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【リーガルハイ】(2期) 第10話 最終回 感想

いい顔になったじゃないか。
人間の世界へようこそ。

もし君が、皆が幸せになる世界を築きたいと本気で思うのなら方法は1つだ。

醜さを愛せ。

 

リーガルハイ 第10話(最終回)

     リーガルハイop

※毎度のことですが~長いです。
筋はいらね~という方は、ズズッと下の方の感想からお読みください…。
一応、あらすじの間にもツッコミ程度の感想が入っているけどね。

 

古美門先生が担当する安藤貴和裁判の最中に「吉永慶子」は、貴和に面会をしていた。

それは、先週、黛くんと古美門先生が気付いた通り、羽生くん。
女装してるのかと思ったら、普通だった…。

今回のリーハイは、初っ端からサスペンスモード。
紗が掛かった映像…揺れる画面…暗い照明…。

リーハイじゃないみたいだけれども、リーハイなのである。

 

古美門先生は、やはり最高の弁護士です。
無罪にするかもしれない。

でも、あなたは無罪になるべきじゃない。

私はやってないのよ。

今回はね。
過去に何人も殺してるでしょう?

過去の事件は関係ないでしょ。

ええ。
それでもあなたは徳永光一郎殺害の罪を認めるべきだ。

あんたね。頭、おかしいんじゃないの?

僕は決めたんです。
みんなを幸せにするって。
…あなたも含めて。

私も含めて?

僕の話を聞いた上で、犯行を否定するか罪を認めるか考えてください。

 

安藤貴和は、羽生くんの話を聞き、決めた。

そうして、あの時、貴和が突然罪を認めたことによって古美門先生は
醍醐検事に敗れたのである。

 

僕はあなたを死刑にしたくない。
死刑はウィンウィンじゃないから。

古美門先生と黛先生を信じて任せるんです。
僕も密かに彼らを援護する。
そうすれば、必ず最高裁で勝ちます。
おそらく一審への差し戻しになるでしょう。

 

そして、現実にそうなった…。

差し戻しを取ったら?

僕が差し戻し審を担当し、無期懲役に持ち込みます。

それで納得してください。
ただ、そのためには戦いやすい相手にする必要があります。
差し戻し審では弁護人を代えましょう。

古美門先生と黛先生を切るんです。

 

そして、今、まさにその時が訪れた。

古美門事務所では安藤貴和から届いたお別れのキスマークの封筒に怒る黛くんの姿が。

 

何で弁護人を解任されなきゃいけないんですか?
散々苦労して、ようやく差し戻しを勝ち取って無罪目前だっていうのにどうして!

全ては「吉永慶子」殿の仕業かと。

漢字の苦手な帰国子女のな。

 

つまり、古美門先生は、見事に今まで羽生くんの筋書き通りに踊らされていた事になる。

NEXUSに乗り込む黛くんであったが、誰も居らず…。
脳天気な磯貝さんが1人、何も知らずにLOVE&PEACEを続けているのだった…

「イソガイ タフガイ ナイスガイ~」じゃね~よ…可哀想すぎる。

さて。
その頃、安藤貴和の所には新しい弁護士が向かっていた。

お久しぶりです…三木先生。

この三木長一郎にお任せを。

じゃね~よ…若造に使われてますよ、三木先生。

 

差し戻し審。

検察側には羽生くんと本田の姿が。
そして、弁護側には三木事務所。

裁判長。大変異例ながら検察としてはまずは求刑を述べさせてください。
起訴状のとおり、被告人に対し殺人および 殺人未遂の罪で
無期懲役を求めます。

では、弁護人も異例ではありますが見解を述べさせていただきます。
被告人は罪を認め、深く反省しております。
情状酌量を求めます。

 

ざわめく法廷。

「民意」とは違うのでは、とインタビューするマスコミに、いつもの笑顔で
爽やかに答える羽生検事。

被害者感情に寄り添えば極刑を望むのも分かります。
ですが、われわれはいたずらに扇情的になってはいなかったでしょうか。
どうか冷静に審理を見守っていただきたい。

怒りや憎しみからは何も生まれませんから。

 

古美門先生はここに至って、NEXUSに乗り込む。
黛くんと蘭丸も一緒。

まぁ…真っ当に呼び出しても無駄なので、ここでも磯貝さんが呼び出し役に使われるのだった。

 

ずっと考えていたんだよ。
生まれて初めて裁判で負けたあの時から、私は一体何に負けたんだろうってね。

シベリアの死に神か気まぐれな悪女か、あるいは国家か民衆か。
どれもしっくりこない。
もっと得体の知れないものだ。

あの時だけじゃない。
その後も私は表面的には勝利しながらも、その手応えをつかめずにいた。

 

いつだって裁判で勝利したのに、古美門先生は勝った気がしなかった。

あの隣人裁判の時も最終的には両家は仲良く同じマンションに引っ越した。

おやじ犬裁判の時も最終的には争っていた両者が新しい会社を仲良く立ち上げた。

 

弱いのか手ごわいのか単純なのか計算高いのか。

負けてもへらへら笑っているゆとりの国の王子こそ、得体の知れないモンスターだ!

 

そして、今日も羽生くんは得体のしれない笑顔を浮かべていた。

いや…でも、もう前の笑顔とはだいぶ違うよね。
黒さ全開な感じになっちゃってるもん…。

 

お母さんがファンだった女優の名前でも組み合わせたのかな?「吉永慶子」は。

安藤貴和を有罪にした上で無期懲役に持ち込む。

つまりは、死刑廃止論者である君の理想の実現のために我々は利用されていたわけだ。

 

ここから、本当に羽生くんが悪魔全開になるのだった。

 

リンチしたければすればいい。
あなたたちにはもうそれくらいしかできないからね。

僕を叩きのめしたいでしょう。
でも、それはできません。

あなたはもうリングを降ろされたんです。
あなたは僕と戦えないんです。

 

あなたたち、とんでもないことしてるって分かってる?

ルールを守ってばかりでは実現できない理想もある。

 

羽生くんも笑ってはいるけれども、利用したことについてはバツが悪いとは
思っている気がする…。

本田の表情には、さらに顕著にバツの悪さが漂っている。
2人とも笑顔が悪戯がバレて開き直った子供みたいなんだよね。

 

誰とも戦わずに一番いい形に導いた。
素晴らしいことじゃん。

古美門先生がおっしゃる通り、民衆は愚かだから。
誰かが危険を冒してでも導かないと。

あとは私たちに任せて。
それが安藤貴和も含めたみんなの幸せだよ。

 

蘭丸くんは録音係だったらしい。レコーダーは取り上げられ、会話の内容は消去される。
この間、一言も発せずにただ2人を見ている古美門先生であった。

しかし…「導く」って何
ちょっと恐すぎるよ羽生くん。

 

腹が立ち過ぎて言葉が出なかったのは初めてだ。

怒りも通り越した状態で事務所に戻る古美門先生。

今でも信じられません。
羽生君にあんな裏の顔があったなんて。

それは違う。あいつに裏の顔なんかないんだよ。
あればとっくに見抜いていたさ。

羽生先生はただひたすら純粋に美しい世界を実現しようとなさっているにすぎない。
つまりは表だけです。

だから誰も警戒しない。したら仕込まれちゃうわけか。

 

そういう蘭丸くんも仕込まれちゃってたからね。

 

「怒りや憎しみからは何も生まれませんから」

羽生くんのインタビューは動画サイトで驚異的な再生回数を回している…。
ネット民の反応も上々。

ウィンウィン教の教祖さまの誕生だ。

苦々しくネットやワイドショーを見る古美門先生。

 

冗談じゃない。
真実を何一つ明らかにしないでうやむやのまま手打ちなんてあり得ない。

真実なんてどうでもいいが、私の成功報酬がぱあになることなどあり得ない!
安藤貴和は私の獲物だ。どんな手を使ってでも奪い返す。

 

そのためには、なぜ安藤貴和が羽生くんの言いなりになっているのかを突き止める必要があった。

今度こそ薄ら笑いの天パーくそ野郎・羽生晴樹の息の根を止める。
最終決戦じゃ!

まずは、安藤貴和と面会。
だが、本人に向かってガンガン理由を問いただしても、当然はぐらかされるだけ。

 

君はやってるんだと思っていたよ。
無罪目前で私たちを切り、無期懲役を受け入れようとしている。

理由は1つだ。
君の無実が判明したら真犯人捜しが始まる。
真犯人が見つかったら困るんだ。

私が誰かをかばうような人間だと思う?

君は自分の欲望のためだけに生きてきた鬼畜だからな。

そうよ。

だからもし庇うに値する人間がいるとすればそいつが真犯人だ。
必ず見つけだす。

無言でただ古美門先生を睨み返す安藤貴和。

 

ここから、古美門先生と黛くんは、安藤貴和の過去の男性関係の洗い出しを始める。

 

父を安藤貴和に毒殺され、自分だけ助かった徳永光一郎の娘・さつき。

第二回の公判では、彼女を預かっている伯母が証人として出廷した。

 

それはもう、仲のいい親子で。妹が病死したときもさつきは気丈に笑顔を作って振る舞って…。
「私が泣いたらお父さんはもっと悲しむから」って。

お父さんが大好きだったんですね。

そんなさつきは、安藤貴和と付き合い始めた父を見て、笑顔が消えてきたという。
直感的に貴和を危険な女だと察知したのだろうと語る伯母・さと子。

そこで、さと子さんは貴和と解れるように徳永さんを説得し、最終的には納得して
もらったのだった。

事件が起きたのは、その直後だったらしい。

 

さつきちゃんは、今も毎日のようにお父さんとお母さんの墓前に手を合わせているそうです。
彼女が昔のような笑顔を取り戻す日が来ることを願ってやみません。

 

一方、被告人の弁護士・三木先生は、安藤貴和の幼少期の貧しくて親に育児放棄された
生立ちを挙げていく。

 

おなかいっぱい食べたい。暖かい家で眠りたい。そして愛されたい。
富と愛情を渇望するようになったのは当然ではないでしょうか。
人一倍愛情に飢えていたのです。
もちろん彼女の犯した罪は許されるものではありません。
しかし、同情の余地があるのもまた事実ではないでしょうか。

三木先生の口から出る、この慈悲深い弁論。
裁判の筋書きも羽生くんが仕立てた物に違いない印象……。

 

古美門先生が三木事務所に行くと、案の定、三木先生は変わっていた。
いや…変わった事を言うようになっていた。

 

イースター島はいかがでした?

久しぶりだな。古美モン。

古美門です。

イースター島にはな、顔の長い巨人の石像が地面からにょきにょき生えていたぞ。

行かなくても知ってる情報ですね。

エジプトには石を積み上げた大きな三角形の建物がいくつも…。

もう結構。

安藤貴和は諦めろ。もうお前の出る幕じゃない。

検察と出来レース丸出しのぬるい裁判をして恥ずかしくないんですか?

しかし、そんな言い分も三木先生は聞く耳を持たない。
…まぁ…そんな言い分は元々聞く耳持たない人だけど。

 

無敗の私を倒したかったんじゃないんですか?
最強の私を地獄に突き落とすのがあなたの悲願でしょう。
なぜその邪魔をするんです?

もうそんなことはいいんだ。
過去のことは水に流そう。

何ですって?

目が覚めたんだよ。
怒りや憎しみからは何も生まれない。
裁判は勝ち負けじゃないんだ。
大事なことはみんなが幸せになることだ。

あっ…沢地君、フットサルは何時からだっけ?

 

入信されたようですね。

フットサルのユニフォームに着替えて井手くんとシューズを磨く三木先生…。

入信されたようだ…。

しかし、三木事務所の誰もがLOVE&PEACEに侵されているわけではないようだ。
ベタベタしながらシューズを磨く2人を見る沢地さんの目……。

 

羽生人気は今やネットを超えてワイドショーでも話題で持ち切り。

 

「大事なことは人間の醜い部分より美しい部分に目を向けることではないでしょうか。」
「みんながそうできたらきっと世界はガラっと変わりますよ。」
「与党から出馬要請?200%ありません。僕は一検察官ですから。」
「はっ?すいません。芸能人の離婚について僕がコメントすることはありません。」
「ベストジーニスト賞受賞?参ったなあ。」
「あ、テレビの前の皆さん。検察庁に僕宛てのプレゼントを送るのはやめてください。」
「うれしいけど検察庁が困ってますので。」……

 

スーパーブレークですね。

ベストジーニスト賞は私も狙っていたのに!

狙ってたのか!!!
ジーンズ姿を見たことがない気がするが……。

裁判の傍聴券はプラチナチケット化し、ファンクラブも乱立、NEXUSには見学ツアーまで
出来ているらしい……。

それに引き換え、悪魔の女・安藤貴和を弁護して最高裁から差し戻しにした古美門先生は
悪魔の弁護士扱いされ、古美門事務所は閑古鳥が鳴く状態。

安藤貴和の過去の男が多すぎて調べ切れない黛くんに当り散らす古美門先生。

 

ぴんとくるやつから当たれ!

そんなの分かりませんよ!

それではこの服部が当たりを付けてみましょう。

突然ナイフ投げを始める服部さんである。

 

昔、ボリショイサーカスでナイフ投げをしておりましたので。

服部さんの履歴がまた1つ増えた。

 

ここは…ちょっと、私一人では…。

当りを付けられた所は、「金崎組組長 金崎正宗」

 

黛くんと古美門先生は、そこに乗り込み…というよりも、門の前からもう怒つかれて
攫われるように連れ込まれたんだけど。

金崎正宗の話を聞く2人。

 

あんたらがいつか来るだろうってあいつが言ってたよ。

あいつ?

「何にもしゃべらんでほしい」って言われたんだがな。
変な所から漏れるくらいなら俺からきっちり話す。

あいつとは…もちろん、ゆとり王子である。

 

女房以外にほれたのは貴和だけだ。

その話の内容は、確かに核心をつく物であった。

これを羽生くんが全部知っていたという事は……。

 

……で、俺はそっとしといてやろうと決めた。
で、検事の若造は「全部腹に納める」と言ってくれた。

事実そうしてる。
だから、あんたらもそうしろ。いいな?

東京湾の水は、まだ冷てえぞ。

 

帰り道、興奮納まらぬ黛くん。

 

……う思いますか?つまり、そういうことなんでしょうか。
でも、そんなことってあるんでしょうか。
でもそう考えるしかないのかも…。

ガンガン喋りかける黛くんに対して、無言で歩き続ける古美門先生。

重大な真実を知ってしまったのだ。
古美門先生も悩んでいるのだろうか…。

 

先生?

ちょっと
おしっこ漏れちゃった。

 

その後。

法廷から下がる時に傍聴席から安藤貴和の髪を撫でて誉める沢地さん…。
そして、法衣姿で、徳永さつきの前に現れる蘭丸くん…。

 

いつもお参りされて、仏様も喜んでおられるでしょう。
ご存じでしょうか。
墓前に髪の毛をお供えすると、この世とあの世の垣根を越えて思いが彼岸に届くとか…。

もう何をやっているのかは一目瞭然。

想像が当たって行くのを愕然と見守る黛くんに羽生くんからの電話が入る。

 

金崎さんが連絡をくれました。

分かっちゃったみたいね。
みんなが不幸になる真実。

恐る恐る聞く黛くん。

さつきちゃんなのね?

犯人は安藤貴和だよ。
たとえ誰が実行犯であっても、そう追い込んだのは彼女。
安藤貴和が犯人だ。

古美門先生。先生は おっしゃいますよね?
「真実なんかどうでもいい。勝てばいいんだ」って。

僕はこう思う。
真実は どうでもいい。
みんなが幸せになるなら。

僕と先生は、実はコインの裏と表なのかもしれません。

世界中を敵に回しても何とも思わない女が、命を賭して秘密を守ろうとしてる。
弁護士の仕事は依頼者の利益を守ることでしょ?
死刑を求めていた世論も晴樹のおかげですっかり変わった。
無期懲役。みんなが幸せになる結末だよ。
さつきちゃんも安藤貴和もあなたたちも。

これ以上動けば金崎親分が黙ってないんじゃない?

 

脅しとも取れる本田の言い分…。

「弁護士の仕事は依頼者の利益を守ること」
これは確かに古美門先生の主義でもある。
依頼人の利益のためならば、どんな手でも使って来た古美門先生なのだから。

確かにな。

と、笑っているのか怒っているのか解らない表情の古美門先生。

 

あとはお2人の気持ちの問題だけです。
でもそれは簡単に解決します。

古美門先生。
戦って勝ちたい、相手を負かしたい、報酬や名声を得たい…。
その欲望を捨てればいい。

それだけのことです。

あろうことか、NEXUSに古美門先生まで誘う羽生くんである。

 

一緒に 世界を変えましょう。

それもいいかもしれないな。

Welcome to NEXUS!
分かってくれて嬉しいです。

 

何か盛り上がりかけてる…えぇ…と、思うところ…
この気持ち悪いくうきを破ったのは、古美門先生じゃなくて…

 

しょう~もない芝居、やめてくださいよ!

何がラブ&ピースですか。
キモいですよ。

 

立ち上がる黛くん。カッケーぞ。

 

フッ…どうやら肝心のNEXUS所属弁護士が反対のようだ。

羽生くん。ジェーンさん。私は真実が大事だと思う。
たとえ誰かが傷ついてもみんなが不幸になっても、それが真実なら仕方ないよ。

 

黛くんの言う事が正論すぎて泣けるほどだ。

だって、弁護士としてもこれが正しい道だと思うのだ。

もし…それが安藤貴和の望みだとしても、真犯人である他の誰かを無罪にして貴和を
無期懲役にする事なんて、依頼人の利益にはならない。

貴和がやっていないのならば、やっていないという結論に持って行くのが弁護士の仕事でしょ。

無罪の人を有罪にする事は全くLOVE&PEACE じゃないよね、羽生くん。
それは、あまりにも変な宗教だわ。

 

あなたたちに打てる手はないわ。

それはどうかな。
われわれは往生際が悪いんだ。

 

今の段階では古美門事務所は傍聴席にしか入る事は出来ず、確かに打てる手がない。
いくら有効な証拠を持っていようが真実を知っていようが何も出来ない。

羽生くんの言う通り、同じリングに立てない。

そこで、ついに古美門先生は有りえない手を打ったのだった。

 

古美門先生が民事訴訟を提起しました。

ユニホーム、やっぱり赤でよかったな。

それが、相手側の代理人がNEXUSの黛先生なんです。

 

先生は10番が似合いますね。

加賀蘭丸が服部さんを横領で訴えたんです。
古美門先生が蘭丸の代理人で、黛先生が服部さんの代理人です。

沢地さんが一生懸命説明しているのに、フットサルのユニフォームに夢中の三木先生と井手くん。

 

あっ、先生。何で自分は53番なんですか?

「ごみ」だからに決まってんだろが。

あっ、そういうことか。全然気付かなかった。

 

その頃、裁判所では古美門事務所の2人による民事裁判が行われていたのだった。

 

加賀蘭丸さん。
あなたは長年わが古美門法律事務所の調査員として一生懸命仕事をしてきました。

はい。
それなのに僕の報酬は2年前から正当に支払われていなかったなんて許せません!

私も驚いています。
まさか彼がそんなことをするなんて!

間違いありません。
事務所の会計を預かっている事務員の服部さんが僕の報酬を着服していたんです!
着服した全額の支払いを請求します!

 

対する服部さん側の弁護人はNEXUS法律事務所の黛くん。

 

つい出来心で…。
しかし、私も被害者です!

というと?

私は騙されていたんです!
当時交際していた女性に全てを奪われました。
悪いのはあの女です!
請求するならば私ではなく、あの女でございます!

その女とは?

安藤貴和です。

何ですって!?あの安藤貴和ですか!?

そうです! あの安藤貴和です!

あの世紀の悪女にたぶらかされたのであれば彼に罪はないかもしれない!
裁判長、次回、証人として安藤貴和の出廷を求めます!

黛くんと古美門先生に交互に詰め寄られ、おどおどする裁判長…。

こうして、この小さな法廷で行われている小さな個人事務所の諍い裁判に安藤貴和は
証人として引っ張りだされる事になったのだった。

 

安藤さん。
あそこにいる被告をご存じですか?

いいえ。

彼はあなたと交際していたと証言していますが。

知らないわよ。

例えば2年前の6月30日の夜、あなたと会っていたそうですが。

会ってない。

そうですよね。
その日は徳永光一郎殺人事件が発生した日です。
あなたは事件現場で犯行を行っていたわけですから、これは服部さんの記憶違いでしょう。
ですよね?

あなたがもし、今、嘘をついているなら例の事件の犯人ではないという可能性が
出てきてしまいますから。

何これ。

犯人ではないのに有罪を受け入れるなんてあり得ませんもんね?

これ何なのよ!

本当は誰かを庇っている。

…なんてこと、あり得ませんよね。

 

ざわめく法廷…。

つまり…同じリングに上がれないのなら、古美門先生は違うリングを用意したのだった。

別件逮捕…は、よく聞くけれども別件裁判だよね。

 

あなたはこれまであまりに多くの男性と交際してきたので被告を思い出せないのかもしれません。
確かめてみましょう。

例えば「金崎正宗」さんは覚えていますか?
13年前に交際していた金崎…。

知らない!

彼の子供を身ごもったというのに?

 

ざわめく傍聴席の中には、事態を聞きつけてやってきた羽生くんもいた。

 

裁判長!これは不当な証人尋問です。
中止を求めます!

申し訳ありませんが、傍聴人はお静かに願えませんか?

本件と無関係な質問をしていることは明白です!

あなたが決めることではありません。

 

今、古美門先生は自分にされたのと全く同じことをしているのだった。

いくら傍聴席から口を挟んでも、ただの傍聴人でしかない「リングに上がれない」羽生くん。

 

裁判長、私も本件とは無関係の質問に思えるので異議を申し立てようかと思いましたが、
この後深く関連してくるのかも知れません。続けてください。

金崎さんは、あなたに産むように言ったそうですね。

 

2人が金崎組長に聞いてきたのは、そんな話だった。

安藤貴和に子どもができ、子供がおらず跡取りがいなかった金崎は産むように言ったらしい。
しかし、貴和はそれを拒否して姿を消した。

「子供は下ろしたと抜かしやがった。だが、そいつは嘘だった」

 

13年前の8月3日。
2980gの元気な女の子をあなたは確かに出産しています。

出産記録は残されていた。
貴和は子どもを堅気の世界で生きさせるために、断腸の思いで里子に出したのだった。

そして、探し出そうとした金崎には包丁を突き付けて覚悟を迫ったという。

 

「あの子の邪魔をすれば殺す」と。

以来、あなたはわが子のことを記憶から消して生きてきた。違いますか?

無言で古美門先生を睨む安藤貴和。

 

10年以上の月日が経ち、新しい獲物としてたらし込んだ徳永光一郎の家で、あなたは雷に打たれた。

やめろ…。

目の前に同じ生年月日の女の子がいたからです。

その表情、面影、左手の甲のほくろ…。
何から何までそっくりに思える。
そんなはずはない。戸籍上は徳永氏と亡くなった奥さまとの実子となっているのだから。
だが、あなたは理屈ではなく確信したんだ。

黙れ…。

どんな事情があってここに引き取られたのかは分からない。
だが間違いなく彼女こそ13年前に手放したわが子だと。

黙れって言ってんだろうが!
何、ワケ分かんないこと言ってんのよ!
全部あんたの妄想だろ!
私に子供なんていない。
あんなクソ生意気ながき、赤の他人よ!

では、このDNA鑑定の結果を皆さんにご覧いただきましょうか?

言うまでもなく、沢地さんと蘭丸くんが入手した髪の毛から取ったDNA…。
騒ぎながら暴れ出す貴和を押さえるのに必死の警官たち。

あなたはむしろ彼女に会いたくて徳永家に深く入り込むようになった。
徳永氏と再婚し、彼女の母親になりたいと本気で願ったのかもしれない。
だが父親と二人三脚で歩んできた彼女はあなたを激しく嫌った。

さと子さんに説得された徳永さんは、貴和と別れる事を決意したのではなく、さつきの引き取り先を
探し始めたのだと言う古美門先生。

 

ずっと引っ掛かっていたんです。
同じ毒を飲んだのに、なぜ大人の徳永氏が死亡し、体の小さい彼女が助かったのか。

それを否定する貴和。

違う…。
違うのよ。あの子は犯人じゃないの。

なるほど。
そうだとすると残る可能性は徳永光一郎だ。
あなたとの結婚を妨害するさつきが邪魔で邪魔でしかたがない。
ついに絶望し、さつきとの心中を図った。

古美門先生の推論を否定し続ける安藤貴和。

 

全てを告白したかったことでしょう。
だができるわけがない。
「お前は日本中から嫌われている悪魔の女の娘だよ」と告げることなど。
あなたが庇っているのは実の娘、徳永……。

先生、もう十分です。

…異議あり。本件とは無関係の質問です。

認めます。

 

裁判長……号泣だし……。

この裁判の傍聴人は走りだし、マスコミも動き出した。

安藤貴和の面会に行く古美門先生。

 

すっきりしたろ。洗いざらい全部ぶちまけられて。
マスコミは大騒ぎだよ。
さつきは追い掛け回され、学校にも行けなくなったらしい。
愉快だねえ。

さあ、安藤貴和。
もう君が守るべきものはなくなった。
有罪になる意味もなくなったんだよ。
ならばどうするのが賢い?

私を再び選任し、せめて自分だけでも無罪になることだ。
そして私に成功報酬を払いたまえ。

あの子だけは巻き込ませない。

もう手遅れだ。

あの子に罪はないの。どうにかしなさい!

どうにもならねえんだよ!
どうせ手放したガキだろうが!見捨てりゃいいんだよ!

やめてください。そんな言い方!

真実が大事なんだろう?
依頼人が不幸になろうと真実は明らかにすべきなんだろう?
全て君が片棒を担いでやったことじゃないか。

そっ…そうだけど…依頼者を守ることも大事です。

貴和さんを無罪にした上で、さつきちゃんも救う。

そんなことができるのか?

ここまで来たらやるしかないです。

何を?

…新しい真実を作り上げる…。

 

正解だ。

安藤貴和…最後の大勝負だ。

 

再び、安藤貴和の弁護人に返り咲いた古美門先生と黛くん。

 

リングに戻れたよ。

苦々しい表情の羽生くんに向かって、ひと言。

そして、弁論には黛くんを送り出したのだった。

 

安藤さん。
あなたは犯行を認め罪を償うことを望んでいるそうですね?

はい。
私が殺しました。

動機は?

彼に別れ話を切り出され、絶望のあまり彼を殺して私も後を追おうと思ったんです。

一部ではあなたは徳永さつきさんを庇って嘘をついているという報道があります。

根も葉もないことです。

さつきさんはあなたの娘だという噂については?

あり得ません。彼女のことも殺そうとしたんですから。

そうですよね。
では、毒物はどうやって入手したんですか?

インターネットで海外から購入しました。

 

ここまでは、以前までの証言とまるっきり同じであった。

 

勝手口から入り台所にあったスープに毒物を入れた。
そうですよね?

入れることはできませんでした。

入れてない?

 

ざわめく法廷…顔が歪む羽生くん。

 

あの日、貴和は毒物を入れようと勝手口から台所に忍び込んだ。
今を覗くと、さつきに勉強を教えている徳永さんの楽しそうな話声。

2人の姿を見ていたら不意にわれに返って…
自分のしようとしてることの恐ろしさに気付きました。

そして、ご飯にしようと言う2人の声を聞いた貴和は慌てて勝手口から飛び出した。
その時に気が動転して薬の瓶を台所に置いたまま出て来てしまったのである。

 

そして、あの恐ろしいニュースが…。

そっ、そうか!

この瓶は見た目は紛れもなく調味料。
しかも何だかとっても おいしそう。

こんな物が台所に落ちていたら…。
不幸な事故が起きてしまうに違いありません!

 

なんという…すごい茶番。
傍聴人もマスコミも騒ぎだし、羽生くんは怒り満ちた声で意義を叫ぶ。

 

異議あり!
被告人は、たった今犯行を認めたはずです!

はい。
私があんな物を置いてきてしまったから、私が殺したも同然なんです。

同然って…。

 

お気持ちは分かりますが、あなたは実行していません。

私は確かに2人を殺そうとした。
その時点で紛れもなく殺人犯なんです。

 

裁判員の皆さま。
真実はいつも思いがけないものですね。

安藤貴和という女性は確かにとんでもない悪女です。
愛する男性と幼い少女を殺害しようとしたんですから。
それがもたらした結果を考えれば、彼女が犯した罪は大変重い。
断固厳罰に処すべきです。
毒物及び劇物取締法違反の。

ただし殺人は無罪です。

本件は殺人事件ではなく、事故死の可能性が高いので。

私は…殺人罪で罰してもらえないんですね。

はい。
それが法だから。

以上です。

これによって、安藤貴和は殺人犯から徳永さんの事故死の原因を作ってしまった哀れな女…に転じた。

必死に反論する羽生くん。

 

明らかにでっち上げだ。裁判を冒とくしてる!

何をもってでっち上げと断ずるのですか?
根拠もなく被告人の魂の叫びを否定することこそ冒とくだ。

未必の故意…そう未必の故意です。
あなたは殺そうとして毒物を持っていきわざと置いてきた。
こうなる結果を予測して。
これは紛れもなく殺人です。被告人自身がそれを証言してるんです。

なるほど。
ということは、検察も彼女のこの証言を採用するわけですね。
あなた方がここまで積み上げてきた証拠とはまったく異なりますが。

ならば、ここまで一貫してなされた主張と証拠は全て間違いでしたと認めてください。
その上で未必の故意による殺人を証明する証拠を揃え、一から起訴し直していただきたい!

反対尋問はないようです。

 

反対尋問はない…。
裁判長の命令で下がっていく被告・安藤貴和。

ここに至って羽生くんの仮面が完全に剥がれ落ちる。

 

こんなバカげた証言、僕は認めない!
僕が君にどれだけ力を尽くしたと思ってるんだ。
こんな裏切りあるか?

意味不明なことを口走ってるぞ。

羽生くん、これもウィンウィンなんじゃないかな。

彼女を無罪にしてウィンウィンのわけがない!
彼女がどれだけ多くの人を不幸にしてきたか知ってるでしょう。
せめて十数年、刑務所内で悔い改めてから社会に戻すべきだ。
でないと不幸な人が増え続ける。

それを…真知子、君はいつからあんなペテンを使う弁護士になったんだ。
まるで古美門先生じゃないか。

いけないか?

先生あなたはいつも人間の欲望に火を付け争いをけしかける。
極端で攻撃的な言葉を多用して説き伏せて。
愚かな人間ほど威勢のいい言葉になびきますからね。
人間の愚かさ、醜さを利用して勝ってきたのがあなたの手法なんです!

でも、そこに幸せはありませんよ。
ただ一時の快感があるだけです。
幸せは不本意でも面倒でもお互いが懸命に妥協点を見つけだすことでしかないんです。
争いを避け、みんなが幸せになる社会とはそういうことなんです!

相手に譲ること与えることは勇敢で気高い人間でないとできない。
古美門先生、あなたが勝ちに拘るのは臆病だからだ。
違いますか?

 

羽生くんの言い分は、もはや自分が法律で自分が神になったようにしか聞こえない。
思い通りに未成年であるさつきの罪は消え去り貴和も死刑ではなくなったのに、
それが自分の思惑通りではないから耐えられないのらしい。
古美門先生のペテンは責めるけれども、自分のペテンは許されるらしい。

もはや黒い顔が表に出過ぎて歪んでいる事にも気づいていない。

古美門先生は、そんな羽生くんを優しさとも憐みとも思える表情で見つめる。

 

違わないと思う。
だとしても、君には皆を幸せにすることはできないよ。

どうして?
晴樹は現にたくさんの人々を幸せにしてきたわ!

君たちが以前ひそかに和解させた西平家と東山家がその後どうなったか知ってるか?
同じマンションに引っ越し、前より増してひどいご近所トラブルを起こし、両家共に
崩壊したそうだよ。
君たちがひそかに再興させた「あじさい文具」は程なくして倒産した。
かえって不幸になっているんだ。

嘘だ!あなたが今作った…。

ハハハハ…そのとおり。だが、そうなるかもしれない。

そのときはまた救うわ!何度でも。

どうやって?

人間の純粋さを信じることです。
醜さではなく、美しさを見ることです。
誰しもそれを持っているから。

 

ハハ…やっぱり君には救えないな。

僕の…どこが間違ってるんですか?

 

挑戦するよりも、もはや縋るように古美門先生に食いつく羽生くん。

「教祖」が逆転した瞬間。

 

間違ってないと思っているところだよ!

君は「人間は愚かだ」と言った。
まったく同感だ。どいつもこいつも愚かで醜く卑劣だ。

自分の名誉のために誰彼構わず攻撃する見えっ張り。
妻が美しくなければ許せない夫。
お隣への嫉妬に狂う主婦。
手柄を独り占めしたい会社員。
何人もの男を同時に愛したい女。
努力しない凡人を許せない 天才。
便利でぜいたくな暮らしがしたくて昔ながらの暮らしを放棄する人々。
欲望のために男を手玉に取る悪女。

わがままで勝手でずるくて汚くて醜い、底辺のごみくずども。
それこそがわれわれ人間だ。

 

だから…だから、それを導こうと…。

 

それが違うんだよ。まずそこから降りろ。
自分も底辺の醜いごみくずの一匹であることを自覚しろ!

晴樹は醜くないじゃない!

いいや。相当、醜いね。

自分の理想の実現のために裁判を利用し、人をたらし込みだまし操る。
自分の賢さにうぬぼれ、人のために尽くす自分が大好きで、冒す危険に酔いしれる。

皆を幸せにしたい。ウィンウィンにしたい。
だが、それらは全てしょせん君個人の欲望だ!

皆から感謝されあがめ奉られ、ファンレターをいっぱいもらい、ベストジーニスト賞まで
私より先に獲得してさぞ満足だろう。

だが、君がやってることはウィンウィンじゃない!
小さなルーザーをたくさん作って、君一人がウィナーになることだ!

いいか?君の本性を教えてやるからよく聞け!

君は、独善的で人を見下し、いい男ぶった薄ら笑いが気持ち悪くてスーツのセンスがおかしくて、
漢字もろくに書けなくて、英語もサッカーもそれほど上手くない、でたらめなことわざを作る、
甘くてぬるくてちょろい、裏工作をしてみたらたまたま上手くいっただけの

ゆとりの国のぽんこつへたれ天パー短足くそ王子だ!
バ~カ~!!

 

「私より先に」ベストジーニスト…って言ったな。

もう、叫び声をあげて床に伏せる羽生くんであった…。
ゆとりの国の王子は打ちのめされたのである。

 

そんなひどいこと言わなくたっていいじゃないか…。
僕だって、一生懸命やってるのに…。

 

そんな羽生くんに、限りなく優しく微笑む古美門先生。

いい顔になったじゃないか。

人間の世界へようこそ。

もし君が、皆が幸せになる世界を築きたいと本気で思うのなら方法は1つだ。

醜さを愛せ。

 

  ※※※※※

 

はぁ…もう、本当に凄いね…。
この日をずっとずっと待っていたんだよ。

2期が始まってから、ずっと。

 

今期の「リーガルハイ」は1期に比べて歯切れが悪いだの、解決が甘いだの、今まで
散々言われてきたのである。

でも、私は初めから言ってきた。

今期のリーハイは1クール1エピソード。
すっきりしない部分は、必ず最後までに引っくり返る、と。

だから、私にとっては、この爽快感は想定内である。

今期が始まる前から追加されたキャストについても色々と言われてきたけれども、
私の中では、その追加キャストさえ必ず上手く回される事も想定内であった。

そして、想定以上の素晴らしい展開が訪れる事も想定内であった……。

つまりもぉ~…とにかく、古沢先生を信じて待っていたのである。
だから、やっぱり古沢良太は素晴らしい!!!ってことである。

 

ウィンウィン王子のせいで何だか平和に物事が解決して来た事も、裁判に負けても羽生くんが
ちっとも負けたような顔をしていなくてムカつく事も、ラブラブピースピースうざい事も…

視聴者以上に古美門先生の方が違和感を持っていた。

その理由が、全て羽生くんの筋書き通りだったからという事が解った今回。そりゃ驚くわ。

そして、結果的には羽生くんの筋書きを上回る台本を作り上げて見事に引っくり返した古美門先生。

LOVE&PEACEがウザかったのは、羽生くんが作ったLOVE&PEACEだったから。

羽生くんが一段上から独裁者のような目線で作り上げた法律に基づいたPEACEだから。

美しいものを愛する王子は、全て自分の定規で計った美しい物に作り替えようとした。

未成年であり被害者の娘であるさつきを無罪にして、どうせ初めから怪しい安藤貴和を実行犯に
仕立て上げるのが正しいなんて、そんな物が法律だったら世界は冤罪で溢れてしまう。

一段下に下りて、人間の目線で人間を見ろ、という古美門先生。
罪人を裁くのは神ではなくて人間でなければならない。

古美門メソッドを充分に堪能した最終回だった。

 

最終回が終わってから、もう4日も経ってしまったけれども…
職場とか…色々な所で呪文のように唱えて納得しています。「醜さを愛せ」

人間には美しい部分なんて本当に少なくて、醜い部分を探す方が簡単である。
美しすぎる人間なんてかえって怪しくて愛すべきところが見つからない。

みんな、醜いから面白いんだよ。
醜くて滑稽なところを楽しめるように生きよう。

…そんな事を思わせてくれる最終回だった……。

 

って……

まるで古美門先生が聖人のように書いてるけれどもさ、今。

結局、安藤貴和は見事に「無罪」になった。
もちろん、徳永さつきにも何のお咎めもない。

 

さつきに渡したDNA鑑定の結果は「親子不一致」。

あなたのお母さんは天国にいる大好きなお母さんよ。

と、伯母に言われて、心から嬉しそうに頷くさつき。

そして、安藤貴和に渡した鑑定結果は未開封。
貴和は開封もしないでそれを燃やす。

だって、どうせこれも偽物なんでしょ。
初めっからDNA鑑定なんてしてないでしょ? 横分け小僧。

 

さて……。
どの鑑定書が本物なのか。
鑑定は本当にしなかったのか。
さつきと安藤貴和は本当は親子なのか違うのか。

そもそも、毒を入れたのは、本当にさつきなのか。貴和なのか。徳永なのか。

何もかも本当の事は解らないまま。

真実は古美門先生の頭の中にだけあるのだ。
それが「リーガルハイ」。

真実が大切だと黛くんに言わせて、それを立てておきながら、真実なんてあざ笑う。

だって、真実はいつもコメディだから

大した悪魔である。

 

要するに…私、また騙されたんですか?

今期、やけに成長したように見えた黛くんだって、実は何も変わっていないのだ。

そして、古美門先生だって別にスッキリ独り勝ちしたわけではなく…。
三処回転攻めは貴和にすっぽかされるし…。

長旅に出ることになって古美門事務所に寄った羽生くんは相変わらず偉そうだし。

 

夢破れて自分探しという、典型的な負け犬コースだな。

確かに僕は負け犬です。
でも夢は捨ててません。
今でも争いのない世界をつくりたいと思ってます。

ただ、今の僕では駄目だと思い知りました。
武者修行してきます。

ブレないね~。

まるで1話目の始めのようにみんなに囲まれてニコニコと笑い、みんなに惜しまれて
古美門事務所を去っていく。

 

羽生先生ならきっと世界を変えられるでしょう。
頑張って。
俺も絶対そう思うよ。

ありがとう。

古美門先生。
「醜さを愛せ」僕の座右の銘になりました。
先生はやっぱり素晴らしいです。
その調子で今後も頑張ってください!

ファイト!!

後ろ姿で拳を高く突き上げて……。

 

服部さん、あいつ完膚なきまでに負けましたよね?

はい。木っ端みじんです。

勝ったの私ですよね?

完全勝利。

なのに何で最後まで態度がウィナーなんだ。
何で去り方まで主役っぽいんだ!

 

最終回の最期でもやはり勝った気がしない古美門先生なのであった。

 

…で、やっぱり羽生くん最強なのか……。

と、思ったら…。

別れ際のバスで、突然、羽生くんに打ち明ける黛くん。

 

あの、羽生君。
この際だからはっきり言っておくね。

羽生君のことは好きだよ。
でも、私仕事と恋愛を両立できるほど器用じゃないから…。
羽生君の思いには応えられない。
ごめんなさい。

 

張りついた笑顔を崩せないまま、

あっ…ああ。
うん…分かった。

 

と、言うしかない羽生くんであった……。

やっぱり…黛くんが最強だわ…。

だってさ~…羽生くんが好きなのは、最初から古美門先生なんだもんね。

ウチのコメント欄では随分前からそう言われていたから~…。
私ゃもうずっとそういう風にしか見えてなかったよ。

羽生くんが居たというサウジアラビアでは、同性愛は「死刑」に相当する罪なのだそうで。
死刑に必死に反対するのもそこら辺があるのかと…。

黛くんの写真……の、横に写っているピンボケのコミーを愛おしそうに指で撫でるホモ丸出しの
羽生くん…。

サウジアラビアにこういうことわざがある。
「どんなに旅をしても手に入らない財宝もある」

あんなに好きだったコミーに散々悪口言われて、可哀想すぎる…けど、堪えてなさそう。

 

一言お礼を申し上げようと思いまして。
あなたが安藤貴和を譲ってくださったおかげで私の無敗記録は完全復活。
名声はさらに高まりました。

三木先生は無実の被告人を有罪で手を打とうとしたまぬけな弁護人。
一部でそうあざ笑ってる者もいるそうですが、気にすることはありません。
勝ち負けじゃありませんから。
では、今後も仲良くやりましょ。

 

三木先生にわざわざ嫌味な挨拶をしに行き、沢地さんを喜ばせるという三木事務所オチもあって…。

黛くんも結局、古美門事務所に戻り。

リーハイ的大団円で満足すぎた。

 

何で、いるんだ?

やっぱり私が目指すものはNEXUSの理念ともちょっと違うな~と。

結局、君は誰ともうまくいかないんじゃないか。

そこで独断ではございますが、私、弊所に復帰をお願いしてるところでございまして。

いりませんよ、こんなやつ。

でも、先生、細々とした仕事、全部服部さんにやらせてんじゃん。
かわいそうだよ。

このままだと、私、過労死をしてしまいます。

それはいけませんね。
仕方ない。戻ってあげますか。
結局、古美門事務所は何だかんだ言って私で持ってたようなもんですからね。

君のような愚かな弁護士などいらない!

愚かさを愛しましょうよ。

愛せるわけないだろう!
私は君たちのような底辺の愚民どもとは 違うのだ!
一度リニアモーターカーの先頭にくくりつけられて山梨リニア実験線を時速505キロで
試験走行してもらうといい!
少しはましになるだろう!

 

人には醜さを愛せと言っておきながら、醜い物が大嫌いで、だれよりも高い所から人を
見下ろしている神さま…のような悪魔。

何も変わらない古美門事務所に乾杯!!

 

今期も変わらぬ天才スタッフとキャストに固められて、これ以上ない傑作を見た。

もう、この勢いがなければ生きていくのが辛いほど好きなのね…。ぜひぜひ、また続編を

 


古美門研介(堺雅人)と黛真知子(新垣結衣)は、最高裁判所で安藤貴和(小雪)の差し戻し
判決を得ることに成功。
しかし、直後に古美門たちは貴和から弁護代理人を解雇されてしまう。
古美門は、これまでの流れの裏に前回の高裁判決前、貴和と面会した吉永慶子なる人物が
関与していたことに気づいた。
その吉永が羽生晴樹(岡田将生)であることにも…。  

黛が『NEXUS』に行くと、磯貝邦光(古舘寛治)しかいない。
羽生と本田ジェーン(黒木華)は姿を消している。
その頃、拘置所の貴和に三木長一郎(生瀬勝久)と井手孝雄(矢野聖人)が面会していた。
そこには、沢地君江(小池栄子)の姿も。
三木たちを差し向けたのは羽生だった。  

貴和の差し戻し審が始まる。
検察側には羽生と本田の姿があった。
羽生は貴和に死刑ではなく、無期懲役を求刑。
三木は情状酌量を訴える。つまり全ては、争いを譲り合いで丸く収めようとする羽生の策略だった。 

その夜、古美門と黛は、磯貝を利用して『NEXUS』に羽生と本田を呼び出す。
怒りをぶつける古美門。羽生はすでに古美門には何も出来ないと応えた。
黛も事実を追求せずにねじ曲げる羽生のやり方に不満をぶつける。
しかし、羽生は愚かな民衆は誰かが導かなくてはいけないと悠然と構えていた。  

それでも古美門は、引き下がろうとはしない。
なぜ、貴和が羽生の言いなりになったのか?
古美門と黛は、事件の真実を探り始める。

(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)

よろしければ→【2014年1月期・冬クールドラマ】ラインナップ一覧とキャスト表

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※キャスト

古美門研介 … 堺雅人
黛真知子 … 新垣結衣

服部 … 里見浩太朗

加賀蘭丸 … 田口淳之介
羽生晴樹 … 岡田将生
安藤貴和 … 小雪
本田ジェーン … 黒木華
磯貝邦光 … 古舘寛治

三木長一郎 … 生瀬勝久
沢地君江 … 小池栄子
井出孝雄 … 矢野聖人

醍醐実 … 松平健

(2話)
鮎川光 … 佐藤隆太
玉川たま … 谷村美月
イノセントボーイ猪野 … 三宅弘城
(3話)
熊井健悟 … 塚地武雅
熊井ほのか … 美波
(4話)
西平なつ … 佐藤仁美
東山冬海 … 猫背椿
西平紀夫 … 山本修
西平紀明 … 橋本智哉
東山 弘 … 千葉ペイトン
東山弘夢 … 佐藤瑠生亮
チャンプ … ティム
(5話)
黛 素夫 … 國村隼 
田向 学 … 野村将希
田向美絵 … 佐藤直子
田向百合子 … 大村美樹
宮内 … 冨家規政
水野 … 越村公一
笠井 … 梅沢昌代
(6話)
愛子 … 鈴木保奈美
嶋澄江 … 高林由紀子
嶋 悟 … 林泰文
宇田川栄一 … 池内万作
滝口哲平 … 矢柴俊博
根本尚美 … 玄覺悠子
嶋 宗太 … 須田瑛斗
宇田川 火星 … 青木柚
宇田川 希星 … 内藤穂之香
宇田川 姫冠 … 滝沢美結
滝口マリア … 佐藤風和
(7話)
宇都宮仁平 … 伊東四朗
穂積 孝 … 近藤公園
大石佳苗 … 伊勢志摩
郷田 … 橋本じゅん
渡辺 … 江良潤
平野里香 … 内田未来
(8話)
赤松鈴子 … 角替和枝
赤松麻里奈 … 遠野なぎこ
赤松恒夫 … 村杉蝉之介
赤松昌夫 … 林和義
赤松義文 … 友松栄
赤松祐介 … 戸辺俊介
岩田尚之 … 永井努

 

※スタッフ

脚本 … 古沢良太
企画・プロデュース … 成河広明
プロデュース … 稲田秀樹、山崎淳子
監督 … 石川淳一、城宝秀則、西坂瑞城
音楽 … 林ゆうき

主題歌 … 「SLY」RIP SLYM
オープニングテーマ … 「Re:」9nine
      

公式サイト(終了) https://dramablog.cinemarev.net

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 リーガルハイ2012年「リーガル・ハイ」 第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 6話
7話 第8話 第9話 第10話(最終回)


コメント

  1. 変わらぬ話術

    ドラマ「リーガルハイ」を見ました。

    話題となった1作目からの第2弾!

    今回も毎話の脚本の良さと、キャラの強さで見せますね
    さすがです。

    基本 作りとしては前作と同じく、1話完結の裁判劇

    とはいえ、今回からのキャラ 羽生が加わり
    そして今回のキーともなってい…

  2. 昼寝の時間 より:

    リーガルハイ(2013) 10話 最終話

    公式サイト(終了) 古美門研介(堺雅人)と黛真知子(新垣結衣)は、最高裁判所で安藤貴和(

  3. shaberiba より:

    リーガルハイ2 最終回

    裁判は勝ち負けではない みんなが幸せになる事。
    怒りや争いからは何も生まれないのです—
    「WIN-WINの教祖羽生降臨~~!

    まぁココまでイケメンで純粋そう~な検事&弁護士がいたら・・
    そりゃぁキャーキャー言っちゃいますよね~♡
    一方古美門は自ら勝ちとった差戻し審を下ろされる事に。
    全ては 今まで安藤貴和の裏で蠢いてきた「吉永慶子」の差し金—。
    しかしその正体は実は…

  4. 《リーガル”ハイ”》☆2-10

    数日前、貴和に面会があった。吉永慶子。慶の字が間違っていた。明らかに偽名で、知らないわよと言う貴和の目の前にいたのは羽生だった。そこで徳永光一郎の殺害の罪を認めるべきだと迫った。貴和も含めてみんなが幸せになる方法と

  5. 「リーガルハイ2」最終話

    最終話「二転三転する最後の法廷!!
      執念で救え依頼人!!真実は悲劇か喜劇か!?」 

  6. 隠れ常連 より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    こんばんは
    インチキ裁判の号泣裁判長と同じく、不覚にもあのシーンは涙してしまいました。
    子を持つ親として、子供の髪をなで、いつまでも見つめていたかっただろうってセリフを聞いた瞬間、涙腺決壊してしまいました。
    細かいセリフ一つ一つに、なんか来るものがありますね。泣かせて、笑わせて、良い意味で裏切って、まったく凄い脚本ですよ。
    小雪ってまったくキレイだと思わないのですが、映画ALLWAYSの時もそうでしたが、薄幸な役させるとなんかすごみあるんですよね。今回の役は彼女しか出来なかったでしょうね。
    ところで893の親分対策って、どうなったんでしょうか?
    無罪だからOKってことなんですかね?

  7. リーガルハイ 第10話(最終話)

    vol.10 12月18日(水)最終回30分拡大!(よる10時〜11時24分放送)  古美門研介(堺雅人)と黛真知子(新垣結衣)は、最高裁判所で安藤貴和(小雪)の差し戻し判決を得ることに成功。しかし、直後に古美門たちは貴和から弁護代理人を解雇されてしまう。古美門は裁判を…

  8. LB55 より:

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    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    毎度、お疲れ様でした!

    LH2(リーガルハイ2)も、十分楽しませてもらいました。

    KK(古美門研介)がこっぱみじんにやられるまで、LHは終わらないと思いますが・・・、その割には、チームKKの人数が、徐々に増えてるような感じがします。(^^;

    LH1ではMM(黛真知子)が加わり、LH2では、HH(羽生晴樹)が加わり、
    ・・・「同じイニシャル」が資格基準???

    同じチームでも、それぞれ考え方も目標も全然違うし、、、
    しかし、そこがかえって面白い所でもあります。

    ・(考えの)違う人間達の集団は強い!

    どこかの先輩が言っていた事を、久々に思い出しました。
    確かに、それを束ねる?カリスマ(KK)はいるし、服部・蘭丸といった両腕も揃ってて、安泰!?とさえ思ってしまいます。

    一番の若手であるHHは、LH2をかき回すのに適任(人たらし)でした。しかし、MMの時と同様、弱点を指摘するのが、古美門テスト!!(^^;
    挫折から立ち上がると、その「醜さを愛せ」が座右の銘にもなってしまって・・・

    そのせいか、「醜い古美門、を愛せ」と解釈できる所が、オチ、だったんでしょう。。。で、「醜くない」真知子は振られたと。(^^;;

    さて、LH3では、どんな問題児が登場し、どんな影響を受けるのか・・・楽しみです。(^^)/

  9. やみー より:

    SECRET: 0
    PASS: 154d6f00a51054fa181a46414343d6bd
    放送を見て、くうさんのレヴューを読んで、再度録画を見るのが毎回の楽しみでした^^毎回、ありがとうございました!
    期待を裏切らぬ、さすがの面白さでした。ほんと、3が待ち遠しいです〜〜〜〜〜〜〜

    PS やっぱりコミー狙いだったゆとり王子…あんなにコミーに勝ちたかったのも勝って「先生に勝てるのは僕だけでつすっ」とか言って押し倒したかった(えっ@x@)んじゃないかなんて妄想…。

  10. リーガルハイ(2)第10話(最終回)

    『二転三転する最後の法廷!!執念で救え依頼人!!真実は悲劇か喜劇か!?」

    内容
    黛(新垣結衣)の捨て身の作戦で、
    ついに醍醐検事(松平健)に一矢を報いた古美門(堺雅人)
    貴和(小雪)の裁判が、地裁へと差し戻されることに。
    古美門は、醍醐に勝利宣言をするの…

  11. Happy☆Lucky より:

    リーガルハイ 第10話(最終話)

    第10話(最終話)

    JUGEMテーマ:エンターテイメント

  12. 櫻井8号 より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    くうさま、最終回までのレビューお疲れ様でした!!
    毎回楽しみに拝読させていただきました!!

    もう、すごかったの一言ですね~。どんでん返しのどんでん返しのまた、どんでん返しって感じで!息もつかせぬ展開でしたよね~!最後まで、ええ~~!!見たいな感じで、もう最高でした!!

    個人的には何と羽生君がお気に入りになってしまいました~。ゆとりの国の王子パワーにやられてしまいました~。黒い羽生君になってからが、ますますよかったです~。勘違いゆとりの成長の記録みたいな感じで^^ゆとり王子様がコミに導かれるところ、もう最高でした~。最後も真知子ちゃんに萌えなのかと思いきや、なんとコミでしたし!!あれにはびっくり!!三木先生と事務所の面々も最後には帰ってきてくださいったし!

    それに役者さんがもうキャラに嵌り過ぎていて、すごかったですね!!みんなうまい!!それも楽しめた大きな要因かなと思いました。もう、コミは堺雅人さん以外出来ませんよね!ゆとり王子=岡田君と櫻井の頭では変換されています(笑)

    ぜひぜひパート3、続編望みます!!ゆとり王子様も戻ってきてほしいです^^(個人的希望)

  13. 紫花浜匙 より:

    SECRET: 0
    PASS: cc0e08e3dc53952056ddd7ba9de5d6e7
    終わっちゃったね〜。
    あのOP曲もED曲ももう聴けない。
    いや、暫くは聴けない? 

    ホントに面白かったし、結構ダーク。

    岡田将樹、黒木華が、堺さんに負けない怪演でした。
    このドラマ、突っ込み所いっぱいあるのに、
    出る人に演技が下手だな〜って思う事も、
    脚本に文句付ける事も無いから、観る事に苦痛を全然感じない。

    終わっちゃって残念。
    是非、もう一回良いかな〜♪

    大分遅くなりましたが、お誕生日おめでとうございます。
    又一年分、良いブログを書いて下さい〜。

    ドラマを見る時間にタイムラグが出ちゃって、
    あんまり書き込みに来れなくてゴメンナサイ。
    でも、いつも楽しみに読んでます^^。

    お互い、又一つ年を取る前に、
    良い映画、良いドラマと、沢山出逢いたいものですね@^^@。

  14. 「リーガルハイ2」最終回 感想

     「安藤貴和は私の獲物だ。最終決戦だ。」と古美門。

  15. ゆう より:

    SECRET: 0
    PASS: 67828959122547a7fddaab97d5e99e3c
    おもしろかったー。
    他のドラマのレビューにコメントさせていただく時も最初の一行が
    「リーハイおもしろかったー」って書いてしまいそうになったこと何回もありました。
    岡田まくんて口角の角度が人より鋭角なのね。だから笑うと悪魔的にみえるんだなぁ…。
    脚本もキャストも演出もすごくよかったし、音楽がいいよね。
    そしてこのドラマのセットというか美術さんの仕事が好き。
    真実は何かという犯人探しに行きそうだけど、そうならないところがいい。
    いいたいところはそこじゃないんですよね。そしてそのいいたいことがぶれないところがいい。
    あんなにウザくて排除したかった三人が、それぞれの人生を生きていくってところもいい。
    人を捨て駒にしていないというか。キャラに愛があると思います。
    ぜひ続編が観たいです。

  16. 【リーガルハイ (2)】最終回感想と視聴率(関西&関東)

    「二転三転する最後の法廷!!執念で救え依頼人!!真実は悲劇か喜劇か!?」 関東の

  17. リーガルハイ #10 最終回

    『二転三転する最後の法廷!!執念で救え依頼人!!真実は悲劇か喜劇か!?』

  18. トリ猫家族 より:

    「リーガルハイ 2」 第10話(最終話) 二転三転する最後の法廷!! 執念で救え依頼人!! 真実は悲劇か喜劇か!?

     う〜む・・いい最終回だったんじゃないですか〜?!ヽ(*´ェ`*)ノ
    途中の消化不良(自分の中のね)や、羽生へのイライラもやもやをブッ飛ばしてくれるラストでした。
    羽生の原動 …

  19. 「リーガルハイ」第10話(最終話)

    彼女が隠し続けた真実。
    醜さを愛せ。
    第10話(最終話)『二転三転する最後の法廷!!執念で救え依頼人!!真実は悲劇か喜劇か!?』ネタバレです。
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  20. sannkeneko より:

    SECRET: 0
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    超お久しぶりです。
    ・・・終わってしまいましたねぇ。
    で、見てしまいました、最終回。
    完全に朝型成果なもので2~3日、眠気が取れなくて参りました。

    結局第2シリーズは半分も見られなかったけれど、
    私が見られた範囲でも歯切れが悪いというか、
    法廷シーンが少なめでちょっと違うんじゃない?と
    感じ続けていました。
    最終回で羽生が木っ端微塵になってスッキリしたものの、
    ・・・個人的には「1」の方が好みかな・・・とも。

    世紀の悪女を野に放つあたりは「1」の初回の坪倉(?)とダブりましたが、
    でもDNA鑑定を見て喜ぶさつきを見つめる安藤は今までのどの顔とも違っていたし。

    それにしてももう「3」を作る気満々のエンディングでしたね。
    そのときには9時枠でお願いしたいです。

  21. NelsonTouchBlog より:

    安堂ロイド・陰陽屋へようこそ・リーガル・ハイ二期最終回感想

    ■安堂ロイド最終回
    激しいバトル、熱血な会話合戦、ラストのハッピーな展開。少年漫画のバトルものみたいな最終回だったね。個人的には好きな内容でしたよ。ドラマじゃ普通やらないようなSF一直線をここまで貫いたんだからね。この企画に称賛です。
    桐谷美玲がラスボスだったのもツボだったし。遺言ごっこは終わったか?のところサイコー!だった。。
    もう少し設定背景が途中わかりやすければ、もっと感情移入で…

  22. リーガルハイ 最終話〜人間の世界へようこそ。醜さを愛せ

     古美門先生(堺雅人)の人間観はこうだ。
    「わがままで勝手でずるくて汚くて醜い底辺のゴミ虫」
     そうですよね〜、人間なんてこんなもの。
     どんなに立派で美しいことを言っていても、そこには羽生(岡田将生)のような「自分の賢さに溺れ、人のために尽くす自分が大…

  23. リーガルハイ 第2シリーズ (第10話 最終回30分拡大!・12/11) 感想

    フジテレビ『リーガルハイ 第2シリーズ』(公式)
    第10話 最終回『二転三転する最後の法廷!!執念で救え依頼人!!真実は悲劇か喜劇か!?』の感想。

    貴和(小雪)は、古美門(堺雅人)と黛(新垣結衣)に思いがけないことを告げ、面会室を退出。2人は貴和の話の真意が分からず困惑する。さらに、羽生(岡田将生)の事務所に戻った黛はその場の変化に気付き、立ち尽くしてしまう。そんな中、旅…

  24. リーガルハイ2 最終回

    「二転三転する最後の法廷!!執念で救え依頼人!!真実は悲劇か喜劇か!?』」って、細かい突っ込みどころは満載だったけれど、そこはドラマ。物語はパワフルに二転三転、シーズン1の面々も揃い、見所満載。サービス精神満点で、すごく面白かったです。このスピード感、コミカルさ、古美門キャラの突き抜けようといい、最高っ!いやぁ、シーズン1で、サオリちゃんの正体にも、あっと驚かされましたが、今度は「なに、そっ…

  25. 「リーガルハイ」第10話(終)

    潜水艦が欲しい…

    詳細レビューはφ(.. )
    http://plaza.rakuten.co.jp/brook0316/diary/201312190003/

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  26. 真実一路の女です(新垣結衣)知らぬが仏の放置プレー(堺雅人)私が愛した弁護士(岡田将生)

    ああ・・・すさまじかった秋ドラマの坂路もこれで調教終了である。 二つも深夜枠を確保し、一つは早々と終わったのに・・・蓄積される疲労感も限界に近付いていたので・・・最後の最後がこれで・・・ある意味、万歳突撃の心境である。 とにかく、三夜連続最終回を乗り切り・・・一息ついて・・・コレだもんな。 お前の感

  27. 『リーガル・ハイ 第2シリーズ』第十話

    最終話。
    前回と今回とたっぷり安藤貴和裁判。
    面白かった。
    ポップなりにきちんと締めてたし。
    今シリーズはこれくらいのクオリティで通常営業して欲しかったなぁ。
    ってか、第 …

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