NHK朝ドラ【あまちゃん】第46回 感想

お座敷列車のイベントで歌うことになったアキ（能年玲奈）とユイ（橋本愛）は、
弥生（渡辺えり）から歌のレッスンを受ける。
しかしアキは、種市（福士蒼汰）からそっけない態度を取られ、レッスンに身が入らない。
そんなある日、アキは、種市から「話がある」と声をかけられる。
2人で北鉄の車庫に忍び込み、改装中のお座敷列車を一緒に見ていると突然、電気が消えて
真っ暗闇に。
2人きりになったアキと種市は…。

(上記あらすじは「Yahoo！TV」より引用)

連続テレビ小説「あまちゃん」第46話「おら、ドキドキがとまんねぇ」

　　　　　

 

きぃてぇよそぉのひぃをとぉびこぉえてぇぇぇぇぇ…♪

気持よく歌うアキ。
茫然とする「リアス」のみんな。
仏のような顔付きの吉田。←なんなんだ。

う～ん…何だろう。

笑えるほど下手でもねえんだよな。

ありがとうございます。

あれ？今褒めた？

 

そこへ、梨明日に入ってくる弥生さん。

誰だ？今歌ってたの。外まで聞こえたぞ。
ジャイアンリサイタルかと思った。アハハッ。

大丈夫、弥生さん。
視聴者もそう思っていたところです……。

 

あの。私のも聴いてもらっていいですか？

おっ！これは期待していいんだよな。

ええ。ボイストレーニングとかやってましたから。

自信を持って妹をお届けするヒロシ。

 

しかし…

あなたぁわたぁしのもとぉからぁぁぁ……♪

気持よく歌うユイ。
茫然とする「リアス」のみんな。
仏のような顔付きの吉田。←…

 

とにかく、2人ともここで練習しろ！毎日。

じぇ！( ‘ ｊ ‘ )/

おらが歌唱指導してやっから。

 

弥生さんはジャズもシャンソンも歌える「北三陸の越路吹雪」と呼ばれている歌上手らしい。

ぇ、ユイのボイストレーニングって一体……。

 

しかし、どうなんだ？

えっとね…こう言ったら怒られそうだけど80年代アイドルって(小泉今日子さんとかも含む～)
ハッキリ言って歌がお上手な方って少なかったんだよね。
そんな中で松田聖子とか中森明菜が歌の上手さでは飛びぬけて出てきたワケで…。

80年代は「どこにでもいそうな」女の子がヒラヒラの衣装を着てテレビを埋め尽くしていた時代で、
だからこそ多くの女子が「自分でもなれるかも」と勘違いしたんだよね。

だが、90年代に入ると、アイドルも確変を起こす。

決定的に歌がヘタな人はあまりいなくなり(あまりにヘタな人たちには口パクという手を採用)
歌が上手くて踊れてあわよくば演技もできる。
「アイドル」と「アーティスト」の境が無くなってきた。
安室奈美恵さんを頭に、アクターズスクールの進出が大きいかな。やっぱり。

ジャニーズさんなんかでも昔みたいにワケわからない音程で歌っている子はカッコいいだけじゃ
売れないし、ヘラヘラした振りつけじゃファンにそっぽ向かれるからダンスも本格的。

そんな中で、この音程はヤバい…気がする…やっぱ。

 

お座敷列車計画が進行する中、アキは種市先輩のそっけなさが気になっていた。

あれからデートの話も全く実現せず、避けているようにさえ見える。

アキが実習室で

バカ野郎！！

 

と磯野先生にビートたけしのように怒られている頃、

ユイはまた北鉄で種市先輩を待ち伏せしていた。

 

待ちなさいよ！

え？

どういうつもり？

何が？

とぼけんじゃないわよ！アキちゃんに「頑張ってもしょうがない」って言ったんだって？

ああ。

何でそんなひどい事言うの！

そっちがこの間「頑張るって言葉が大嫌い」って言ったがら…。

 

いいぞ…ウザいぞ、ユイ。

話の流れで(←どういう？)「そっち」と呼ぶなと言い出すユイに種市先輩が呼びかける。

ユイ…。

続けて、

俺と…。

 

…の続きはお預けになり…。

 

リアスで弥生さんの特訓を受けていたアキは、店を出た所で種市先輩に声をかけられる。

 

ちょっといい？大事な話があるんだけど。

じぇじぇ！

別に今じゃなくてもいいんだけど。

かばん取ってきます！

 

視聴者は「大事な話」の中身がほぼ予想できちゃって辛いんだけどなぁ…。

アキは全く今日も空気が読めません。

これをデートだと勘違いしちゃう～。

 

アキは改装中のお座敷列車に種市先輩を連れて行った。

いいのか？勝手に入って。

大丈夫。まだ電気ついてるし、下見だから。

下見？

うわ！随分出来上がってる。
ここで歌うんです。ユイちゃんと２人で。

へえ。

だから毎日歌教わってるんです。
ユイちゃんと。

仲いいんだな。

はい。だって親友だもん。

とても嬉しそうにユイの事を語るアキを見る種市先輩の複雑な表情～…。
う～ん…気付けアキ。

あの天野…
実は俺……！！

楽しそうなアキに向かって種市先輩がようやく話そうとしたとき……

ぱっ……

じぇっ！！

消灯～～～の時間になって、お座敷列車の周りは真っ暗闇に～。

 

その頃、梨明日では…

戸締まり完了しました！

と、お前が電気消したんかいっの吉田が大吉つぁんに報告完了。

この辺の何処でデートするんだ。
モーテルが…。
ちょっとやめてよ。

の会話が繰り返されていた。

あれ？携帯ない。

落とした？携帯？

うん。

ポケットちゃんと全部見たのか？

吉田が携帯を探し始める。

 

お座敷列車の横で缶に火を焚いて暖を取るアキと種市先輩。

 

出発いつですか？

３月１８日。卒業式の次の日だ。

お座敷列車の日だ。

何か天野としゃべってると東京さ行きたくなくなるな。

え？

天野みでえにこの町を愛してる奴は他にいねえ。
自分が育った町を寂れてるとか遊ぶ場所がねえとか悪く言う奴ばっかりだ。

自分は東京さ行く。
でもこの町を捨てる訳じゃねえ。
こごが一番いい場所だって確認するために行ぐんだ。

それ、じっちゃんも言ってた気がするなぁ…。
そうやって故郷にUターンする人もいっぱいいるんだろうね。

 

来ぃてよぉその火を飛び越ぉえて～♪

突然歌い出すアキにびっくりする種市先輩。

お座敷列車で歌う歌です。「潮騒のメモリー」。

いや、びっくりした。いきなりおっきい声出すからぶっ壊れたと思ったべ。

ヘヘヘヘ！

「潮騒」って三島由紀夫だべ？

え？

三島の恋愛小説で映画化もされた名作だ。
「その火を飛び越えてこい」ってのはその中のセリフだ。

そのあと２人は抱き合うんだ。

 

それが山口百恵さん主演で映画化されたんだよね。

…って事がどうでもいいほど、アキの目がランランと輝きだす。

 

天野？

その火を飛び越えます。

じぇじぇ！

その火を飛び越えてこいって意味ですよね？先輩！

いやいやいやいや！

天野行きます！

お前が飛ぶのか？

はい！
その火を飛び越えます！

 

梨明日では、

よ～し！次は俺が歌うべ。

はいはい。「ＧＨＯＳＴＢＵＳＴＥＲＳ」ね。

バカ言うな。１９８４年といえばこれがあるべ！

 

おおおお…聞き慣れたイントロがーーーー！

　

VAN HALEN 「JUMP」！
　　

 

JUMP!!!!!!

 

カラオケと共に叫ぶ大吉っつつぁん…

 

種市先輩との間にある焚火の向こうで待機するアキ。

 

やめろ天野！落ち着け！

飛びます！

ジャンプ！

駄目だ天野！来るな！

ジャンプ！

先輩！

天野！

ジャ～～ンプ！

 

して先輩と抱き合ったのは…

 

携帯を探しに戻ってきた吉田だった…。

 

火の用心！

すいません。

 

…んーーーーーもう何も言えね……。

アキぃ、早く目ぇさざませ。
種市先輩が醸し出す空気に気付いてけろ。

 

…明日につづく。

 

【関連記事】
・【あまちゃん】第42回 「潮騒のメモリー」解明
・【中学生円山】妄想も現実を超えれば真実になる

 

北鉄HP↓のユイとアキの動画。
　　　

 

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