千遥に会いたい一心で十勝にやってきたなつ(広瀬すず)と咲太郎(岡田将生)。しかし、柴田家に着いたころには、すでに千遥の姿はなかった。泰樹(草刈正雄)にも、なぜ千遥がなつの到着を待たずに出て行ったのか、その理由がわからない。そんななか、なつと咲太郎あてに、千遥からの一通の手紙が届く。そこには、戦後、なつたちと離れて暮らした千遥の生い立ちや、なつに会わないまま帰った本当の理由が記されていた…
(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
連続テレビ小説「なつぞら」第14週「なつよ、十勝さ戻って来い」 第83話
奥原家の兄妹、画力高すぎ高すぎくん。
父も絵が上手かったわけだから、子どもたちも「絵」で繋げようという設定は分かりやすいけれども……父は確か料理人。そっちの才能も受け継いでいますように……。
千遥のお手紙で1話を終えた、第83回。
つまり、広瀬すずと清原果耶のナレーション力に掛かっているのである。
それは、とても良かった。
私は元々すずちゃんのコロコロした声が好きで、そこに掛かってくる果耶ちゃんの落ち着いた重い声がまた生立ちを象徴するようで良かったよ。
しかし……。
この手紙が届いたのが千遥が消えて2日後だったとは驚いたよね。
金を持っているかどうかも分からない未成年の女性が、北海道の野に2日間も放たれている可能性があったというのに……この人たちは「きっと大丈夫」とか言っていたのか。何だか怖いわ。
「私は今、奥原千遥ではありません。女将さんは私を戦災孤児として届け出をして、自分の戸籍に養女として迎えてくれたからです。今でも独身の女将さんは、本当に私のお母さんになってくれたのです。」
「私は置屋の娘になりました」
自分を拾って売ったという復員兵以外はみんなイイ人で、とてもイイ話になっていた。
置屋の実の娘として育てられたなら、身体を売られる事もなかったであろう。
そして、どう知り合ったのか(置屋のお得意客だったと考えるのが自然だけどね……)お金持ちですごい家柄の男性と結婚するのだという。
「昔の家族とは縁を切らなくてはならないと言われました。相手は立派な家柄なので、私が浮浪児だったということを先方の親に知られたら破談になってしまうからです。」
えっ……
そんな立派なお家柄で、置屋の娘は良くないんじゃね……。
「浮浪児だった」ということは別に言わず、親が亡くなったのでバラバラに預けられました。
姉は東洋動画(←安定大企業の一角)でクリエイターをやっています。
兄は声優をマネジメントする青二プロの創業者です。(予定)
……で、良いんじゃないかな。
そして、養女扱いならば東京の置屋よりも北海道の大牧場主の娘の方が聞こえが良くないかな……。
……と、
姉と兄を思う千遥の語りを聞いて、ちょっとホロっとしつつ、色々いろいろ考えたのだった。
そして、咲太郎よ。
「おばさんに貰われて千遥は幸せに暮らしているから大丈夫」の時と同じように、今回も養子先の実情を確かめずにきっと納得してしまうのだね。
真実は、足を運んで確かめなきゃ見えないものよ。
ま……この件、本当にこれで片付けられそうだけどな。
※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。
↑…テンプレだす…。
※キャスト
奥原なつ – 広瀬すず(子役期:粟野咲莉)
奥原 咲太郎 – 岡田将生(子役期:渡邉蒼)
奥原千遥 – 清原果耶(子役期:田中乃愛)
柴田泰樹 – 草刈正雄
柴田 富士子 – 松嶋菜々子
柴田剛男 – 藤木直人
柴田照男 – 清原翔(子役期:岡島遼太郎)
柴田 夕見子 – 福地桃子(子役期:荒川梨杏)
柴田明美 – 平尾菜々花(子役期:吉田萌果)
戸村悠吉 – 小林隆
戸村菊介 – 音尾琢真
小畑 雪之助 – 安田顕
小畑とよ – 高畑淳子
小畑妙子 – 仙道敦子
小畑 雪次郎 – 山田裕貴
山田正治 – 戸次重幸
山田タミ – 小林綾子
山田天陽 – 吉沢亮(子役期:荒井雄斗)
山田陽平 – 犬飼貴丈(子役期:市村涼風)
阿川 弥市郎 – 中原丈雄
阿川砂良 – 北乃きい
居村良子 – 富田望生
倉田隆一 – 柄本佑
岸川 亜矢美 – 山口智子
前島光子 – 比嘉愛未
野上健也 – 近藤芳正
茂木一貞 – リリー・フランキー
煙 カスミ – 戸田恵子
亀山蘭子 – 鈴木杏樹
三橋 佐知子 – 水谷果穂
佐々岡 信哉 – 工藤阿須加(子役期:三谷麟太郎)
川谷幸一 – 岡部たかし
川谷幸子 – 池間夏海
仲 努 – 井浦新
大沢麻子 – 貫地谷しほり
坂場一久 – 中川大志
神地航也 – 染谷将太
三村 茜 – 渡辺麻友
森田桃代 – 伊原六花
下山克己 – 川島明
井戸原 昇 – 小手伸也
堀内幸正 – 田村健太郎
露木重彦 – 木下ほうか
大杉 満 – 角野卓造
語り… 内村光良
※スタッフ
脚本 – 大森寿美男
制作統括 – 磯智明、福岡利武
プロデューサー – 村山峻平
演出 – 木村隆文、田中正、渡辺哲也、田中健二
音楽 – 橋本由香利
アニメーション時代考証 – 小田部羊一
アニメーション監修 – 舘野仁美
アニメーション制作 – ササユリ、東映アニメーション
【なつぞら】
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コメント
公開朗読>『なつぞら』第83話
咲太郎に続き、千遥も絵を描くのが上手い…ということが判明そもそも父親が絵心がある人だったから遺伝ちゅーことで3兄妹の絆を象徴?でもさ肝心のなつ…
連続テレビ小説『なつぞら』第83回
内容なつ(広瀬すず)咲太郎(岡田将生)が柴田家に到着した時、千遥(清原果耶)はいなかった。それからすぐ、千遥からふたり宛に手紙が届く。敬称略なんだか、見れば見るほど。千遥の物語を、ぶち壊しているようにしか見えない。
でも、千遥は明美から写真を見せられて、なつは信さんの盗撮写真で、それぞれ互いの顔を確認しましたので、これが再会の伏線ではないか?と期待しています。
例えば千遥がアニメスポンサーの社長夫人とか。
ところで、先週の「雪次郎の乱」は感動された方も多いようですが、私は真顔で見ていました(笑)。
ですが、今週の「千遥物語」、なかなか良かったです。
ひとえに清原果耶さんの魅力でしょうか。
ネットのツイッター等まとめサイトを毎日見ていると、辟易することがあります。
今期朝ドラは、私自身も決して感心して見ているわけではないし、ツッコミどころ満載の作品ではありますが、あまりにも頓珍漢な指摘が多すぎます。
単なる悪口じゃね?というものもありますが、「コイツ本当にドラマ見て書いてるんかい!?」と言いたくなるようなものも多いです。
それが、今週の「千遥物語」、特に清原果耶さんの出演回については、否定的な呟きが激減したように思います。
それくらい、彼女の演技は素晴らしかった。
表情と目の動きだけで、台詞なんかなくても、戸惑いや葛藤を表していました。
皆さん言っておられますが、彼女はいずれ近いうちに朝ドラヒロインを張る女優さんだと思います。
今回でAK・BK両方に出たので、さあヒロインはどちらの朝ドラか!?
どっちでもいいので、どうか彼女が良い脚本に巡り会えますように。
なつぞら (第83回・2019/7/5) 感想 ※追記あり
2019/7/5 14:28 追記あり NHK総合・連続テレビ小説『なつぞら』(公式サイト) 第14週『なつよ、十勝さ戻って来い』の 『第83回』の感想。 ※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。 ※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。 千遥に会いたい一心で十勝にやってきたなつ(広瀬すず)と咲太郎(岡田…