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NHK朝ドラ【カムカムエヴリバディ】第84回 (第18週 火曜日) 感想

年を取っても、逃げの姿勢が同じだのぉ……。

このままでは人生の最期に後悔してしまうよ。

算太。

映画のオーディション終了後、ひなた(川栄李奈)はモモケン(尾上菊之助)から話がしたいと呼び止められます。かつて父親との関係にわだかまりを抱えていたモモケンは、映画村のサイン会でひなたから「大月」の回転焼きをもらったことで、運命が大きく変わったのだと語ります。まさかの事実に、ひなたは驚きつつも誇らしく思うのでした。そしてついに「妖術七変化!隠れ里の決闘」のオーディション結果が発表されて……

(『カムカムエヴリバディ』上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
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連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」第18週「1984−1992」第84話

NHK朝ドラ【カムカムエヴリバディ】感想

感想

繋がるね。繋がるね。

と思っていたけれど、まだ待たされるか……。

そう簡単には名乗らせてもらえないわね。

侍になりたいです

モモケンが大月に来ていたのは理由があった。

モモケンがひなたを呼び止めたのには理由があった。

私が二代目剣之介を襲名したのは父が亡くなった翌年。昭和40年4月4日のことです。

えっ…。


程なくして私はテレビ版の「黍之丞」シリーズを始めました。

しかし亡き父はテレビもテレビに出る自分も嫌っていた。

分かりやすいテレビ用時代劇で黍之丞を演じることにモモケンはずっと迷っていた。

そんな時に、「あのサイン会」があったのだ。

私、侍になりたいです!

目を輝かせてそういう小さな女の子に、


志を失わなければきっとなれますよ。

と答え、モモケンは自分自身で自分の言葉に驚いたのだと言う。


何だか気になってあのあとすぐに回転焼きを頂きました。


「大月」と焼き印が押されているとおりまあるいお月さんのような回転焼きにかぶりつきました。すると…甘~いあんこの味が口の中に広がって……。


いつかサンタさんの言っていた言葉が耳によみがえりました。

ここで「サンタ」の名前が出てくる。

そして私たち視聴者は久しぶりにアレを聞くのである。

おいしいあんこのおまじないじゃ。

「小豆の声を聴けえ。時計に頼るな。目を離すな。何ゅうしてほしいか小豆が教えてくれる。食べる人の幸せそうな顔を思い浮かべえ」


「おいしゅうなれ。おいしゅうなれ。おいしゅうなれ。その気持ちが小豆に乗り移る。うんとおいしゅうなってくれる」


はあ~……えれえもんじゃ。覚えとった。

しみじみと祖父や父のおまじないを口にする算太。

帰りたかっただろう。戦地からずっと。

そして帰ってきたのに……。

それを思い出したんですか?うちの回転焼きを食べた時に。

ええ。

それを思い出す味。

「たちばな」の味とは……魔法なんだね。

父は決して自分を見放したわけじゃない。ずっと見守ってくれてたんだ。
そう腑に落ちました。

「志を失わなければきっとなれる。侍にだって何だって」


それは父の口癖だったんですよ。


ありがとう。ひなたちゃん。
あの時あの回転焼きをプレゼントしてくれて。

ひなたの誕生日4月4日は二代目モモケンが襲名した日。

ひなたは誇らしかった。

でもね……

まだ、ひなたが知らない繋がりがあるんだよね……。

サンタ「大月」へ

そして、ついにサンタは「大月」へやって来た。

ダンゴちゃんから聞かされる「おまじないを思い出す味」。

そこには、見慣れた ひなたが居た。

舌の肥えたダンゴちゃんじゃ。間違えねえじゃろう。

うちのあんこは絶品ですよ。

ひなたちゃん見てると妹を思い出すんじゃ。

おっちゃんの妹?おばあちゃんやん。

そら今はおばあちゃんじゃ。
長えこと会うてねえからのう。

そりゃ似てるよね……。

ここで、ジョーがるいに声を掛けなければ。

再会できていたかもしれないのに。

「るい」

と呼ばれている女将を見て、算太は全て察してしまったのだった。

この後、サンタさんは ひなたの前から姿を消してしまった。

そうなるか……。

名乗れないか……。そりゃそうかもね。

おめでとう、五十嵐

オーディションには受からず、回転焼きをやけ食いする五十嵐。

そんな五十嵐には轟監督からスペシャルなプレゼントがあった。


ほれ。マルつけたある役、お前でどやて、モモケンさんが言うたはる。

えっ。


わしも異論あらへんし。

二代目モモケンの相手役にはなれなかったけれど、セリフ付きの役を貰えた五十嵐。台本を夢中で見る姿がカワイイ。

若者は前へ進み、年寄りはもはや振り返りしかできない。

どちらも、思い残しのない良い人生を。

キャストとスタッフ

キャスト

橘安子(雉真安子) – 上白石萌音(子役期 : 網本唯舞葵)
大月るい(雉真るい) – 深津絵里 (子役期: 古川凛)
大月ひなた – 川栄李奈 (子役期 : 新津ちせ)

大月錠一郎 – オダギリジョー
大月桃太郎 – 青木柚(子役期: 野﨑春)

五十嵐文四郎 – 本郷奏多
桃山剣之介 – 尾上菊之助
伴虚無蔵 – 松重豊
榊原誠 – 平埜生成
美咲すみれ – 安達祐実

野田一恵 – 三浦透子(子役期:清水美怜)
野田一子 – 市川実日子

藤井小夜子 – 新川優愛(子役期:竹野谷咲)

赤螺清子 – 宮嶋麻衣 → 松原智恵子
赤螺吉右衛門 – 中川聖一朗(堀部圭亮)
赤螺初美 – 宮嶋麻衣
赤螺吉之丞 – 徳永ゆうき(子役期:石坂大志)

破天荒将軍 – 徳重聡

橘金太 – 甲本雅裕
橘小しず – 西田尚美
橘算太 – 濱田岳
橘杵太 – 鷲尾真知子

雉真千吉 – 段田安則
雉真美都里 – YOU
雉真稔 – 松村北斗
雉真勇 – 村上虹郎
雉真雪衣 – 岡田結実

村野タミ – 西川かの子

水田きぬ – 小野花梨
水田卯平 – 浅越ゴエ
水田花子 – 小牧芽美
水田力 – 小林よしひさ
赤螺吉兵衛 – 堀部圭亮
柳沢定一 – 世良公則
柳沢健一 – 前野朋哉

平川唯一 – さだまさし
ロバート・ローズウッド – 村雨辰剛
小川澄子 – 紺野まひる
こわもての田中 – 徳井優
小椋くま – 若井みどり
村野タミ – 西川かの子
神田猛 – 武井壮


トミー – 早乙女太一
竹村平助 – 村田雄浩
竹村和子 – 濱田マリ
片桐春彦 – 風間俊介
笹川奈々 – 佐々木希
木暮洋輔 – 近藤芳正
西山太 – 笑福亭笑瓶
磯村吟 – 浜村淳
エンタツ – 中川剛
アチャコ – 中川礼二

語り – 城田優

スタッフ

◆制作統括 : 堀之内礼二郎、櫻井賢
◆プロデューサー : 葛西勇也、橋本果奈、
齋藤明日香
◆演出 : 安達もじり、橋爪紳一朗、
松岡一史
◆脚本 : 藤本有紀
◆音楽 : 金子隆博
◆主題歌 : AI「アルデバラン」


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