NHK朝ドラ【カムカムエヴリバディ】第72回 (第15週 金曜日) 感想

そんなん「サザエさん」の世界にしかあらへんえ。

まさに、ここがサザエさんの世界じゃん(笑)

高校三年生なのに小学生みたいな服を着ているし……とにかく平和なのである。

無愛想な客(本郷奏多)に、回転焼き屋の娘なのに回転焼きが焼けないことを馬鹿(ばか)にされたひなた(川栄李奈)でしたが、事実なので何も言い返すことができませんでした。将来の展望が何も見えないひなたは、クラスメイトの小夜子(新川優愛)のアイデアで、家業の回転焼き屋を継ごうと思いつき、るい(深津絵里)に焼き方を教えてもらってチャレンジするのですが……

(『カムカムエヴリバディ』上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
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連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」第15週「1976−1983」第72話

NHK朝ドラ【カムカムエヴリバディ】感想

感想

18年間いっぺんも手伝わへんかったもんが気まぐれに焼こうとしたかて上手にできるわけあらへんわ。

まさに。

まさに、これやわ。

でも、そう育てたのは るいだからな。

よく家族4人、回転焼きだけでやってきたもんである。

回転焼き屋の娘なのに

焼いて。

えっ。


回転焼き。新しいの焼いて。
もしかして焼いたことないの?
この家の娘なんだよね?
ハッ!うそだろ。

それ言ったら、この家のおっちゃんも回転焼き焼かないけどな……。

100円です。

1000円札(懐かしい……伊藤博文や)を出されてお釣りを渡すと、

ふ~ん。
引き算はできるんだ。

と、口の端で笑って去っていく男である。

ひなたの悔しさはよく分かる。

客商売とはそういうもんやね……。

しかも、この男の言葉は今のひなたにはグサグサ刺さる。

「私は回転焼きは焼けないけれど、これは出来ます!」

という圧倒的な自信を持てるものが ひなたには無い。

ところで、今さらですが、皆様の地域(というか育った地域?)では、これは何と呼んでいます?当方は神奈川県に生まれて関東圏住み。

「大判焼き」だよなぁ(あ、今川焼か)……と思って、新潟育ちのダンナ氏に聞いてみたら、「そもそもそれ、もう売ってないじゃん」と言われた。

確かに、最近、冷凍食品でしか見てないなぁ……。


回転焼き屋になれば?

今更だけれど、一恵ちゃんと小夜ちゃんと ひなたは同じ高校へ通っているらしい。

えっ……昨日も書いたけれど、この時代って結構な高学歴志向の時代である。

この先に待っているのはブランド万歳の世相、働け、働いてそして遊びまくれ!買え!そして買いまくれ!のバブル景気だからな。

あんな描かれ方をしてきたけれど、ひなたは結構学力偏差値が高いのかしら。……と思ったら。

この時代の京都は受験校を選べない総合選抜方式となっており、つまり、あまり格差なく、どんな学力の子でも地元の公立高校に進学できるシステムだったらしい。

経済的に恵まれた家庭が多い京都では、学力のある子どもはほぼ私立や国立に行き、そこの受験戦争が深刻化したことや、公立学校内での生徒の格差が問題になってきたらしい。

やがて京都府内での京大進学率が悪化してきたため見直されたのだとか……。

同じ時代でも地域によって違うものなんだな……。

(でも、だったら一恵ちゃんなんて公立行かないのでは?とはツッコまないように……)

できることやったらずっとこのままでいてたい。

私は高校生で桃は小学生。
お父ちゃんとお母ちゃんとあの家で暮らしてたい。

そういう ひなたに小夜ちゃんは言う。

それやったら、ひなちゃん、家のお仕事手伝ったらええんと違う?


えっ。

回転焼き。

そうして初めて回転焼きを るいから学んだ ひなたは、初めて回転焼きを手伝ったジョーのようなことになる。

18年間いっぺんも手伝わへんかったもんが気まぐれに焼こうとしたかて上手にできるわけあらへんわ。

と、るいに言われて家を飛び出す ひなた。

お母ちゃん……どないしよ。私……。

こんなんで、私これからどないして生きていこう……。

いやいや……。練習を繰り返して上手くなるもんやん。

ジョーも一度のアレで辞めたみたいだし、ひなたもこれ一回でやめてしまうん。

「ミス条映コンテスト」

こうして泣きながら映画村へ行ったひなたはAKBオーディション……ではなくて、「ミス条映コンテスト」に出会うのだった。

あて書きかっっ!!

そういえば、川栄ちゃんってかつてはおバカタレントで売っていたんだよね……。

しかしまぁ、ジョーも ひなたも簡単に出来ない回転焼き。

るいはチャチャっと出来るようになって、一部ではクリーニングをバカにしているだの回転焼きをバカにしているだの言われていたけれど、結局……

るいって、ものすごく器用なんじゃない??

やれば何でもすぐにプロ級にできてしまい、少ない稼ぎから貯蓄まで作ってしまえる人。

一代で大企業を立ち上げた千吉さんの血なのかもねぇ。

※朝ドラレビューは基本的に簡単感想で。
※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。
…テンプレだす…。

キャストとスタッフ

キャスト

橘安子(雉真安子) – 上白石萌音(子役期 : 網本唯舞葵)
大月るい(雉真るい) – 深津絵里 (子役期: 古川凛)
大月ひなた – 川栄李奈 (子役期 : 新津ちせ)

大月錠一郎 – オダギリジョー
大月桃太郎 – 青木柚(子役期: 野﨑春)

五十嵐文四郎 – 本郷奏多
桃山剣之介 – 尾上菊之助
伴虚無蔵 – 松重豊
榊原誠 – 平埜生成
美咲すみれ – 安達祐実

野田一恵 – 三浦透子(子役期:清水美怜)
野田一子 – 市川実日子

藤井小夜子 – 新川優愛(子役期:竹野谷咲)

赤螺清子 – 宮嶋麻衣 → 松原智恵子
赤螺吉右衛門 – 中川聖一朗(堀部圭亮)
赤螺初美 – 宮嶋麻衣
赤螺吉之丞 – 徳永ゆうき(子役期:石坂大志)

橘金太 – 甲本雅裕
橘小しず – 西田尚美
橘算太 – 濱田岳
橘杵太 – 鷲尾真知子

雉真千吉 – 段田安則
雉真美都里 – YOU
雉真稔 – 松村北斗
雉真勇 – 村上虹郎
雉真雪衣 – 岡田結実

村野タミ – 西川かの子

水田きぬ – 小野花梨
水田卯平 – 浅越ゴエ
水田花子 – 小牧芽美
水田力 – 小林よしひさ
赤螺吉兵衛 – 堀部圭亮
柳沢定一 – 世良公則
柳沢健一 – 前野朋哉

平川唯一 – さだまさし
ロバート・ローズウッド – 村雨辰剛
小川澄子 – 紺野まひる
こわもての田中 – 徳井優
小椋くま – 若井みどり
村野タミ – 西川かの子
神田猛 – 武井壮


トミー – 早乙女太一
竹村平助 – 村田雄浩
竹村和子 – 濱田マリ
片桐春彦 – 風間俊介
笹川奈々 – 佐々木希
木暮洋輔 – 近藤芳正
西山太 – 笑福亭笑瓶
磯村吟 – 浜村淳
エンタツ – 中川剛
アチャコ – 中川礼二

語り – 城田優

スタッフ

◆制作統括 : 堀之内礼二郎、櫻井賢
◆プロデューサー : 葛西勇也、橋本果奈、
齋藤明日香
◆演出 : 安達もじり、橋爪紳一朗、
松岡一史
◆脚本 : 藤本有紀
◆音楽 : 金子隆博
◆主題歌 : AI「アルデバラン」


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