どうしてコンテストと 『妖術七変化 隠れ里の決闘』 を並行して流すのかなぁ……。
いくら「暗闇の中でこそ見えるもの」に感銘を受けたからといっても、これはしつこすぎでは?
……と、思っていたんだけれど。
なるほどっ!
そういうことか。
関西一のトランぺッターを選ぶコンテスト当日。るい(深津絵里)が応援のためにでかける準備をしようとしたちょうどその時、錠一郎(オダギリジョー)がクリーニング店に慌ててやってきました。見ると、なんとステージ衣装にケチャップがべっとり。るいが他の衣装を着てと提案するものの、るいが選んでくれた衣装で出ると聞かない錠一郎。るいはなんとか錠一郎の出番に間に合わせようと急いでシャツを洗うのですが……
(『カムカムエヴリバディ』上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」第12週「1963−1964」第54話
感想
おじさんとおばさんのデート、『妖術七変化 隠れ里の決闘』、落ちないケチャップ、緊迫のコンサート会場、そして一対一の……
お見事です。
日本映画史上まれにみる駄作
なるほどね。
『妖術七変化 隠れ里の決闘』 は、こういう風に使うのか。
「若大将」が満席だったので、日本映画史上まれにみる駄作と称された 『妖術七変化 隠れ里の決闘』 に入ることになったクリーニング和子&平助夫妻。
まぁ、この時代、満席でも入れるんだけどね。どうしても「これが」ってことではないのならば、座れる映画がいいよね……(いいのか?)
日本の映画史上まれに見る駄作やねんで。
そこまで言われたらかえって見とうなるやろ。
それもそやな。
この人たち、いいなぁ……。
ほんと、好き。
おばさんの横顔を窺いながら楽しそうなおじさんもいいよね。素敵な夫婦。
しかし……。
入った時にはブツブツ言っていた2人も、次第に映画に見入っていくのだった……。
素晴らしいセッション
るいは一人で必死に洗濯をして、ジョーの出番前にシャツを届けるのだった。
それ、すぐに着るので、畳まなくても吊るしでよかったんや。
並みいる奏者を押しのけて、最後に残ったのは下馬評通りトミーとジョー。
そして2人は一騎打ちセッションへ。
トミーのラストのポーズ、めっちゃカッコええやん。
両者譲らず、決戦のセッション?
— 朝ドラ「カムカムエヴリバディ」#カムカム (@asadora_bk_nhk) January 17, 2022
ベストを尽くしたふたり、いい笑顔で握手してました!
結果が気になります…
ダブル優勝というわけにはいかんのじゃろうか…#オダギリジョー #早乙女太一 #朝ドラ #カムカムエヴリバディ #カムカム pic.twitter.com/pY4udLTmeq
オチ
2人が白熱のセッションを展開している間、おじさんとおばさんが2人で見ている 『妖術七変化 隠れ里の決闘』 も白熱の対峙へ……。
ずっと、コンテストと映画を掛けていたのはこのためだったんか。
「この映画は日本映画史上まれに見る駄作です。」
「しかしながらクライマックスの黍之丞 対 左近の戦い、これは日本映画史上類を見ない圧巻の立ち回りです。」
両者、お疲れさまでした。
結果は明日。
もう。「トミーとジョー」で一緒にデビューさせればいいよね。
※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。
↑…テンプレだす…。
キャストとスタッフ
キャスト
橘安子 – 上白石萌音
雉真るい – 深津絵里
ひなた – 川栄李奈
橘金太 – 甲本雅裕
橘小しず – 西田尚美
橘算太 – 濱田岳
橘杵太 – 鷲尾真知子
雉真千吉 – 段田安則
雉真美都里 – YOU
雉真稔 – 松村北斗
雉真勇 – 村上虹郎
村野タミ – 西川かの子
雪衣 – 岡田結実
水田きぬ – 小野花梨
水田卯平 – 浅越ゴエ
水田花子 – 小牧芽美
水田力 – 小林よしひさ
赤螺吉兵衛 – 堀部圭亮
赤螺清子 – 宮嶋麻衣
赤螺吉右衛門 – 中川聖一朗
柳沢定一 – 世良公則
柳沢健一 – 前野朋哉
平川唯一 – さだまさし
ロバート・ローズウッド – 村雨辰剛
小川澄子 – 紺野まひる
こわもての田中 – 徳井優
小椋くま – 若井みどり
村野タミ – 西川かの子
神田猛 – 武井壮
大月錠一郎 – オダギリジョー
女子大生 – 市川実日子
トミー – 早乙女太一
竹村平助 – 村田雄浩
竹村和子 – 濱田マリ
片桐春彦 – 風間俊介
笹川奈々 – 佐々木希
木暮洋輔 – 近藤芳正
西山太 – 笑福亭笑瓶
磯村吟 – 浜村淳
エンタツ – 中川剛
アチャコ – 中川礼二
桃山剣之介 – 尾上菊之助
語り – 城田優
スタッフ
◆制作統括 : 堀之内礼二郎、櫻井賢
◆プロデューサー : 葛西勇也、橋本果奈、
齋藤明日香
◆演出 : 安達もじり、橋爪紳一朗、
松岡一史
◆脚本 : 藤本有紀
◆音楽 : 金子隆博
◆主題歌 : AI「アルデバラン」
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