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NHK朝ドラ【おちょやん】第86回(第18週 月曜日) 感想

主要人物が空襲で死んでしまうという #澪つくしチャレンジ を経た今……。

 

結構心が鍛えられてた。

 

ありがとう『澪つくし』再放送(そういう目的ではない)

昭和20年3月13日深夜、大阪の街が大空襲に見舞われた。公演のため京都に来ていた千代(杉咲花)と一平(成田凌)は、そのことを聞き、急ぎ道頓堀に戻ってくるのだった。千代の目には壮絶な光景が広がる。福富楽器店は焼かれて跡形もなくなり、かつての岡安の店前もひどいありさまだった。シズ(篠原涼子)を含め、道頓堀の人々が無事かどうか、気がかりでならない千代。近所の人々は言葉少なげに遺体安置所を指さすのだった……

(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
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連続テレビ小説「おちょやん」第18週「うちの原点だす」第86話

NHK朝ドラ『おちょやん』感想

感想

みつえちゃんの

「お父さんとお母さんを助けてあげられなかった」

を予告で見ていたので、この2人がこうなることは分かっていた気がする……。

むしろ、こうなったせいで、福助だけは無事なのではないかと思えてきた。

そんなに何もかも みつえちゃんから奪って行かないんじゃないかな。このドラマでは。

福富ののれん


岡安のご寮さんどないしたはるか分かれしまへんやろか?

と、通りすがりの人に尋ねたら、

ああ……町外れに出来た遺体の安置所やわ。

と答えるの、めっちゃ思わせぶり。


千代と一平が遺体安置所に辿り着くと、横たわっているむくろが二体。

菊さんと福松さんや。

と、旦さん。

私は旦さん辺りは危ないと踏んでいたのだけど、岡安夫妻は菊さんに救ってもらって助かっている。

福松さんとお菊さんは、あの夜、福富ののれんを取りに疎開先から道頓堀に戻って大阪大空襲に遭ったのだそうな。

こないなもんのために…。

と、みつえちゃんは嘆くが、「こないなもん」が命よりも大事な人もいるわけで。

早々に芝居茶屋を畳んで、息子の好きな楽器店に商売替えしたものの、福富への未練はこの人にもあったらしい。

菊さん。
サッパリした気風の人だったねぇ。

一福の気持ち


空爆を逃れて無事だった一平の家に、しばらく世話になることになった みつえちゃんと一福。

福富の後始末もせなあかんし、それに福助が帰ってきた時こっちにいてた方がはよ会えるしな。

そらそうや。
こうなったからには、たぶん福助くらいは無事で帰って来るしね。

流れるようにここまで進んだけれど、個人的には一福の表情がほとんど捉えられていないことが気になる。

父の出征時、「玉砕してきてね」という鉢巻きを渡した一福。

お国のためには命をかけるべき、という洗脳教育を受けてきた一福。

彼は、優しかった祖父母を失って、今も同じ考えでいられるのだろうか。

せっかく子ども目線の太平洋戦争も描いていたのだから、ここはクローズアップしてもいいのでは。

満洲へ行く


福富の一福目線はぼやけているが、千代と一平の「子ども」である寛治は何かに目覚めたよう。

僕、満州行くわ。
役者として満州への慰問団に志願しよう思てます。


お国が軍隊を慰問する役者集めてんのやて。
その時は家庭劇のこともあったし断ったんやけど、今の状況やったらそれも悪ない思て。



こんな目に遭っても「お国のため」と思えるのだから、本当に洗脳は恐い。

この頃、満州ももう空襲を受けているし、こんな時に渡ったらもう国の滅亡を見て、日本への帰国は叶わず、シベリアに抑留されて……

ってことになってしまうよ。

この戦争、多分日本は負ける。
そないなことになったら満州かてどないなことになるか分かれへんのやで。


せやさかい、行ったらあかん。

一平の説得はいつも理論的である。

決心の堅い若者に、通用するといいけれど……。

 

【おちょやん】
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※朝ドラレビューは基本的に簡単感想で。
※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。
…テンプレだす…。

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キャスト

竹井千代 – 杉咲花(子役期:毎田暖乃)

竹井テルヲ – トータス松本
竹井栗子 – 宮澤エマ
竹井ヨシヲ – 倉悠貴(子役期 : 荒田陽向)

岡田シズ – 篠原涼子
岡田宗助 – 名倉潤
岡田みつえ – 東野絢香(子役期:岸田結光)
岡田ハナ – 宮田圭子
富川菊 – いしのようこ
富川福松 – 岡嶋秀昭
富川福助 – 井上拓哉(子役期:松本和真)
かめ – 楠見薫
富士子 – 土居志央梨
節子 – 仁村紗和
玉 – 古谷ちさ
椿 – 丹下真寿美
ぼたん – 沢暉蓮
あやめ – 藤本くるみ

天海一平 – 成田凌(子役期:中須翔真)
初代 天海天海 – 茂山宗彦
須賀廼家千之助 – 星田英利
須賀廼家万太郎 – 板尾創路
熊田 – 西川忠志

大山鶴蔵 – 中村鴈治郎
高城百合子 – 井川遥
山村千鳥 – 若村麻由美
高峰ルリ子 – 明日海りお
小山田正憲 – 曽我廼家寛太郎
須賀廼家天晴 – 渋谷天笑
須賀廼家徳利 – 大塚宣幸
漆原要二郎 – 大川良太郎
石田香里 – 松本妃代
須賀廼家百久利 – 坂口涼太郎

宮元潔 – 西村和彦
宇野真理 – 吉川愛
若崎洋子 – 阿部純子
薮内清子 – 映美くらら

小暮真治 – 若葉竜也
片金平八 – 六角精児
守屋 – 渋谷天外

 

語り(黒衣)… 桂吉弥

スタッフ

◆制作統括 : 櫻井壮一、熊野律時
◆プロデューサー : 村山峻平
◆演出 : 梛川善郎、盆子原誠
◆脚本 : 八津弘幸
◆音楽 : サキタハヂメ
◆主題歌 : 秦基博「泣き笑いのエピソード」

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