なんだよ。これ。
ただのラブストーリーじゃ~~ん……。
やだわぁ、私。泣いてるぅ……。
ラジオ英語講座を聴くことは安子(上白石萌音)の毎朝の日課になっています。そして安子の中には稔とのささやかな甘い夢が芽生えようとしていました。ある日、そんな様子を見た親友のきぬ(小野花梨)の計らいで、安子と稔は2人で夏祭りに行くことに。しかし、稔の弟で幼なじみの勇(村上虹郎)から、社長の跡取りの稔と「あんころ屋の女では釣り合わん!」と言われてしまいます。落ち込む安子は、稔の前から走り去ってしまい…
(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」第1週「1925―1939」第5話
感想
好きな人とお祭り。
笑顔。
幸せ。
横恋慕。
生まれの障がい。
再燃……。
いや、王道でしょ。
なのにワクワクしたりウルウルしたりしてしまう。
15分間の密度が凄い。
勇は見ていた
小学校の頃から、何かとちょっかい出してきた勇。
安子を好きなことはもう説明済み。
そりゃ、心穏やかではいられないよね。
勇が安子を好きだと視聴者に伝えてくれることも、お祭りデートの機会を用意してくれることも、全ては親友きぬちゃんのお計らい。
子役から名演技で活躍、『鈴木先生』ではメンヘラのカワベエの痛々しさを好演。
ここではしっかり者で気が利く朝ドラ親友。鉄板の良位置。小野花梨さん。いいね。
しかし、せっかくの親友の計らいを勇は無にしてしまう。
傷心の夏祭り
きぬちゃんがせっかく用意してくれた夏祭りデート。
神輿に『カーネ』のだんじりを思い出した視聴者が続出したであろう(木之元のおっちゃん!)
ゆかたを用意して、夜店を好きな人と並んで歩く。遊ぶ。押し寄せる多幸。懐かしさと切なさで胸がいっぱいになっちゃう……。
しかし、ここで横恋慕野郎はしっかり登場するのだった。
兄さんはいずれ雉真の社長になる人じゃあ。
あんころ屋の女なんか釣り合うもんか!
まぁな……。
横恋慕ではないんだよね。
だって、先に好きになったのは勇の方だし。「好き」と素直に言えない子ども時代をずっと生きて来たんだよ。
なのに、また、好きな人を傷つけてしまう。
そいつが俺のやり方……。
May i write a letter for you
言われたことは事実だったので。
14歳の安子も傷つきつつも現実に目覚めるのだった。
それでもラジオ英会話は続ける。
失恋の証拠のようで、習慣が悲しい。
でも、勇くん、ちゃんと言いに来てくれた。
兄さん、明日朝一番の汽車で大阪へ帰るそうじゃ。
もう夏休みはしまいじゃあ。
走った方が早いんじゃない?
というような危うい自転車運転で、駅へ走る安子。
稔さんとの文通の約束……。
流れるような密な15分。
お腹いっぱいです。
幸せです。
※夜、追記するかも、しないかもです。
※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。
↑…テンプレだす…。
キャストとスタッフ
キャスト
橘安子 – 上白石萌音
雉真るい – 深津絵里
ひなた – 川栄李奈
橘金太 – 甲本雅裕
橘小しず – 西田尚美
橘算太 – 濱田岳
橘杵太 – 鷲尾真知子
雉真千吉 – 段田安則
雉真美都里 – YOU
雉真稔 – 松村北斗
雉真勇 – 村上虹郎
村野タミ – 西川かの子
雪衣 – 岡田結実
水田きぬ – 小野花梨
水田卯平 – 浅越ゴエ
水田花子 – 小牧芽美
赤螺吉兵衛 – 堀部圭亮
赤螺清子 – 宮嶋麻衣
赤螺吉右衛門 – 中川聖一朗
柳沢定一 – 世良公則
柳沢健一 – 前野朋哉
平川唯一 – さだまさし
ロバート・ローズウッド – 村雨辰剛
小川澄子 – 紺野まひる
こわもての田中 – 徳井優
小椋くま – 若井みどり
村野タミ – 西川かの子
神田猛 – 武井壮
大月錠一郎 – オダギリジョー
女子大生 – 市川実日子
トミー – 早乙女太一
竹村平助 – 村田雄浩
竹村和子 – 濱田マリ
片桐春彦 – 風間俊介
笹川奈々 – 佐々木希
木暮洋輔 – 近藤芳正
西山太 – 笑福亭笑瓶
磯村吟 – 浜村淳
エンタツ – 中川剛
アチャコ – 中川礼二
桃山剣之介 – 尾上菊之助
語り – 城田優
スタッフ
◆制作統括 : 堀之内礼二郎、櫻井賢
◆プロデューサー : 葛西勇也、橋本果奈、
齋藤明日香
◆演出 : 安達もじり、橋爪紳一朗、
松岡一史
◆脚本 : 藤本有紀
◆音楽 : 金子隆博
◆主題歌 : AI「アルデバラン」