クリーニングの平助・和子夫妻……
こうなるのもそう言うのもわかっていたけどさ。
泣けるわ。
るい(深津絵里)は、錠一郎(オダギリジョー)からの提案について、平助(村田雄浩)と和子(濱田マリ)に話ができずにいました。大阪に出てきて就職に失敗した自分を拾ってくれた上に、クリーニングのことを一から教えてくれた二人に対して、自分勝手な相談はできないと考えていたのです。悩んでいたある日、クリーニング店にやってきた錠一郎の口からいきなり驚きの発言が……
(『カムカムエヴリバディ』上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」第12週「1963−1964」第55話
感想
結婚しよう。
るい編がついにここまで順調に来た。
このまま幸せになってくれるといいなぁ……。
久々の妄想テレビ
最近、すっかり現実の幸せの中を生きていたので、妄想を忘れていた るいである。
「それでは平助さん、どうぞ」
「こないだのコンテストに関係あること?」
「ええ、まあ…」
「実はひそかにるいちゃんも出とったとか」
「そないなわけあるかいな。あれやろ。大月君の優勝に関係あるやろ」
「えっ!そうなんか?」
「関係あります」
「言われたんやろ大月君に『結婚してくれ』て。『東京一緒に行ってくれ』て」
「正解!」
「ようそないな厚かましいこと言えたもんやな。うちでさんざん仕事教えたったのに、今更店辞める?ハッ!冗談やあれへんわ!」
おじさんとおばさんが、そんなこと言うわけないやろ……。
優勝したジョーにプロポーズされ、突然店に来ておじさんとおばさんに挨拶され、妄想劇場が止まらない るいである。
娘をよろしゅう
サッチモちゃんに結婚を申し込みました。
おじさんとおばさんのお許しがもらえたら、2人で東京で暮らすつもりです。
と正座するジョーに、怒りをぶつける るい。
やめて!
何なんですか、いきなり。
おじさんとおばさんは就職に失敗した私のこと拾ってくれた。
クリーニングのこと一から教えてくれた。
それやのに今更辞めるやなんて、そんなこと簡単にできるわけないでしょう?
それを聞いたおじさんとおばさんが……
そうやそうやと言うはずもなく。
るいちゃん。
うちに後継ぎがおらんから心配してくれてんのか?
あほらしい。こないな店なあ、一代限りでええんや。
もちろんうちらが2人で作った大事な店や。
そやけど、そないなもんはただの形や。
「るいちゃんみたいな ええ子がいっとき手伝うてくれたなあ」
いつか隠居した時に縁側で2人でそないな話ができたら、うちらはそんで幸せや。
おじさんは、あらためてジョーに頭を下げるのだった。
大月君。
娘をよろしゅう頼みます。
こうなることは知ってたさ。
でも、泣けるよね。
本当に、ずっとずっと良い人たち。
ササプロって佐々木希プロかぃ
ジョーは るいより先にレコーディングのために東京へ入る。
3か月。
体に気ぃ付けてくださいね。ホテル暮らしなんでしょ?
いや、ササプロの社長さんの家に居候。
でっかいお屋敷みたいよ。
そないして、新人が寝泊まりするための部屋があるんやて。
佐々木希プロ…もといササプロのお嬢様、奈々。
一つ屋根の下、絶対に危険じゃん。
白木葉子かよ。(あれ、知らない方は気にしないでください、すいませんっ)
ホットドック
ジョーの部屋に「ディッパーマウスブルース」 のマッチを見つけ、るいはジョーが『On the sunny side street』を聴いたのが「ディッパーマウスブルース」だと知る。
「サニーサイド」のレコード聴いた店。
マスターの名前は確か定一さんやった。
やっぱり…。
そうやと思ってた。
僕を拾ってくれたんも定一さんや。
るいが大阪でおじさんとおばさんに拾われたとしたら、ジョーは岡山で定一さんに拾われていた。
拾った人たちは、みんな、拾った子の幸せだけを願ってくれる人たちだった。
そして、定一さんがジョーと出会ったときに
進駐軍からがめてきたんじゃ。
と食べさせてくれたのがホットドック。
ジョーにとってはジャズと同じく、アメリカの象徴だね。
時代は巡ってここにたどり着いた。
ただ……
やはり気になるのよね。
お嬢様と。
片桐さん。
※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。
↑…テンプレだす…。
キャストとスタッフ
キャスト
橘安子 – 上白石萌音
雉真るい – 深津絵里
ひなた – 川栄李奈
橘金太 – 甲本雅裕
橘小しず – 西田尚美
橘算太 – 濱田岳
橘杵太 – 鷲尾真知子
雉真千吉 – 段田安則
雉真美都里 – YOU
雉真稔 – 松村北斗
雉真勇 – 村上虹郎
村野タミ – 西川かの子
雪衣 – 岡田結実
水田きぬ – 小野花梨
水田卯平 – 浅越ゴエ
水田花子 – 小牧芽美
水田力 – 小林よしひさ
赤螺吉兵衛 – 堀部圭亮
赤螺清子 – 宮嶋麻衣
赤螺吉右衛門 – 中川聖一朗
柳沢定一 – 世良公則
柳沢健一 – 前野朋哉
平川唯一 – さだまさし
ロバート・ローズウッド – 村雨辰剛
小川澄子 – 紺野まひる
こわもての田中 – 徳井優
小椋くま – 若井みどり
村野タミ – 西川かの子
神田猛 – 武井壮
大月錠一郎 – オダギリジョー
女子大生 – 市川実日子
トミー – 早乙女太一
竹村平助 – 村田雄浩
竹村和子 – 濱田マリ
片桐春彦 – 風間俊介
笹川奈々 – 佐々木希
木暮洋輔 – 近藤芳正
西山太 – 笑福亭笑瓶
磯村吟 – 浜村淳
エンタツ – 中川剛
アチャコ – 中川礼二
桃山剣之介 – 尾上菊之助
語り – 城田優
スタッフ
◆制作統括 : 堀之内礼二郎、櫻井賢
◆プロデューサー : 葛西勇也、橋本果奈、
齋藤明日香
◆演出 : 安達もじり、橋爪紳一朗、
松岡一史
◆脚本 : 藤本有紀
◆音楽 : 金子隆博
◆主題歌 : AI「アルデバラン」
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