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NHK朝ドラ【カムカムエヴリバディ】第64回 (第14週 火曜日) 感想

それがどれだけ幸せなことか、僕らはよう知ってる。

そうね。

「人の縁」でここまで来たもんね、るい編は。

言いたいことは分かるし、それは確かに大事なことだが……。

夏休みに遊んでばかりいたひなた(新津ちせ)は、山積みの宿題に途方に暮れます。唯一頑張って毎日行っていたラジオ体操も、最終日は宿題に追われていけませんでした。宿題を手伝ってくれようとした錠一郎(オダギリジョー)にも文句を言う姿を見たるい(深津絵里)は、いうことを聞かずに宿題を放っておいたひなたを厳しく叱ります。そんな時に、クラスメイトの一恵と小夜子が訪ねてきて…

(『カムカムエヴリバディ』上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
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連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」第14週「1965−1976」第64話

NHK朝ドラ【カムカムエヴリバディ】感想

感想

このドラマのおかげで私はハッキリあの膨大な「夏休みの宿題」の目的を理解したよ。

人の縁?

いや、「計画性」の育成。

宿題が終わらない

宿題が終わらな過ぎて半泣きの ひなた。

ン十年前の私である……。

大丈夫や。お父ちゃんが手伝うたる。

と、算数ドリルを始めたジョーは、

いや……お父ちゃん、算数は苦手や。

苦手いうたかて小4の算数やで?


小数はもう……特に苦手や。ほら、割り算とかだともうお手上げや。

小数点、動かしたらええんや。

ああ、ああ……何かそんなんあったな。こ……こうかな?

反対や! 後ろに動かすねん。

余計に時間かかやん……ジョーの家庭教師じゃないんだから。

ジョーは戦争孤児だったので、ほとんど学ぶことが出来ない環境だったかも知れない。

足したり引いたりは生活の中で理解していける部分だけれど、式にすると分からなくなる人もいただろうし。

ジョーには、いずれ英会話を教わればいいかもね。

それを見ていた るいはしごく真っ当にお説教をする。

ひなた。
あんた、それでええ思てんの?


宿題せんと遊びほうけて。テレビ見てチャンバラばっかりして。年毎年夏休みのたんびにおんなじこと繰り返して。


あげく、お父ちゃんに泣きついて。


たった一つ続けとったラジオ体操まで最後の最後に投げ出してしもた。

もう宿題なんかせんでええ。
そのまま学校行って先生に絞られなさい。

ジョーはキツいと言っていたけれど、全然きつくないよ。

感情任せでもないし、分かりやすく、子供のためになる叱り方だよ。

この程度の躾けを多くの国民が見るドラマに否定してほしくないなぁ。

「あんな強く」

という話にするなら、もっと強くても良かったのでは。

絵は自由研究として提出したらどうだろう。学会大騒ぎになりそうやん……。

友達

夕立の日に貸した傘が返ってきた。

藤井小夜子ちゃん。

夏休みはずっと田舎へ行っていたそうである。(そこ、岡山では?)

そして宿題は

終わっています。

手伝おか?傘のお礼。

と言う藤井さんに、ひなたは泣く泣く……の面持ちで断るのだった。

侍は見返りなんか求めへんもんや。

大月さん、何でそないに侍が好きなん?

と聞かれて、ひなたは幼いころ父の膝の上で毎日時代劇を見てきた話をするのだった。

うちとこちょっと変わってるやろ。
お母ちゃんが回転焼き焼いて、お父ちゃんは家にいてるのに仕事してへん。幼稚園の頃はそれでよう からかわれた。

泣きべそかいて帰ってきたら当のお父ちゃんがテレビ見てた。

お父ちゃんは私の顔見て膝に乗っけてくれて。それで一緒にテレビ見た。時代劇やった。

かっこええなあ思た。
どの侍も。


私が見てきた侍はみんな……強くて優しくて……。


絶対に泣いたりしいひん。弱音なんか吐かへん。こうと決めたことは命懸けでやり遂げる。

そやね……。でもさ、時代劇のサムライは浪人や下っ端が多くてさ……。生活するために内職とか頑張って働いているんだよね。

そこは見てないんやな……。

それに、命がけでやり遂げるようにならないために、まず計画を立てるのが「宿題」というものだと思う。

(……と、偉そうに言えない自分がここにいます……)

一恵ちゃんも合流して、結局宿題はお友達の協力の下で作業。

3人でやればすぐできるわ。

うん。

ありがとう!

うん。やろう!

部屋の外で、るいは子供たちのやり取りを微笑んで聞いていた。

そうかなあ

あのままやったらこの先ひなた自身が困るんやから。

と言う るいに、ジョーは

そうかなあ。
僕も学校の勉強はろくにせえへんかったよ。


でも、るいみたいな人がお嫁さんになってくれた。何にも困ってへんよ。

と言っていたけれど……。

人は確かに助け合って生きていける。

「助け合って」じゃなくて「助けてもらって」か。

見返りを求めない侍みたいな人たちに。

友達に恵まれてるんやな、ひなたは。
それがどれだけ幸せなことか僕らはよう知ってる。

そやけど、世界中の人間が「助けてもらう側」に回ったら、誰が助けてくれるのだろう。

人の縁は見返りなど求めずとも繋がっている。理想だ。素晴らしいことだと思う。

けれども、アリが居なくなったらキリギリスは生きていけないんやで。

生活力は必要だと思うけれどなぁ……。

まぁ……

るい編は特にファンタジーだと思って見ているけれど。

※朝ドラレビューは基本的に簡単感想で。
※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。
…テンプレだす…。

キャストとスタッフ

キャスト

橘安子(雉真安子) – 上白石萌音(子役期 : 網本唯舞葵)
大月るい – 深津絵里 (子役期: 古川凛)
大月ひなた – 川栄李奈 (子役期 : 新津ちせ)

橘金太 – 甲本雅裕
橘小しず – 西田尚美
橘算太 – 濱田岳
橘杵太 – 鷲尾真知子

雉真千吉 – 段田安則
雉真美都里 – YOU
雉真稔 – 松村北斗
雉真勇 – 村上虹郎
雉真雪衣 – 岡田結実

村野タミ – 西川かの子

水田きぬ – 小野花梨
水田卯平 – 浅越ゴエ
水田花子 – 小牧芽美
水田力 – 小林よしひさ
赤螺吉兵衛 – 堀部圭亮
赤螺清子 – 宮嶋麻衣 → 松原智恵子
赤螺吉右衛門 – 中川聖一朗(堀部圭亮)
赤螺初美 – 宮嶋麻衣
柳沢定一 – 世良公則
柳沢健一 – 前野朋哉

平川唯一 – さだまさし
ロバート・ローズウッド – 村雨辰剛
小川澄子 – 紺野まひる
こわもての田中 – 徳井優
小椋くま – 若井みどり
村野タミ – 西川かの子
神田猛 – 武井壮

大月錠一郎 – オダギリジョー
女子大生 – 市川実日子
トミー – 早乙女太一
竹村平助 – 村田雄浩
竹村和子 – 濱田マリ
片桐春彦 – 風間俊介
笹川奈々 – 佐々木希
木暮洋輔 – 近藤芳正
西山太 – 笑福亭笑瓶
磯村吟 – 浜村淳
エンタツ – 中川剛
アチャコ – 中川礼二

桃山剣之介 – 尾上菊之助

語り – 城田優

スタッフ

◆制作統括 : 堀之内礼二郎、櫻井賢
◆プロデューサー : 葛西勇也、橋本果奈、
齋藤明日香
◆演出 : 安達もじり、橋爪紳一朗、
松岡一史
◆脚本 : 藤本有紀
◆音楽 : 金子隆博
◆主題歌 : AI「アルデバラン」


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