やっとタナケンが「おもしろいね」と言ったわ。
ちょっとだけスッキリJP
愛助(水上恒司)が、小夜(富田望生)と恋人のサム(ジャック・ケネディ)を連れて帰ってくる。小夜はサムと結婚してアメリカに行くつもりだという。結婚に反対しているスズ子(趣里)は、二人の話を聞くことにする。一方、芝居の稽古では、スズ子は相変わらずどうして良いのかわからないままでいた。スズ子は羽鳥善一(草彅剛)にも芝居の相談をするが…。そして、スズ子はある決意を固めて稽古場へと向かう…
あらすじ は Yahoo!テレビ より引用
連続テレビ小説「ブギウギ」第16週「ワテはワテだす」第75話
感想
小夜ちゃんの決断とタナケン舞台との繋がりは、「自分は自分」ってこと。
絡ませるにはちょっと弱い気もするけれど……。
小夜ちゃんだけで一週使うほどではないしな。
なるほど、というところ。
スズ子さんはスズ子さん
スズ子の家にサムと小夜が挨拶にやってきた。
もう本当に実家に結婚許可を貰う娘みたい(笑)
アメリカに行く話やったら、あかん。
と突っぱねるスズ子に、
そやけど小夜ちゃんはもうスズ子さんの付き人でも何でもないんやで。あかん、許さん、の一点張りやったら話が先に進まへん。
と助け船を出す愛助さんは冷静。
何で小夜ちゃんを連れていくんや。
サヨを愛しています。
サヨは素直です。正直です。
チョコレート食べたい!焼きトンおいしい!
私も元気なります。
サヨは私の太陽です。
食べ物のことばっかりや!
まぁ……正直?というか率直な性格であることは分かる……そこはブレてないかも。
アメリカがどんなとこか知んねえけど、サムといれば何もおっかなくねえ。
サムが一緒だとオレ何でか胸張れんだ。それにスズ子さん言ってくれだっぺ。
「どこで何してたってオレはオレだ」って。
そやな。確かにそう言うてしもたわ。
うれしかった!
背中を押された気ぃした。
これからはオレの人生だ。
ワクワクしてます。
こうして、スズ子は頷き、小夜ちゃんはアメリカへ行くことになるのだった。
お母さんの許し……ではなにくて、スズ子はお父さんみたい。
楽団という一家を率いて来たんだもんねぇ……。
何だかんだ、小夜ちゃんも居てくれて心強かったし。
名残惜しいね。
アメリカ行ってもスズ子さんのことは忘れねえがら。
当たり前や!
サムさん。小夜ちゃんをどうかよろしくお願いいたします。
今月いっぱいは東京にいるという小夜ちゃんをスズ子はタナケンの舞台に誘った。
はあ~!楽団解散したと思ったら歌だけでなく芝居まで…やっぱし福来スズ子はすげえわ。
苦戦してるけどな。
スズ子さん。どこで何してだってスズ子さんはスズ子さんだ。
堂々としててください。
あんたそれワテがあんたに言うたんやで。
まあええわ。
大阪弁で
芝居のことを相談した羽鳥先生にも
間が違うか…。
それは面白いね。少しくらいならリズムがずれても面白いだろ。
そこからまた違うノリが生まれるかもしれない。
と言われたスズ子は、「自分らしさ」を考えに考えた末、1つの決断に辿り着く。
山下さん、すんまへん。
ワテ、今日でクビになるかもしれまへん。
えっ?
なんぼ稽古してもお芝居が何なんかタナケンが何なんかよう分からへん。
もうこれからは好きにやります。
歌ててもお芝居してても、ワテはワテや!
山下さんは、
うん。それでええ。
何があってもワシは福来さんについていきます。
と頷いてくれる。
タナケンが「うん」ともスンとも言ってくれない初台詞のシーン。
スズ子はついに
「すんまへん!ワテ自信ありまへんわ!」
と、大阪弁をぶつけてみるのだった。チョーアドリブ。
いつもスズ子に嫌味をぶつけて来る団員の田中が怒って食いついてきた。
おい、真面目にやれよ!
台本のとおりやと東京弁が堅苦しんです。
ワテは大阪弁やないと口が回れへんから。
舞台は東京、雪子は新人女優だ!大阪弁のしかも遠慮のない新人なんておかしいだろ!
そやけどワテはワテだす。ワテらしくやらな。……
「らしさ」ってそういうことでもないと思うんだけど(笑)
しかし、タナケンは初めてスズ子に反応した。
面白いね。
え?
もう一度やってみて。僕も何かできそうだから。
シーンはそのまま大阪弁で進んだ。
帰りにまたも田中に怒られるスズ子。
ちょっと、あんたさ。
棚橋先生の台本勝手に変更するなんて無礼だろ!
そんなわがままが許されるのは、あんたが流行歌手だからだ。
今回はたまたま認められたがそうじゃなきゃクビだよ!
すると、帰ったと思っていたタナケンが稽古場に戻ってきた。
面白けりゃいいんです。
どうしてお客様がお金を払って僕の舞台を見に来るのか。
現実を忘れに来るんです。
そんなお客様に当たり前のものを見せてもつまらないでしょう。
棚橋さん!
ほなら舞台本番もこのままでいきまっけど、ホンマに大丈夫でっか?
僕を誰だと思ってるんだい。
喜劇王タナケンだよ。
幕が上がりゃ舞台は役者のものだ。
玄人も素人も関係ない。好きにやりゃあいい。
何をやっても僕が全部受けてあげるよ。
タナケンはやはり「新人スズ子」が咄嗟に何をやるか様子をうかがっていたんだねぇ……。
まぁ、ある意味、田中の言う通り。これが通るのはスズ子のスター性あってこそ。
しかし、頭が固くて、舞台の先輩面を貫き通したい田中は、今、お呼びじゃないのだった。
明日は全面的に舞台かな。楽しみ。
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ブギウギ キャストとスタッフ
キャスト
花田鈴子 – 趣里(子役時代:澤井梨丘)
花田梅吉 – 柳葉敏郎
花田ツヤ – 水川あさみ
花田六郎 – 黒崎煌代
橘アオイ – 翼和希
大和礼子 – 蒼井優
白川幸子/ リリー白川 – 清水くるみ
桜庭辰美 / 桜庭和希 – 片山友希
秋山美月 – 伊原六花
股野義夫 – 森永悠希
林 – 橋本じゅん
大熊 – 升毅
易者 – なだぎ武
アホのおっちゃん – 岡部たかし
アサ – 楠見薫
熱々先生 – 妹尾和夫
ゴンベエ – 宇野祥平
三沢光子 – 本上まなみ
タイ子 – 藤間爽子
ハット – 福徳秀介
コック – 後藤淳平
茨田りつ子 – 菊地凛子
羽鳥善一 – 草彅剛
羽鳥麻里 – 市川実和子
小村チズ – ふせえり
小村吾郎 – 隈本晃俊
伝蔵 – 坂田聡
松永大星 – 新納慎也
辛島一平 – 安井順平
中山史郎 – 小栗基裕
一井 – 陰山泰
二村 – えなりかずき
三谷 – 国木田かっぱ
四条 – 伊藤えん魔
五木ひろき – 村上新悟
小林小夜 – 富田望生
大林林太郎 – 利重剛
藤村薫 – 宮本亞門
山下達夫 – 近藤芳正
佐原 – 夙川アトム
田中鷹雄 – 高阪勝之
棚橋健二 – 生瀬勝久
東 – 友近
鮫島鳥夫 – みのすけ
村山愛助 – 水上恒司
村山トミ – 小雪
坂口 – 黒田有
大西トシ – 三林京子
大西タカ – 西村亜矢子
大西ヒデオ – 湯浅崇
治郎丸和一 – 石倉三郎
治郎丸ミネ – 湖条千秋
西野キヌ – 中越典子
語り – 高瀬耕造
ブギウギ スタッフ
◆制作 : NHK(BK)
◆制作統括 : 福岡利武,櫻井壮一
◆プロデューサー : 橋爪國臣
◆演出 : 福井充広,二見大輔,泉並敬眞,鈴木航,盆子原誠
◆脚本 : 足立紳,櫻井剛
◆音楽 : 服部隆之
◆主題歌 : 中納良恵・さかいゆう・趣里「ハッピー☆ブギ」
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