えっ……雪衣さん。
ただの従業員ですよね。
この家の奥様と、旦那様のお客人に向かってその言い草はどうかと思います……。
思わず口から出た、じゃ済まされないよね~~。
1951(昭和26)年2月。5年間続いたカムカム英語の歴史は幕を閉じました。戦後の日本を照らしたこの放送は、安子(上白石萌音)とるい(古川凛)の人生にとってもかけがえのない時間でした。心の支えを失ったかに感じていた安子のもとに、英語教室を始めるロバート(村雨辰剛)から英語のテキスト作りを手伝って欲しいとの誘いの話が舞い込みます。一方、算太(濱田岳)は雪衣(岡田結実)から、とある思いをぶつけられ……
(『カムカムエヴリバディ』上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」第7週「1948−1951」第34話
感想
昨日の33回の感想にも書いたけれど。
雪衣さんは「初めからこの家に入るための花嫁修業で来た」説(ただの自説)が完全になくなったので、そうなると本当にただの若すぎるお女中さん……つまり従業員なわけで。
ないわぁ……その態度はプロじゃないわぁ。
居そうろう
何で……算太さんと安子さんはこの家におるんですか?
えっ…。
(私もテレビを見ながら「えっ??」って言ったよ……)
安子さんは亡うなった稔さんいう人の奥さんじゃそうですけど…。じゃったら、おとなしゅう家のことだけするんが筋じゃ思います。
(「稔さんいう人」ってなんじゃね。元々はこの家の主人たる人で、お国のために亡くなった人じゃよ。あんたが務める家の主人だよぉ!)
じゃのに勝手におはぎゅう売り歩いたり、こねんして……安子さんじゃのうて私が算太さんの服、繕うことだって…何か納得いきません。
(いやいや、あんたこの家の奥様じゃなくて、お手伝いさんなんで。旦那様の客人のお世話もあなたのお仕事でしょ。)
ああ、ああ……そりゃ、わしが…。
早うこの家出てった方がええ思います!
るいちゃんは別じゃけど……算太さんと安子さんは旦那様の財産を当てにしてこの家に居座りょうる思われてもしかたねえんじゃねえですか!?
(それはそうかも知れないが、それは従業員であるあんたの口が言うことではないんで。)
ビックリして、今日の感想、これで埋まってしまうわ。
あんたこそ、「安子さん安子さん」って呼んでるけど、安子を何だと思っとるん。
若旦那が亡くなっていても、安子さんは若奥様じゃん。
なんか勘違いしているのだろうか。
恋が彼女をおかしくしているのですね。じゃ済まされませんことよ。
何ゅう言よんじゃ。
あんたに義姉さんの何が分かるんじゃ!
義姉さんがどねえな思いで兄さんと一緒になったかるいを育ててきたか。
義姉さんらにとってたちばながどねん大事な店じゃったか。
何も分かっとらんくせに余計な口出しするんじゃねえ!
勇ちゃんが聞いていて、すぐに叱ってくれたは良かったけれど、要点は違うから。
「あんたはこの家の家事をするための従業員じゃろうが!」
が正解。
まあ、安子が奥様らしくないのは仕方ないけれど、ずっと家におらず道楽で出歩いている奥様だって世の中には在るわけだから。
お女中さんが口出すことではないよね。
るいの傷
千吉さんがわざわざ大阪までるいの入学祝を買いに連れ出したのは、病院に行くのが目的だったらしい。
ずいぶん大きな傷になってしまったんだねぇ……。
この時代の技術じゃ完全には消えないだろうな。
カムカム英語が終了して寂しい安子は、ロバートが始めるという英語教室のアシスタントに燃え始める。
足元、燃えてますよ。
大丈夫?
※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。
↑…テンプレだす…。
キャストとスタッフ
キャスト
橘安子 – 上白石萌音
雉真るい – 深津絵里
ひなた – 川栄李奈
橘金太 – 甲本雅裕
橘小しず – 西田尚美
橘算太 – 濱田岳
橘杵太 – 鷲尾真知子
雉真千吉 – 段田安則
雉真美都里 – YOU
雉真稔 – 松村北斗
雉真勇 – 村上虹郎
村野タミ – 西川かの子
雪衣 – 岡田結実
水田きぬ – 小野花梨
水田卯平 – 浅越ゴエ
水田花子 – 小牧芽美
水田力 – 小林よしひさ
赤螺吉兵衛 – 堀部圭亮
赤螺清子 – 宮嶋麻衣
赤螺吉右衛門 – 中川聖一朗
柳沢定一 – 世良公則
柳沢健一 – 前野朋哉
平川唯一 – さだまさし
ロバート・ローズウッド – 村雨辰剛
小川澄子 – 紺野まひる
こわもての田中 – 徳井優
小椋くま – 若井みどり
村野タミ – 西川かの子
神田猛 – 武井壮
大月錠一郎 – オダギリジョー
女子大生 – 市川実日子
トミー – 早乙女太一
竹村平助 – 村田雄浩
竹村和子 – 濱田マリ
片桐春彦 – 風間俊介
笹川奈々 – 佐々木希
木暮洋輔 – 近藤芳正
西山太 – 笑福亭笑瓶
磯村吟 – 浜村淳
エンタツ – 中川剛
アチャコ – 中川礼二
桃山剣之介 – 尾上菊之助
語り – 城田優
スタッフ
◆制作統括 : 堀之内礼二郎、櫻井賢
◆プロデューサー : 葛西勇也、橋本果奈、
齋藤明日香
◆演出 : 安達もじり、橋爪紳一朗、
松岡一史
◆脚本 : 藤本有紀
◆音楽 : 金子隆博
◆主題歌 : AI「アルデバラン」
『カムカムエヴリバディ』各回リンク