NHK朝ドラ『虎に翼』感想 第1回 (第1週:月曜日)

エイプリルフールから始まった2024年上半期朝ドラ『虎に翼』。

ヒロインのモデルは嘘は許されない法曹界で日本初の女性判事となった三淵嘉子さん。

演じるのは我らが米子・伊藤沙莉ちゃん。

昭和6年。女学校に通う猪爪寅子(伊藤沙莉)は、父・直言(岡部たかし)と母・はる(石田ゆり子)に次々とお見合いをさせられる。女学校を出たら結婚し、子を産み、家庭を守るべし。そんな考えに納得できない寅子は、猪爪家の下宿人・優三(仲野太賀)が通う大学で、法律に出会う。明律大学女子部法科。教授・穂高(小林薫)の言葉から、女性が法律を学ぶ場所があると知った寅子は、母の反対をよそに、弁護士への道を歩み始める…

あらすじ は 公式サイトより引用
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連続テレビ小説「虎に翼」第1週「女賢しくて牛売り損なう?」第1話

NHK朝ドラ『虎に翼』感想

感想

『虎に翼』というのは中国の法家・韓非の言葉で、「鬼に金棒」元々強いけれどももっと強くなるというような意味らしい。

戦前の女性なので社会的には決して強くなかったはずだけれど、「弱い者でも強くなれる」のような例えではなく「もともと強い者がもっと強くなる」という例えを持って来るのは良いな。

沙莉ちゃんのカラっとした佇まいが「強さ」に花……ではなく金棒を添える。

子役時代がない

子役時代がない朝ドラというのは決して珍しくはないのだけれど、賛否はある。

子役時代が秀逸で、そのノスタルジー力だけで最終回まで引っ張る作品もたまにあるから……(あれとかあれとか……)

今作はヒロインが17歳の女学校卒業間近の頃から始まる。

「昭和6年。日本国憲法公布の15年前」と、ナレが入る。落ち着いたオノマチさんのナレ、すごく嬉しい!

(アバンでは日本国憲法公布(昭和21年)の記事を持っているので、32歳かと)

昭和6年。17歳の寅子は立て続けに見合いをさせられている。

家出しようとすると母に捕まり、

前作リレーか(笑)

NHK朝ドラ『虎に翼』感想 第1回 (第1週:月曜日)

親が絶対のこの時代に反論する「弁が立つ」。

これが職業に生かされていくのね。

女のくせに生意気な

本日3組目のお見合い相手がチャラ男の藤森なのは笑った。

しかし、この人は黙っていると目が鋭くて、こういうキャラにもピッタリ。

エンパイアステートビルについてペラペラと上から講釈を垂れる見合い相手・横山太一郎の話に、つい、

と乗ってしまう寅子。

と言ってくれた横山に、目を輝かせて世論を語り続ける寅子……。しかし、横山は寅子を制して、

と叱りつけるのだった。

NHK朝ドラ『虎に翼』感想 第1回 (第1週:月曜日)

結局、サロンで夫を立てつつ、かつ社会情勢もちょっとだけ語れる「良妻賢母」ってやつ?それを求めているだけなんだね。

まぁ……。

そんな時代ですよ。

これは、そういう枠から飛び出していこうとする女性たちのお話ですもの。

個人的には、ものすごく好感触な初回でした。

やはり、どんな状況があっても主人公が「カラっと強い」というのは、とても良い。

主題曲が米津というのも自分的にはありがたくてOPに拝みたくなる気持ちです。今期は必ずOP飛ばさず見ます!

NHK朝ドラ『虎に翼』感想 第1回 (第1週:月曜日)

この、好感触のまま半年飛ばしていただきたいです。

先が楽しみです。

初回からレビューが遅くて申し訳ありません。

今期こそは短く早く続けて行きたい……。

今期もよろしくお願い致します。

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虎に翼 キャストとスタッフ

キャスト

猪爪寅子 – 伊藤沙莉

猪爪はる – 石田ゆり子
猪爪直言 – 岡部たかし
猪爪直道 – 上川周作
猪爪直明 – 三山凌輝
米谷花江 – 森田望智
佐田優三 – 仲野太賀

山田よね – 土居志央梨
桜川涼子 – 桜井ユキ
大庭梅子 – 平岩紙
崔香淑 – ハ・ヨンス
轟太一 – 戸塚純貴
花岡悟 – 岩田剛典


桂場等一郎 – 松山ケンイチ
穂高重親 – 小林薫
桜川寿子 – 筒井真理子
桜川侑次郎 – 中村育二
笹山 – 田中要次
竹中次郎 – 高橋努
久保田聡子 – 小林涼子
中山千春 – 安藤輪子
雲野六郎 – 塚地武雅


星航一 – 岡田将生
汐見圭 – 平埜生成
稲 – 田中真弓
久藤頼安 – 沢村一樹
多岐川幸四郎 – 滝藤賢一



語り – 尾野真千子

虎に翼 スタッフ

◆放送期間 : 2024年4月1日 ~ 2024年9月 日(予定)(全120回)
◆制作 : NHK(AK)

◆平均視聴率 :  %


◆制作統括 : 尾崎裕和
◆プロデューサー : 石澤かおる,舟橋哲男,徳田祥子
◆演出 : 梛川善郎,安藤大佑,橋本万葉

◆脚本 : 吉田恵里香

◆音楽 : 森優太
◆主題歌 : 米津玄師「さよーならまたいつか!」


『虎に翼』各回リンク

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