もう東京には行かないという竹雄の宣言を聞いて、全志尊ファンが万太郎のように泣いた朝である……。
さようなら、竹雄(泣)
竹雄(志尊淳)は、綾(佐久間由衣)と夫婦になりたいと思っていること、そしてもう東京には戻らないつもりであることを、万太郎(神木隆之介)に話す。万太郎は竹雄を祝福し、これまでそばで支え続けてくれたことに心から感謝する。そして迎えた、万太郎と寿恵子(浜辺美波)の祝言の日。タキ(松坂慶子)や峰屋の面々、大畑夫妻(奥田瑛二・鶴田真由)、まつ(牧瀬里穂)らが見守る中、いよいよ花嫁姿の寿恵子が…
あらすじ は Yahoo!テレビ より引用
連続テレビ小説「らんまん」第13週「ヤマザクラ」第64話
感想
喜びと懐かしさに溢れた回だった。
伝統は重んじ、格式は大事に。
全てはお祖母ちゃんのために。
もう東京には帰らん
「お話があります」
の内容はすでに分かっている万太郎。
机に向かっていたのは忙しかったからではなく……
泣いてたからである……。そりゃ、あんた……もう東京編に竹雄が出ないとなれば、視聴者の多くがこうなるやん。
彩さまとの結婚も決意し、この後、タキさんに話をしに行くという。
竹雄。ありがとう。
姉ちゃんのこと思い続けてくれて。
わしのこともずっと支えてくれて……。
わし、竹雄には、こう……一生かかっても返し切れんき。
何言いゆうがですろうか。
わしの方がもらうたがじゃき。
駄目若の世話は、そりゃあ手がかかったけんど……。
子ども時代からの回想シーンは視聴者も見て来た道。
ずっと一緒に居て支えてくれると約束してくれた。
でも……お互い所帯を持ったら、それはもう不可能。
竹雄は万太郎の実家を支え、万太郎は自分の道をお寿恵さんと共に歩む。
今まで楽しかったのう。
うん。
わしはもう……東京には帰らんつもりじゃき。
分かった。
お別れじゃのう!
井上竹雄!
9歳の頃より今まで長らく仕えてくれてホンマに……ホンマに……ありがとうございました!
めでたいことは寂しきこと……。
祝言
いよいよ祝言前日。
峰屋に懐かしい東京の人たちがやってくる。(何だかもう「懐かしい」と感じてしまうね)
寿恵子の母と継父にあたる まつさんと文太さん。
そして、仲人をお頼みした大畑夫妻である。
長すぎる外壁はお城の雰囲気。お客様を待たせて上座に入るタキさんは、もう殿さまの空気。
ようおいでになりました。
万太郎の祖母にございます。
姉の綾にございます。
この度はお武家のお嬢様に嫁入りいただき大層光栄に存じます。
お殿様時代を生きて来たタキさんにとって、これは西村家に対する最高の賛辞。
それに臆することなく、
こちらこそ、よいご縁だと思っております。
と返事する、お武家の妻、まつさんである。
夜。
まつさんはお寿恵ちゃんと枕を並べ、しみじみ語る。
今日来てよくよく分かったよ。ものすごい大店なんだね。
お寿恵。万太郎さんこれだけの大店をあっさり出ちまうなんてよっぽどのお方なんだねえ。
生まれながらに当たり前にお持ちだったから「なくす」ということをお分かりでない。
一人前の男が実家を離れてやっていく。
ご立派だよ。
でもあんたが苦労するのが目に見えてる。
最初から持たざる人なら諦めもつくけど……。
このお母さんも本当に物事を冷静に見ている凄い人。
娘の相手が大店の坊ちゃんであることに大喜びすることは無く、これを捨てることの意味について心配する。
何度も「あの」おまつ、と語られてきた元柳橋一の芸者。
説得力のあるキャラ作りがこのドラマの凄い所のひとつ。
おっ母さん……、私ね、お父っつぁんとおっ母さんの娘に生まれて本当に幸せでした!
お父っつぁんとおっ母さんからたくさんのものをもらいました。
冒険が大好きなところ。
しっかり者なところ。
だから私、万太郎さんと生きたいと思った。
この先もお父っつぁんとおっ母さんの娘としてもらったものを全部抱えて生きていくつもりです。
本当に素敵な娘だねぇ……。
白無垢の式に続き、親族が集まる披露宴。
相変わらずゲスなことしか言わない分家トリオも健在だった(笑)
明日はお寿恵ちゃんの美しさと竹雄の重大発表を堪能できそう。
万太郎と竹雄。
— 神木隆之介 (@kamiki_official) June 29, 2023
神木と志尊さん。
幼い頃からずっと隣で支えてくれた相棒との今までの絆を感じられて、役を超えての関係性も表れていた2人らしい本当に素敵なお別れのシーンでした!
(そして、万太郎が"竹雄にーちゃん"と呼ぶ日はくるのでしょうか…???)#万ちゃん竹ちゃん#朝ドラらんまん https://t.co/FQ715wPERp pic.twitter.com/VbPlVBzrrQ
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らんまん キャストとスタッフ
キャスト
槙野万太郎 – 神木隆之介(子役期:森優理斗、9歳 – 12歳:小林優仁)
井上竹雄 – 志尊淳
槙野綾 – 佐久間由衣
幸吉 – 笠松将
たま – 中村里帆
楠野喜江 – 島崎和歌子
池田蘭光 – 寺脇康文
槙野ヒサ – 広末涼子
槙野タキ – 松坂慶子
槙野豊治 – 菅原大吉
槙野伸治 – 坂口涼太郎
槙野紀平 – 清水伸
広瀬佑一郎 – 中村蒼
西村寿恵子 – 浜辺美波
西村まつ – 牧瀬里穂
笠崎みえ – 宮澤エマ
阿部文太 – 池内万作
倉木隼人 – 大東駿介
倉木えい – 成海璃子
及川福治 – 池田鉄洋
江口りん – 安藤玉恵
宇佐見ゆう – 山谷花純
天狗(坂本龍馬) – ディーン・フジオカ
早川逸馬 – 宮野真守
中濱万次郎 – 宇崎竜童
高藤雅修 – 伊礼彼方
大畑義平 – 奥田瑛二
大畑イチ – 鶴田真由
野田基善 – 田辺誠一
里中芳生 – いとうせいこう
浜村義兵衛 – 三山ひろし
田邊彰久 – 要潤
徳永政市 – 田中哲司
波多野泰久 – 前原滉
藤丸次郎 – 前原瑞樹
大窪昭三郎 – 今野浩喜
細田晃助 – 渋谷謙人
野宮朔太郎 – 亀田佳明
脇田伝助 – 小野まじめ
語り – 宮崎あおい
らんまん スタッフ
◆制作統括 : 松川博敬
◆プロデューサー : 板垣麻衣子、浅沼利信、藤原敬久
◆演出 : 渡邊良雄、津田温子、深川貴志
◆脚本 : 長田育恵
◆音楽 : 阿部海太郎
◆主題歌 : あいみょん「愛の花」
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