シングル子育てと子連れ出勤の結末がコレなの?
と思ったら、ちょっとガッカリしてしまった。
山下のじいは本当にあれで「話は収まってる」と思っているの。
鮫島(みのすけ)の口車に乗せられたスズ子(趣里)は、茨田りつ子(菊地凛子)と対談をすることになってしまう。対談当日、りつ子は「スズ子が終わった歌手だ」と言ったと認める。さらに、りつ子はブギの人気もすぐに終わると告げる。スズ子は怒って言い返すのだが…。一方、タナケン(生瀬勝久)との映画の撮影は、クライマックスの二人の歌唱シーンで最終日を迎える。その直前、タナケンがスズ子の楽屋を訪ねてくる…
あらすじ は Yahoo!テレビ より引用
連続テレビ小説「ブギウギ」第21週「あなたが笑えば、私も笑う」第99話
感想
スズ子の「精一杯」を描いた週だったらしいけれど。
甘い子育てに周囲が巻き込まれているようにしか見えなくてすいません。
躾けない子育て、プロに頼らない保育、職場でもお嬢優先、私が鮫島だったらそっちを記事にするわ(爆)
対談
何や、かしこまって対談やなんて居心地が悪うおますなあ。
そう思うなら直接話しに来ればいいじゃない。
と言う茨田の言う通り。そもそも直接話せる間柄なのだから、羽鳥家にでも間に入ってもらって2人で話せばいいのである。
なぜわざわざ対談に乗ったのか?
この辺の展開も意図がよく分らない。
何かの間違いやとは思うんですが…。
「福来スズ子は終わった歌手」やなんてホンマに茨田さんが…?
言ったわ。
それは会話の前後を切り取られて掲載されただけなんだけれどね。
こういうこと言っちゃうのが茨田さんという人なので、それは仕方ない。
今のあんたは何?
ブギの女王だなんて持ち上げられて浮かれてるのかもしれないけど、そんなんじゃあっという間に忘れ去られておしまいよ。
ブギの人気だってすぐに終わるわ。
スズ子が引っかかったのはソコなわけで。
顔色が変わる。
それや。
その「ブギが終わり」いうんが気に食わへん。
茨田さんにブギの何が分かるんですか?
映画に夢中になって随分とよそ見してるみたいじゃない。
この男が言うように本格的に歌を捨てる気でいるの?
歌を捨てるやなんてそんなわけないやろ!
だったらなぜ歌だけで勝負しないの!
そこは茨田さん自身も鮫島に、勝手にすればいいと言っていたところじゃん。
そういえば…聞きましたよ。福来さん。
映画に本気になるあまり、撮影中は映画の制作部に娘さんを預けっぱなしだそうで。
あげく現場で娘さんにケガをさせたらしいですね。
現場は大混乱だって話です。
愛子に怪我をさせたと分かった瞬間、茨田りつ子の顔色が変わる。
楽屋で預かってあげていた時期もあるのだし。心配よね。
そもそも、スズ子って、そういう人たちに対する恩が希薄なのかも。
ちょっと待った!大混乱て…。
確かに迷惑はかけてしもたけど、現場の皆さんには謝罪して話は収まってる。
と割って入って来る山下のじい。
いや……ドラマで描かれている部分だけ見ていると、本当にただ「謝罪」…「すいましぇーーん」と言っただけで終わっているように見えたのだが。
子守りにスタッフの手を割き、子どもがケガをしたからと撮影をストップさせ、現場には損害がでていると思うけれど、ちゃんと賠償したということなのかな。
福来スズ子事務所、大丈夫?業界で搾取パワハラって言われてない?
しかも、こういう事例って「次からは同じことが起きないように対策する」ことが大切なわけだけれど、事故後も愛子お嬢に付いているのは体力限界の山下のじい1人。
体制が全く変わっていない。
これでは「収まった」とは言えないよね。
結局、この対談?の場にまで愛子を連れて行ったものだから、声を荒げるスズ子に驚いて愛子が泣きだしてしまい「対談」はぼんやり終了……。
精いっぱいの姿
翌日。この日の対談を受けて、やはり良くない記事を出されてしまったスズ子。
「福来 茨田、二大女王の泥仕合!犬猿のブギ対ブルース!歌を捨てたブギの女王はもう終わり」
ほんと、くだらないこと書くよなぁ……。
しかし昭和の前半、娯楽ってこんなスキャンダルも込みだったのかもね。
ネットの無い時代はデマにワイワイ言うのも娯楽だったんだろうな。SNSのある現代でも、人はデマに歓喜して拡散しているから同じか……。
記事を読んだタナケンがわざわざ楽屋まで来てくれた。
茨田さんはワテが歌を捨てるつもりや思てるみたいです。
自分では一生懸命やってるつもりなんですけどね、子育てしながらやなんて無理やったんかもしれへん。
続けるしかない。
邪魔されようが誤解されようが芸で伝えるしかない。
生き方で分かってもらうしかないんだよ。
歌手も役者も。
生き方…。
それは母親も同じかもしれないよ。
君の精いっぱいの姿彼女には伝わってるかもしれないよ。
タナケンは、優しいな……。
「子育てしながら」の仕事は無理じゃない。プロの保母さん(あ、昭和なんで)も付けずに職場に子どもを連れてくるスズ子のやり方が強引なだけ。
一生懸命なのかも知れないけれど、ドラマで映っている場面だけを見ていると、軽く考えているように思えてしまう。
仕事を止めたことに対する謝罪も軽かったし。むしろスタッフの方が平謝りしていたし。
スターさまは確かに昭和の方が現代よりも偉そうだけどな。
棚橋先生にあない言われたら休んでなんかおられへん。
意地でも走るわ。
明日羽鳥先生のとこ行きまっせ。
と新曲催促に走るスズ子だけれど。
その前に、子守り問題について一から考え直してみては……。
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ブギウギ キャストとスタッフ
キャスト
花田鈴子 – 趣里(子役時代:澤井梨丘)
花田梅吉 – 柳葉敏郎
花田ツヤ – 水川あさみ
花田六郎 – 黒崎煌代
橘アオイ – 翼和希
大和礼子 – 蒼井優
白川幸子/ リリー白川 – 清水くるみ
桜庭辰美 / 桜庭和希 – 片山友希
秋山美月 – 伊原六花
股野義夫 – 森永悠希
林 – 橋本じゅん
大熊 – 升毅
易者 – なだぎ武
アホのおっちゃん – 岡部たかし
アサ – 楠見薫
熱々先生 – 妹尾和夫
ゴンベエ – 宇野祥平
三沢光子 – 本上まなみ
タイ子 – 藤間爽子
ハット – 福徳秀介
コック – 後藤淳平
茨田りつ子 – 菊地凛子
羽鳥善一 – 草彅剛
羽鳥麻里 – 市川実和子
羽鳥カツオ- 中谷悠希(子役時代 : 髙田幸季)
小村チズ – ふせえり
小村吾郎 – 隈本晃俊
伝蔵 – 坂田聡
松永大星 – 新納慎也
辛島一平 – 安井順平
中山史郎 – 小栗基裕
一井 – 陰山泰
二村 – えなりかずき
三谷 – 国木田かっぱ
四条 – 伊藤えん魔
五木ひろき – 村上新悟
小林小夜 – 富田望生
大林林太郎 – 利重剛
藤村薫 – 宮本亞門
山下達夫 – 近藤芳正
佐原 – 夙川アトム
田中鷹雄 – 高阪勝之
棚橋健二 – 生瀬勝久
東 – 友近
鮫島鳥夫 – みのすけ
おミネ – 田中麗奈
小島 – 田村裕
大野晶子 – 木野花
水城アユミ – 吉柳咲良
柴本タケシ – 三浦獠太
高橋 – 内藤剛志
村山愛助 – 水上恒司
村山トミ – 小雪
坂口 – 黒田有
大西トシ – 三林京子
大西タカ – 西村亜矢子
大西ヒデオ – 湯浅崇
治郎丸和一 – 石倉三郎
治郎丸ミネ – 湖条千秋
西野キヌ – 中越典子
語り – 高瀬耕造
ブギウギ スタッフ
◆制作 : NHK(BK)
◆制作統括 : 福岡利武,櫻井壮一
◆プロデューサー : 橋爪國臣
◆演出 : 福井充広,二見大輔,泉並敬眞,鈴木航,盆子原誠
◆脚本 : 足立紳,櫻井剛
◆音楽 : 服部隆之
◆主題歌 : 中納良恵・さかいゆう・趣里「ハッピー☆ブギ」
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