一生懸命やる人は、どんなジャンルに居てもとりあえず信頼を得る……ということかしら。
今は恋が優先で他は何も見えない、という部分もあるかも。
結核が再発した愛助（水上恒司）の看病を、三鷹の家で続けることになったスズ子（趣里）は、日々愛助のために身を尽くしていた。そのおかげか愛助の病状は少しずつ快方へ向かっていた。しかし、看病を続けるスズ子は長らくステージから遠ざかっており、マネージャーがいなくなった楽団も全く活動ができない状況が続いていた。一方、上海にいる羽鳥善一（草彅剛）は、中国の音楽家たちと交流し、新たな音楽を模索していた…
あらすじ は Yahoo！テレビ より引用
連続テレビ小説「ブギウギ」第13週「今がいっちゃん幸せや」第62話
感想
年内は恋バナで終わりそうな気がしてきた。あと1日。
史実の人の恋バナとは若干時期が異なっているし、病名も違うので、まだどうなるか分からないし……(成田凌はずっと生きていたし……)
布団干してんの福来スズ子やで
スズ子の看病のかいもあってか、愛助の身体は回復してきた。
ボン、だいぶ、せきも治まったみたいだすな。
スズ子さんのおかげや。あの人とおったら何も怖ない。
鼻歌を歌いながら洗濯物を干すスズ子を愛しそうに見つめる愛助。
ただ……これ以上、あの人を舞台から遠ざけててええんやろか。
遠ざける？
見てください。あそこで布団干してんの福来スズ子やで？スイングの女王やで？
空襲も始まって都市部のほとんどはイベントどころではなくなり、五木ひろきが出奔して交渉役もいなくなり、愛助が個人で契約しようとした山下のじいのマネージャー話は母に取り消され、福来スズ子と楽団の活動は休止を余儀なくされていた。
だから、スズ子としてはタイミングよく、愛助の看病に専念できる環境ではあった。
ただ、愛助はそれを申し訳なく感じてしまう。「国民のスズ子」を独り占めする後ろめたさ……。
スズ子さんがそばにいてくれてホンマに心強い。せやけど僕は福来スズ子のファンなんや。
スイングの女王を舞台から引き離してお布団干させてるんは自分なんやって…。
何や心苦しい時もあんねん。
何うぬぼれたこと言うてんねん。
ワテは何も我慢してへん。
今は、あんたにちゃんと体、治してほしいし、それがワテの幸せやねん。
それだけと違うやろ？
歌って踊るんがスズ子さんの幸せやろ？
このままスズ子さんから歌を取り上げたない。
楽団に戻ってほしい。
母と交渉しに大阪へ行くという結核のボンに代わり、坂口さんが女今太閤に「愛助のお世話を誰がしているのか」真実を話し、スズ子楽団のために山下のじいのマネージャー就任をお願いすることに……。
これは胃が痛いね。
一番嫌いなんや
坂口さんが本社へ行くのは、ボンのためだけではなかった。
東京支社の興行成績の悪さについて怒られに行くのである。
なので社長の機嫌は元々悪い。
東京はやっぱり、タナケン、ハッパが強い。今はこの２人に客を取られてるんですわ。
タナケンはエノケンなんだろうけれど、ハッパってなに？……と思ったら、ロッパみたい(笑)
ワテは言い訳聞かされんのが一番嫌いなんや。
それやったら、あんた、タナケン・ハッパが落ちぶれるんを待つ気ぃか？
いや、めっそうもない！これから巻き返す所存だす。
それやったら言い訳せんと、よい結果だけ持ってきなはれ。ほれ、さっさと東京戻らんかいな。
で、一回帰りかけて、意を決して戻って来る坂口。
社長、一つだけよろしいでっしゃろか。
何や？
福来スズ子の話だす。
ボンの気持ちをくんで山下さんを福来スズ子のマネージャーにつけること許してあげられまへんか？
あかん。やっと２人が切れたのに、引き合わすようなまねするアホがどこにおんねんな。
いや、その件でっけど、あの…。
何や。切れたんと違うんか？
ボンの世話係、実は…福来スズ子だす。
何やて！？
あんた、うそついてたんか？
ワテはうそつかれんのが一番嫌いなんや！
せやけど、結核患者の世話係なんてそんな見つけるのも簡単やない。実際ボンも順調にようなってるし、黙認するのもボンのためかと……。
坂口。あんたホンマ感心するわ。
ようそんな屁理屈思いつくなあ。
ワテは屁理屈聞かされるのが一番嫌いなんや！
社長の一番嫌いなことばかりやっちゃう坂口さん(笑)
ここで本音をきちんと語る所が良い。
言い訳もうそも屁理屈もない、正真正銘ホンマの気持ち言わせてもらいます。
ワシはあの福来スズ子いうおなご、見上げたもんや思います。
病気も恐れずに連日連夜の看病。
それでいて偉ぶることもなく、ボンのことをまっすぐ思い続けて…。
そら、確かに抜けたとこもあります。
ボンがほれるのも分かりますわ。
ワシもボンと同じ思いだす。
福来スズ子の力になりたい！
坂口は怪しい……などと昨日書いてしまいました。ごめんなさい。(謝罪)
真っすぐに真面目に何かに向かっている人は、みんなに認められて愛される……という事なのですね。
愛は伝わるんよね。
まぁ……社長のことづてというおまけ付きだけれど、とりあえずは山下のじいをマネージャーとして付けてもらえることになった。
山下をマネージャーにつけるのは、福来さんがボンの世話係をしてくれたことに対する恩返しやと。
交際を認めたわけではない…とのことです。
とにかくよかった。
うん。
とにかく……
大陸へ渡った羽鳥先生も同じく。もうあまり余裕はないと思うけれども少しでも歌う事が出来れば。
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ブギウギ キャストとスタッフ
キャスト
花田鈴子 – 趣里（子役時代：澤井梨丘）
花田梅吉 – 柳葉敏郎
花田ツヤ – 水川あさみ
花田六郎 – 黒崎煌代
橘アオイ – 翼和希
大和礼子 – 蒼井優
白川幸子/ リリー白川 – 清水くるみ
桜庭辰美 / 桜庭和希 – 片山友希
秋山美月 – 伊原六花
股野義夫 – 森永悠希
林 – 橋本じゅん
大熊 – 升毅
易者 – なだぎ武
アホのおっちゃん – 岡部たかし
アサ – 楠見薫
熱々先生 – 妹尾和夫
ゴンベエ – 宇野祥平
三沢光子 – 本上まなみ
タイ子 – 藤間爽子
ハット – 福徳秀介
コック – 後藤淳平
茨田りつ子 – 菊地凛子
羽鳥善一 – 草彅剛
羽鳥麻里 – 市川実和子
小村チズ – ふせえり
小村吾郎 – 隈本晃俊
伝蔵 – 坂田聡
松永大星 – 新納慎也
辛島一平 – 安井順平
中山史郎 – 小栗基裕
一井 – 陰山泰
二村 – えなりかずき
三谷 – 国木田かっぱ
四条 – 伊藤えん魔
五木ひろき – 村上新悟
小林小夜 – 富田望生
大林林太郎 – 利重剛
藤村薫 – 宮本亞門
山下達夫 – 近藤芳正
佐原 – 夙川アトム
田中鷹雄 – 高阪勝之
棚橋健二 – 生瀬勝久
東 – 友近
鮫島鳥夫 – みのすけ
村山愛助 – 水上恒司
村山トミ – 小雪
坂口 – 黒田有
大西トシ – 三林京子
大西タカ – 西村亜矢子
大西ヒデオ – 湯浅崇
治郎丸和一 – 石倉三郎
治郎丸ミネ – 湖条千秋
西野キヌ – 中越典子
語り – 高瀬耕造
ブギウギ スタッフ
◆制作 : NHK(BK)
◆制作統括 : 福岡利武,櫻井壮一
◆プロデューサー : 橋爪國臣
◆演出 : 福井充広,二見大輔,泉並敬眞,鈴木航,盆子原誠
◆脚本 : 足立紳,櫻井剛
◆音楽 : 服部隆之
◆主題歌 : 中納良恵・さかいゆう・趣里「ハッピー☆ブギ」
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