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NHK朝ドラ【スカーレット】第67回(第12週 月曜日) 感想

正月、川原家に東京で働く直子(桜庭ななみ)が帰ってくる。だが喜美子(戸田恵梨香)は久しぶりの再会もそこそこに、陶芸展に出品する作品作りに励む八郎(松下洸平)を手伝うため会社へ。陶芸展での八郎の入選が、常治(北村一輝)の出した結婚を認める条件。しかし期限が迫る中、八郎の創作は思うようにはかどらない。そんな中、大野(マギー)から珈琲茶碗の制作を頼まれてしまう。心配する喜美子は代わりに作ると言い出して…
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連続テレビ小説「スカーレット」第12週「幸せへの大きな一歩」 第67話

NHK朝ドラ『スカーレット』感想

感想

2種類!10個、10個! 計20個!

15個言うてたやん。数増えてるやん!
間に合うのん!?


この正月休みにやったら。

 

この正月休みは作品作りに集中する言うてたやん!何でおじさんに言わへんかったん?

言うたら気ぃ遣わすやん。

 

ほんで、お金もな請求すんのん、おかしいで?

何で?
お世話になってる信作のうちやで?

コーヒー茶わんは開店祝や。贈り物や。

一銭ももらわへんの?

贈り物や。

 

私もそれでいいと思うのだ。

優しい、金銭感覚がない、搾取される……と人は言うけれど、だって、大野家には、とんでもなく世話になってきた。八郎さんではなくて喜美子がだよ。

 

八郎さん自身はどんな世話になったのか今イチ描かれていないし、「初めて信楽で友達になった信作の家」で、ご飯も食べさせてもらったりしたらしいから、そういう恩があるのだろうけれど。

川原家は、焼け出されて借金して夜逃げして来た所を、家から仕事から全て世話してくれたんだよね。ジョージさんジョージさんと慕って、信楽で面倒くさいジョージの人間関係を助けてくれて(たぶん)。電話使わせてもらって、きっと電話代も全額は払えていない(たぶん)。

忠信さんは戦地でジョージに助けられた恩だと言うけれども、その恩はもう返し切っておつりがくるはずだ。喜美子がここまで成長する中で、大野家無しではやって来られなかったはず。

八郎さんはその「世話になって」る喜美子の分をお祝いにして恩返ししてくれようとしているんだよね。

ここは、喜美子から八郎さんに、お祝いにしたいと言ってほしかったくらい……。

 

と、個人的には思うのでした。

電気代はかかるかも知れないし、製作費は無料じゃない。

でも、大野さんは八郎の作品に期待して頼んでいるのである。どこの馬の骨とも知れない新人陶芸見習い喜美子が「私が作る」は無いわぁ……。

と、今日は全面的に八郎サイドで見ていた。

お金は大事や。
喜美子の言いたいことも分かる。

せやけど、僕はまだ陶芸家やない。まだ何者でもない。

コーヒー茶わんを作るんが人より上手いただの人や。

ここはどうしても譲れん。

NHK朝ドラ『スカーレット』第67話 感想

 

「まだ何者でもない」


いいよね……これ。

 

もっとも喜美子も、「タダでやるもんなんか、新人見習いの私ので充分やろ」と思っていたわけではないと分かってホッとしたわ。

作りたかった!

十代田さんの言うてることは正しい。
人前に出す茶わんやうちには任せられへん、うちにはまだ難しい、ムチャして作っても身につかへん、基本やっときぃ、言うのもよう分かる。

そういう考え、間違ってへんし正しい思うし、そういう考えする十代田さんが好きや。

けどな。ムチャしたかった……作りたかった……。

一緒に乗り越えたかってん!

 

「一緒に」乗り越えたくての「私が」だったのね。

そういうところ、2人とも好きや。

ええ夫婦になるね。

 

※朝ドラレビューは基本的に簡単感想で。
※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。
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キャスト

川原喜美子 – 戸田恵梨香(子役期:川島夕空)

川原常治 – 北村一輝
川原マツ – 富田靖子
川原直子 – 桜庭ななみ(子役期:やくわなつみ)
川原百合子 – 福田麻由子(子役期:稲垣来泉→住田萌乃)
川原武志 – 伊藤健太郎

十代田八郎 – 松下洸平

熊谷照子 – 大島優子(子役期:横溝菜帆)
大野信作 – 林遣都(子役期:中村謙心)
大野陽子 – 財前直見
大野忠信 – マギー
熊谷和歌子 – 未知やすえ
熊谷敏春 – 本田大輔
熊谷秀男 – 阪田マサノブ
慶乃川善 – 村上ショージ
津山秋安 ‐ 遠藤雄弥
藤永一徹 ‐ 久保山知洋
加山 – 田中章
深野心仙 – イッセー尾形
池ノ内富三郎 ‐ 夙川アトム
磯貝忠彦 ‐ 三谷昌登
松永三津 – 黒島結菜

庵堂ちや子 – 水野美紀
酒田圭介 – 溝端淳平
田中雄太郎 – 木本武宏
荒木さだ – 羽野晶紀
大久保のぶ子 – 三林京子
ジョージ富士川 – 西川貴教
泉田あき子 – 佐津川愛美

草間宗一郎 – 佐藤隆太


語り… 中條誠子

スタッフ

脚本 – 水橋文美江
制作統括 – 内田ゆき
プロデューサー – 長谷知記
演出 – 中島由貴、佐藤譲、鈴木航
音楽 – 冬野ユミ

主題歌 – Superfly「フレア」



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コメント

  1. くう より:

    千早太夫さん

    いつもながらレスが遅くてすいません!

    >喜美子は、貧乏で苦労し続けてきただけにお金にシビアになる。ハチは、自分の作品が他人に感銘を与えることが第一。そこに、「早く結婚したい!」という共通のはずの思いが、それぞれ別々の色となって影を落としている。

    今(もう結婚してジョージの死後)になると、本当にそういう感じですよね。仲良くしているけれども、すでに影は落ちている。根本的に違う考えが溝を作っているようです。

    >昨夜、バラエティに黒島結菜ちゃんが出ているのを見て、思わずギョッとしてしまいました。

    私も、キャスト情報を聞いた時は何とも思っていなかったのですが、よくよく考えたら「あっ、この人の役じゃん」って(笑)

    史実とは違って何もなければいいのですが…。

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  5. 千早太夫 より:

    喜美ちゃんがあんなワガママ言って泣きべそかくなんて、家族の前でも見せない姿では?
    もうすっかり、喜美子にとってハチが、家族とは違った意味で特別な存在になっているんだなと思えます。

    二人とも真摯で真面目で勤勉で信頼できるキャラだけれど、考え方というか、方向性の違いががちょっとずつ明らかになってきてゾワゾワします。

    喜美子は、貧乏で苦労し続けてきただけにお金にシビアになる。ハチは、自分の作品が他人に感銘を与えることが第一。そこに、「早く結婚したい!」という共通のはずの思いが、それぞれ別々の色となって影を落としている。

    昨夜、バラエティに黒島結菜ちゃんが出ているのを見て、思わずギョッとしてしまいました。彼女、まだ出演もしてなくて、出ても何もしないかもしれないのに(笑)。

    今日の最後、喜美子が泣きべそでハチに自分の思いを伝えていた場面、チビ喜美ちゃんの姿が重なって見えました。以前の逆壁ドンの時もそうです。

    喜美ちゃんだけでなく照子にも感じるんですが、スカーレットは、本役の役者さんの演技に子役ちゃんが重なって見えることが良くあります。
    これは思い過ごしか偶然か、それとも入念な打合せがあるのか?
    興味は尽きません。

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