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NHK朝ドラ【カムカムエヴリバディ】第88回 (第19週 月曜日) 感想

そもそも虚無さんが ひなたを条映太秦映画村に連れて来たというのに、あまり関わらないんだなぁ。と、思っていたら……。

やはり虚無さんは、ひなたにとっての条映の父であった。

ちゃんと気にしてくれていた。五十嵐のことも……。

ひなた(川栄李奈)が企画した映画村のお化け屋敷は、大成功を収めます。でも、落ち武者の幽霊を演じた五十嵐(本郷奏多)は、喜ぶどころか不満げな様子。大部屋俳優のままではだめだと焦りを募らせます。もどかしさを抱えるひなたはある日、上司の榊原(平埜生成)が激しく動揺しているところに遭遇。なにかと思いテレビを観ると、そこではすみれ(安達祐実)の結婚記者会見が行われていて………

(『カムカムエヴリバディ』上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
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連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」第19週「1992−1993」第88話

NHK朝ドラ【カムカムエヴリバディ】感想

感想

上手く行かない恋……確かに風鈴プロポーズされたはずなのに。

あの時の言葉は何だったの。

すれ違うカップルに……

「敬遠」投法の映像が……えっ……??

(笑)こういうところが好き。

あれは何やったん?

一秒でも長く文ちゃんと一緒にいたい。
文ちゃんと暮らしたい。

という ひなたの望みに対して、五十嵐の答えは、

今はまだ結婚できない。
大部屋のままじゃ駄目なんだ。

世間体とか、家の反応とか。この時代は今よりも気になるところだけれど。

幸い、ひなたの実家はそういうものは全く気にしないタイプ。

朝ドラなので、昭和でも人々は割と多様性の中に居る。

つまり。

これは、己の問題なのね。

じゃあ、あれは何やったん?

お金がなくても仕事がなくても私を幸せにする。そやからついてきてほしいて。

私、平気やで。
お金なんかなくても仕事なんかなくても、文ちゃんといられたらそれだけで……。

分かってほしい。
俺は侍でいたいんだ。

あのプロポーズの時は、文ちゃん、大きくクレジットされる映画デビューで。

セリフもあって。

もっと未来は開けた気がしていた。

「こんな俺では食わせていけぬ」

芸がなくて女房も泣かす、浪花節人生にはしたくないプライドがあるんだねぇ。

敬遠

次節は甲子園選抜真っただ中。

映らないテレビ、昔は叩いたよね……。

(電波入りにくい所でスマホ振ったりもするやろ?え、しない?そう……)

吉之丞は、すっかり跡取りらしくなり、吉右衛門さんはギックリ腰で寝込んでいるらしい。

おばさんも元気。

元気でいてくれないと。

だって……大月は「たちばな」だと気づくのは、赤螺家であってほしいんだよ。

おばちゃん。あんこだけ売ってもろていい?

おはぎ作んの。おばあちゃんにお供え。

小夜ゃんも、ええヒントくれとるじゃろうがっ!

しかし、ひなたにとっては大月だろうが たちばなだろうがどうでもいいのだった。

松井がずっと敬遠されてるんや。
5打席連続やで。


何でそんなことするん?

打たれたら困るからに決まってるやろ。


松井君て高3やろ?

かわいそうやねえ。最後の夏やのに。

「最後の夏」「最後の夏」……が、ひなたに引っかかる。

文ちゃん。
何で私のこと敬遠すんの…!

心は全部、そこ(笑)

おひなを泣かすな

破天荒将軍、まだ出番があるとは思わず、ビックリした(笑)

愛する美咲すみれの結婚会見にガックリ肩を落とす榊原さん。本当に好きだったんだねぇ……。

肩を落とす榊原さんとは別の意味で会見にショックを受ける すみれ。

ショック、というよりも羨望よね。

1999年を共に滅亡するパートナーを見つけた すみれに対する。

その頃、五十嵐は虚無さんと対峙していた。

時が経ってから虚無さんが全く出てこなくなってしまったので心配していたんだよね。年齢設定もよく分からなかったし……。

近頃道場に姿を見せぬな。
日々鍛錬し、いつ来るとも分からぬ機会に備えよ。

そういう師匠にも、ついにヤサグレっぷりを見せつける五十嵐。

いつ来るとも分からないって……。
永遠に来ないかもしれない。
そういうことですよね?


いかにも。

拙者は40年斬られ続けておる。


俺には理解できません。
虚無蔵さんだって一度は強いライトを浴びたんじゃないですか。俺なんかよりもっと強いライトを。

そこから30年近くでしょ?
何で耐えられるんですか?
こんな屈辱に。

これは、ものすごく分かる気がする。

映画の後。

準主役に当ててくれた初代モモケンさんは、なぜ虚無さんを切ってしまったのだろう。

轟監督は、もう五十嵐に目をかけてはくれないの?

答えは……

やはり彼らは「武士だから」なのだろう。

時代劇を抜ければスポットが当たる場所にも入れるかも知れなかったんだよね。

だから、虚無さんは言うのだ。

文四郎。
傘張り浪人とて刀を携えておる限りは侍だ。


あべこべに、いくら刀を振り回しておっても愛しいおなごを泣かす者は真の侍にあらず。


おひなを泣かすな。
泣かせたら、その時は…。

虚無さんは、ひなたに目をかけてくれていた虚無さんのままだった。

そして、当方も以前書かせていただいた通り、浪人だって武士である。

桃太郎の誕生会に来る?来ない?どっち?

……の五十嵐の決断は気になるところ。

だけど、この人の再登場も気になるぞ(笑)

たぶん、セリフつきで出てくるぞ。蘭丸兄さん。

キャストとスタッフ

キャスト

橘安子(雉真安子) – 上白石萌音(子役期 : 網本唯舞葵)
大月るい(雉真るい) – 深津絵里 (子役期: 古川凛)
大月ひなた – 川栄李奈 (子役期 : 新津ちせ)

大月錠一郎 – オダギリジョー
大月桃太郎 – 青木柚(子役期: 野﨑春)

五十嵐文四郎 – 本郷奏多
桃山剣之介 – 尾上菊之助
伴虚無蔵 – 松重豊
榊原誠 – 平埜生成
美咲すみれ – 安達祐実

野田一恵 – 三浦透子(子役期:清水美怜)
野田一子 – 市川実日子

藤井小夜子 – 新川優愛(子役期:竹野谷咲)

赤螺清子 – 宮嶋麻衣 → 松原智恵子
赤螺吉右衛門 – 中川聖一朗(堀部圭亮)
赤螺初美 – 宮嶋麻衣
赤螺吉之丞 – 徳永ゆうき(子役期:石坂大志)

破天荒将軍 – 徳重聡
武者蘭丸 – 青木崇高

橘金太 – 甲本雅裕
橘小しず – 西田尚美
橘算太 – 濱田岳
橘杵太 – 鷲尾真知子

雉真千吉 – 段田安則
雉真美都里 – YOU
雉真稔 – 松村北斗
雉真勇 – 村上虹郎
雉真雪衣 – 岡田結実

村野タミ – 西川かの子

水田きぬ – 小野花梨
水田卯平 – 浅越ゴエ
水田花子 – 小牧芽美
水田力 – 小林よしひさ
赤螺吉兵衛 – 堀部圭亮
柳沢定一 – 世良公則
柳沢健一 – 前野朋哉

平川唯一 – さだまさし
ロバート・ローズウッド – 村雨辰剛
小川澄子 – 紺野まひる
こわもての田中 – 徳井優
小椋くま – 若井みどり
村野タミ – 西川かの子
神田猛 – 武井壮


トミー – 早乙女太一
竹村平助 – 村田雄浩
竹村和子 – 濱田マリ
片桐春彦 – 風間俊介
笹川奈々 – 佐々木希
木暮洋輔 – 近藤芳正
西山太 – 笑福亭笑瓶
磯村吟 – 浜村淳
エンタツ – 中川剛
アチャコ – 中川礼二

語り – 城田優

スタッフ

◆制作統括 : 堀之内礼二郎、櫻井賢
◆プロデューサー : 葛西勇也、橋本果奈、
齋藤明日香
◆演出 : 安達もじり、橋爪紳一朗、
松岡一史
◆脚本 : 藤本有紀
◆音楽 : 金子隆博
◆主題歌 : AI「アルデバラン」


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