小夜ちゃんの失礼さも大概だけど、愛助さんのストーカー気質も随分ね。
現代だったら接見禁止だわ。
スズ子(趣里)は小夜(富田望生)を連れて愛助(水上恒司)の家を訪ねる。愛助の部屋は音楽などの資料でごった返していた。愛助はスズ子のレコードもたくさん持っており、スズ子の魅力について語り、「ラッパと娘」の素晴らしさについて熱弁をふるう。帰り際、愛助はスズ子にまた会いたいと伝え…。やがて、スズ子と愛助は二人で会うようになるのだが、怪しいスーツ姿の男がその様子を密かに見ていた…
あらすじ は Yahoo!テレビ より引用
連続テレビ小説「ブギウギ」第11週「ワテより十も下や」第54話
感想
大事な推しを部屋に招いておきながら全く掃除をしていないってどういう事?
…と思ったけれど「置いてある場所は決まってる」らしいので、愛助さんもちょっと……こだわりが強くて周りが見えない系なのかも知れない。
まぁ若くて真っ直ぐとも言える(かも)
「蓄音機を聞きましょう」
「蓄音機を聴きに来ませんか?」と言われて、小夜と共に訪れた家は大きくて綺麗な屋敷で「下宿」というものではなかった。
あ……僕の家やなくて、ひと部屋借りてるだけです。
お母ちゃんの知り合いの家です。さあ、どうぞ どうぞ。
吉本興業の創業者・吉本吉兵衛は若くして亡くなり、会社は妻の吉本せい(つまり、てん)が一手に担っていた。
東京へは大正末に進出し、東京支社は せいの弟である林弘高が経営している。
つまり、ボンの下宿先はいくらでも用意できたということである。
そして、見張りも……。
家は豪華だったけれど、愛助の部屋は本?だかノートだかでぐちゃぐちゃな状態。
思わず片付け始めるスズ子と小夜に、
あ…あかんあかん! これみ~んな整理して置いてあるんです!あかん!福来さん、これは…これはここやって。あきまへん。
と叫ぶ。
足の踏み場もないけれど、本人はこれで整理できていると思っているところ……こだわりが強い……。
やっと座る場所を作ると、
あっ、そうやそうや!これこれ!
どないしても聴いてほしかったんです。この蓄音機でこのレコードを!
と持ってきたのはスズ子のレコード。
これスズ子さんのレコードだっぺ。
あんた…こんなんよう持ってはりましたなあ。
あんまり売れへんかったんですよね、これ。
そやからレコード屋にももう置いてなくて。
貴重品ですわ。
「売れねがった」は余計だ!
せやけど確かに売れなかったけどな。
レアなレコードの話で盛り上がる。
ほんなら「ラッパと娘」聴きましょ!
え~っとどこにあったかな?
もうええやないでっか、ワテの歌は。
この二葉百三郎の福来さん批評もすごいんです!僕は批評では二葉が一番やと思うてるんですけど…。
ああ…これこれこれこれ!
「福来スズ子の『ラッパと娘』は絶品である。彼女の歌を聴いていると私の体は揺れに揺れいつしか 勝手に立ち上がっているのだ。……
福来スズ子相手に福来スズ子の話をし続ける愛助(笑)
福来さんの歌は周囲をパ~ッと明るすると思うんです。
つらさや苦しみを吹き飛ばしてくれます。
僕なんぞ、体もあんまり強うないしどんだけ励まされたか…。
あっ、こないだ汽車の中で女の子に「故郷」歌いはった時あったでしょ。
あの時も汽車の中がほわ~っと明るい空気に包まれて…みんな幸せそうで。
僕もめちゃくちゃ幸せやな~って…。ホンマに唯一無二の歌手やと思います。
愛助がスズ子オタクであり、スズ子本人にまでスズ子を推しちゃうほどのスズ子ファンだということはよく分った。
あの…また会えますか?
ずうずうしいな!
あの…僕は明日も予定はないんですけど…。
えっ明日…?
あっ、す…すんません。ホンマにずうずうしいですね。あの…あさってでもよろしいです。
何かちょっと危ないよね(笑)
水上恒司じゃなかったら、「逃げて」って言ってるところ。
恋人になってください
「また連絡しますね」
と言って上手く逃げたようにも見えたけれど、結局スズ子もかなり好感をもって愛助を見ているらしく、伝蔵さんの屋台にも連れて行っている。
おいしい!こんなおいしいもん食べたことないです。
ただの大根やで、それ。
学生さん、屋台来たことないん?ああ、もう学生さんやのうてもええな。村山さんや。
村山は……屋台は2回だけあります。
お母ちゃんが汚いから行くな言うて。
ちょっと……屋台の主人が目の前にいるんだよ……。
こうやって何回か会う内に、楽団の事務所に「村山興業東京支社長の坂口」という強面の男が訪ねてきた。
支社長なので立場的にはボンの叔父さんになるだろうけれど、ここでは「坂口さん」と呼ばれていたので、甥という設定ではないみたい。
単刀直入に申し上げる。
うちのボンをたぶらかすのやめていただきたい。
ボンはゆくゆくは村山興業の後を継ぐ人です。
今は学生でっけど卒業したらすぐに仕事を学んでもらいます。
一時の火遊びやめていただきたい。
いや……どっちかというと、そちらのボンの方がしつこくついて来るんですけど。
火遊びなんかしてまへん。ただのお友達です。
ただのお友達にしたら近頃よう会うてまんなあ。
んだ!オレにないしょで会いに行ってっぺ。
あんた、恥ずかしないんでっか?十も下の大学生もてあそんで。
まぁ、そう見えちゃっても仕方ないよね。
しかし、お宅のボンの方がしつこく来るっていうのは事実。
スズ子自身はどう思っているのか。
それはまだ見えない。
誤解も何も友達が頻繁に会うたらあきまへんか?
と、話を聞いて憤慨する愛助くん。
あかんことないけど…ただ…。
ワテら 十も違うし…。
世間様には…ええように思われへんのは確かやから。
ええやないですか!十も離れたら友達にもなれへんのですか?それに十やのうて九つですわ!
九つでもワテら男と女やし…。
そ…そやったら僕とこゆ…。「こゆ」ちゃう!恋や!
恋人になってください!年の差なんか関係あらへん。
僕は福来さんのことが好きです!
好きなことは知っとるわ!
それに、むしろ恋人の方がまずいでしょ(笑)
まぁ……
邪魔をするとやけぼっくいに火がついちゃうってよくある事ですよね。
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ブギウギ キャストとスタッフ
キャスト
花田鈴子 – 趣里(子役時代:澤井梨丘)
花田梅吉 – 柳葉敏郎
花田ツヤ – 水川あさみ
花田六郎 – 黒崎煌代
橘アオイ – 翼和希
大和礼子 – 蒼井優
白川幸子/ リリー白川 – 清水くるみ
桜庭辰美 / 桜庭和希 – 片山友希
秋山美月 – 伊原六花
股野義夫 – 森永悠希
林 – 橋本じゅん
大熊 – 升毅
易者 – なだぎ武
アホのおっちゃん – 岡部たかし
アサ – 楠見薫
熱々先生 – 妹尾和夫
ゴンベエ – 宇野祥平
三沢光子 – 本上まなみ
タイ子 – 藤間爽子
ハット – 福徳秀介
コック – 後藤淳平
茨田りつ子 – 菊地凛子
羽鳥善一 – 草彅剛
羽鳥麻里 – 市川実和子
小村チズ – ふせえり
小村吾郎 – 隈本晃俊
伝蔵 – 坂田聡
松永大星 – 新納慎也
辛島一平 – 安井順平
中山史郎 – 小栗基裕
一井 – 陰山泰
二村 – えなりかずき
三谷 – 国木田かっぱ
四条 – 伊藤えん魔
五木ひろき – 村上新悟
小林小夜 – 富田望生
大林林太郎 – 利重剛
藤村薫 – 宮本亞門
山下達夫 – 近藤芳正
佐原 – 夙川アトム
田中鷹雄 – 高阪勝之
棚橋健二 – 生瀬勝久
東 – 友近
鮫島鳥夫 – みのすけ
村山愛助 – 水上恒司
村山トミ – 小雪
坂口 – 黒田有
大西トシ – 三林京子
大西タカ – 西村亜矢子
大西ヒデオ – 湯浅崇
治郎丸和一 – 石倉三郎
治郎丸ミネ – 湖条千秋
西野キヌ – 中越典子
語り – 高瀬耕造
ブギウギ スタッフ
◆制作 : NHK(BK)
◆制作統括 : 福岡利武,櫻井壮一
◆プロデューサー : 橋爪國臣
◆演出 : 福井充広,二見大輔,泉並敬眞,鈴木航,盆子原誠
◆脚本 : 足立紳,櫻井剛
◆音楽 : 服部隆之
◆主題歌 : 中納良恵・さかいゆう・趣里「ハッピー☆ブギ」
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