ジョー……
ホットドックはもう食べないと言っていた気がすっぞ……。
るい(深津絵里)は関西一のトランぺッターを選ぶコンテストに向けて、錠一郎(オダギリジョー)の着る衣装を選んであげました。準備万端と思っていたところ、偶然ラジオで「勝者はトミー北沢(早乙女太一)に違いない」という予想を聞き、錠一郎は自信を無くしてしまいます。そこで映画館主の西山(笑福亭笑瓶)の勧めで気分転換に映画を見に行くことになったるいと錠一郎でしたが、その映画がとんでもない内容で……
(『カムカムエヴリバディ』上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」第12週「1963−1964」第53話
感想
「あの荒唐無稽な映画の何が錠一郎にそう言わせたのか、るいにはさっぱり分かりませんでした。」
暗闇の中でしか見えぬもの……。
るいには理解できなかったんだ。
るいの雉真家時代にも、光はきっとあったよね。
黍之丞
ラジオでトミーが勝つだろうという音楽評論を聞いてしまったジョーは気落ちする。
「闇夜に浮かぶお月様のような彼の音が私は好きでねえ」「しかしどちらの実力が上かと言えばトミー北沢やと思います。光り輝く太陽の前では闇夜の月などは全く勝ち目はないですね。ズバリ、優勝は光り輝くトミー北沢でしょう」
おっちゃん、余計なこと言うなぁ……評価はコンテストが終わってからすればいいのよ。
映画の割引券を貰って気晴らしにるいと2人で見に行く。
ずっとずっとホットドックを食べ続けるジョー。
どんだけデカいホットドックやねん。
いや、何本食べてんねん。
映画よりも、上映開始から最後まで続くホットドックに目が釘付け(爆)
映画は、桃山剣之介の『棗 黍之丞』シリーズ。『妖術七変化 隠れ里の決闘』。
桃山剣之介の進退が危ぶまれるほどの駄作らしい。
荒唐無稽で、別の意味で面白そうだったけれど。
暗闇の中でしか見えぬもの
るい的にはキョトンだったこの映画、ジョーには響くところがあったらしい。
暗闇でしか 見えぬものがある。
暗闇でしか 聴こえぬ歌がある。
戦後の暗闇の中で、ジョーを救ってくれた音楽。ジャズ。
回想の中に、マスターが居たよね……。
あの嵐の日、帰ってきた健一さんは、やはりこの世の人ではなかったのかも知れない、と思った。
戦後、ジョーは何度もマスターに救われていて、マスターの心を支えたのもまたジョーだったのかも。息子のように。
そしてまたケチャップを……
コンテスト当日。
おじさんとおばさんが留守の間に、衣装のシャツにケチャップを付けたジョーがやって来るのだった……。
もう!
何でステージ衣装着たままホットドッグなんか食べたんですか!
その前に、あんたもうホットドック食べないって言ったじゃん……。
明日はコンテスト!(らしい)
※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。
↑…テンプレだす…。
キャストとスタッフ
キャスト
橘安子 – 上白石萌音
雉真るい – 深津絵里
ひなた – 川栄李奈
橘金太 – 甲本雅裕
橘小しず – 西田尚美
橘算太 – 濱田岳
橘杵太 – 鷲尾真知子
雉真千吉 – 段田安則
雉真美都里 – YOU
雉真稔 – 松村北斗
雉真勇 – 村上虹郎
村野タミ – 西川かの子
雪衣 – 岡田結実
水田きぬ – 小野花梨
水田卯平 – 浅越ゴエ
水田花子 – 小牧芽美
水田力 – 小林よしひさ
赤螺吉兵衛 – 堀部圭亮
赤螺清子 – 宮嶋麻衣
赤螺吉右衛門 – 中川聖一朗
柳沢定一 – 世良公則
柳沢健一 – 前野朋哉
平川唯一 – さだまさし
ロバート・ローズウッド – 村雨辰剛
小川澄子 – 紺野まひる
こわもての田中 – 徳井優
小椋くま – 若井みどり
村野タミ – 西川かの子
神田猛 – 武井壮
大月錠一郎 – オダギリジョー
女子大生 – 市川実日子
トミー – 早乙女太一
竹村平助 – 村田雄浩
竹村和子 – 濱田マリ
片桐春彦 – 風間俊介
笹川奈々 – 佐々木希
木暮洋輔 – 近藤芳正
西山太 – 笑福亭笑瓶
磯村吟 – 浜村淳
エンタツ – 中川剛
アチャコ – 中川礼二
桃山剣之介 – 尾上菊之助
語り – 城田優
スタッフ
◆制作統括 : 堀之内礼二郎、櫻井賢
◆プロデューサー : 葛西勇也、橋本果奈、
齋藤明日香
◆演出 : 安達もじり、橋爪紳一朗、
松岡一史
◆脚本 : 藤本有紀
◆音楽 : 金子隆博
◆主題歌 : AI「アルデバラン」
『カムカムエヴリバディ』各回リンク