。
何を考えてるか分からない美しさ。まんま生かしたシーンでしたな。
気になさらない方がいい。
![NHK朝ドラ『虎に翼』感想 第66回 (第14週:月曜日)](https://i0.wp.com/dramablog.cinemarev.net/entry/wp-content/uploads/2024/07/toratsuba66-3.jpg?resize=864%2C582&ssl=1)
気になるでしょ!!
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虎に翼 キャストとスタッフ
キャスト
佐田(猪爪)寅子 – 伊藤沙莉
猪爪直明 – 三山凌輝
猪爪(米谷)花江 – 森田望智
猪爪直人 – 琉人
猪爪直治 – 楠楓
佐田優三 – 仲野太賀
猪爪直道 – 上川周作
猪爪はる – 石田ゆり子
猪爪直言 – 岡部たかし
山田よね – 土居志央梨
桜川涼子 – 桜井ユキ
大庭梅子 – 平岩紙
崔香淑 – ハ・ヨンス
轟太一 – 戸塚純貴
花岡悟 – 岩田剛典
小橋浩之 – 名村辰
桂場等一郎 – 松山ケンイチ
穂高重親 – 小林薫
桜川寿子 – 筒井真理子
桜川侑次郎 – 中村育二
笹山 – 田中要次
竹中次郎 – 高橋努
久保田聡子 – 小林涼子
中山千春 – 安藤輪子
雲野六郎 – 塚地武雅
増野 – 平山祐介
大庭徹男 – 飯田基祐
星航一 – 岡田将生
汐見圭 – 平埜生成
稲 – 田中真弓
久藤頼安 – 沢村一樹
多岐川幸四郎 – 滝藤賢一
語り – 尾野真千子
虎に翼 スタッフ
◆放送期間 : 2024年4月1日 ~ 2024年9月 日(予定)(全120回)
◆制作 : NHK(AK)
◆平均視聴率 : %
◆制作統括 : 尾崎裕和
◆プロデューサー : 石澤かおる,舟橋哲男,徳田祥子
◆演出 : 梛川善郎,安藤大佑,橋本万葉
◆脚本 : 吉田恵里香
◆音楽 : 森優太
◆主題歌 : 米津玄師「さよーならまたいつか!」
『虎に翼』各回リンク
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