本サイトにはプロモーションが含まれています

NHK朝ドラ【らんまん】感想 第61回・62回 (第13週 月・火曜日)

第13週の演出は渡邊良雄さん。

昨日と本日を見ていて、ファンタジックで力強い演出だなと。

万太郎(神木隆之介)の発見した植物が世界に認められたと知ったタキ(松坂慶子)は、祝言を急いで、早く東京に戻るよう万太郎に伝える。タキは呉服商・仙石屋の義兵衛(三山ひろし)を呼び、寿恵子(浜辺美波)に花嫁衣装を選ばせる。義兵衛から、仙石屋のヤマザクラが病気だと聞いた万太郎は、どうにか助けたいと考えるが…。一方、綾(佐久間由衣)は、土佐中の酒屋で組合を作ることを計画。竹雄(志尊淳)を伴い出かけていく(61回)…

綾(佐久間由衣)と竹雄(志尊淳)は酒屋の組合を作ろうと奔走。万太郎(神木隆之介)はヤマザクラの研究に没頭しすぎて寿恵子(浜辺美波)に冷たくあたってしまい(62回)…

あらすじ は Yahoo!テレビ より引用
スポンサーリンク

連続テレビ小説「らんまん」第13週「ヤマザクラ」第61・62話

2023年上半期朝ドラ『らんまん』感想

感想

私事でバタバタしていて2日間ゆっくり見ることが出来ず、先ほど2話続けて見た。

綾さまの焦り、万太郎の焦り。

大きな柱を失う前に、家業を立て直しておきたい。

名声は確かなものにしておきたい。

孝行をしたい。

亡くなる前に……。

何かしたいき

祖母の容体はますます悪く、鉄寛先生から

若旦那は東京へお戻りに?

と言われた万太郎は動揺を隠せない。


わしじゃち……。


おばあちゃんがわしらを育ててくれた。
何かしたいき。

タキさんは孫のために呉服の仙石屋を呼んでくれていた。


お美しい嫁御寮でございますのう。
先が楽しみで。

と、ほくほくの仙谷屋・義兵衛。

懐かしい昔話など縁側で語っている内に、タキさんは仙谷屋の桜が病で切り倒される寸前であることを知る。

何で名付け親がわしじゃないがじゃ

前回、万太郎には名誉欲はないだろうと書いたけれど、意外とそうでもないらしい。

妄想の波多野・藤丸コンビがグルグル回りながら大喜びする中、万太郎は思わずつぶやいていた。

けんど、何で名付け親がわしじゃないがじゃ?

朝ドラ【らんまん】感想 第61回・62回 (第13週 月・火曜日)



そりゃしかたないよね。
ジャパンじゃ新種だって断ずるほど標本や文献の数がないわけだし。


それで問い合わせ出したらそのまま吸い上げられちゃうし。


まあ、そこは吸い上げられたって相手、神様だし。


そんな……嫌じゃ。
取られとうなかった。

この波多野・藤丸の笑い声妄想シーンが悪魔的で良い(笑)

せっかく、自分の名が土佐の草に付いたという報告を祖母に出来たところ。

吸い上げられず、名付け親の名が自分自身になっていたら……もっと祖母に喜んでもらえる。

自分が出来ること

そんな中、万太郎は祖母から仙石屋の桜について声をかけられる。

万太郎、なんとかできんがかえ?

いくら植物の道に進んでいるとはいう樹医ではないし。

しかし、祖母のためになりたい。

草の道を選ばせてもろうたがじゃ。
救えんでどうするがじゃ?

綾の方も、より現実的に動こうとしていた。

土佐中の酒屋に声をかけて、どこも横流しの酒を出せんよう互いに目ぇ光らせるがじゃ。


それから酒屋以外の者が勝手に密造酒を出せんよう世間に訴える。


せめて闇の酒をなくしたら、まっとうに商いしゆう酒がちゃんと売れるき。

そのお願いを一軒一軒回るための着物を注文する綾さま。

朝ドラ【らんまん】感想 第61回・62回 (第13週 月・火曜日)


ほかに分からんき……私にできること。

寄り添ってくれるのは竹雄。

処世術に長けた竹雄は、綾さまの良いパートナーになりそう。

女だから

しかし、一軒一軒に頭を下げても、組合の話はうまく行かない。

元々、お役人に目を付けられるような「何か」をやっている蔵があるということだし。

お殿様のご献上品として、藩主と上手くやって来た峰屋に対するやっかみもある。

峰屋さんは先祖代々深尾の殿様に引き立てられ、さんざんっぱら肥えてきたがですろう?


それを今、野良に放り出されたき仲よう組合じゃ言うて。


フッ、虫のえい話じゃのう!

やっかみだけならともかく。

蔵は男の仕事場じゃき。
おなごが関わったら蔵の神が怒り、腐造を出す!
峰屋がおなごを蔵元にしちゅうがは峰屋の勝手じゃけんど、わしらまで巻き込まんといてくれ!

まぁ、いるねぇ。

こんな輩も。

「女だから」と言われ続けて気が弱くなったか。

めおとになろうか?

などと竹雄に言ってみる綾さまである。それは失礼。

嫌じゃき。
そりゃあ、真から欲しい言葉じゃ。
欲しゅうて欲しゅうてたまらんけんど……今の綾様からは欲しゅうない。

もちろん、綾さまとてそんなことは分かっている。

しかし、今は捨て鉢にならざるを得ない気持ち。

滅ぶがやったら滅んだらえい。
まっすぐに造りたい酒を貫く。
それだけでえいがじゃ。



はっきり言うちょく。
あなたは呪いじゃない。

祝いじゃ。


酒蔵におるがが女神じゃゆうがやったら、あなたこそ峰屋の祝いの女神じゃき。


あなたが心からうちの峰乃月は変わらずうまいうまい言うて笑うちょったら、それが最上のことほぎじゃ。


そんなが……ただの飲んだくれじゃ。


そうじゃあ。飲んだくれの女神じゃ。
わしはそういう女神様に……欲しがられたいがじゃ。

綾さまは少し笑いながら言うのだった。

竹雄…。面倒くさいき。

邪魔

一方、桜の病を調べることで躍起になって、時間が経つのも忘れ、食事も忘れてしまう定番の万太郎。

食事に来なかったことを注意するお寿恵さんに万太郎は酷いことを言ってしまう。

食べてからにすればいいでしょ?顕微鏡は逃げません!

頭の中が止まるじゃろう!


いいじゃないですか!終わったあとに考えれば!


そんな簡単なことじゃ…。えいですか?わしは植物の名を明かすことはできても病のことは何ちゃあ分からん!


目に見えんもんのことが何も分からん!
肝心な時に使い物にならん!役立たずじゃき!


すまんが、ホンマに焦っちゅうがじゃ!
構わんとってくれんか!


でも……今日は私も作ったんです…。
万太郎さんのお好きな……。

寿恵子さん!
頼む!今は邪魔じゃき!

これから人生を共にしようという人から、都合の悪い時は「邪魔」と言われてしまい、飛び出していくお寿恵さん。

さすがに自分が言った事の酷さに気づく万太郎である。

でもまぁ、暗闇の中を山に飛び出して行って、喧嘩が元サヤに納まる……ようなベタがなくて良かった。

飛び出して行ったら、現実的に身近な人たちに訴えて何とか解決させようとするお寿恵さん。

やっはりこの人、好きだわ。

「万太郎に関する三者会談」を聞いてしまう万太郎(笑)

でも、ご研究は毎日のことでしょう?研究が忙しいってごはんを食べなかったら体に障ります。


それ。わしもそれで何べんももめてきましたき。食事だけはとれと。万太郎はそういうところがいかん。


何べんも同じことしゆうがは全然学んじゃあせんゆうことじゃねえ。


あと寝ること。万太郎は寝ることも削りますきね。


うわっ!いかんねえ~!


朝ドラ【らんまん】感想 第61回・62回 (第13週 月・火曜日)

自分は母といつも2人でご飯を食べてきて、これからは万太郎とそうなるはずだったのにと泣きそうな寿恵子さんを見て、土下座の体の万太郎。

ホンマ…ホンマに申し訳ない!
わしが……わしが幸せにするき!
わしは、その……いろいろふがいのうて、ホンマに、ホンマに申し訳ない!


振り返ってくれないのはあんまりです。
草花の道、私も一緒に行くって言いました。
もう二度と「邪魔」なんて言わないで!
2人で一緒にやっていくんでしょ?

本当にねぇ……。

結婚前にこういう事はきちんと伝えておくべきである。

お寿恵さんは良いパートナーになるね。

このドラマのレビューを投稿してください

みるはちコメント欄

PVアクセスランキング にほんブログ村  にほんブログ村 テレビブログへ
にほんブログ村

らんまん キャストとスタッフ

キャスト

槙野万太郎 – 神木隆之介(子役期:森優理斗、9歳 – 12歳:小林優仁)

井上竹雄 – 志尊淳
槙野綾 – 佐久間由衣
幸吉 – 笠松将
たま – 中村里帆
楠野喜江 – 島崎和歌子
池田蘭光 – 寺脇康文
槙野ヒサ – 広末涼子
槙野タキ – 松坂慶子

槙野豊治 – 菅原大吉
槙野伸治 – 坂口涼太郎
槙野紀平 – 清水伸

広瀬佑一郎 – 中村蒼

西村寿恵子 – 浜辺美波
西村まつ – 牧瀬里穂
笠崎みえ – 宮澤エマ
阿部文太 – 池内万作
倉木隼人 – 大東駿介
倉木えい – 成海璃子
及川福治 – 池田鉄洋
江口りん – 安藤玉恵
宇佐見ゆう – 山谷花純

天狗(坂本龍馬) – ディーン・フジオカ
早川逸馬 – 宮野真守
中濱万次郎 – 宇崎竜童
高藤雅修 – 伊礼彼方

大畑義平 – 奥田瑛二
大畑イチ – 鶴田真由


野田基善 – 田辺誠一
里中芳生 – いとうせいこう
浜村義兵衛 – 三山ひろし


田邊彰久 – 要潤
徳永政市 – 田中哲司
波多野泰久 – 前原滉
藤丸次郎 – 前原瑞樹
大窪昭三郎 – 今野浩喜
細田晃助 – 渋谷謙人
野宮朔太郎 – 亀田佳明
脇田伝助 – 小野まじめ

語り – 宮崎あおい

らんまん スタッフ


◆制作統括 : 松川博敬
◆プロデューサー : 板垣麻衣子、浅沼利信、藤原敬久
◆演出 : 渡邊良雄、津田温子、深川貴志

◆脚本 : 長田育恵

◆音楽 : 阿部海太郎
◆主題歌 : あいみょん「愛の花」


『らんまん』各回リンク

1 2 3 4 5
6 7 8 9 10
11 12 13 14 15
16 17 18 19 20
21 22 23 24 25
26 27 28 29 30
31 32 33 34 35
36 37 38 39 40
41 42 43 44 45
46 47 48 49 50
51 52 53 54 55
56 57 58 59 60
61・62 63


タイトルとURLをコピーしました