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NHK朝ドラ『ブギウギ』感想 第22回 (第5週:火曜日)

六郎~~!

これが六郎くんが居る意味だったのか!

ツヤさんはやはり分かっていて六郎を付けたんだなぁ……。

自身が梅吉(柳葉敏郎)とツヤ(水川あさみ)の子どもではなく、次郎丸家の娘で、実の母親はキヌ(中越典子)だと知ったスズ子(趣里)は、キヌが住む家を訪れ、自身が生まれたときの話を聞いた。スズ子は呆然として、フラフラと歩きだし、キヌの家をあとにする。一方、大西家では、六郎(黒崎煌代)やタカ(西村亜矢子)やトシ(三林京子)らが、一晩帰ってこなかったスズ子を心配して待ちわびていた…

あらすじ は Yahoo!テレビ より引用
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連続テレビ小説「ブギウギ」第5週「ほんまの家族や」第22話

2023年下半期朝ドラ『ブギウギ』感想

感想

バラバラになんかさせへん。

と姉を抱きしめる弟に泣けたわ。

これがホンマの姉弟や。

生きる力

あんたがツヤちゃんとこで元気にしとる思うと、ウチもなんとか頑張れた。会えるんは年に一度じゃったけど、あんたをだっこしたらホンマに生きる力が湧いたわ。

キヌさんの言葉。

我が子を育てられなかった実の母の苦しさを思うと気の毒だけれど、この言い様って……

年一で推しアイドルに会うために頑張っているオタクと似ている……(いや、本当に)。

NHK朝ドラ『ブギウギ』感想 第22回 (第5週:火曜日)

梅丸のことだって、ずって「生きる力」を強調してきているし。

つまり、スズ子のスター性をも描いているのだと思う。

もちろん、親にとっては、子どもはいつでもいつまでも最高のアイドル。

年に一度会いたい人になるために。スズ子はこれからずっと頑張るんだね。

ただ、

……今は、それどころではないけれど。

胸が…おなかが…体中が…熱うて…張り裂けそうやった…

スズ子はフラフラと水場に辿り着き、あおむけに倒れた。

2人の母が笑いながら、時間を通り過ぎていく気がする。

誰が悪いわけでもないことは分かっているけれど。

バラバラになんかせえへん

昨日は、六郎も可哀想やんと書いたけれど、そういう事ではなかったのね。

一晩帰ってこない上に、びしょ濡れの姉を見て、六郎は叫び声を上げる。

何してたんや?
海で泳いでたんか?
ホンマ、心配したんやで。


もし姉やん帰ってこんかったらって思うたら…何や妙な気分やった。手も足ものうなって何やおなかにポ~ンと穴が開いたみたいやったで。

手拭いで姉の身体を一生懸命拭いてあげる。優しい子。

「おなかにボ~ンと穴が開く」

は母の子宮で繋がったきょうだいを連想させる。

ツヤさんから生まれなくても、2人は必ず繋がっている。

抱き締めてくれ。
ワテも体が…バラバラになってまいそうや。


大丈夫や。バラバラになんかせえへん。

NHK朝ドラ『ブギウギ』感想 第22回 (第5週:火曜日)


六郎は何も出来ない子どもではなかった。

このための六郎だったんだと実感できるシーンだった。

優しい、素晴らしい、そして強い家族。

頼もしい。

祖母・トシの言葉は私にとって、ちょっと意外だった。

おばあちゃんもな、スズ子も六郎も大好きで。大切や。


けどホンマのこと言うたら、ツヤやタカの方が大切や。自分の子やけん当たり前や。


ツヤもな、スズ子を自分のホンマの子や思うとるんよ。


けどスズ子は知ってもうた。
それをツヤに言うのはもうスズ子の問題や。


おばあちゃんはツヤのお母ちゃんやけん、ツヤが悲しむのは見とうない。


けどスズ子はスズ子で一人の人間や。
スズ子が苦しなったら言うてもええと思う。

これはつまり、やんわり、「知ってしまった事」を知ったらツヤが傷つくから、出来ることなら黙っていてくれや。

ということだよね。

私は、祖母という存在は孫の方に肩入れするものだと思っていた。

孫の未来の方が長く、孫の方が娘より幼く、助けが必要だと感じるから。

しかし、娘(子供)と孫の間に何かがあった時、トシさんは子供の方の心を思いやる。

それが当たり前だということではなく、「そういう人もいるんだ」という新鮮な気分。

そして、同時に思う。

ツヤさんは幸せな娘。

こういう親に愛されて育ったから、トシさんが心配しなくても、スズ子の心はツヤさんが守る。

そういうことなのだと思った。

休暇は終わり、スズ子たちはまた稽古に戻る。

この環境の中で、悲しみも苦しみも乗り越えて、福来スズ子はスターになっていくんだなと、よく分る香川帰省だった。

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ブギウギ キャストとスタッフ

キャスト

花田鈴子 – 趣里(子役時代:澤井梨丘)

花田梅吉 – 柳葉敏郎
花田ツヤ – 水川あさみ
花田六郎 – 黒崎煌代
大西トシ – 三林京子

橘アオイ – 翼和希
大和礼子 – 蒼井優
白川幸子/ リリー白川 – 清水くるみ
桜庭辰美 / 桜庭和希 – 片山友希
秋山美月 – 伊原六花
股野義夫 – 森永悠希
林 – 橋本じゅん
大熊 – 升毅

易者 – なだぎ武
アホのおっちゃん – 岡部たかし
アサ – 楠見薫
熱々先生 – 妹尾和夫
ゴンベエ – 宇野祥平
三沢光子 – 本上まなみ

タイ子 – 藤間爽子
ハット – 福徳秀介
コック – 後藤淳平

茨田りつ子 – 菊地凛子
羽鳥善一 – 草彅剛
羽鳥麻里 – 市川実和子
小村チズ – ふせえり
伝蔵 – 坂田聡

松永大星 – 新納慎也
辛島一平 – 安井順平
中山史郎 – 小栗基裕
一井 – 陰山泰

小林小夜 – 富田望生
大林林太郎 – 利重剛
藤村薫 – 宮本亞門

村山愛助 – 水上恒司
村山トミ – 小雪
坂口 – 黒田有
西野キヌ – 中越典子
治郎丸和一 – 石倉三郎
二村 – えなりかずき
五木ひろき – 村上新悟
山下達夫 – 近藤芳正

語り – 高瀬耕造

ブギウギ スタッフ

◆制作 : NHK(BK)
◆制作統括 : 福岡利武,櫻井壮一
◆プロデューサー : 橋爪國臣
◆演出 : 福井充広,二見大輔,泉並敬眞,鈴木航,盆子原誠

◆脚本 : 足立紳,櫻井剛

◆音楽 : 服部隆之
◆主題歌 : 中納良恵・さかいゆう・趣里「ハッピー☆ブギ」


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