『ブギウギ』世界は現在、昭和31年らしい。
(愛子が今9歳で昭和22年生まれなのだから、当たり前か……)
NHKが初めてテレビ放送を開始したのが昭和28年。まだ一般家庭にはあまり購入されていないとはいえ、スターはテレビで見られる時代になっていたんだね。(いつのまにか)
東京ブギウギのヒットから９年、ブギブームも下火になってきつつある中、スズ子（趣里）や羽鳥善一（草彅剛）のブギは古いという記事が書かれてしまう。同時に、若手歌手の水城アユミ（吉柳咲良）が新たなスターとして台頭してきていた。そんな中、スズ子は丸の内テレビのプロデューサー・代々木（遠山俊也）から、年末の歌番組にトリで出てほしいとオファーを受ける。しかし、トリ前に水城アユミを持ってきてもいいかと聞かれる…
あらすじ は Yahoo！テレビ より引用
連続テレビ小説「ブギウギ」第25週「ズキズキするわ」第117話
感想
音楽……こと流行歌には終わりがある。
もちろん永遠に良い曲はあるけれど、昔のヒット歌謡は どうしても編曲がダサい雰囲気を醸し出していたりするもので……。
羽鳥先生の珍しく暗い顔に限界が表れているようで、切ない……。
人気落ち
全くこんなこと書くのはどうせまた鮫島の野郎ですよ。全く許せない！
冒頭からタケシがプンプン怒っていたけれど、こっちとしては鮫島がまだ記事を書いていることに驚きを隠せない。あんな適当な取材で適当な記事ばかり書いていて、よく刺されないよね……。
記事の内容は若手アイドル水城アユミを持ち上げ福来スズ子を下げるもの。
中の人・吉柳咲良さんはミュージカル『ピーターパン』を演じていらした方なので、歌って踊る役はピッタリ。
いきり立つタケシにスズ子の反応は薄い。
しゃあないやろ。ワテの人気も落ちてきてるんは確かやし。
悔しくないんですか？こんなこと書かれて。
まあ、ワテはどう思われてもええけど、羽鳥先生がこんなふうに書かれるんは腹立たしいわな。
愛子は、あれ以来すっかり友達が増えたようで、男女関わりなく人を集め、かけっこなど中心に活躍しているみたい。
ター坊がよう言うてる。何やライバルの歌手がおるんやろ？
別にライバルとかそういうんちゃうわ。
ほんでも私の負けず嫌いはマミーに似た思うわ。
スズ子が妙に落ち着いた雰囲気で、もう負けず嫌いな顔は完全に失くしている感覚。
年を取ったという事なのか、ベテランの貫禄なのか……。
「男女歌合戦」
年末の「男女歌合戦」に出て欲しいという要望を受けて、丸の内テレビジョンまで出向いたスズ子とタケシ。
この「男女歌合戦」というのはNHKの紅白ですよね(普通に「紅白」じゃダメなんか……)。
笠置シヅ子さんは昭和31年のNHK第7回紅白歌合戦で大トリを務めておられる。
そして、その前を歌ったのは江利チエミさんだったのね。
(結局、このドラマには美空ひばりは出ないみたい。確執があったし……)
当然、トリでいかせてもらいます。ただ福来さん、これ許可を取ることでもないんですけどね、トリ前に水城アユミを持ってきてもいいですか？
と、「許可を取る事ではない」と言いつつ「いいですか？」とスズ子に訊ねる代々木プロデューサー。
タケシはワーワー騒ぐが、「聞くことではない」と前置きされているのだし、これはもう決定事項。
ちょっと複雑な表情のスズ子の前に現れたのが……。
きゃーーーーー……中村倫也くん！！！聞いてない！！！(ただのファンです、すいません)。
🎤ワクワクする瞬間を聞いてみました🎤#中村倫也 さんの「心がワクワクする瞬間」は…
— 朝ドラ「ブギウギ」公式 (@asadora_bk_nhk) March 18, 2024
撮影スタッフは笑いをこらえるのが大変でした！😄#ブギウギ pic.twitter.com/kLQXKEVtDU
沼袋勉さんは、和田勉さんらしい。聞いてない！！(ただのファンです、すいません)。
いやいやいやいや……いやね、僕のアイデアなのよ。うん。
水城アユミと福来スズ子を並べる。
どう？この順番で歌ったら客は盛り上がるよ？
タケシは抵抗するが、まぁ決まっている事なので仕方がない。
天狗になった若手の鼻をベテランがへし折る。ははは！バッキバキに折ってくれちゃっていいから。
と、軽～～く言われ、話は終わるのだった。
あんな失礼な人でしたっけ？
ああいう人やったやろ。それに演出いうもんもあるんやろ。
勉さんは敏腕のディレクターさんやし、いろいろ考えてはりまんのや。
帰りかけるスズ子に、その時、
「スズちゃん？」
と声をかけて来る男がいた。
懐かしい人
声をかけて来たのは、なんと、梅丸でピアノを弾いていた股野さんだった！
#ブギウギ
— 森永悠希 (@morry0629) March 18, 2024
今週から、まさかの股野はん再登場です！
少し頼りなさげなのはそのままに、白髪交じりなのが、経た年月と苦労を物語っているように思えます…！
娘も立派になりまして…(笑)
親子共々、今週から宜しくお願いします！！ pic.twitter.com/mIyjV5u9Du
あの美しく誇り高い大和先輩と結婚した人。
いや～…こんなところで会えるやなんて思わへんかったな。
あ～それはこっちのセリフや！なに言うてはりまんのや！あ～懐かしい！股野はんや！どっからどう見ても股野はんや！何年ぶりや！
礼子の葬式以来やからかれこれ１８年か１９年ぶりやな。
昔を語れば、思い出は必ず大和先輩に行きつく。
切ない、甘い思い出。
聞けば、股野さんは今はマネージャーをやっているという。
マネージャー！？股野はんが！へえ～！えっ、どなたの？
うん。実は…。
あっ、こっちや。
なんと……現れたのは話題の
娘の水城アユミです。
ええ～っ！？
僕、今な、娘のマネージャーやってるんや。
なんと……。この子が。大和先輩が命を懸けて産んだ娘。
お葬式の時に居た赤ちゃん。
私、福来先生の大ファンです。父からよく先生のお話は聞いていました。母が生前お世話になっていたことも。
先生やなんてそんな…。
ワテ先生ちゃいまっせ。
それにお母さんにお世話になってたんはワテでっせ。
ホンマに素晴らしいお方で尊敬してましたけど…。
水城アユミ、礼儀正しくて、とても良い子だった……。
タケシが言うような、天狗になっていきってる若造ではなく、スズ子のことも、亡くなった母のことも尊敬していると言った。
つまり、親世代の音楽へのリスペクトがきちんとあるということ。
福来スズ子はどうなるか分からないけれど、モデルの笠置シヅ子さんは、この辺で歌から身を引いてしまうのね。
史実はどうだか分からないけれど、ドラマの中では、失礼な新人に引導を渡されるような展開にはならなそうで良かった。
残りの歌手生活を思い切り誇り高く歌い上げて欲しいな。
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ブギウギ キャストとスタッフ
キャスト
花田鈴子 – 趣里（子役時代：澤井梨丘）
花田梅吉 – 柳葉敏郎
花田ツヤ – 水川あさみ
花田六郎 – 黒崎煌代
橘アオイ – 翼和希
大和礼子 – 蒼井優
白川幸子/ リリー白川 – 清水くるみ
桜庭辰美 / 桜庭和希 – 片山友希
秋山美月 – 伊原六花
股野義夫 – 森永悠希
林 – 橋本じゅん
大熊 – 升毅
易者 – なだぎ武
アホのおっちゃん – 岡部たかし
アサ – 楠見薫
熱々先生 – 妹尾和夫
ゴンベエ – 宇野祥平
三沢光子 – 本上まなみ
タイ子 – 藤間爽子
ハット – 福徳秀介
コック – 後藤淳平
茨田りつ子 – 菊地凛子
羽鳥善一 – 草彅剛
羽鳥麻里 – 市川実和子
羽鳥カツオ- 中谷悠希(子役時代 : 髙田幸季)
小村チズ – ふせえり
小村吾郎 – 隈本晃俊
伝蔵 – 坂田聡
松永大星 – 新納慎也
辛島一平 – 安井順平
中山史郎 – 小栗基裕
一井 – 陰山泰
二村 – えなりかずき
三谷 – 国木田かっぱ
四条 – 伊藤えん魔
五木ひろき – 村上新悟
小林小夜 – 富田望生
大林林太郎 – 利重剛
藤村薫 – 宮本亞門
山下達夫 – 近藤芳正
佐原 – 夙川アトム
田中鷹雄 – 高阪勝之
棚橋健二 – 生瀬勝久
東 – 友近
鮫島鳥夫 – みのすけ
おミネ – 田中麗奈
小島 – 田村裕
大野晶子 – 木野花
水城アユミ – 吉柳咲良
柴本タケシ – 三浦獠太
高橋 – 内藤剛志
村山愛助 – 水上恒司
村山トミ – 小雪
坂口 – 黒田有
矢崎 – 三浦誠己
大西トシ – 三林京子
大西タカ – 西村亜矢子
大西ヒデオ – 湯浅崇
治郎丸和一 – 石倉三郎
治郎丸ミネ – 湖条千秋
西野キヌ – 中越典子
語り – 高瀬耕造
ブギウギ スタッフ
◆制作 : NHK(BK)
◆制作統括 : 福岡利武,櫻井壮一
◆プロデューサー : 橋爪國臣
◆演出 : 福井充広,二見大輔,泉並敬眞,鈴木航,盆子原誠
◆脚本 : 足立紳,櫻井剛
◆音楽 : 服部隆之
◆主題歌 : 中納良恵・さかいゆう・趣里「ハッピー☆ブギ」
『ブギウギ』各回リンク
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