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NHK朝ドラ【 マッサン 】 第23回 感想


鴨居(堤真一)が太陽ワインの危機脱出のため、新たに打ち出したのは、
女性ヌードをモチーフにした広告であった。
自由で新しい意見を取り入れる鴨居に対し、マッサン(玉山鉄二)はこれまでの
誤解をわびる。
そこで突然鴨居は、一緒にウイスキーをつくろうと言い出し、驚くマッサン。
一方、会社のために結婚を決めた優子(相武紗季)の姿にエリー(シャーロット)は…。

(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)

連続テレビ小説「マッサン」第4週「破(わ)れ鍋に綴(と)じ蓋」 第23話

       マッサンop

 

小さな夢があって…。

夢?

 

結婚する前に家の外に出て…働きたいと思ってたんです。
夢の話です。

 

優子さんのお見合いシーン、良かったな。

うちの売り上げ、戦前の何倍になったと思はります?

と、見合いの席で金の話ばかりする親たち。

若者は遥かに純粋で結婚を真剣に捉えている。

見合い相手の

今回のお見合い、一度断られたのは何でですか?

 

という質問は、これから生涯を共にする相手の事をきちんと知りたいという気持ちが
表情からも見て取れた。

馬鹿でも意地悪でもなく、真剣な質問である。

そこで夢の話を言葉少なくする優子さんの気持ちはちょっと切ない。

けれども、これは良い人と巡り会ったと思ったよ。
優子さんがそういう女性だとここで理解した上で結婚を決めた相手。

たぶん、この人は会社の仕事も適度に優子さんに任せて大事にしてくれるだろう。
優子さんはハウスメイドにはならないと思うの。

 

うちは住吉酒造の一人娘。
会社の一大事にうちはうちの仕事をせなあかん。

 

と、エリーに覚悟を語る優子さんは、やはり素敵だ。

そうなんだよね…。
朝ドラも大河も(ほんっっと大河までも)政略結婚を女の犠牲みたいに語るドラマが
多いが…特に戦国時代の女性なんかね~敵の嫁に入る事は家の役に立つ事と
誇りを持って行く人が多かった時代だと思うんだがな…。
ある意味、嫁であってスパイであるわけだから親だってボンクラな娘は敵陣に
送ったりしないわけだよ。

立派なお仕事だったんだよね。

まぁま…戦国時代の事は今は無関係すぎる。 

 

とにかく…このお相手は良い人だよ。おめでとう…優子さん。・泣

なのに、相変わらず優子さんが家のために結婚してしまうとオロオロウロウロする
ヒロインは、やはり面倒くさいのであった。

もちろん、現段階の話である。

 

コメントのレスを滞らせているのでここで返信も兼ねてるみたいになって申し訳ないん
だけど 当方は朝ドラの感想を毎日書いている。「その日の感想」である。

「その日」良いと思えば良いと書くし、何だこれ、と思えばそう書くわけです。

ウチの拙いブログに通ってずっと読んで下さっている方には今さらな話だと思うので
申し訳ない…ここ飛ばして下さって構いません。[emoji:i-229]

当ブログでは現在の所、好きなドラマに限定してレビューしているわけですが、
朝ドラと大河に関しては好きでも嫌いでも書くと決めている。

それはスパンが長いので感想が変わってくる可能性があるからです。
最初に何だこれ、と思った物でも見続けている内に名作になる物もあるから。
(まぁ…ほとんどないんだけど。 
だから最終的には愚痴記事だらけになる確率が高くて困ってる )

 

で、現在の所は、たぶん優子さんはエリーの「日本女性の師」として。
カモキンはマッサンの「経営者の師」として。
描かれるのだと思っている。
師事している身なのだから、当然2人は未熟者です。それも解ってます。 

何が言いたいのかと言うと…つまり私は今日のツッコミをしているだけ!
…ということをご理解くださいませ。

 

して、その上で言うけれども、やっぱり優子さんがマッサンの元婚約者だった
設定は要らなかったと思うよ。

ドラマが言う所の「政略結婚」である結婚の儚さはこの見合いで充分だし。
こういう運びにするのならば、優子さんは仕事に出るために何か頑張っていた…
というのを一週間描いた方がエリーにイケズする一週間よりもよほど上手く
ここに繋がったし、「英語」と「日本文化」繋がりでエリーと優子さんを描いた方が
よほど上手く友情が描けた気がするんだ。

…でも、多くの視聴者がこれまでの展開に全く違和感を持たずに見ているのだと
いうことがよく解ったので、まぁいいや。 

 

個人的には見どころはマッサン側……現段階では鴨居欣次郎です。

今日はポスター撮りの日。

準備する可愛いモデルを襖の隙間から覗くマッサン。

女は襟をはだけて肌を見せている…。

何でおなごが裸になっとったんです?!

と、カモキンに向かって騒ぐマッサンだが、裸ではありません。
肌蹴て肩を見せていただけ~朝ドラの限界でございます。 

 

美容と健康、安全と安心の太陽ワイン。
この広告には水をはじくほどみずみずしい肌の張りが必要や。

ちゃんとそこまで拘るプロデュース力。

モデルの方も、イイ物作るためなら脱いでもいいわと言う意気込みである。

マッサン…これは「お仕事」の現場ですよ。

撮影終了後にカメラマンにお茶出しするマッサン。

 

どがなですか?

ヘヘッ…どないやろな。現像してみんとな。
僕はただ10年分の知識と技術を精いっぱい出すだけや。

10年分?

 

10年前にな、僕がまだカメラで食うや食わずの頃にな、大将が僕の写真
気に入って買うてくれはってな。
「今度一緒に仕事しよう」って言うてくれはったんや。
それっきり何の連絡もなかったんやけど、今回いきなり訪ねてきてくれてな。
10年越しの約束果たしてくれはったんや。

 

10年越し……。

カモキンに対する頑なな気持ちがどんどん揺らいでくるマッサン。
これはもう…嫌よ嫌よも恋のウチ展開です。

そこまで待ってくれる男なら、ウイスキーも待ってくれるよな…。

 

わしゃ、誤解しとりました。

鴨居商店は大将が独裁者みたいにふんぞり返って思いのままに操られとる
人らの会社じゃ思うとったんです。

 

そうか~
充分、とっても、自由に見えた。 
でもマッサンの心にはカモキンアレルギーがあったので、そんな風にカモキンを
見ていたのですね…。

 

会社で一番の財産は人や。
人間が成長せなんだら会社も成長でけへん。

 

ああ聞かせたい…色んな人に聞かせたい…あいつにもこいつにも聞かせたい…。

こういう会社がな~…少なくなったんだよね。
ってか、減る一方だよね。

こういうリーダーがいる風景はホントにいいよな~。

 

うちで働いてみいひんか?
おもろい事、一緒にやらへんか?
給料は今の倍…いや、3倍出す!

そんな…。何で急に?

 

金魚のお告げや~。
ハハッ。
一緒にウイスキー造ろう!

 

ガツーーーン………

いやぁ…俺ならついて行く……ホイホイついていく……。

 

あの…何でわしが提案した太陽ワインの中身を新しゅうする事、
反対されたんですか?

 

と、最後に訊ねるマッサンである。

大丈夫!

えっ?

 

あんた言うたやろ 「大丈夫」やて。「太陽ワインは絶対安全安心」。
あんたが言うなら間違いない思て。

何でそれを変える必要がある?

 

ガツーーーーーン……2回目…。

この絶対の信頼……。

まぁ…出会いの時からな、カモキンは「本場留学帰り」のマッサンを
狙っていたわけである。

ここまで観察してハントの機会を待っていた…秀吉並みの人たらしとも言える。

 

しかし、マッサンは「男のロマン」を一緒に夢見てくれた住吉酒造の社長の
気持ちもホイホイと捨てられない。

それは当然だ。
留学までさせてもらったんだもん。
ここで「辞めます」言うたら人間としてちょっとどうかって感じになっちゃう。

けれども、実は社長もマッサンの気持ちはよく解ってる。

そして…幸か不幸か住吉酒造の台所事情は現在、ウイスキーどころじゃない。

マッサンを物陰から見守るきよしが切ないぜ…。

ほら、マッサンサイドの物語の方がずっと面白い。
ダブル主役にしなくても良かったのにな~。

 

よろしければ→【2014年10月期・秋クールドラマ】ラインナップ一覧とキャスト表

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※補足的記事
『2014年10月期スタートNHK朝ドラ『連続テレビ小説 マッサン』の
見どころとキャストまとめ』

      マッサンsmall

 

  
※キャスト

亀山政春 … 玉山鉄二
亀山エリー … シャーロット・ケイト・フォックス

亀山早苗 … 泉ピン子
亀山政志 … 前田吟
岡崎千加子 … 西田尚美
亀山すみれ … 早見あかり
番頭・島爺 … 高橋元太郎

住吉酒造
田中大作 … 西川きよし
田中優子 … 相武紗季
矢口専務 … 白井晃
事務員・好子 … 江口のりこ
池田 … 前野朋哉
松原 … 木内義一

キャサリン(種子) … 濱田マリ
食堂「こひのぼり」店主・春さん … 及川いぞう

鴨居欣次郎 … 堤真一
鴨居英一郎 … 浅香航大
黒沢 … 志賀廣太郎
俊夫 … 八嶋智人
巡査 … バッファロー吾郎A

森野熊虎 … 風間杜夫
森野ハナ … 小池栄子
森野一馬 … 堀井新太
亀山エマ … 優希美青

ヘレン … アナンダ・ジェイコブズ/鎌田梢
ウィリアム … タクマ・ウォーレン/比嘉久美子
ローズマリー … インゲ・ムラタ/松岡洋子
デイビッド … マイケル・ビアード

ナレーション … 松岡洋子

※スタッフ

脚本 … 羽原大介
演出 … 野田雄介、梶原登城、佐々木善春、他
プロデューサー … 山本晃久
制作統括 … 櫻井賢
音楽 … 富貴晴美
制作主任 … 熊野律時

主題歌 … 中島みゆき「麦の唄」

公式サイト http://www.nhk.or.jp/massan/

 

 

 

 

 

 

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コメント

  1. 煮汁>『マッサン』第23話

    赤飯は小豆ではなく、ささげ

    と聞いて育った>作ったことはないけど(笑)
    小豆だと潰れやすいので見栄えが悪いし縁起も悪いからと

    でも、TV等では何故か小豆の名前が出ることが多く
    いつも「はあ?」って思ってた

    検索してみたら
    ささげが主流なのは関東だそうだ

    ( ,,-` 。´-)ホォー

    …ひじゅにですが何か?

    「ウチはウチの仕事をせなあかん」by…

  2. 煮汁>『マッサン』第23話

    赤飯は小豆ではなく、ささげと聞いて育った>作ったことはないけど(笑)小豆だと潰れやすいので見栄えが悪いし縁起も悪いからとでも、TV等では何故か小豆の名前が出ることが多くい…

  3. 「マッサン」第23回★鴨居(堤真一)が「うちで働いてみいひんか?」

    連続テレビ小説「マッサン」
    第23回(10月24日)

    優子(相武紗季)は藤岡次郎とのお見合い開始。

    彼の実家はたいそう羽振りの良い様子。

    で、藤岡が優子に「今回のお見合い一度断られたのは何でですか?」

    優子「小さな夢があって…。結婚する前に家の外に出て…働きたいと思ってたんです。夢の話です。」

    微妙に切なさが漂いました。

    しかし結婚が決まっちゃったようで…

  4. マッサン (第23回・10/24) 感想

    NHK総合・連続テレビ小説『マッサン』(公式)
    第4週『破れ鍋に綴じ蓋』【第23回】の感想。

    鴨居(堤真一)が太陽ワインの危機脱出のため、新たに打ち出したのは、女性ヌードをモチーフにした広告であった。自由で新しい意見を取り入れる鴨居に対し、マッサン(玉山鉄二)はこれまでの誤解をわびる。そこで突然鴨居は、一緒にウイスキーをつくろうと言い出し、驚くマッサン。一方、会社のために結婚を決…

  5. mm より:

    SECRET: 0
    PASS: e86aba6ec2c6d042d3bb2c7e049a0ee8
    >やっぱり優子さんがマッサンの元婚約者だった設定は要らなかったと思うよ。

    同感。そしてこの後に続けて書かれたくうさんの内容も、全く同意します。

  6. マッサン 第23回

    内容
    ついに、お見合いをした優子(相武紗季)。
    会社のために結婚を決める。
    そんな優子の気持ちに、エリー(シャーロット・ケイト・フォックス)は涙する。

    一方、新しい広告を。。と。。女性の裸を使うという鴨居(堤真一)の発想に、
    政春(玉山鉄二)は、驚きを隠…

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