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NHK朝ドラ『ブギウギ』感想 第126回 (第26週:金曜日 最終回)

物語の回想が自分の思い出のように蘇って来るドラマは大抵、名作。

泣いても笑っても最終回である。

たくさんの人に出会い、支えられて来たね。

みんな好きだったな……。

スズ子(趣里)のさよならコンサートが始まる。客席には懐かしい多くの面々がかけつけている。茨田りつ子(菊地凛子)、愛子(このか)らが見守る中、舞台に登場するスズ子。歌を愛し、家族を愛し、義理と人情に満ち、ズキズキ・ワクワクしながら、多くの人々に歌で勇気を与え続けた歌手・福来スズ子の最後のステージ。照明が落ち、静まる客席。その中で、羽鳥善一(草彅剛)のピアノ伴奏が静かにはじまる…

あらすじ は Yahoo!テレビ より引用
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連続テレビ小説「ブギウギ」第26週「世紀のうた 心のうた」第126話

2023年下半期朝ドラ『ブギウギ』感想

感想

OPのお人形が、羽鳥先生に動かされるスズ子自身だと知った昨日の回から、久々に2人で立つステージで閉め。

スズ子は自由に歌い上げ、もう先生のお人形ではない。なので最後のステージ回ではOPは無し。

じっくり歌を聞かせてくれるドラマだったな。

この人、まだ生きとったんかいな

山下さんの出番があれっきりだったのは、ここで「この人、まだ生きとったんかいな」と思わせる演出のためだったんかいな?

福来スズ子のラストステージ前。

ちょっとしょんぼりする愛子。

否定しないスズ子。

いや、鼻歌くらいは歌おうよ……。

歌が入る芝居の仕事も受けようね。

歌手引退コンサートの楽屋は懐かしい顔でいっぱい。

梅丸で励ましながら歌って来た同期のリリー、そして和希ちゃん。一緒に東京で活動した秋山。懐かしい林さんも…。

そして、今や村山興業の専務になった坂口さん。そして、生存確認、山下さん!

同窓会のようだなぁ……。

矢崎さんは、どうしたのだろう……お元気だといいな。

NHK朝ドラ『ブギウギ』感想 第126回 (第26週:金曜日 最終回)

東京ブギウギ

羽鳥先生のピアノで歌うのは一体、何年ぶりなのか。

懐かしい、久しぶりに聞く「スリィ トゥ ワン ゼロ!」

愛しそうにステージのスズ子を見る先生。先生の歌で支えられてきたスズ子が最後に歌うのは、やはり『東京ブギウギ』

NHK朝ドラ『ブギウギ』感想 第126回 (第26週:金曜日 最終回)

昔のように派手にステージ中を走り回ることは無い。

けれど、歌の迫力で聞かせる。

実際にコンサートへ来ているような臨場感。

たくさん見せて、聞かせてくれるドラマだった。

今まで関わって来た人たちが、みんなみんな応援する中。

終わりはやって来る。

スズ子は唇に当てた手をステージに静かに置いた。

さようなら……『ブギウギ』。

NHK朝ドラ『ブギウギ』感想 第126回 (第26週:金曜日 最終回)

『ブギウギ』総括感想

私は前作の『らんまん』が本当に好きだった。前作では晩年まで描かれたので、特に最終回に向けて主人公夫婦は家庭も仕事も円熟期を迎え、生死のエピソードもあり、落ち着いた空気感の中で終了した。

朝ドラにはインターバルが無いので、翌週からすぐ『ブギウギ』が始まって、最初はちょっと面食らってしまった。「BKの朝ドラってこんなにうるさかったっけ……」と、初めて思った(笑)

通常ならば、ほとんどのAK朝ドラはあまり好感度を持って見終わることがなく(あくまでも私感です!)、いつも最終回近くは次のBK朝ドラを待ちわびている状態だったので、今回の引継ぎ期は特異な感想を持って迎えることになってしまっていた。

全部『らんまん』が悪い(笑)

あの騒々しい(すいません)OPを初回は楽しめたものの、3週辺り以降はほとんど飛ばして見ていた(本当にすいません)。

前回の感想にも書いたけれど、この人(モデルの笠置シヅ子さん)の人生、この先、戦争も身内の死も恋人の死もあるというのに、こんなOP作っちゃってどうする気なんだろう……と思った。

しかも、どんなに苦しい時でも悲しい時でも、このドラマはあのOPを流し続けている。なので、たぶん意図はあるのだろうとは思っていた。

どんなに辛い時でも、あの人形がヤケクソで無理やり歌っているように見えたものである。

その感覚、結果的には当たらずとも遠からず。

「羽鳥善一の最高の人形」だった福来スズ子。それがあのOPだったとは……それを最終回の1つ前にやっと気づかせるこの演出。ちょっと鳥肌立ったわ。

実の親に恵まれず、養父母の元で明るく愛されて育った。

そんなスズ子だから、最後まで疑似家族。

(誘拐犯まで家族になるのはちょっと、まぁ、個々の感想なので置いておいて)、とにかく、最後まで疑似家族を描いて終了した。

近年の朝ドラでは「みんなで子育て」や「助け合い」が盛り込まれているので、そういう点でも良いテーマだったのだろう。

仕事を愛し、愛する人の忘れ形見を育て、義理人情に生きる。

私は、このヒロインが好き。

NHK朝ドラ『ブギウギ』感想 第126回 (第26週:金曜日 最終回)

小柄で細いのにステージに立つとパッと花咲く、福来スズ子を演じた趣里さんの迫力は本当に素晴らしかった。

何より、愛助さんに夢中で、愛娘に夢中で、人を愛し人と関わり続けたこのキャラクターを可愛く美しく、こんなに上手く演じられるのはきっとこの人しかいなかっただろう。

本当に、本当に、お疲れさまでした。

キャストの皆様、お疲れさまでした。

素敵なドラマをありがとうございます。

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ブギウギ キャストとスタッフ

キャスト

花田鈴子 – 趣里(子役時代:澤井梨丘)

花田梅吉 – 柳葉敏郎
花田ツヤ – 水川あさみ
花田六郎 – 黒崎煌代

橘アオイ – 翼和希
大和礼子 – 蒼井優
白川幸子/ リリー白川 – 清水くるみ
桜庭辰美 / 桜庭和希 – 片山友希
秋山美月 – 伊原六花
股野義夫 – 森永悠希
林 – 橋本じゅん
大熊 – 升毅

易者 – なだぎ武
アホのおっちゃん – 岡部たかし
アサ – 楠見薫
熱々先生 – 妹尾和夫
ゴンベエ – 宇野祥平
三沢光子 – 本上まなみ

タイ子 – 藤間爽子
ハット – 福徳秀介
コック – 後藤淳平

茨田りつ子 – 菊地凛子
羽鳥善一 – 草彅剛
羽鳥麻里 – 市川実和子
羽鳥カツオ- 中谷悠希(子役時代 : 髙田幸季)
小村チズ – ふせえり
小村吾郎 – 隈本晃俊
伝蔵 – 坂田聡

松永大星 – 新納慎也
辛島一平 – 安井順平
中山史郎 – 小栗基裕
一井 – 陰山泰
二村 – えなりかずき
三谷 – 国木田かっぱ
四条 – 伊藤えん魔
五木ひろき – 村上新悟

小林小夜 – 富田望生
大林林太郎 – 利重剛
藤村薫 – 宮本亞門
山下達夫 – 近藤芳正
佐原 – 夙川アトム
田中鷹雄 – 高阪勝之
棚橋健二 – 生瀬勝久
東 – 友近
鮫島鳥夫 – みのすけ

おミネ – 田中麗奈

小島 – 田村裕
大野晶子 – 木野花
水城アユミ – 吉柳咲良
柴本タケシ – 三浦獠太
高橋 – 内藤剛志

村山愛助 – 水上恒司
村山トミ – 小雪
坂口 – 黒田有
矢崎 – 三浦誠己

大西トシ – 三林京子
大西タカ – 西村亜矢子
大西ヒデオ – 湯浅崇
治郎丸和一 – 石倉三郎
治郎丸ミネ – 湖条千秋

西野キヌ – 中越典子

語り – 高瀬耕造

ブギウギ スタッフ

◆制作 : NHK(BK)
◆制作統括 : 福岡利武,櫻井壮一
◆プロデューサー : 橋爪國臣
◆演出 : 福井充広,二見大輔,泉並敬眞,鈴木航,盆子原誠

◆脚本 : 足立紳,櫻井剛

◆音楽 : 服部隆之
◆主題歌 : 中納良恵・さかいゆう・趣里「ハッピー☆ブギ」


『ブギウギ』各回リンク

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