【リーガル・ハイ】第11話 最終回と統括感想

われわれは神ではありません。

この私も含め、愚かで感情的で間違えてばかりのちっぽけな生き物です。

そんな人間に人間を裁くことはできるのでしょうか?
いいえ。できません。

だから人間に成り代わり法が裁くのです。

どんなに怪しかろうとどんなに憎かろうと、一切の感情を排除し、法と証拠によってのみ人を裁く。
それこそが我々人類が長い歴史の中で手に入れた法治国家という大切な大切な財産なのです!

「リーガル・ハイ」第11話

   リーガル・ハイ

光がさす明るい古美門法律事務所に1人のしとやかな女性が訪れた。

おみえになりました。

先生。ご無沙汰してます。

いやー 元気そうじゃないか。
君が来るというんで君に似合いそうな花を買ってみたんだがどうだろう?

花を活けて機嫌よく彼女を迎える古美門。

現れたのは、すっかり女性らしくなり大人っぽくなった黛であった。

紗が掛かったカメラワークのせいで美しく見えるわけではない。(たぶん)
独立し、黛法律事務所の弁護士として働いている事が彼女を輝かせているのだ。(たぶん)

古美門への借金の返済が2か月ほど滞っている事を黛は詫び、古美門は機嫌よく許した。

現在、訴訟の準備をしています。
それに勝訴して、まとめて返済する所存ですのでご勘弁を。

訴訟と申しますとどのような?

今日ご相談に伺ったのはそのことです。

先生。
八木沼佳奈さん、覚えてらっしゃいますよね?

1年前の訴訟で、私たちに協力してくれた仙羽化学の八木沼佳奈さんですよ。

あー…われわれが勝てたのは彼女のおかげだ。
仙羽化学でどのような仕打ちを受けているか案じていたんだよ。

彼女はあの直後、フロンティアケミカルラボに好条件でヘッドハンティングされたんです。

フロンティア?仙羽化学のライバル企業ですな。

あそこは優秀な会社だ。そりゃ良かった。

ところがフロンティアで、佳奈さんは長期間飼い殺しにされます。
そして、とうとう解雇されました。

仙羽化学とフロンティアは一見ライバル会社だが、社長同士は実は大学の先輩後輩の仲だった。
両者が裏で手を結んで佳奈を引き抜いたと見せかけて解雇したのだと黛は見ている。

仙羽化学とフロンティアの両社を訴えます。

仙羽化学といえば、またあの三木先生が。

そうなんです。
古美門先生。一緒にやりませんか?
これは私たちがやるべき仕事です。

佳奈の証言のおかげで南モンブラン市絹美村公害訴訟に勝つ事が出来た。
また、この裁判のせいで佳奈は窮地に陥っているのだった。

古美門は心から同情しているようだった。
しかし、今抱えている案件が忙しくて手が回らない。

佳奈さんには恩があるし、報酬などゼロでもやりたいぐらいなんだが、どうしてもね。

しかたありません。
私一人で精いっぱいやってみます。

すまないね。
思えば、僕は君が持ち込む仕事に対していつも断ってばかりいた。

でも、何だかんだ言いながらもいつも助けてくださいました。
だから今回もちょっぴり期待してます。

ははは…。
参ったな。そんな期待しないでくれたまえよ。

何だか先生とこんな穏やかに会話できる日が来るなんて不思議です。

時というものは人を大人にしてくれるね。

では。

成長した黛を今は温かく見守る師匠、古美門…。
古巣は心地いい場所だった。

服部さんの微笑みを受けて、黛は佳奈のために頑張ろうと心から思い……。

裁判の日。

相手側の弁護席にはいつものように三木法律事務所トリオが座っている。
黛は緊張した。

しかし、開始直前にドアが開き、

遅れて申し訳ありません。
分け目がなかなか決まらなかったもので。

先生!!

古美門が現れたのだった!

忙しいと言いながら、やはり助けに来てくれた!
古美門先生はやはり救世主なのだ……と、一瞬目を輝かせた黛の顔色が
みるみる変わる……。

本日、フロンティアケミカルラボから顧問を依頼され、本件代理人となりました
古美門研介です!

答弁書の提出が遅れましたことをおわび申し上げます。

またあなたたちですか。

げんなりした表情の裁判長。

原告の訴えは全くの言い掛かりであります。
わがフロンティアケミカルラボは、八木沼さんに多大なる期待をして招きましたが、
彼女は結果を仕事で示さなかった。

だから解雇されたにすぎません!
原告の請求は即時棄却されることを求めます。

まだ開廷していません。勝手に始めないように。

それは失礼。

さあ、始めましょう!

終了後…

裁判前とは打って変わった修羅場が古美門事務所に訪れた。

どういう神経なさってるんですか?

私だって三木と並んで仕事などしたくないが、フロンティアの代理人になって
しまったのだからしかたがない。

引き受けるべきではないでしょう!

なぜ?

これが報復人事だということは、先生が一番よく分かってらっしゃるからです。

報復人事だとしてどこが悪い?
あの女が内部告発したせいで、仙羽化学第四工場は操業停止に追い込まれ、世界を
リードするはずだった研究から日本は大きく後退してしまった。
国益は 大きく損なわれ、得をしたのは死に損ないの老人たちだけだ。
報復されて当然だ。

どの口で言うんですか!?
あなたと私がそうしたんでしょう!

忘れたね。

佳奈さんは私たちと絹美地区の皆さんのために自己犠牲をしてくれたんですよ。

自己犠牲? 違う。彼女は自分が善人だと思いたくて告発したんだ。自己満足だよ。
それを他人のためだと言って悲劇のヒロインを気取ってる君たち2人はバカ女コンビだよ!

何も変わってないんですね?

君もな。

今回に関しては佳奈さんに正義があります。
正しいことをした人が不幸になっていいはずがない。

手足が生えるどころか卵に戻ったな。オタマジャクシ。

正義は立場で変わる。勝った者こそが正義なのだ。

法は正しい人が幸せになるためにあるものです!

0点だ。
正しければみんな幸せになれるんだったら苦労はない。

誰かの幸せは誰かの不幸せの上に成り立ってる。
踏みつけるか踏みつけられるか、それが現実であり、踏みつけられるのは君たちのような
まぬけどもだ。

先生がフロンティアの弁護をすることは弁護士倫理に抵触する可能性があります。

だったら弁護士会に訴えて私をこの件から引きずり降ろせばいい。

どうせ君は私に勝てないのだからーーー!

あまりの激情っぷりに見かねて口を出す服部さん。

僭越ながら…。
1年前、黛先生は確かこう言い残されて出ていったはず。
「次に会うときは古美門先生を倒すときだ」
図らずもそんなチャンスが巡ってきたのでは?

服部さん。
チャンスだなんて冗談にもなりませんよ。
この低脳が私に勝てる確率など上空8000mからゴルフボールを落としてゴルフカップの中に
住んでるモグラの鼻の穴に入る確率よりも低い!

きぃぃぃぃぃぃっとなって、グラタンを手で掴み古美門にぶつけようとする黛…

そして、それに応戦する古美門。

あの…僭越ですが、私の料理で遊ばないでいただきたい…。

服部さん…。

入れてごらんに入れます!
上空8000mからモグラの鼻の穴に。

身の程知らずも相変わらずだ!
やってみたまえ!

啖呵を切った黛だったが、当然相手は強力過ぎた。

被告、フロンティアケミカルラボに対しては、解雇の無効確認と解雇後の未払い賃金の
支払いを請求します。
併せて本件は、仙羽化学による巧妙な報復人事にフロンティアが加担したものであり、
両社の共同不法行為が成立するため、その慰謝料として2000万円を請求します。
以上です。

これを言い掛かりといいます。
フロンティアケミカルラボでは徹底した成果主義を取っており、基本給を安く抑え
成功報酬を高く設定しています。
また、一定期間内に成果を出さなければ解雇するということも契約書に明記されており、
八木沼さんはこれに合意しています。
成果を出せなかった八木沼さんの解雇は契約を実行したまで。

澱みなくスラスラ出てくる古美門の熱弁に、情だけで訴える黛は対抗できない。

頑張ったから何だって言うんですか。結果が全てです。

結果だって出しました!

笑わせるな朝ドラ。

双方とも、いったん落ち着きなさい。

私のおかげで勝てたことだっていっぱい あるでしょう?

足を引っ張られたことの方がはるかに多い。

何の話をしてるんですか?

坪倉君のときだってボニータさんのときだって。

あんなものは結果を出した内に入らない。

富樫先生のときだって。圭子さんに勝てたのだって。

私の実力だ。

三木先生に勝てたのだって私がいたからでしょうが!えっ!そうでしょ!?

裁判長の前でまで激情してしまい、怒られるハメになる黛…。

また、相手方は古美門だけではなかった。

用意した証人は、三木によってボロボロに。

やっぱり相手が悪過ぎるね。
私、負けたら負けたで仕方ないと思ってるから。

と、肩を落として佳奈は言う。

本当は、仙羽化学の池部を証言台に立たせ、かつての不倫のことを上げれば、
黛が勝てる可能性はあった。

しかし、それをすれば佳奈も傷つくことになる。
黛にはそんな事は出来ず、また、黛がそういう性格である事を古美門は熟知していた。
誰かを不幸にしてまで勝つ事は黛には出来ないのだ。

佳奈さん…。

提案しかけて黛は止める。

何?

ううん。全力で戦いましょうね。

うん。和解はなしだから。

分かりました。

翌日、またもや古美門事務所に呼び出されて散々嫌味を言われた黛は服部さんに慰められる。

私を挑発してるんですよ。
いいかげん非情になってみろって。

やっぱり私甘いんですよね。
自分でも分かってるんですけど…。
どうしても古美門先生のようには。

私の記憶が確かならば1年前黛先生はこう おっしゃった。

「古美門先生には 絶対なれない弁護士になるんだ」

全ての者を敵に回して打ち負かすことで勝利を得てるのは古美門先生ならば、
黛先生には別の手法がお似合いかと。

別の手法?

旅人のコートを脱がすのは北風ばかりではありません。

黛は、かつて古美門と戦ってきた相手に相談する。

「共食いさせなさい。」と、大貫先生。

「古美門先生が立ててくる証人を自分の手札にすることができればきっと勝てるよ。
どんなに強い者でもいつかは必ず 負ける日が来る。
そして、たいてい意外な相手に負けるものだよ。」
と杉浦検事。

「真っすぐ相手の目を見て、ただただ誠心誠意ぶつかって尋問すればいい。
邪道はしょせん邪道。正道にはかなわぬもんだよ。」
と古美門清蔵。

女古美門にもメールで励まされた。

黛は三木事務所に行き、仙羽化学への訴えを取り下げてフロンティアだけに
絞ると宣言する。

三木先生の本当の敵は誰ですか?
三木先生にとって掛け替えのない方が命を落とされたのは、古美門先生が裁判に
引きずり込んだため。そうなんですよね?

三木も仇である古美門と組んでいるのは不本意だった。

沢地が悲しい声で三木の大切な存在に付いて語る。

沙織さんとおっしゃいました。
ある裁判の鍵を握っていた身寄りのない小さな女の子。
三木先生が引き取って実の娘のように…。

これ以上、古美門先生の犠牲者を増やしてはいけません。

古美門先生を倒しましょう!

そこから裁判は少し変わってきた。

古美門が用意した証人に、黛は情で訴えかけた。

私の目を見てください。

村上さん。

八木沼さんはかつてのあなたです。
何度も資金が底を突き、無駄な研究だと世間にバカにされようと諦めず、研究に没頭していた
あの頃のあなたです。

全ての若き研究者たちの指標としてあなたには答えていただきたいんです。

八木沼さんに対しフロンティアが用意した待遇は適切だったと思いますか?

自分の過去も同情する黛の温かい言葉に証人は胸を熱くした。

彼女はカーボンXという新技術を開発した一人です。
その実績を考えると、確かに不当な待遇だったかもしれません。

村上さん。証言をころころ変えては困りますよ。

今のが私の本心だ!
私の金銭トラブルの件もあなたの助けは借りない。

私は正しいことをした者が報われる社会を望む者です。

ありがとうございます。
以上です。

また、復讐心を燃え立たされた三木は、沢地を使って、仙羽化学の池部社長とフロンティアの
石神社長が佳奈を処分する話を目の前でしていたと証言させる。

古美門は沢地が信用できない女だと主張するが、逆にかつて自分が沢地に送った
お誘いメールの数々を読み上げられて撤退…。

そして、何と蘭丸までが…

先生。
俺、引退する。この仕事辞めるよ。
この前真知子ちゃんに言われたんだ。
「役者目指してるなら、それ一本で勝負してみるべきじゃないか」って。

と、事務所を去って行ってしまう…。

後は、池部だった。

黛は池部にフロンティアと結託して佳奈を追い出したと証言してくれるように頼んだ。

しかし、池部は首を立てには振らない。

古美門も池部を狙っている。
この裁判のキーマンだった。

スポーツクラブで池部を落とそうとして失敗した古美門は黛と対峙する。

私、分かったような気がします。

何をだ!?

なぜ先生が勝つことにこだわってきたのか。

突然すごいことが分かったもんだな。

沙織さんなんじゃありませんか?

あなたは勝つために罪のない子の命を奪ってしまった。

もし勝利にこだわるのをやめたら、自分のしたことを否定することになる。
あなたは勝ち続けることで罪の意識から必死に逃げ続けている。
その旅は、きっとおつらいものだったでしょう。

勝たせていただきます。
それが私の先生への恩返しです。

三木との間の遺恨になっている三木の「娘」らしい沙織。

彼女の死が古美門の弁護士としての人生を変えたのだ…

黛の言葉に古美門は黙りこくり…そして、それからすっかり寡黙になってしまった。

法廷で黛は語った。

私は、この裁判で多くのことを学びました。

正義とは何でしょうか?
法とは何でしょうか?

「この世界に正義などない」
「勝った者が正義だ」と言う人がいます。

私もそうかもしれないと思った時期もありました。

でも、今は確信を持って言えます。

われわれ人間には正義を愛し、求める心があると。

裁判は勝ち負けのゲームでも金もうけのギャンブルでもありません。
また、傷つけ合う場でもないはずです。

きっとどこかにある正義と真実を見つけ、みんなが幸せになれる道を探す場なのでは
ないでしょうか。

正しい人が報われ幸せになれる社会。
そんなのは夢物語。
現実は非情だ。

確かにそうかもしれません。

だけど、人は夢を見るから生きられるんです。

理想を叶えようとするから、私たちはこの諦めに満ちた現実を生きていけるんです。

私は理想が現実を覆せると信じています。
必ず。

以上です。

法廷中が黛の言葉に聞き入った。

それは古美門も同じだった。

被告代理人。

ありません。

この日の法廷は厳かに幕を下ろしたのであった。

  。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

古美門法律事務所に黛が訪れた冒頭のシーンでは、あまりに全てが光り輝いているから
夢の中なのかと思っちゃった……。

黛があまりにもしとやかに(メイクも濃く)良い女風になっていたので妄想なのかもとも…。

しかし、この先はいつもの「リーガル・ハイ」だった。

思いっきり変顔し続ける古美門先生と、髪をぐしゃぐしゃにかき上げる黛。

しまいにゃ、グラタンまで素手で鷲づかみにするとは…。

法廷でまで大ゲンカを始め、裁判長もいい迷惑。

しかし、そんな静→動→大騒動の末、黛は自分なりの戦法を見つける。

理路整然と情に訴える言葉を並べるのではなく、心からの言葉を投げかけるのだ。

黛が語る弁論は、まるで神の言葉のようだった。

温かい教会の中のようにおごそかなBGM…後光が刺すがごとくの黛の語り。

そして、言っている事はしごく当然であり、本来、法に携わる者とは
こういう気持ちで人と接しなくてはならないはずだ……と思わされた。

それにジッと聞き入る古美門先生。

「北風と太陽」
旅人のコートを脱がせるのは強い風をひたすら吹きかけるだけではだめで…
温かい太陽の光が必要なのだ……。

しかーし……

法廷の北風はそんな事では滅びない。

とは、もう視聴者も解りきっているのだった。

黛の温かい説得によって、池部は黛側の証人になってくれた。

さぁ…

これで全てが明らかになる!

私は、社員だった八木沼君に報復するため、フロンティアさんとの間で
不当解雇するための取引を行った。

そんな事実は………

ありません!

よくおっしゃってくださいました………ありません?えっ!?

あれ…
この人、私の方の証人のはずよね…。という顔で事態が把握できない黛。

ここからです。

古美門先生の猛反撃

池部さん。
沢地君江さんの証言によると1年前、あなたは携帯で石神社長と人事取引の密約を
交わしていたそうですがこの点についてはいかがですか?

それが全く記憶にないんですよね。

そんなはずないでしょう!

池部さんの携帯の通話履歴を過去1年間調べ上げましたが、石神社長をはじめ
フロンティア関係者との通話は1件もありませんでした。

続くフロンティアの石神への尋問でも当然同じ言葉が出る。

私も池部社長と密約を交わしたことは一切ありません!

何しろ原告は、仙羽化学と御社が取引をしていたことを示す確たる証拠を何一つ
挙げられていないのですから。

その代わりそちらの弁護士先生が主張なさったことは、何の論理的根拠もなく、ひたすら
情に訴えるのみの女子中学生が同人誌に投稿して落選するライトノベル以下の作文であり、
しかも自分に酔って涙する始末。

裁判は夢を探す場所?

そんなものが見つけたいならインドのガンジス川か下北沢の三流劇団に入りたまえ。

言葉も出ない黛に畳み掛ける古美門先生。

われわれは神ではありません。

この私も含め、愚かで感情的で間違えてばかりのちっぽけな生き物です。
そんな人間に人間を裁くことはできるのでしょうか?
いいえ。できません。

だから人間に成り代わり、法が裁くのです。
どんなに怪しかろうと、どんなに憎かろうと、一切の感情を排除し、法と証拠に
よってのみ人を裁く。

それこそが、我々人類が長い歴史の中で手に入れた法治国家という大切な大切な財産なのです。

むろん公明正大なる裁判所におかれましては、情緒的な弁論に惑わされることなどみじんもなく
徹頭徹尾法と証拠のみに基づいて判断なさることでしょう。

そしてその場合、結論は明白であります。

以上。

黛はこの瞬間完敗したのだった。

「主文。原告の請求をいずれも棄却する」

そんな!

勝ったと思ったろ! 愚か者!
100億万年早いわ!わははははははは…!!!!!

今、読んでるんだから静かに。

うー!

「以下判決の理由…」

うー!

ウホホ!

双方とも静かに…!

八木沼佳奈さんはお気の毒だったけど、タイの会社から声を掛けられているのだとか。
清々しく去って行ってくれて良かった…。

佳奈さんの未来に幸あれ。

池部の証言に関しては、最初から古美門先生に仕組まれていたわけで…。
黛には、やはりまだ大きな裁判は荷が重かったって事。

いや…。古美門先生だからかな。

良い線行ってたとは思ったよ。

だって、いつの時代だって朝ドラヒロインの言う事やる事は決して間違ってはいないのだ。

でも、それでみんなが感動してくれるのは朝ドラの時間だけなのよ。

私…。何がいけなかったんでしょうか?

旅人のコートを脱がせたぐらいで勝てると思うな。
太陽をやるなら灼熱地獄でパンツ一枚残さず剥ぎ取れ。
それぐらいでなければ理想で現実を変えることなどできやしない。

もっともっと強く賢くなれ!朝ドラ!

黛は、しかし最後に大きなお節介をしてのけた。

朝ドラヒロインはいつの時代も目の前で起きているケンカを放ってはおけないのである。

長年の遺恨を断つために三木先生の事務所を訪れた古美門先生。

私を恨むのは筋違いです。

お前が裁判に引きずり込んだんだ。

あなたもそのつもりだったはずだ。

俺はやめろと命令した。

あの子は死ぬ運命だったんです。

何だと?!

沙織の目を見てもう一度今のせりふ 言ってみろ!

言ってみろ!

やめろ!

沙織の遺影を古美門先生に押し付け、泣きながら殴り掛かる三木先生。

止めに入った井出は飛ばされ、今や古美門先生と三木先生は殴り合いになっていた……。

飛ばされた遺影を拾い、初めてそれを見た黛は愕然とする。

この子が沙織さん!?

あれは新薬をめぐる製薬会社同士の訴訟のときでした。
相手会社の新薬を発売停止に追い込むため投薬実験が行われたんです。
沙織さんを使って数カ月の実験の中、沙織さんは三木先生の…。
いえ、この事務所の心の安らぎオアシスのような存在になっていきました。

そして実験台にすることに耐えられなくなって。

ですが古美門先生は…。

貴様が殺したんだ!

あそこでやめては実験が無駄になる!

殴り合いを続ける2人。

沢地さん…。もう一度お聞きしますけど、この方が沙織さんなんですよね?

はい。
3歳に満たない女の子でした。
沙織さんを失って以来三木先生は抜け殻のように…。

    リーガル11ハムスター

まぁ…先週から、もう各地でペットだろうとは言われていたわけだけど。可愛いね……。

殴りあう2人を見ながら号泣する井出。

えっ?

俺も…ずっと…フェレット飼ってたからぁぁぁぁぁぁ。

お前も泣いてくれるのか?

お前…。名前何だっけ?

井手です!

井手か井手か井手か!

俺のせいじゃない。

うわぁぁぁぁぁぁ…

俺のせいじゃない。

いつか必ず地獄に落とす!
それが俺の贖罪だ!

阿鼻叫喚の三木事務所……。

あなたは何なんですか?

私?

私は男のケンカが好きなの。

1人古美門事務所に戻った黛は、服部さんに頼んで窓を全部閉めてもらうのだった。

何じゃそりゃーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!

はぁ…

最後まで強烈なドラマだった。

頭の芯まで笑わさせられたわ。

色んな理屈をこねくり回して弁論して、思わず泣かされたこともあったよ。

でも、そんな視聴者の心まで古美門先生に見透かされているような気がする。

テレビの前で考えたりウルっとしたりしている私たちを古美門先生はたぶん鼻で笑ってる。

だって…

真実はいつもコメディだ!!

だからさ・・・。

3か月、本当に夢中にさせられ続けたドラマだった。
ドラマでこんなに楽しい思いをしたのは久しぶりかも知れない。いや、初めてかも。

毎回のように書いているけれども、とにかく脚本、役者、演出…全てが素晴らしすぎた。

全11話の中で、1話も失敗が無いという…1話完結型でこんなドラマ、今だかつて見た事ない。

古沢良太の脚本は緩んだり絞めたりの按配が絶妙過ぎて、時には泣きたくなるほど。
「鈴木先生」でも体験した頭の中ジェットコースター状態が蘇る。

コメディが上手すぎて感動するなんて事、そうそうないと思うの。

そして、役者。

畳み掛けるセリフセリフセリフの応酬。

澱みなく滑舌よく喋り続ける堺雅人に、本当に本当に役者魂を見た!

2004年の「新選組!」で一躍有名になってから8年。

堺さん、やっと良いドラマに巡り合えたね……(映画は恵まれ続けてたのにね)

ファンとしても8年間待ったもん。

どっかのアイドル俳優の花持たせ的出演や変な脚本のドラマが何と多かった事か。

そして、今さらだけど、ほんとーーーーーに凄い役者だ!と心から思った。

新垣結衣ちゃんも、かつてない現場だったろうと思う。

この人も、可愛いのに最近はちっとも良い作品には巡り合っていなかったと思うのよ。
良いドラマに会えて良かったなぁ…2人とも。

スタッフは続きを作る気満々だ……とツイッターで見た気がするので…。

きっと、続編があるはず!!

どうか、続けてください。お願いします!

…と心から祈ってる。

1話目からの古美門 vs 黛オープニング対決。
ラスト、六法全書を投げつけ飛びげり待機……続きは絶対あるはずー!
     
      リーガルハイ11

   。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


古美門(堺雅人)のもとを去った黛(新垣結衣)が、1年ぶりに古美門法律事務所を訪れる。
1年ぶりの再会に花を用意し、黛を歓迎する古美門。
以前とは異なり、口調も穏やかに黛と世間話をする。

黛は現在、黛法律事務所を立ち上げ、個人で仕事をしているという。
今回、古美門のもとを訪ねたのは、彼女が準備している訴訟を共にやらないかという
相談のためだった。
黛の依頼者は、八木沼佳奈(田畑智子)。
佳奈は、1年前の仙羽化学の公害訴訟で、古美門と黛に協力した女性で、裁判での証言後、
仙羽化学のライバル社・フロンティアケミカルラボにヘッドハンティングされていた。

黛によれば、佳奈は長期間、会社に飼い殺された挙句、解雇されたという。
仙羽化学とフロンティアケミカルラボはライバル関係と見なされているが、両社の社長は
大学の先輩と後輩という間柄で、仙羽化学が佳奈に報復人事を行った疑いがあり、両社を
訴えるという。

「私たちが一緒にやるべき仕事」と古美門に力説するが、古美門はスケジュールがないと断る。

裁判当日、仙羽化学の代理人である三木長一郎(生瀬勝久)、井手孝雄(矢野聖人)らと対峙する黛。
緊迫感みなぎるなか、開廷間際に原告側のドアから入廷してくる古美門。
一緒に戦ってくれるものと信じて笑顔を見せる黛。
しかし、古美門は黛を素通りし、被告側へと歩を進め、三木の隣に立ち、フロンティア
ケミカルラボの代理人だと宣言する・・・。

(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)

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【キャスト】

古美門研介 – 堺雅人
黛真知子 – 新垣結衣

三木長一郎 – 生瀬勝久
沢地君江 – 小池栄子
加賀蘭丸 – 田口淳之介
井出孝雄 – 矢野聖人

服部 – 里見浩太朗

杉浦検察官 – 正名僕蔵
大貫 善三 – 大和田伸也
古美門 清蔵 – 中村敦夫

法廷画家 – 大槻一人(SU・RIP SLYME)

 
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