キアリスをやめたすみれ(芳根京子)の元に、息を切らした潔(高良健吾)が勢いよく玄関に飛び込んでくる。
妻のゆり(蓮佛美沙子)が、家出をしてしまったとのこと。
すぐに近江の実家にいるとわかるが、ゆりは帰ろうとしない。
途方にくれた潔は靴屋の浅田(市村正親)を訪ねる。
また、子供たちのための新しい刺しゅうのサービスのアイデアが浮かんだすみれはキアリスを訪れる。
すみれの存在の大きさを改めて痛感する仲間たちだった
(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
連続テレビ小説「べっぴんさん」第12週「やさしい贈りもの」 第69話
※朝ドラレビューは基本的に簡単感想で。
※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。
↑…テンプレだす…。
今日の回は、ひたすら母子の姿を微笑ましく見た。
ちょっと幸せな時間だった。
『カーネーション』で大好きな名シーンがあって。
仕事で忙しくて子どもを全くかまってやれない糸子が優子をおぶって川沿いの道を歩くシーン。
それを思い出した。
忙しい一日が終わって、優子をおぶって歩く。
この時間が、うちはしみじみと好きでした。
母親なんだからという脅迫観念で子どもと過ごしているわけではなく。
朝ドラだし、働く女性に子育て入れとこうかというわけでもなく。
ただ、ミシンが好きだから働く。
忙しいから子どもと過ごさない。
子どもを負ぶいたいから負ぶってる。
「やりたいからやってる」自然な姿は、糸子の愛情を際立たせた。
朝ドラでは働くヒロインがほぼデフォで。
働きながら子育てしている「ように見える」描写が正直不自然で。
ただただベタベタと「まんでええ子やねぇ」(あ、ごめん、狙い撃ちで。)とイイ子イイ子してる描写や、走り回る子どもを追いかけまわしている描写が映し出されるけれども、そこに子育てのリアリティが全く感じられなくて。
今日の「べっぴんさん」では、こんな風に母親と過ごせたら子どもはどんなに幸せだろう。と思える描写が描かれた。
ウチの母親はまだ健在だけれども、人生の中で子供の頃に親と過ごした思い出の時間って記憶のほんの一部分だと思うのよね。
旅行に行ったり、ものすごくたくさんの時間を一緒に過ごしたはずなのに、私の記憶に一番残っている母の思い出は小学生くらいの頃に庭で一緒に遊んでもらった事だったりする。後はテストの点で怒られたとかそんな負の記憶の方が何故か残りやすいので(爆)
すみれも今、さくらの中にそんなワンシーンを残しているだろうな、と思ったんだ。
お父さんとお母さんが自分のためにクリスマスプレゼントを作ってくれる…
こんな幸せなことが他にあるかしら。
こういう すみれを見ていると、ああ、紀夫さんが すみれに家に居てほしいと望む気持ちも解るなぁと、ちょっと思えてしまうのだ。
さくらと すみれさんを見ていたいと紀夫さんが望む気持ち。
潔も早くジャイアンから卒業して、こういう気持ちが解るようになるといいよね。
まぁ…
仕事の方も早く進んでほしいけどな。。
一時休業中の描写として、今日の回は大好きだよ。
※キャスト
坂東すみれ … 芳根京子(子役期:渡邉このみ)
野上(坂東)ゆり … 蓮佛美沙子(子役期:内田彩花)
野上潔 … 高良健吾(子役期:大八木凱斗)
坂東(田中)紀夫 … 永山絢斗(子役期:玉山詩)
小野明美 … 谷村美月(子役期:坪内花菜)
小澤(多田)良子 … 百田夏菜子
村田(田坂)君枝 … 土村芳
高西悦子 … 滝裕可里
小澤勝二 … 田中要次
村田昭一 … 平岡祐太
村田琴子 … いしのようこ
足立武 … 中島広稀
岩佐栄輔 … 松下優也
井口忠一郎 … 曽我廼家文童
佐藤喜代 … 宮田圭子
坂東五十八 … 生瀬勝久
麻田茂男 … 市村正親
大島保 … 伊武雅刀
大島いつ子 … 前田美波里
浮島時子 … 畦田ひとみ
浮島時久 … 中川浩三
玉井 … 土平ドンペイ
坂東はな … 菅野美穂
野上正蔵 … 名倉潤
坂東トク子 … 中村玉緒
坂東長太郎 … 本田博太郎
坂東節子 … 山村紅葉
坂東静子 … 三倉茉奈
田中五郎 … 堀内正美
ナレーション(語り) … 菅野美穂
※スタッフ
脚本 … 渡辺千穂
演出 … 梛川善郎、新田真三、安達もじり
プロデューサー … 堀之内礼二郎
制作統括 … 三鬼一希
音楽 … 世武裕子
主題歌 … Mr.Children「ヒカリノアトリエ」
【べっぴんさん】
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コメント
紫花浜匙さん
そちらもお誕生日おめでとうでした!!
お互いにいい一年を目指しましょう❤
真田丸は私はガッッリはまっていたのでロスはんぱないです(泣)
そしてこれと一緒に1年過ぎてしまったことも…今年は早かったなぁ。
この朝ドラも終わる時には「ロスだわ」と言えるほどだといいな。
おはようございます。
今回の朝ドラは見ないと言っていたけど、第一回目を見てから結局、毎回見ています^^;。
最近の朝ドラとは違う空気感が、ゆったりしていて心地良いです。
真田丸も、私は今週の再放送で最終回を迎えます。
ロスにはならないけど、毎回楽しみな大河でした。一年は早いな〜。
遅れましたが、誕生日おめでとうございます。
良い一年を、お互い過ごしましょう@^^@
巨炎さん
>問題はこの想いをどれだけ維持できるかですが。
自分とは異なる価値観に基づく人格が形成され手足が伸び歩き出そうとする子供と真剣に向き合い続けるのは面倒くさい
すいません^^;
ここではそういう事はまだどうでもいいのです。
私はただ、母親と幼児が一緒に居たくて居る時間の温かさという共通点をこの回と「カーネ」のあのシーンに重ねたのです。
べっぴんさん 第69回
内容ゆり(蓮佛美沙子)が家出をしたと潔(高良健吾)が、すみれ(芳根京子)紀夫(永山絢斗)のもとに、駆け込んでくる。“近江では?”と、すみれに言われ、五十八(生瀬勝久)に連絡を入れると。“帰らないと言っている”と言われてしまう潔。 落ち込む潔は、麻田(市村正親)を訪ねたところ。。。。 敬称略 ナレで言って…
>「やりたいからやってる」
問題はこの想いをどれだけ維持できるかですが。
自分とは異なる価値観に基づく人格が形成され手足が伸び歩き出そうとする子供と真剣に向き合い続けるのは面倒くさい(by「にげ恥」)事で、だからこそ価値がある。ダブダブの制服を作った辺りで既に兆候があり優子の「三つ編みとブカブカセーラ服」が強調されたのは、ここが、ほったらかしにしてきた娘に才能以上の生き方を要求する三姉妹編スタート時の立脚点だから。
「ウチの進路なんか何も興味なかった癖に」と糸子のコミュニケーション軽視を指摘した優子は10年後、母の想いを真剣に受け止めるが故に期待を裏切ってでも前に進まねばならない矛盾にまで目を向け涙を流すが当の糸子は娘に確認もとらずに事を進めた己の非を棚に上げ「命より大事な看板、譲っちゃる言うんてのにやなー!」と全く話してこなかった看板のバックボーン(=娘が生まれる前の経緯)を優子が汲んでくれないと泣き喚く。小原家に比べ安岡家が薄暗く(=母親のはずの糸子の方が視野が狭く狭量な事を示唆)、やんわり優子支持の八重子さんとお婆ちゃんに挟まれたポジショニング&服装が理恵に酷似と「『どっちが親やねん!』とツッコミ入れてくれ」的情報に溢れていました。
赤ん坊をよしよしして後は無駄に年だけ重ねてしまったツケをここから払っていった糸やん。
本作は「カーネ」の静子を主人公にしたイメージが当初はありましたが
「妹の面倒を見た経験も無く入り婿を取り妻&母となった」
「『家庭』と『職場』の物理的距離感」(糸子は仕事人間故に精神面で距離があった)
「店の商品と併せて娘の身の回りの物も作れていたが、さくらはどんどん大きくなる」
と意外と共通点が多い。今回、すみれが採寸をやり直していましたが
さくらに対して「小さい女の子」というイメージがなかなか抜けないのを
その都度、修正していくのでしょうね。
「カーネ」の場合は「担任が娘を褒めても聞き流すが原口先生の称賛には大感激」
(娘気分を卒業できておらず親としてのメンタリティが未成熟)
「テニスの全国優勝報告に対する姉達と母親の反応の温度差」
(末っ子の居場所や将来を考えつつ行動する優子&直子との差)
と伏線に伏線を重ね小原の看板ありきの発想しかなかった糸子の信じていた事を
土壇場でひっくり返しましたが、それは本作ではさすがに期待できない。
べっぴんさん (第69回・12/21) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『べっぴんさん』(公式) 第12週『やさしい贈りもの』『第69回』の感想。 なお、ヒロイン・坂東すみれのモデルは、アパレルメーカー「ファミリア」創業者の1人である坂野惇子(ばんの あつこ)さんで、関連書籍は未読。 ※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。 ※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の…
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