NHK朝ドラ【あまちゃん】第32回 感想

アキ（能年玲奈）の祖父・忠兵衛（蟹江敬三）が遠洋漁業から1年ぶりに帰ってきた。
世界中を航海して独特な世界観を持つ忠兵衛。アキは、そんな忠兵衛に夢中だ。
しかも、夏（宮本信子）とは、まるで恋人同士のように仲が良い。一方、春子（小泉今日子）は
相変わらず、正宗（尾美としのり）と離婚問題でもめている。
そんなある日、観光協会にアキとユイ（橋本愛）を、怪しい男が訪ねてきて…。

(上記あらすじは「Yahoo！TV」より引用)

連続テレビ小説「あまちゃん」第32話「おらのじっちゃん、大暴れ」

　　　　　

 

さあ、起きろ、起きろ、起きろ～！

という忠さんの大声でたたき起こされるアキ(と、春子部屋にお泊りのユイ)。

今日から天野家は4人家族です。
しかもユイちゃんがお泊まりしたので朝御飯は5人で食べます。←夏ナレ。

寝ぼけて食卓をポーッと見るユイ…が、ちょっと面白い。
80年代アイドルに囲まれた夢の国から帰還できない？

 

おじいちゃんにお線香……。

と立ち上がりかけて「あ、いいのか。」と座るアキ。

おじいちゃんは目の前にいるからな。

そこへ、

あ～終わった、終わったぁ。

と、かつ枝さんたちがワラワラと現れる。
朝のウニ丼担当班？

で、みんなで天野家の食卓を囲む。

 

もとい、６・７・８・９・１０…１１人で食べます。

「11人もいる！」ネタ、きたーーーー!!!!!

 

朝食食べながら忠さんの海上＆海外生活談。
アキ、また魚トースト食ってるし。

スペインのマドリードで買ったというお土産の服を着ている夏ばっぱ。

スペインで何してたんですか？

何って…バカンスだべ。

ずっとな、海の上さいたらしんどいべ。
だから3か月に1回、近くの港さ船止めて休暇取るのだ。

じゃあ、じいちゃん、いろんな国に行った事あるの？

インド、タイ、フランス、ノルウェー、カナダ、アメリ…。
…で、止まる忠さん。

「おじいちゃん」って呼ぶのか？

そこ？

俺の事おじいちゃんって呼ぶのか？

孫なんだから当たり前でしょ。

駄目か？

駄目じゃねえが…ついこの間家出したと思ったらもう孫か…。

 

春子が出て行ったのは24年前。
海の上でずっと暮らす忠さんにとっては、24年前もつい昨日なのかもね…。

春子が出て行ったと聞いた時、忠さんはどんな気持ちだったんだろ。
「あっそう」だったのかなぁ…。

 

大吉っつぁんにせかされて、立ち上がるみんなとアキとユイ。

さあさあ。今日も100個売りさばくべ！

今日は土曜日らしい。

 

午前中のウニ丼売りを終了して「リアス」に行くと、デート休みを取った夏ばっぱと忠さんが
ベッタリと張りついて座ってる。

ブティック今野で服買ってや、千春食堂で飯食ってや、それから…え～…たつや？

「つたや」ですよ、忠兵衛さん。
それが定番のデートコースらしい。

ＤＶＤ借りてきたんだとさ。

何だっけ？ほら。

「グラン・ブルー」？

おう。

おお…潜るの好きなんだなぁ、ホント。
　　

 

駅でアキのポスターを見たとご満悦な様子の忠さん。

 

夏ちゃんもポスターのモデルやってたべ。

あ～！

ばっぱが！？

この人にとっちゃ昨日の事さ。
何しろ年に10日しか陸にいねえんだもん。

結婚して何年ですか？

44年でがす。

年に10日…

まだ440日しか一緒に暮らしてねえんだ。

んだ。まだ１年半でがす。

 

夏さんと忠さんの出会いの馴れ初めは、例のおっぱい事件……ではなくて、
海女仕事中の夏さんを見た南部潜り中の忠さんが見初めたことらしい。

 

結納だの結婚式だのこの人いなかったんだよ。

じぇじぇじぇ！

戸籍上のやり取りだけで、おら旦那もいない家さ嫁いできたんだ。

海の中での出会い。
その後、ずっと1年に10日だけの新婚状態の生活。

へえ～…何か、いいな～。

というアキにけげんな顔付きのストーブ@ヒロシ。
ヒロシは365日、アキと一緒に居たそうだもんね。

いいかな…。年に10日だよ？

その分いつまでも新鮮なんだよ。
おじいちゃんおばあちゃんになっても恋人同士みたいに仲いいのは海のおかげだべ。

…パパとママが、今別々に暮らしてるのもそういう事なのかな…。

 

パパとママ…つまり、正宗と春子がどうなってんのかサッパリ解らなかったわけだが…。

本日の電話でまだ離婚してないってことは解った。

アキの誕生日に北三陸に来ようとしているらしい正宗。

あんたさ、気を許すとすぐこっち来ようとするよね。
やめてよ！もう別れたんだから。

まだ紙の上では夫婦だろ？

紙の上でしか、もう夫婦じゃないのよ。

 

うう～っ…きつい、きついぜ春子。
この夫婦って話し合いが必要だと思うんだけど…
春子とは話し合いとかできなそうっていうのもよく解る。

そういうあれこれを、忠さんに話すアキ。

ちょうど煮詰まっていた所に大吉っつぁんからウソの呼び出しがあり、結果こうなったと…。

 

そういうことわざあるよね？
何か、こう…「ちょうどいがったねぇ」っていう…。
「何とかに何とか」みたいな。

「猫に小判」か？

違う。もっとこう…「Ｔシャツにジーパン」みでえな。

「破鍋に綴蓋」か？

違う！もっとこう…「寝る前に洗顔」みでえな。

「ビールに枝豆」か。

あっ！「渡りに船」だ！うん。

 

う～ん…いいぞ。アキと忠さん。
血が繋がってる感じがバンバンするぞ。

なんかこ～突然で破天荒で天然な感じも血ぃ繋がってる感がバンバンする…。

 

う～ん…まあ…半分も分かんねがったが、ここが好きなのはよ～ぐ分かった。

好きだ！東京より全然好きだ！
海も人も電車もウニもまめぶも全部大好きだ！

おらも好きだ。

だったら何で船さ乗るの？
何で年に10日しか帰ってこねえの？

 

ここがいい所だっていうのを確認するためだな。

と言う忠さん。

北三陸から出ない夏さんのために、自分が世界中を回っていると言う。

 

東京よりも？

北三陸も東京もおらに言わせれば日本だ。

かっけえ～！

 

このセリフ！

やっぱり弥太郎の父だけあって……小っちゃい日本じゃなくて世界に目を向けろという
幕末世界観……さすが「龍馬伝」班。…ちゃう…

 

って事で、北高で実習中のアキの所にもいつの間にか潜りこんで来てる忠さん。

マイク取り上げて突然指導し始める不審なおっさんに茫然とする磯野先生。
アキのじいちゃんだと名乗られても、ますますオタオタ。

ごみん、ちょっと上がってきて。
ドキドキしてる。先生、今。

猿時サイコー！

 

忠さんが北高の卒業生第一号だと知り、意気投合して「南部ダイバー」の合唱…

してる中、4時に協会に来いと言われていたアキは学校を抜け出すのだった。

 

観光協会には異様な空気が漂っていた。

ソファに座っている男はアキを見て言った。

思ったより普通な感じですね。

 

テーブルの上にはケーキ。

ユイとアキが座ったソファの後ろでズラリと並んで控える観光協会と北鉄の面々…。

何か裏がある。
直感的にアキはそう思いました。
甘そうな見るからに高そうなケーキ、紅茶。大人たちの薄ら笑い。
そして目の前にいる薄いサングラスの男性。その薄いサングラスの奥の目。

みんな…こえーーよ！！！

 

そして、
野間口さんキターーーーーーーーーー!!!!!
　　
野間口さん…もとい、薄いサングラス薄い目薄ら笑いの男が差し出す名刺。

「博多よかばい食品」…じゃなくて…ぇ…

「岩手こっちゃこいテレビ」。

 

やっぱりテーブルの上にはケーキじゃなくて3Dまんじゅうが欲しかったところだな。
　　

 

男はディレクターの池田、と名乗るのだった。
うーーん、大人がみんなこわっっ！

つづく。

 

北鉄HP↓のユイとアキの動画。
　　　

 

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