NHK朝ドラ【あまちゃん】 最終回を終えて 総括感想という名のクドカンファンのたわ言

連続テレビ小説「あまちゃん」第157話←だったらいいのにね。

     あまちゃんop

本ブログでは最後の「あまちゃん」感想記事である。…たぶん。

もし、スピンオフなどが放送されたらこの先に追加される可能性はある…
けれども、「ない」気がするんだよなぁ。

脚本家さんはインタビューで「やりきった」と言っているし、何せ忙しい人である。
これの放送中に映画1本監督し、映画2本と舞台1本の脚本を書いている。
テレビへの出演もしているし、たぶん、頭はもう他の事に飛んでいるんだろうな。

以下の文章はただの気持ち悪いクドカンファンのつぶやきなので、あまり真剣に
読まないで下さい。

…って、もう終わったドラマだから、誰も読まないかもしれないし。
だから書きたい事をひっそりと気持ち悪く書けるのである。

恐らく、宮藤官九郎さんのファンを以前から自称している人たちは、誰もがみんな

「クドカン朝ドラやるってよ

と、聞いた時、

「じぇじぇじぇ~~( ‘ jjj ’ )/」

と言ったに違いない……。

(というのは嘘だけど。決まった時にはまだ「じぇ(‘j’)/」も知らなかったし)

しかし、多くの人がええええーーー!と言っただろうと想像できる。

なんせ、クドカンドラマといったら、「痛いキャラ」「エロ」「小ネタ」…
そんな感じ…。

天下のNHKではやっちゃいけない事ばかりである。

後は基本的に「ヤローの世界」だという事もある。

可愛いヒロインがお節介…あ、失礼、頑張って周りに協力し、町を盛り上げていく…
そんなストーリーなんて全く想像できなかった。

だから、私はこの話が出てきた時、主人公はもう阿部サダヲ岡田准一でいいじゃん、
と思ったのである。

過去にも男性主人公の朝ドラは5本ほどあったらしいし(どれも見た記憶がない)、
ヤローの世界じゃないクドカンドラマなどあまり期待したくないと思っていた。

しかし、実際にキャストが発表されてみると、主人公は能年玲奈

クドカンに女主人公の朝ドラなんて書けるのか

一応、その前に1本、普通に面白い昼ドラを作っている歴史があるので…
それを希望の綱にして待とう…とか、ファンとして、嬉しいと同時に不安でいっぱいだった。

大体、宮藤官九郎作品の中で名作だと思っている物のほとんどがTBSの磯山Pと組んだ
ものである事に私は一番不安を感じていた。

この組み合わせはよほど相性が良いのだろうと思われる。

私が初めて脚本家・宮藤官九郎を意識した「池袋ウエストゲートパーク」そして
「木更津キャッツアイ」「タイガー&ドラゴン」「流星の絆」「うぬぼれ刑事」

他のチャンネルでもクドカンさんはもちろん、いいドラマを作っている。
けれども、やはり、この組み合わせ以外のドラマは「なぁぁんか違う」のである。

「あまちゃん」が始まった時、その不安は一気に解消した。

クドカン色を損なわないように演出は為され、また、クドカンさんも朝ドラを
意識した本をちゃんと書かれていた。(当たり前だ。プロだから)

「サラリーマンNEO」の吉田照幸氏が演出陣の1人だった事にはホッとしていたのだが、
他の方々もシャレの解る方々だったのである。

ファンとして、こんなに嬉しいことはない。

クドカンドラマの特徴として、キャラクターが生きている、という事がある。

どのキャラクターも個性があり、どのキャラクターも暑苦しく、どのキャラクターも
馬鹿みたいで、そして愛おしい。

当方は女であるから、残念ながら「アキちゃん、きゃー」とも「ユイちゃん萌え
とも思えない。

ハッキリ言って、私はこの主人公が別に好きではない。

どんな場面でも天然発言を繰り返し、失敗してもニヤニヤし…いや、失敗にすら気づかない。
何度もイライラさせられ、一回誰かガツンと怒ってやれと、何度も思った。

それでも、見続けていられるのは他のキャラが楽しかったり、他のキャラに癒されたり、
楽しいことが必ずあるから。

その「他のキャラ」にも違うシーンではイライラさせられたりするんだけどね。

そうやって、何か1つ納得できない事があっても10の楽しい事に引っ張られて魅了されて
最終回まできたのである。

クドカンドラマのもう一つの特徴として「闇」がある事。

基本はコメディのはずなのに、ドーーンと突き落される要素が必ずあり、気付けば
泣いている…。

ドラマが終わった後に心に残っているのはいつもこの「闇」の部分だ。

楽しいシーンと落ち込むシーンの落差が激しいほど、ドラマは心に残る。

「あまちゃん」では、それは東北大震災になるだろう。

他のドラマでは「闇」は不意打ちにやってくるのだが、このドラマの場合は起きることが
解っているのでネットでは始った当初からたくさんのネガティブな予想が飛んだ。

私はね…それを見ながら、ずっと、おいおい…と思っていたよ…。

だって、楽しい部分をうんと楽しまなければ、深い闇の部分で充分落ち込めないから。

そういう「何が先に起こるのかすでに解っちゃってる事」にも不安を感じていたのだけど…。

まぁ結果的にその心配も杞憂に終わった。

第133話は、私が想像していたのよりも遥かに深い「闇」だった。

この回の全てのシーンが見ている人たちの頭に焼きついただろうな…と思うほどに。

だから、その後の復興編は素直に応援できるものになるのだ。

そして、最終回レビューにも書いたけれども、クドカンドラマはいつも心に故郷を作る。

実際には「北三陸」は架空の町なのだ。
そして「北三陸鉄道」も架空の路線だ。

三陸鉄道北リアス線は確かにモデルになっているが、それその物ではないのである。
だから、走っている場所も違う。

ついでに書いておくと「北三陸」が架空なのだから、このドラマにおける「東京」も
もちろん架空の都市である。
(岩手まで行くための手段が変だという話を散々聞いたけれども、そういう事なので)

それでも、私たちはこのドラマの中に本物の三陸やアメ横を見るのだ。

そして、終わってみればそれらの地域が懐かしくて仕方ない。

今でも「そこにいけばヤツがいる…」気がするから。

きっと、これからテレビでそれらの地域を見たりするたびに、私たちは懐かしさで
いっぱいになると思う。

ドラマの内容は詳しく思い出せなくても、その気持ちだけはずっと残る。

今までも他のドラマで味わってきたその気持ち。

だから、今は「北三陸」という新しい「地元」が一つ増えた気がしている。

また、クドカンドラマでは「死」が深くキャラクターの心に根付いている事が多い。

「あまちゃん」では、誰も死にもせず傷つきもしなかった。

けれども、傷ついた物がある。

それが「北三陸」なのだ。

私たちは最終的にはどのキャラを心配するとかどのキャラを応援するとかではなく、
「北三陸」を心配し「北三陸」を応援し、「北三陸」を愛している事を知る。

最終回で、北鉄を追って走る人たちに涙が出るのは、このドラマの主人公が
「北三陸」であることを表しているのだ…と、私は思ったんだ。

「東京」に長々とアキが行っている間、私たちは「北三陸」を懐かしく思う。
そして、やっと会えた「北三陸」は傷ついていた。
その姿に私たちは涙する。

そして、復興していく「北三陸」をもっと見たい……ところで物語は終わるのであった。

なんという、巧妙な仕掛け…。

結局、終わってみればクドカンマジックにまたやられたな…。
…と、思う。

実は、TBSで「タイガー&ドラゴン」の再放送が始まり、先週の金曜に初回を見た。

久々すぎてストーリーは思い出すのがやっとだったけれども、見て思った。

「あまちゃん」は、ちょっと違うかな、と思っていたけれども、やっぱり
クドカンドラマだったわ。

キャラクターは、みんなちょっと暑苦しいし、基本お馬鹿だし、ダメだし、でも愛おしい。

人間なんて、みんな痛々しいほどダメなんだよ。
でも、みんなそれでも生きている。

かなりダメな私には、クドカンドラマは胸に響きすぎるんだ。

今は、あまロス状態が酷いけれども、当分は「タイガー&ドラゴン」で埋めるんだ…。

「北三陸」の損失は私にとっては今は1つ恋が終わったくらいに寂しい。
けれども、これは種市先輩が大好きな「遠恋」なんだ。

だって、アキが最後にそう言ってくれた。

明日も明後日も…。

なんだもの。

ご清聴……うんご清読、ありがとうございました。
(こんなラスレビューですいません)

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※キャスト

天野アキ … 能年玲奈

天野夏 … 宮本信子(若き日:徳永えり)
天野忠兵衛 … 蟹江敬三
黒川正宗 … 尾美としのり(若き日:森岡龍)

天野春子(語り) … 小泉今日子(若き日:有村架純)

足立ユイ … 橋本愛
足立功 … 平泉成
足立洋 … 小池徹平
足立よしえ … 八木亜希子
種市浩一 … 福士蒼汰

今野弥生 … 渡辺えり
今野あつし … 菅原大吉
長内かつ枝 … 木野花
長内六郎 … でんでん
熊谷美寿々 … 美保純
安部小百合 … 片桐はいり
大向大吉 … 杉本哲太(若き日:東出昌大)
吉田正義 … 荒川良々
菅原 保 … 吹越満(若き日:落合モトキ)
栗原しおり … 安藤玉恵
小田 勉 … 塩見三省
磯野心平 … 皆川猿時
花巻珠子 … 伊勢志摩
カマール … アベディン

ヒビ木一郎 … 村杉蝉之介
岩手こっちゃこいテレビD・池田 … 野間口徹

水口琢磨 … 松田龍平
荒巻太一 … 古田新太
河島耕作 … マギー

【GМT47】
入間しおり … 松岡茉優(GMT埼玉)
遠藤真奈 … 大野いと(GMT福岡→佐賀)
宮下アユミ … 山下リオ(GMT徳島)
喜屋武エレン … 蔵下穂波(GMT沖縄)
小野寺薫子 … 優希美青(GMT宮城)
ベロニカ … 斎藤アリーナ(ブラジル)

【アメ横女学園芸能コース】
有馬めぐ … 足立梨花
高幡アリサ … 吉田里琴
成田りな … 水瀬いのり

鈴鹿ひろ美 … 薬師丸ひろ子

甲斐さん(純喫茶アイドル店長) … 松尾スズキ
梅頭(無頼鮨大将) … ピエール瀧
伊東(無頼鮨店員) … 日向丈
小野寺さとみ … 石田ひかり

※スタッフ

脚本 … 宮藤官九郎
演出 … 井上 剛、吉田照幸、梶原登城、他
制作統括 … 訓覇 圭、菓子 浩
音楽 … 大友良英
アニメーション … 鉄拳

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157(続編ではないです。総括)