芝居的、雨降って地固まる。
人から言われて気づくところがプロとしてどうなのかという話だけれど……。
たぶん、それを分かっていながら指摘できないところは、一平も座長としてどうなのか。
出て行った高峰ルリ子(明日海りお)を舞台の出番までに戻るよう説得に来た千代(杉咲花)と一平(成田凌)は、ルリ子の過去を知り、気持ちをぶつけ合うことで和解する。他の小山田や香里とも、アドリブで笑いを仕掛る千之助(星田英利)に動揺せず、自分の芝居に集中しようと団結していく。その矢先、千之助に喧嘩を売られた千代は、千之助よりも「手違い話」で笑いを取ると宣言。座長の地位を賭けた大勝負の幕が上がった…
(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
連続テレビ小説「おちょやん」第10週「役者辞めたらあかん!」第49話
感想
「もう自分勝手な芝居はせえへんと…」と、千代は言うけれど、そもそも千代って台本替えて何とかするみたいなやり方でここまで来たような気がするで……。
どこから出て来るか投票?
もし、うちらの方が千之助さんよりお客さん喜ばしたら、うちらのこと認めて、もう自分勝手な芝居はせえへんて約束しとくなはれ。
同じ舞台をやっているのに舞台上で戦ってどうするの。
とは昨日も思ったけれど、今日はますますそう思う。
一つの話をやっているのに「誰が一番笑いを取ったか」って判断するのって難しいよな。
作品って、それひとまとめで笑いを取るもんじゃん。
一体どうやって……
と思ったら……
昨日は庭から出て来た千之助が今日はどこから出て来るのか先に当てる選手権みたいになっているのだった。
えっ。
笑いを取るってそういうこと??(笑)
寄合
「寄合に行ってくるから」
と意味深に出て行くのは岡安の旦那だけではなく、福富の旦那も同じだった。
私ゃまた千代の芝居でも観に出かけているのかと思っていたら、旦那同士で寄合。
この下りは、どこに繋がっていくのだろう。
ただの岡安と福富の仲直り話じゃないよね…。
やっぱり、福助と みつえの結婚話かしら。
山村千鳥再登場
千鳥さんは鶴亀家庭劇の芝居を観に来てくれていたらしい。
その千鳥さんに、どうすれば笑いを取れるのか聞く千代たち。
いや、千鳥さんって別に喜劇役者じゃなかった気がするけれど…。
しかし、基本の「き」は教えてくれた。
そんなに千之助に勝ちたいの!?
はい!
だから駄目なのよ。
見る相手が違う!
演じるということは役を愛した時間そのもの!基本中の基本。
そんなことも分からないなら、あなたたち、全員、役者、失格!
だよね……。
だから、言ってるじゃん……
同じ劇をやっている者の間で「誰が一番」なんて競争していてどうするの。
それなりのキャリアがある人たちを集めて作っていると思うのだけど、みんな素人の集まりのようじゃ。
役を愛す
うちはあほや。
千之助に勝つことばっかしで、一番肝心なこと何も考えてへんかった。
千鳥さんに言われても分からなかったけれど、夜の道頓堀。子どもの頃水を浴びたあの街頭水がめの水に浸って気づく。
うちがほんまに向き合わなあかんのは、千之助さんやのうておきんやった!
イロハの「イ」や。そこに時間かけてへんから千之助さんのいきなりの芝居に戸惑うてしもてたんや。
千之助自身も、それに気づかせるためにやってるんだよね、この競争。
自分本位の芝居ばかりしていた人たちも、これでやっと変わってくれるのかね。
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【おちょやん】
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※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。
↑…テンプレだす…。
キャスト
竹井千代 – 杉咲花(子役期:毎田暖乃)
竹井テルヲ – トータス松本
竹井栗子 – 宮澤エマ
竹井ヨシヲ – 荒田陽向
岡田シズ – 篠原涼子
岡田宗助 – 名倉潤
岡田みつえ – 東野絢香(子役期:岸田結光)
岡田ハナ – 宮田圭子
富川菊 – いしのようこ
富川福松 – 岡嶋秀昭
富川福助 – 井上拓哉(子役期:松本和真)
かめ – 楠見薫
富士子 – 土居志央梨
節子 – 仁村紗和
玉 – 古谷ちさ
椿 – 丹下真寿美
ぼたん – 沢暉蓮
あやめ – 藤本くるみ
天海一平 – 成田凌(子役期:中須翔真)
初代 天海天海 – 茂山宗彦
須賀廼家千之助 – 星田英利
須賀廼家万太郎 – 板尾創路
熊田 – 西川忠志
大山鶴蔵 – 中村鴈治郎
高城百合子 – 井川遥
山村千鳥 – 若村麻由美
高峰ルリ子 – 明日海りお
小山田正憲 – 曽我廼家寛太郎
須賀廼家天晴 – 渋谷天笑
須賀廼家徳利 – 大塚宣幸
漆原要二郎 – 大川良太郎
石田香里 – 松本妃代
須賀廼家百久利 – 坂口涼太郎
宮元潔 – 西村和彦
宇野真理 – 吉川愛
若崎洋子 – 阿部純子
薮内清子 – 映美くらら
小暮真治 – 若葉竜也
片金平八 – 六角精児
守屋 – 渋谷天外
語り(黒衣)… 桂吉弥
スタッフ
◆制作統括 : 櫻井壮一、熊野律時
◆プロデューサー : 村山峻平
◆演出 : 梛川善郎、盆子原誠
◆脚本 : 八津弘幸
◆音楽 : サキタハヂメ
◆主題歌 : 秦基博「泣き笑いのエピソード」