NHK朝ドラ【カムカムエヴリバディ】第86回 (第18週 木曜日) 感想

アバンからウキウキさせられるぜ……。

あの時のあのシーン、この時のこのシーンが蘇る。

だから……

バブルがはじけるように下っていく日本の時代劇事情。

切ないね。

ひなた(川栄李奈)と五十嵐(本郷奏多)は、完成した映画「妖術七変化!隠れ里の決闘」を一緒に観に出かけます。大月家に帰ってきてもなお興奮冷めやらぬ様子の二人を、るい(深津絵里)や錠一郎(オダギリジョー)は微笑ましく眺めるのでした。それから7年の時が流れて、1992年。ひなたの弟の桃太郎(青木柚)は高校に入学し、ひなたは27歳になりました。時代劇や映画村を取り巻く環境は大きく変化していて……

(『カムカムエヴリバディ』上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
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連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」第18週「1984−1992」第86話

NHK朝ドラ【カムカムエヴリバディ】感想

感想

時代も世相も流行りはいつか廃れていく。

新しいものに変わっていくんだよ。

映画村はかつて楽しいテーマパークだった。

けれども、今は関西方面には他国のでっかい映画テーマパークがある。

子供が好きなものが家族のレジャーターゲット。

子供が好きなものが家族の消費ターゲット。

それは仕方ないのぉ……。

それにしても……

アバンから色々と持って行くよね(笑)

青木崇高 見参しちゃった

これだけは書かせてください。(いや、もう書いてるよね、みんなが)

草々兄さん!!来ちゃった!

【カムカムエヴリバディ】第86回 青木崇高兄さん来ちゃった 感想

オーディションに受かった大部屋俳優って誰かと思ってはいたけどさ……。

贅沢すぎでしょ!

大部屋が緊張するから自室に行ってね(笑)

そなたを幸せにしたい

いつの間にか

ブンちゃん!

と呼ばれるようになっている五十嵐である。(うちのブログは「五十嵐」のままで行きたい)

一緒に五十嵐のデビュー作を観に行って。

一緒に大月家の食卓を囲んで。

一緒にお祭りに行って。

風鈴を買ってもらって……。

拙者、家禄も僅か。
主君の覚えもめでたからず。

ああ……

あのお姫様オーディションの相手役のセリフ。


されど……。



そなたを幸せにしたい。
ついてきてくれるか。

こんな時が来るなんて。

ひなた、幸せになってね……。

(涙)

と、思ったら。

アバンが明けたら9年後。

結婚を夢見る ひなたは今も条映で事務をやっている。

五十嵐とは倦怠期っぽい。

大丈夫かあ……。心配。

時代劇の今昔

倦怠期っぽいのは ひなたと五十嵐だけではない。

映画村も来場者数が激減。

二代目桃山剣之介による「妖術七変化隠れ里の決闘」は話題を呼びヒットしました。


しかし、それは条映時代劇が咲かせた最後のあだ花でした。

時代劇は美術やセットにお金がかかる。

そう……かつら一つにしても、役者さんそれぞれの特注かつらがあってお金がかかるのよ。

映画村はそんな時代劇を救うための資金源になっていた。

が、今は時代劇が売れず、映画村自体もテーマパークとしての来場者が少ない。

このままでは共倒れだから企画を考えてほしいと ひなたは榊原から任される。

現実に、過去は週に各局5本ずつはあっただろう時代劇枠は現在ほとんど姿を消している。(民放はスペシャルドラマ以外は無いんじゃないだろうか)

NHKだけが土曜ドラマ枠(不定期)・BS時代劇枠と2本のレギュラーを持っている。

しかも、物すごく名作良作揃いで映像クオリティも高い。こういうものはベタを好む本来の時代劇ファンにはもしかしたら「違う」のかも。

(大河ドラマは「時代劇」とは違うと思っているので、このお話には入れないでおきます。現に大月家でも大河ドラマを好んで家族で見るシーンは一度もない。)

令和になったら、もうこれだけ時代劇は影をひそめてしまっているんですもん。

最後まで「暴れん坊将軍」などを放送していたテレ朝も、分かりやすい悪代官様悪役の展開が多い刑事ものにシフトしていく。

時代劇に出ていた役者さんも、徐々に刑事や探偵になったり犯人になったりしていったよね……。

時代劇に拘る役者さんには厳しい時代がやって来る。

9年後の2人

大月家は変わらず仲良し。

桃太郎は高校に入った。

入学式の記念撮影をしてくれるのは、以前と同じように酒屋のおっちゃん・森岡さん。

私はええわ。
寝起きで化粧もしてへんし。

と、一旦断る ひなたに大人を感じる。

前は高校生なのに服なんか全然かまわずにニコニコ写真撮られていたもんね。

まぁ……

社会人9年。お化粧もする。

ひなたはもう27歳。

五十嵐は29歳になっていました。

そして大部屋俳優のまま。

時代劇は廃れる。

2人はどうなってしまうのだろう。

キャストとスタッフ

キャスト

橘安子(雉真安子) – 上白石萌音(子役期 : 網本唯舞葵)
大月るい(雉真るい) – 深津絵里 (子役期: 古川凛)
大月ひなた – 川栄李奈 (子役期 : 新津ちせ)

大月錠一郎 – オダギリジョー
大月桃太郎 – 青木柚(子役期: 野﨑春)

五十嵐文四郎 – 本郷奏多
桃山剣之介 – 尾上菊之助
伴虚無蔵 – 松重豊
榊原誠 – 平埜生成
美咲すみれ – 安達祐実

野田一恵 – 三浦透子(子役期:清水美怜)
野田一子 – 市川実日子

藤井小夜子 – 新川優愛(子役期:竹野谷咲)

赤螺清子 – 宮嶋麻衣 → 松原智恵子
赤螺吉右衛門 – 中川聖一朗(堀部圭亮)
赤螺初美 – 宮嶋麻衣
赤螺吉之丞 – 徳永ゆうき(子役期:石坂大志)

破天荒将軍 – 徳重聡

橘金太 – 甲本雅裕
橘小しず – 西田尚美
橘算太 – 濱田岳
橘杵太 – 鷲尾真知子

雉真千吉 – 段田安則
雉真美都里 – YOU
雉真稔 – 松村北斗
雉真勇 – 村上虹郎
雉真雪衣 – 岡田結実

村野タミ – 西川かの子

水田きぬ – 小野花梨
水田卯平 – 浅越ゴエ
水田花子 – 小牧芽美
水田力 – 小林よしひさ
赤螺吉兵衛 – 堀部圭亮
柳沢定一 – 世良公則
柳沢健一 – 前野朋哉

平川唯一 – さだまさし
ロバート・ローズウッド – 村雨辰剛
小川澄子 – 紺野まひる
こわもての田中 – 徳井優
小椋くま – 若井みどり
村野タミ – 西川かの子
神田猛 – 武井壮


トミー – 早乙女太一
竹村平助 – 村田雄浩
竹村和子 – 濱田マリ
片桐春彦 – 風間俊介
笹川奈々 – 佐々木希
木暮洋輔 – 近藤芳正
西山太 – 笑福亭笑瓶
磯村吟 – 浜村淳
エンタツ – 中川剛
アチャコ – 中川礼二

語り – 城田優

スタッフ

◆制作統括 : 堀之内礼二郎、櫻井賢
◆プロデューサー : 葛西勇也、橋本果奈、
齋藤明日香
◆演出 : 安達もじり、橋爪紳一朗、
松岡一史
◆脚本 : 藤本有紀
◆音楽 : 金子隆博
◆主題歌 : AI「アルデバラン」


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