NHK朝ドラ『ブギウギ』感想　第82回 (第18週:月曜日)

2023年下期朝ドラ「ブギウギ」感想

2024.01.30

だから、その、「腹ボテカルメン」って言うのやめろってば(笑)

昭和２２年１月。愛助（水上恒司）が大阪の療養所にいるまま、スズ子（趣里）は静かな正月を迎える。二人は、手紙のやり取りをしてお互いを支え合っていた。妊娠しているスズ子だったが、看護師の東（友近）の付き添いで、ジャズカルメンの稽古を開始する。一方、愛助はトミ（小雪）に、スズ子と結婚して生まれてくる子供の父親になりたいと話をするが…。そして、二人は離れ離れのまま、ジャズカルメンの幕が切って落とされる…
あらすじは Yahoo！テレビより引用

連続テレビ小説「ブギウギ」第18週「あんたと一緒に生きるで」第82話
感想
ゴシップ記事
ホンマの家族
ジャズカルメン
このドラマのレビューを投稿してください
ブギウギ　キャストとスタッフ
1. キャスト
2. ブギウギ　スタッフ

連続テレビ小説「ブギウギ」第18週「あんたと一緒に生きるで」第82話

感想

頑張っても頑張り切れない愛助くん。

トミさんも、そろそろ観念しないと後悔することになるで……。

ゴシップ記事

正月。スズ子は山下さんと新年を祝った。

いや～、正月気分もそんなあらしまへんし、年寄りは用なしですわ。

と、笑って言う山下さん。

スズ子が心配で寄り添ってくれているんだよね。優しい。

年が明けても愛助くんの病状は変わらず、東京へ戻ることはできない。

「いよいよ『ジャズカルメン』が始まりますね。公演中に必ず東京に戻るつもりです。それだけが楽しみでなりません。必ずスズ子さんに籍に入ってもらえるように母を説得しますからこちらのことは何も心配しないでください。おなかの子を絶対に父なし子にはしません」

手紙を信じるしかない。

年明け「ジャズカルメン」の稽古で、突然、雑誌記者にスクープされるスズ子。

三流雑誌のゴシップ記者だよ。
何度もやられてんだ、あいつには。
ま、何書かれても気にしなくていいから。こっちはもみ消しのプロだ。

と、プロデューサーに言われたけれど……。

「カルメン妊娠６か月！舞台は中止か！？　父親は一体誰！？」。
いや～バッチリ載ってしまいましたな。

もみ消されてないやん……。

しかし、この記事が出たおかげで、愛助くんは久々にスズ子の姿を拝むことが出来た。

まぁ……しかし、そもそもずっと同棲していたのに業界的には今さらなの？

ホンマの家族

忙しいと言ってなかなか病室に顔を出さないトミさんを、矢崎さんに頼んで呼んでもらう愛助くん。

何でそんなにかたくなやねん。
何で僕らの結婚を認めてくれへんねん。
このままやとおなかの子も父なし子になってしまうわ。

と訴える愛助くんに、

そら、あんたらの責任や。
ワテは認めへんとは言うてなかったやろ。
歌手をやめて来てくれるなら歓迎やったわ。
ホンマの家族になってほしかっただけや。

と、言うトミさん。

トミさんの考えは、

夫婦、家族は同じ方向を向いていなければならない。
一方は会社経営で一方は歌手ではバラバラだ。
それは「そっぽを向いた夫婦」。

ということ……。

まぁ時代的に、そこから変わっていく過渡期でもあるのかも。

「家庭という団体」から「個人」へ。

僕らはお互いが前向いてるだけや。
スズ子さんはスズ子さんの道を突き進めばええやんか。
僕は僕で村山をもっともっと立派にしたいと思うてるで。
ほんで笑いの力で世の中を明るしたいと思うてるんや。
それはお母ちゃんの思いとおんなじとちゃうんか？

トミさん、そろそろ譲らないと後悔するで……。

ジャズカルメン

愛助くんが帰れないまま、ついにジャズカルメンは開演を迎える。

いや～似合ってるじゃないか。まさしくカルメンだ。
腹ボテなのがまたいい味出してるよ。

腹ボテてやめてください。

先生、そろそろ失礼じゃ済まないで(笑)

お客さんは満席。

紫の衣装が映えるスズ子。

ダンスや動きは極力避けているみたい。

福来スズ子のモデル・笠置シヅ子さんは、妊娠6か月でカルメン役を熱演されたそうです。
この舞台は「大衆音楽の音楽家たちが文化復興の気勢を示した」と評されました。#趣里 #ブギウギ pic.twitter.com/U4ZgBdrzT3
— 朝ドラ「ブギウギ」公式 (@asadora_bk_nhk) January 29, 2024