竹中さまが漢すぎて、キャーー!って言いたくなっちゃう(笑)
記者は記者のお仕事をしているだけで、ゲスニックなわけではないと、ちゃんと描いてくれるのが良い。
寅子、たくさんの人に救われているね。
検察の取り調べに耐えかねたと認めた直言(岡部たかし)だが、証言を覆すつもりはないと言う。穂高(小林薫)は寅子(伊藤沙莉)を共亜事件に関わる弁護士たちに紹介。寅子らが確認した調書内容の誤りを軸に、無罪を主張しようと提案する。寅子は帝都新聞の記者・竹中(高橋努)に記事にしてほしいと依頼。竹中は危険なマネをするなと寅子に忠告するが、寅子と花岡(岩田剛典)に怪しい男たちの手が伸びる…
あらすじ は 公式サイトより引用
連続テレビ小説「虎に翼」第5週「朝雨は女の腕まくり?」第23話
感想
モデルになっていると思われる「帝人事件」も政治がらみだとはいえ、解決は善良な気がするものだった。(あの当時としては)
だからヒロインの家族も題材として絡ませたのだろうと想像できる。
それにしても、とてもサスペンス調で見応えある週。
お前もどうなるか分からねえぞ
はる母さんの日記が父さんの行動の証言になるとしても、それはあくまでも家族裁判の話。
現実的には家族の日記など証拠としての価値は低い。
しかし、自白と現実が相違している証拠を掴めばいいというヒントは与えられた。
若島大臣邸の訪問記録です。
さすが涼子様。大臣とつながりがあるだなんて。
お父様がいろいろ手を回してくださったの。
やはり人脈というものは必要だとつくづく思う。
この縁は寅子自身が作ったもの。
良い友達を持ったね。
おかげで、
父が大臣邸に訪れて金品を渡したとされる日に、訪問記録はありません!
決定的な証拠をつかむことが出来た。
もっとも……「記録違いでは?」で済まされてしまいそうな気もするけれど。
糸口は見つかった。
弁護団の取材に来ていた記者の中に、寅子のことを貶める記事を書いた竹中を見つけ、寅子はみんなを先に帰して穂高教授がいる部屋へ戻った。
あの。
ん?
以前、明律大学女子部に取材に来てくださった方ですよね?
またお前か。
私の父は共亜事件の被告人の一人です。
驚いた顔で寅子を見る竹中。
おい、そんな話をしてどうする。
みんなに帰ってと言ったのに、ちゃんと心配して追って来る花岡、今日も漢。
決まってるでしょ。記事にしてもらうの。
世間の人たちは 父を涜職に手を染めた悪人だと思っている。世の中の目が少しでも変われば…。
しかし竹中は不思議と食いつかない。
変わるか、そんなもん。
ガキが足突っ込んでいい事件じゃない。
そんな記事が出たらお前もどうなるか分からねえぞ。
寅子の話には、話を立ち聞きしていた他の新聞社の記者が食いついてきた。
その記者に話をし、直言無実の話は寅子の写真と共に紙面に載ることになる。
竹中(さま)が漢!
共亜事件の公正な裁判を求める署名にご協力お願いいたします。
中山先輩や久保田先輩も手伝ってくれて、無罪嘆願の署名も集まり始めた。
そんな矢先、
そうだ。優三さんに頼んで銀行の皆さんにも署名していただこうかしら?
待って。さっきから誰かがついてきてる。
2人で居た店を出ようとしたところ、2人組の男が中に入って来た。
必死に逃げようとするも、捕まえられ、落とした書類を守ろうとする寅子……悪いけど花岡、腕力では勝てない(泣)
そこへ……。
は~い!そこまで~。
暴漢を投げ倒して2人を助けてくれたのは、竹中記者 様!!
新聞載せるぞ、こら!
パシャパシャ、カメラ向けながら立ち向かうカメラマンの人もカッコいい!
あなたたちこそ、感謝状貰って記事になるべき!!
言ったろ。ガキが足突っ込んでいい事件じゃない。
お前の父親なんて最初から誰も見ちゃいない。
お前ら、どうせ共亜事件が起きたせいで内閣が総辞職したと思ってるだろ。
何か間違ってますか?
逆だ。内閣を総辞職させたいやつらが共亜事件を起こしたんだよ。
お前がピ~ピ~騒いだところでどうにもならない。目障りだからこれ以上動くな。
動くと死ぬぞ。
記事なんかにして写真が載ってしまえばこういう危険性があると、竹中はたぶん知っていた。
だから書かないでいてくれたのよね。
さすがです、竹中さま。
寅子は弁護団から、もう何もするなとお叱りを受けてしまう。
それじゃあ、脅しに屈しろってことですか?
寅子君も仲間を傷つけたいわけじゃないんだろ?
脅しに屈したくなくたって、現に竹中が助けてくれなければ寅子はどうなっていたか分からない。
「脅しに屈しない」と言いながら闇に葬られて行った人たちが戦前にはたくさん居たのである。
それは……現代でもそうなのかもしれないけれど。
そして、自分だけではなくて学友も巻き込まれることになったら。
勝てそうなのは轟くらい。
暴力に屈するのは本当に理不尽なのだけれど、裏の社会ではこれに勝てるものが無い。
だから政治や法は絶対にそういう組織と繋がってはいけないんだよね。
第1回公判
第1回公判は昭和11年1月に決まりました。
家族や関係者が見守る中、被告席に立たされた直言さんは失神してしまう。
猪爪君!
お父さん!
静粛に!
被告人を医務室へ。退廷させてください。
被告人の回復を待って再開します。
支えられて退廷する直言さんに、傍聴席から声を飛ばす人がいた。
竹中さまである。
おい。また足突っ込むぞ、娘さん。
あんたがそんなんじゃまた襲われるぞ。
直言さんはこの時、初めて、家族も危ない目に遭っていることを知る。
拷問のような取り調べて検察に責められた恐怖で自白してしまったお父さん。
自分の恐怖で精一杯で、家族の事まで考えられなかった……。誰も責められない話。
どういうことです?寅子が襲われたって。
先生、何かご存じなんですよね?
控室で穂高先生に詰め寄る直言さん。
寅子君に口止めされていてね。
口止めって……えっ、そんな大事なことを親の私に隠すなんて…。
隠したくもなるだろ、そりゃ。怖かったと泣きついたりできると思うかね?
この事実を知って、やっと周囲の事を考える余裕が出来た……と信じたい。
帝都銀行・経理第一課長。猪爪直言は株券および金品の供与。またこれを幇助した贈賄の罪に問われるものであります。
被告人は起訴事実について罪を認めますか?
直言さんは軽く傍聴席を振り返り、娘を見た。
ごめんな、トラ。
この真意は……
「(今まで)ごめんな、トラ。(父さん、真実を言うよ)」
なのか、
「ごめんな、トラ。(やっぱり恐いから真実は言えない)」
なのか……。
答えは明日!
ところで「みるはち」では、あなたのベスト朝ドラ投票所 をリニューアル。よろしければぜひ。
このドラマのレビューを投稿してください
広告虎に翼 キャストとスタッフ
キャスト
猪爪寅子 – 伊藤沙莉
猪爪はる – 石田ゆり子
猪爪直言 – 岡部たかし
猪爪直道 – 上川周作
猪爪直明 – 三山凌輝
猪爪(米谷)花江 – 森田望智
佐田優三 – 仲野太賀
山田よね – 土居志央梨
桜川涼子 – 桜井ユキ
大庭梅子 – 平岩紙
崔香淑 – ハ・ヨンス
轟太一 – 戸塚純貴
花岡悟 – 岩田剛典
小橋浩之 – 名村辰
桂場等一郎 – 松山ケンイチ
穂高重親 – 小林薫
桜川寿子 – 筒井真理子
桜川侑次郎 – 中村育二
笹山 – 田中要次
竹中次郎 – 高橋努
久保田聡子 – 小林涼子
中山千春 – 安藤輪子
雲野六郎 – 塚地武雅
増野 – 平山祐介
大庭徹男 – 飯田基祐
星航一 – 岡田将生
汐見圭 – 平埜生成
稲 – 田中真弓
久藤頼安 – 沢村一樹
多岐川幸四郎 – 滝藤賢一
語り – 尾野真千子
虎に翼 スタッフ
◆放送期間 : 2024年4月1日 ~ 2024年9月 日(予定)(全120回)
◆制作 : NHK(AK)
◆平均視聴率 : %
◆制作統括 : 尾崎裕和
◆プロデューサー : 石澤かおる,舟橋哲男,徳田祥子
◆演出 : 梛川善郎,安藤大佑,橋本万葉
◆脚本 : 吉田恵里香
◆音楽 : 森優太
◆主題歌 : 米津玄師「さよーならまたいつか!」
『虎に翼』各回リンク
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10
11 12 13 14 15
16 17 18 19 20
21 22 23